8 / 64
第一章
7
しおりを挟む
望みねぇ~。
やっぱり魔法は使いたいような。
誰でも魔法は使えるのかな?
使えるならいいけど、使えないなら魔法を使えるようにして欲しい。
あと、俺の記憶は残しておいて欲しい。
いや、それで無双しようとかじゃなくて、彼のことや今の会話などのことを覚えておきたい。
行った先で忘れてしまっては意味がないから。
まぁ、たまには地球の知識を活用して生活を向上させるのだっていいと思う。
世界が発展するのも普通だと思う……早くなるだけだと、思う。
あ!あと、ペット欲しい!!
生前は家族がアレルギーだったり、一人暮らしを始めてからは賃貸料が高かったりで飼えなかったんだよな。
動物好きなので次こそは飼いたい!
とりあえずは魔法のことを聞いてみよう。
「魔法が発展したとの事なら誰でも使えるんですか?」
「ええ、使えますが魔力量にもよりますし、ピンキリですね」
「でしたら、魔力量は多めの方がいいです!」
「分かりました」
「あと、ペットを飼いたいです。前は家族や家の関係で飼えませんでしたから」
「ペットですか?従魔術と言うのがありますよ。魔物や魔獣等を使役できます。使役と言いましたが信頼関係の構築をしっかりとしなければちゃんと力を出せないので似ていると思いますよ」
「では、それで」
「はい。他には?」
「記憶は持っておきたいです」
「そうですね。特に問題はないでしょう。地球の知識を活用してくださってもかまいませんし」
おお!すんなり許可貰えた。
それに地球での知識を活用していいとも言われてしまった。
なら、遠慮はいらないな。
「他にございませんか?」
「特に思い付きませんのでお任せします」
「分かりました」
神様の一人がそう言うと俺の足元に幾何学模様の魔方陣らしきものが現れ、光っている。
どうやらこれで転生するようだ。
お別れかと思っていると声をかけられた。
「海斗さん」
「はい?」
「改めて、今回の事、申し訳ありませんでした」
「いや、あ、あの」
「彼の魂は必ず貴方の弟として転生させる」
「はい」
「貴方の望むように能力を授けるよ」
「はい」
「貴方と彼に私たちの祝福をつけるね!」
「ありがとうございます」
こうして、俺は転生した。
ランドール伯爵家の嫡男、カイト・ランドールとして。
ちなみに、彼の魂の浄化に時間がかかったようで十以上も離れてから俺の弟であるアルフェルトとして彼は産まれた。
ちなみに双子の女の子も産まれた。
こちらはアナスタシアという可愛い妹だ。
目に入れても痛くない可愛い弟妹の世話を俺は積極的にしていて、今生の両親や周りは苦笑しつつも微笑ましく俺たちを見守っている。
仕方ない、可愛いだもん、俺の弟妹。
しかし、両親はよく頑張ったとも俺は思っていた。
やっぱり魔法は使いたいような。
誰でも魔法は使えるのかな?
使えるならいいけど、使えないなら魔法を使えるようにして欲しい。
あと、俺の記憶は残しておいて欲しい。
いや、それで無双しようとかじゃなくて、彼のことや今の会話などのことを覚えておきたい。
行った先で忘れてしまっては意味がないから。
まぁ、たまには地球の知識を活用して生活を向上させるのだっていいと思う。
世界が発展するのも普通だと思う……早くなるだけだと、思う。
あ!あと、ペット欲しい!!
生前は家族がアレルギーだったり、一人暮らしを始めてからは賃貸料が高かったりで飼えなかったんだよな。
動物好きなので次こそは飼いたい!
