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クチ‥チュル‥、と粘着質な水音が室内に響く。ヌルヌルと粘液を混ぜ合わせるように厚い舌を擦り合わせれば、ジンッと痺れるような熱が脳を犯した。
「‥‥っ、ん‥ぅ‥‥ッ‥」
口づけの合間になんとか息をしようと唇を開けば、角度を変えてより深く口腔内を犯された。薄く開いたままの瞳は、凶暴な熱を宿す琥珀に捉えられて逃げられない。
じんわりと滲んだ雫に、琥珀が揺れた。
「んぅ‥‥ふ‥‥ぁ‥‥んぐ‥」
唇は解放されず、さらに奥へと入り込んだぶ厚い舌に、自らの舌の根を掬いあげられる。そのままねっとりと絡みつかれれば、クチュリと卑猥な音が耳を犯した。時折ずるりと唾液を啜られ、その振動が甘く舌の根を震わせる。
「はぁ‥‥ッ‥んん‥っ‥ん、ぅ‥」
慣れない行為で強ばる舌に、まるで別の生き物かのようにベルナールの舌が絡みつく。口腔内に唾液を注ぎ込まれ、舌の腹でその唾液を捏ねられる。懸命に舌を動かし唾液を飲み下すも、2人分の唾液は唇の端からトロトロと溢れてこぼれる。
いつの間にか頬に添えられた手。その指先にスリスリと外耳を弄ばれれば、うなじがゾクゾクと快楽に戦慄いた。
飲みくだせなかった唾液が口角より伝い、糸を引いては顎先からベッドへと滴る。熱と酸欠で潤む瞳は、まるで朝露に濡れた果実のようにより淫らに雄を誘った。
「は‥‥ッ‥べ、る‥‥んんッ‥」
絡み合った舌を相手の口腔内に引き込まれ、カシリと噛まれる。ビリッと強い刺激に肩を震わせ、歪めた瞳からポロリと雫が零れた。そのままグニグニと感触を楽しむかのように甘噛みされたかと思えば、固定された舌先を宥めるようにチロチロと舐められる。
「ふ、んぅ‥‥ッ‥んぐ‥ッ!!」
舌先を弄んでいた唇が、食むようにフィオニスの舌を咥え込む。そのままジュルリと強く啜られれば、ゾクゾクした快感がその背中を駆け抜けた。その快感は吐精とまではいかぬものの、じわりと甘く下肢を痺れさせた。
「んぅ‥‥は‥ぁ‥」
名残惜しむようかのに舌の上を撫でられながら唇が離れれば、互いの舌先を繋ぐように銀糸がひいてはプツリと途切れる。ベルナールはそのまま唾液に濡れる自らの唇を舌で舐め取り、色気をたっぷりと含んだその赤を見つめた。
「フィオニス様‥」
クッと琥珀が歪み、そのままフィオニスの目元へと口付けが落ちる。チュッと雫を吸えば、反射的にまつ毛を伏せたフィオニスの瞼にさらに唇を押し付ける。
頬に伝う涙の筋を親指で拭い、コツリと額を合わせれば、はぁと1度熱く息を吐き出した。
「フィオニス様。このまま先に進みますがよろしいですか‥?」
ベルナールが問う。
「‥‥あぁ。頼む。好きに、触れてくれ。」
フィオニスがそう返せば、ゴクリとベルナールが唾を飲み込んだ。
「‥少しでも嫌悪や恐怖を感じれば、直ぐにでも私を突き飛ばしてください。いいですね?」
ベルナールはそう言うと、触れるだけのキスを唇へと落とした。フィオニスはその口付けを、長いまつ毛を伏せて受け入れる。しっとりとした柔らかな感触が心地よい。角度を変えて2度3度と合わせるだけのキスが降る。その合間に唇を濡らすようにベルナールが自らの唇を舐めるものだから、フィオニスはその濡れた感触に熱を煽られてしょうがなかった。
「‥‥っ、ん‥ぅ‥‥ッ‥」
口づけの合間になんとか息をしようと唇を開けば、角度を変えてより深く口腔内を犯された。薄く開いたままの瞳は、凶暴な熱を宿す琥珀に捉えられて逃げられない。
じんわりと滲んだ雫に、琥珀が揺れた。
「んぅ‥‥ふ‥‥ぁ‥‥んぐ‥」
唇は解放されず、さらに奥へと入り込んだぶ厚い舌に、自らの舌の根を掬いあげられる。そのままねっとりと絡みつかれれば、クチュリと卑猥な音が耳を犯した。時折ずるりと唾液を啜られ、その振動が甘く舌の根を震わせる。
「はぁ‥‥ッ‥んん‥っ‥ん、ぅ‥」
慣れない行為で強ばる舌に、まるで別の生き物かのようにベルナールの舌が絡みつく。口腔内に唾液を注ぎ込まれ、舌の腹でその唾液を捏ねられる。懸命に舌を動かし唾液を飲み下すも、2人分の唾液は唇の端からトロトロと溢れてこぼれる。
いつの間にか頬に添えられた手。その指先にスリスリと外耳を弄ばれれば、うなじがゾクゾクと快楽に戦慄いた。
飲みくだせなかった唾液が口角より伝い、糸を引いては顎先からベッドへと滴る。熱と酸欠で潤む瞳は、まるで朝露に濡れた果実のようにより淫らに雄を誘った。
「は‥‥ッ‥べ、る‥‥んんッ‥」
絡み合った舌を相手の口腔内に引き込まれ、カシリと噛まれる。ビリッと強い刺激に肩を震わせ、歪めた瞳からポロリと雫が零れた。そのままグニグニと感触を楽しむかのように甘噛みされたかと思えば、固定された舌先を宥めるようにチロチロと舐められる。
「ふ、んぅ‥‥ッ‥んぐ‥ッ!!」
舌先を弄んでいた唇が、食むようにフィオニスの舌を咥え込む。そのままジュルリと強く啜られれば、ゾクゾクした快感がその背中を駆け抜けた。その快感は吐精とまではいかぬものの、じわりと甘く下肢を痺れさせた。
「んぅ‥‥は‥ぁ‥」
名残惜しむようかのに舌の上を撫でられながら唇が離れれば、互いの舌先を繋ぐように銀糸がひいてはプツリと途切れる。ベルナールはそのまま唾液に濡れる自らの唇を舌で舐め取り、色気をたっぷりと含んだその赤を見つめた。
「フィオニス様‥」
クッと琥珀が歪み、そのままフィオニスの目元へと口付けが落ちる。チュッと雫を吸えば、反射的にまつ毛を伏せたフィオニスの瞼にさらに唇を押し付ける。
頬に伝う涙の筋を親指で拭い、コツリと額を合わせれば、はぁと1度熱く息を吐き出した。
「フィオニス様。このまま先に進みますがよろしいですか‥?」
ベルナールが問う。
「‥‥あぁ。頼む。好きに、触れてくれ。」
フィオニスがそう返せば、ゴクリとベルナールが唾を飲み込んだ。
「‥少しでも嫌悪や恐怖を感じれば、直ぐにでも私を突き飛ばしてください。いいですね?」
ベルナールはそう言うと、触れるだけのキスを唇へと落とした。フィオニスはその口付けを、長いまつ毛を伏せて受け入れる。しっとりとした柔らかな感触が心地よい。角度を変えて2度3度と合わせるだけのキスが降る。その合間に唇を濡らすようにベルナールが自らの唇を舐めるものだから、フィオニスはその濡れた感触に熱を煽られてしょうがなかった。
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