家族と婚約者に冷遇された令嬢は……でした

桜月雪兎

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エリアンティーヌ・アバント
(エリアンティーヌ・フォン・ドラゴニス)
17歳、アバント伯爵家の次女だが、ドラゴニス王国の現国王を祖父にもつドラゴニス王国の王女。ドラゴニス王家の継承権を持っている。ドラゴニス王家特有の白銀の髪に深緑のようなエメラルドグリーンの瞳をしている。王命(国同士の密約)で第一王子のバラモースと婚約していたが興味もなく、迷惑に思っている。アバント伯爵家に対して弟であるフォルクスと祖父以外は何の感情もない。実母であるマリリンについてきた侍女や従者がそのままエリアンティーヌについており、彼らからは大切にされている。竜神族。

マリリン・アバント
(マリリン・フォン・ドラゴニス)
享年26歳、アバント伯爵家に嫁いできたドラゴニス王国の第二王女だが、国同士の密約のため表向きは大商会の娘と称して嫁いだ。アバント伯爵第一夫人だが、あまりよい待遇ではなかった。しかし、先代アバント伯爵とは協力関係もあり、信頼関係も出来ていた。エリアンティーヌが6才の時に死別し、死因は過労と心労。エリアンティーヌを本当に愛していた。エリアンティーヌを心配しており、侍女や従者にいざとなったらエリアンティーヌを母国に連れて帰るように指示もしていた。エルフ族。

スティーブン・アバント
38歳、アバント伯爵当主。父ランドール・アバント先代伯爵より国同士の密約のためにマリリンを嫁に娶ったが、その事に納得できずちゃんと詳細を聞いていなかった。自身の好みであるナディアと内密に付き合っており、エリアンティーヌが生まれたと同時にナディアを第二夫人におき、その子供たちだけを愛している。自身の過ちに気付いていない。

ナディア・アバント
37歳、アバント伯爵家第二夫人。元はダーマル男爵家の三女。スティーブンに見初められ、子供も身籠ったがすでにスティーブンにはマリリンとの結婚話が成立していた。子供を身籠っていたので仕方なく、第二夫人となったが商会の娘でしかない(と思われている)マリリンより下なのが許せなくてマリリンとエリアンティーヌにひどい対応をしている。

サリフィア・アバント
19歳、アバント伯爵家の長女。両親に愛され、わりと甘やかされて育ったため自身の母ナディアが父スティーブンに大切にされているのに第二夫人なのが納得できない。第一夫人であるマリリンの子供のエリアンティーヌに暴言や暴力を行うこともあるがだいたいエリアンティーヌの従者たちに取り押さえられる。エリアンティーヌの婚約者のバラモースを奪い、ありもしないエリアンティーヌの罪をでっち上げ陥れようとする。

フォルクス・アバント
(のちに、フォルクス・ルイ・アーノルド)
10歳、アバント伯爵家の長男。両親に伯爵家を継ぐ者として厳しく育てられ、甘えを許されていない。エリアンティーヌの侍女や従者たちからエリアンティーヌの事情を聞いていて実母やサリフィアの行いが理解できない。実は家族の中で唯一優しくしてくれるエリアンティーヌの事が好きで、その優秀さに憧れており、ただ一人の家族だとも思っている。エリアンティーヌがたまに連れ出してくれてそこで会うアイザックやフレデリックのことを尊敬している。バラモースの事は嫌い。エリアンティーヌがアバント伯爵家を出る際に一緒に出てアーノルド公爵に気に入られ、引き取られる。

ランドール・アバント
65歳、アバント伯爵家の先代当主。デルタモーラス・サルベージル王国国王とは学生時代からの友人であるが、当主となるため王城の役職には就かなかった。デルタモーラスからの打診と友情もあるが自身の息子に婚約者が出来なくて困っていたこともあり、王命と密命を受け入れた。息子の言動に頭を悩ませ、尻拭いを手伝ってくれるマリリン第一夫人に感謝と申し訳ない思いがあった。エリアンティーヌとフォルクスの事を聞いていたが領地から出れなくて何も出来ずに心を痛めていた。友人であるデルタモーラスの頼みをちゃんと聞けないことにも悩んでいた。かなりの苦労人。妻とは死別しているが、いまだに妻一筋の愛妻家。子育てには失敗した認識が最近重くのし掛かっている。

バラモース・ディル・サルベージル
19歳、サルベージル王国の第一王子。自身が次期国王だと思い込んでいる。勉学や武術をちゃんと学んでいないため、エリアンティーヌの婚約者でなければ王位継承権は低い。エリアンティーヌの婚約者だが自国にない見た目と母親が他国の者であるのが気に入らない。エリアンティーヌとの婚約となった国同士の密約については王族全員に説明されたが不満があり、ちゃんと聞いていなかった。アバント伯爵家の血を入れるため(と思い込んでいる)なら自国の両親を持つサリフィアの方がいいと考えており、サリフィアの方が好みだったこともあり、婚約破棄をし、サリフィアと協力してエリアンティーヌを陥れようとする。