とりあえずは魔法のことを聞いてみよう。
「魔法が発展したとの事なら誰でも使えるんですか?」
「ええ、使えますが魔力量にもよりますし、ピンキリですね」
「でしたら、魔力量は多めの方がいいです!」
「分かりました」
「あと、ペットを飼いたいです。前は家族や家の関係で飼えませんでしたから」
「ペットですか?従魔術と言うのがありますよ。魔物や魔獣等を使役できます。使役と言いましたが信頼関係の構築をしっかりとしなければちゃんと力を出せないので似ていると思いますよ」
「では、それで」
「はい。他には?」
「記憶は持っておきたいです」
「そうですね。特に問題はないでしょう。地球の知識を活用してくださってもかまいませんし」
おお!すんなり許可貰えた。
それに地球での知識を活用していいとも言われてしまった。
なら、遠慮はいらないな。
「他にございませんか?」
「特に思い付きませんのでお任せします」
「分かりました」
神様の一人がそう言うと俺の足元に幾何学模様の魔方陣らしきものが現れ、光っている。
どうやらこれで転生するようだ。
お別れかと思っていると声をかけられた。
「海斗さん」
「はい?」
「改めて、今回の事、申し訳ありませんでした」
「いや、あ、あの」
「彼の魂は必ず貴方の弟として転生させる」
「はい」
「貴方の望むように能力を授けるよ」
「はい」
「貴方と彼に私たちの祝福をつけるね!」
「ありがとうございます」
こうして、俺は転生した。
ランドール伯爵家の嫡男、カイト・ランドールとして。
ちなみに、彼の魂の浄化に時間がかかったようで十以上も離れてから俺の弟であるアルフェルトとして彼は産まれた。
ちなみに双子の女の子も産まれた。
こちらはアナスタシアという可愛い妹だ。
目に入れても痛くない可愛い弟妹の世話を俺は積極的にしていて、今生の両親や周りは苦笑しつつも微笑ましく俺たちを見守っている。
仕方ない、可愛いだもん、俺の弟妹。
しかし、両親はよく頑張ったとも俺は思っていた。
137
あなたにおすすめの小説
伯爵家の三男に転生しました。風属性と回復属性で成り上がります
竹桜
ファンタジー
武田健人は、消防士として、風力発電所の事故に駆けつけ、救助活動をしている途中に、上から瓦礫が降ってきて、それに踏み潰されてしまった。次に、目が覚めると真っ白な空間にいた。そして、神と名乗る男が出てきて、ほとんど説明がないまま異世界転生をしてしまう。
転生してから、ステータスを見てみると、風属性と回復属性だけ適性が10もあった。この世界では、5が最大と言われていた。俺の異世界転生は、どうなってしまうんだ。
1つだけ何でも望んで良いと言われたので、即答で答えました
竹桜
ファンタジー
誰にでもある憧れを抱いていた男は最後にただ見捨てられないというだけで人助けをした。
その結果、男は神らしき存在に何でも1つだけ望んでから異世界に転生することになったのだ。
男は即答で答え、異世界で竜騎兵となる。
自らの憧れを叶える為に。
悪役顔のモブに転生しました。特に影響が無いようなので好きに生きます
竹桜
ファンタジー
ある部屋の中で男が画面に向かいながら、ゲームをしていた。
そのゲームは主人公の勇者が魔王を倒し、ヒロインと結ばれるというものだ。
そして、ヒロインは4人いる。
ヒロイン達は聖女、剣士、武闘家、魔法使いだ。
エンドのルートしては六種類ある。
バットエンドを抜かすと、ハッピーエンドが五種類あり、ハッピーエンドの四種類、ヒロインの中の誰か1人と結ばれる。
残りのハッピーエンドはハーレムエンドである。
大好きなゲームの十回目のエンディングを迎えた主人公はお腹が空いたので、ご飯を食べようと思い、台所に行こうとして、足を滑らせ、頭を強く打ってしまった。
そして、主人公は不幸にも死んでしまった。
次に、主人公が目覚めると大好きなゲームの中に転生していた。
だが、主人公はゲームの中で名前しか出てこない悪役顔のモブに転生してしまった。
主人公は大好きなゲームの中に転生したことを心の底から喜んだ。
そして、折角転生したから、この世界を好きに生きようと考えた。
異世界で至った男は帰還したがファンタジーに巻き込まれていく
竹桜
ファンタジー
神社のお参り帰りに異世界召喚に巻き込まれた主人公。
巻き込まれただけなのに、狂った姿を見たい為に何も無い真っ白な空間で閉じ込められる。
千年間も。
それなのに主人公は鍛錬をする。
1つのことだけを。
やがて、真っ白な空間から異世界に戻るが、その時に至っていたのだ。
これは異世界で至った男が帰還した現実世界でファンタジーに巻き込まれていく物語だ。
そして、主人公は至った力を存分に振るう。
無能と言われた召喚士は実家から追放されたが、別の属性があるのでどうでもいいです
竹桜
ファンタジー
無能と呼ばれた召喚士は王立学園を卒業と同時に実家を追放され、絶縁された。
だが、その無能と呼ばれた召喚士は別の力を持っていたのだ。
その力を使用し、無能と呼ばれた召喚士は歌姫と魔物研究者を守っていく。
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる