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第二章
3、ルドワードの悩み③
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カルディナはなるべく分かりやすく、アリシアに赤ちゃんができるまでのことを話した。アリシアは真剣に聞いているのだが時折顔を真っ赤にして俯いてしまうこともあった。
確かにこの手の話は恥ずかしいものだ。だが、これを超えた先に愛する相手との子供が生まれるのだ。
カルディナもエンデリックとそういうことをしたことはある。
しかし、エンデリックがルドワードたちに闘争心というか、嫉妬をしており、子供という考えにならなかったのだ。そのため二人はいまだに子供はいない。それでもこれからは子供を産むつもりである。
そういう意味からもカルディナは話しやすかった。
すぐに赤くなってしまうアリシアのことが微笑ましかった。
だが、今回はリリアも未体験の話ではあったためその表情に変化があった。カルディナにしてみれば二人とも可愛いのだ。
「……私から教えれるのは以上です」
「は、はい」
「なかなか、すごい話でした」
「そうですね」
二人は互いにうなずき合っている。確かに、初心な子にはなかなかこういう教育というのは過激に聞こえる。
カルディナは苦笑していた。
アリシアとリリアの赤みが落ち着いてからリリアは新しいお茶を入れに行き、アリシアとカルディナはそれを待っていた。
「カルディナさん」
「はい?」
「私は……ルド様を信じればいいのですか?」
「そうですね。竜王様にその身を任せる、信じるのが一番ですよ。私も初めてはそうでしたし」
「分かりました。今日にでも」
「ふふ、御子の誕生を心よりお待ちしています」
「はい」
その後はリリアが新しく持ってきたお茶を飲みながら別の話を始めた。
それはアリシアの知らないドラグーン大国の姿を図録をもとに教えている。
この大国に暮らす生き物たち・植物・今までン歴史など様々な話をした。
というのもアリシアは図書室から借りれるものを借り、それを見てドラグーン大国のことを勉強していた。
実際に暮らしている相手から教えてもらうことも重要である。カルディナは貴族として必要な知識を学んでいた。
すべてを話すことはできないが、それでもアリシアにとってそれはとても有意義で楽し良い時間だった。
***
夜になり、ルドワードがまたアリシアの部屋にやってきた。
現在、新婚生活中でルドワードの部屋をアリシアと一緒に使えるように改装中なのだ。いつまでも夫婦別の部屋とはいかない。それにリリアたちアリシア付きの事情たちがすぐにでも対応できるように、壁の厚さや部屋の構造までやっているのでなかなか時間がかかる。
実はルドワードがアリシア以外を娶らないとアリシアに誓った次の日にはディスタたち上位家臣に対して伝令しているため夫婦一緒の部屋にすることが急遽、決まったのだ。
それで今はルドワードとアリシアはアリシアの部屋で一緒に過ごし、リリアたちは改装が終わり次第部屋の移動を行うことになっているため準備をしている。
ルドワードが戻るとアリシアがすでにベッドの上で本を読んで待っていた。ルドワードが入ったことに気付いたアリシアは満面の笑みでルドワードを迎えた。
ルドワードもアリシアに近づき、抱きしめ、その頭をなぜた。
「ルド様、お帰りなさい」
「ああ、ただいま。シア」
「本日、カルディナ様が来られました」
「そうか、楽しかったか?」
「はい、いろんなことを知れました……本当に、いろんなことを」
アリシアはその頬を真っ赤に染めながらルドワードから視線をそらしつつ答えた。
ルドワードにはそれだけでカルディナがアリシアの教育をしっかりしてくれたことを理解した。知識だけでも知ってくれているとその後がやりやすくなる。
「そうか」
「はい」
アリシアがしばらく視線をさまよわせているのをルドワードは苦笑しながら見守っていた。
しばらくして意を決したアリシアはルドワードの胸に頭を付けて顔を隠しながら言った。
「カ、カルディナさんに、赤ちゃんのでき方を聞きました」
「ああ」
「私もルド様との子供が、欲しいです」
「シア」
「カルディナさんはルド様を信じるように言いました。なので……お願いします」
「ふふ、ああ。分かった、愛している、アリシア」
「私も、愛しています。ルド様」
アリシアがカルディナからの助言を言い、アリシアにとって最大の誘いをした。
