転生して竜の親になりました~でも、スライムなんですけど?!~

桜月雪兎

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竜親、町興し編

二十七話、住処探し⑦

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 一緒に歩いているだけでもやはりお互い気になるようでよく見ている。まぁ、それでいいんだけどね。それでもだいぶ暗くなってきたなぁ。見える空は茜色、うん、このままいくと危ないなぁ。暗い道はあるかないのが鉄則だよ。
 ドラグーン、この近くに休めるような場所ないかなぁ?
≪そうじゃのぅ、この先に開けた場所がある、そこに横穴もあるようじゃからそこで休むのが良いぞ≫
 分かった。
 私はドラグーンに導かれるままにソーガに向かってもらった。
 確かにそこは雨風をしのげる横穴もある。私たち全員が入って大丈夫なだけの広さがあるかが問題だけど。
『ここで野宿しましょ』
「ここでか?」
『これ以上先に休めそうな場所が見当たらないの。それに無理に暗闇を歩くと何が起きるか分からなしね』
 これは魔力感知を最大限に広げて分かった情報、地形的にこの先数十㎞は木々が生い茂るばかりで休めそうな場所は道中にない。ここで休むのが妥当なのよね。
 ドワーフたちもこれ以上の進軍は難しいと判断したようですぐに受け入れた。
 横穴を見ると、ゴブリンやドワーフに私は余裕で入れる。ただ、狼たちが入るには少々手狭なのだ。
『狼たちまでは入れそうにないわね』
「大丈夫だ。上が前に出っ張っているから雨はしのげる。それにいざとなった時に動けるのは俺たち妖狼族だ」
『任せてもいい?』
「むしろ、任せて欲しい」
『じゃあ、お願いね』
「ああ」
 ソーガたちの進言により狼たちは横穴の前に寝そべり、休みながらも見張り役を買って出てくれた。
 これから先、みんなが落ち着いて生活できるようにしないとね。
 新しい場所ではみんなが普通に家で暮らせたらいいなぁ。
 さて、休む場所は確保したとなったら必要なのは食事だよね。見た感じ食べれそうな木の実は近くにあるけど、それだけじゃあだめだよね。
 ここは悪いけど、機動力のある狼たちに頑張ってもらおう。
『悪いんだけど、ソーガたちはある物の調達をお願い、木の実とかはこのあたりにあるけど』
「肉ですね!」
『……そうね』
『了解しました!』
 嬉しそうに駆けていく狼が数匹。うん、可愛いわ。あんなに尻尾を振って。
 それを見て呆れているのが数匹。うん、冷静だね。
「水だろ、どう考えても」
「まだまだ、幼いから……ってことで許してくれませんか?」
『え?幼いの?』
「あれでまだ生まれて一年たってません」
『うん、元気だね……水は最悪、私が持っているからいいんだけど、火をつけておくための枯枝をお願い』
「分かりました」
 狼たちは先に行った数匹を追いかけに向かった。私はそれを見送った。一緒には行かないよ、ゴブリンやドワーフたちが気になるからね。
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