アイザック・ディル・サルベージル
17歳、サルベージル王国の第二王子。フレデリックとは双子でアイザックの方が兄。エリアンティーヌとは学園の同級生で仲がいい。エリアンティーヌがサルベージル王家に嫁ぐ意味をしっかりと把握している。文武両道でエリアンティーヌの事がなければ次期国王となれた。実はエリアンティーヌの事が好きだが、国内で争いを持ち込みたくないのとエリアンティーヌとの現在の関係を壊したくないのであえて沈黙している。懐いてくるフォルクスの事が気に入っている。

フレデリック・ディル・サルベージル
17歳、サルベージル王国の第三王子。アイザックとは双子でフレデリックの方が弟。エリアンティーヌとは学園の同級生で仲がいい。エリアンティーヌがサルベージル王家に嫁ぐ意味をしっかりと把握している。アイザックがエリアンティーヌを好きなのを知っているし、バラモースよりアイザックの方がエリアンティーヌには合っていると思っている。自分勝手でフレデリックやアイザックに劣るのに見下してくるバラモースのことを本気で嫌悪している。アイザックの想いもあるので渋々手を出さないでいる。

デルタモーラス・ディル・サルベージル
42歳、現サルベージル王国の国王。先代国王より水面下で執り行われていた密約をエリアンティーヌを介して大国ドラゴニス王国と正式に交わした。第一王子だからバラモースにエリアンティーヌをつけたが、それに後悔している。次を優秀なアイザックかフレデリックに任せたいと考えている。同時に権力を笠に着るだけで公務もちゃんとしないバラモースの扱いに困り果てていた苦労人。

アマリリス・ディル・サルベージル
37歳、現サルベージル王国の王妃。マリリンとは友人関係を作れていた。エリアンティーヌの事も娘同然に思っていた。エリアンティーヌの婚約者をアイザックかフレデリックに変更しようと一生懸命になっていた。実はアイザックのエリアンティーヌに対する思いも何となく把握しており、応援していた。

シルヴァール・フォン・ドラゴニス
65歳、現大陸国家ドラゴニス王国の国王。獣人族、獅子。多くの種族の血を入れているドラゴニス王家のため親子でも種族は違う事が多い。サルベージル王国が人族か大半のため、人に近い見た目のマリリンを嫁に出す事になった。マリリンを死なせ、エリアンティーヌを迫害してきたアバント伯爵と第二夫人を恨んでいる。

フィリアーナ・フォン・ドラゴニス
69歳、現大陸国家ドラゴニス王国の王妃。ドライアド族。密約のためとはいえ愛娘のマリリンを他国に嫁がせることは辛く、その死を受け入れるのに時間がかかった。初孫のエリアンティーヌを大切にしている。エリアンティーヌが連れてきたフォルクスも孫同然に可愛がる。

カティール・フォン・ドラゴニス
39歳、ドラゴニス王国の第一王女。妖精族、ケットシー。長命種族のため結婚とかを焦ってはおらず、のんびりと自身のやりたい研究をして過ごしている。妹のマリリンを大切にしていた。帰ってきたエリアンティーヌやエリアンティーヌが連れてきたフォルクスを可愛がっている。実は従弟であるレオナルド・ルイ・アーノルド侯爵のことを密かに好いている。

レオナルド・ルイ・アーノルド
37歳、アーノルド侯爵家当主。妖精族、クーシー。母親が現国王シルヴァールの姉であった。母親は人族で体が弱かったこともあり、レオナルドが成人する前に亡くなった。実はカティールのことが好きでカティール以外と結婚する気はない。マリリンとも仲も良く、マリリンの忘れ形見であるエリアンティーヌを大切に思っている。エリアンティーヌが連れてきたフォルクスの養父になる。幼いながら優秀なフォルクスを気に入っている。我が子として大切にしている。

クリスティーナ・ジャンカル
37歳、ジャンカル伯爵家三女。マリリンとは親友でマリリンの侍女となる。マリリン亡き後はエリアンティーヌの侍女となる。エリアンティーヌのことも親友の子としてだけではなく、我が子のように思っている。レオナルドとは学園時代からの親友。レオナルドの依頼でマリリンやエリアンティーヌの状況を逐一報告し、必要な物がある際は手配して貰うようにしていた。エリアンティーヌに懐いているフォルクスに密約以外の様々なことを話し、エリアンティーヌ側に引き入れた張本人。実はマリリンの結婚と同時に派遣された竜騎士団の副団長であるヴォルグレットと婚約者同士。

ヴォルグレット・マンサール
34歳、マンサール侯爵家嫡男。マンサール侯爵家の一人息子で優秀。ドラゴニスの誇る竜騎士団の第三部隊の副隊長を務めている。学園時代クリスティーナに一目惚れをして猛アタックの末に婚約者になる。クリスティーナがマリリンを心配して侍女となり、嫁ぎ先について行くことにしたので一緒に行けるように交渉して現在に至る。全てが落ち着いたらクリスティーナと婚姻する予定。クリスティーナとエリアンティーヌの希望でフォルクスの後ろ楯になる。






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