ルドワードにもそれがわかったのでアリシアが怯えないようにゆっくりとアリシアをベッドに寝かせ、愛をささやき、その唇に口づけた。
それを合図に二人の夜は熱く、静かに、燃え上がっていった。
確かにこの手の話は恥ずかしいものだ。だが、これを超えた先に愛する相手との子供が生まれるのだ。
カルディナもエンデリックとそういうことをしたことはある。
しかし、エンデリックがルドワードたちに闘争心というか、嫉妬をしており、子供という考えにならなかったのだ。そのため二人はいまだに子供はいない。それでもこれからは子供を産むつもりである。
そういう意味からもカルディナは話しやすかった。
すぐに赤くなってしまうアリシアのことが微笑ましかった。
だが、今回はリリアも未体験の話ではあったためその表情に変化があった。カルディナにしてみれば二人とも可愛いのだ。
「……私から教えれるのは以上です」
「は、はい」
「なかなか、すごい話でした」
「そうですね」
二人は互いにうなずき合っている。確かに、初心な子にはなかなかこういう教育というのは過激に聞こえる。
カルディナは苦笑していた。
アリシアとリリアの赤みが落ち着いてからリリアは新しいお茶を入れに行き、アリシアとカルディナはそれを待っていた。
「カルディナさん」
「はい?」
「私は……ルド様を信じればいいのですか?」
「そうですね。竜王様にその身を任せる、信じるのが一番ですよ。私も初めてはそうでしたし」
「分かりました。今日にでも」
「ふふ、御子の誕生を心よりお待ちしています」
「はい」
その後はリリアが新しく持ってきたお茶を飲みながら別の話を始めた。
それはアリシアの知らないドラグーン大国の姿を図録をもとに教えている。
この大国に暮らす生き物たち・植物・今までン歴史など様々な話をした。
というのもアリシアは図書室から借りれるものを借り、それを見てドラグーン大国のことを勉強していた。
実際に暮らしている相手から教えてもらうことも重要である。カルディナは貴族として必要な知識を学んでいた。
すべてを話すことはできないが、それでもアリシアにとってそれはとても有意義で楽し良い時間だった。
***
夜になり、ルドワードがまたアリシアの部屋にやってきた。
現在、新婚生活中でルドワードの部屋をアリシアと一緒に使えるように改装中なのだ。いつまでも夫婦別の部屋とはいかない。それにリリアたちアリシア付きの事情たちがすぐにでも対応できるように、壁の厚さや部屋の構造までやっているのでなかなか時間がかかる。
実はルドワードがアリシア以外を娶らないとアリシアに誓った次の日にはディスタたち上位家臣に対して伝令しているため夫婦一緒の部屋にすることが急遽、決まったのだ。
それで今はルドワードとアリシアはアリシアの部屋で一緒に過ごし、リリアたちは改装が終わり次第部屋の移動を行うことになっているため準備をしている。
ルドワードが戻るとアリシアがすでにベッドの上で本を読んで待っていた。ルドワードが入ったことに気付いたアリシアは満面の笑みでルドワードを迎えた。
ルドワードもアリシアに近づき、抱きしめ、その頭をなぜた。
「ルド様、お帰りなさい」
「ああ、ただいま。シア」
「本日、カルディナ様が来られました」
「そうか、楽しかったか?」
「はい、いろんなことを知れました……本当に、いろんなことを」
アリシアはその頬を真っ赤に染めながらルドワードから視線をそらしつつ答えた。
ルドワードにはそれだけでカルディナがアリシアの教育をしっかりしてくれたことを理解した。知識だけでも知ってくれているとその後がやりやすくなる。
「そうか」
「はい」
アリシアがしばらく視線をさまよわせているのをルドワードは苦笑しながら見守っていた。
しばらくして意を決したアリシアはルドワードの胸に頭を付けて顔を隠しながら言った。
「カ、カルディナさんに、赤ちゃんのでき方を聞きました」
「ああ」
「私もルド様との子供が、欲しいです」
「シア」
「カルディナさんはルド様を信じるように言いました。なので……お願いします」
「ふふ、ああ。分かった、愛している、アリシア」
「私も、愛しています。ルド様」
アリシアがカルディナからの助言を言い、アリシアにとって最大の誘いをした。
ルドワードにもそれがわかったのでアリシアが怯えないようにゆっくりとアリシアをベッドに寝かせ、愛をささやき、その唇に口づけた。
それを合図に二人の夜は熱く、静かに、燃え上がっていった。
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