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クルースニクの舌が、歯列をたどってフィオニスの口腔内へと侵入する。煽るようにフィオニスがちろりと舌先を差し出せば、そのまま舌根から娶られ、拘束するようにクルリと巻き付かれた。
そのまま舌全体でグチりと捏ねられ、ずるりと音を立てて啜られれば、ジンッと甘い刺激が首筋をかける。
「ん‥‥ぅ‥」
与えられる刺激にトロリとフィオニスの瞳が溶ける。鮮やかな紅玉の瞳が、甘やかな熱を纏って雄を誘う様子に、クルースニクはこれが魔性か、と苦笑した。
「‥ッ‥‥んぅ!?」
不意にヌルリとクルースニクの舌がより深く、フィオニスの口腔内を犯した。長い舌が喉奥を掠めて、フィオニスはビクリと体を震わせる。
ズルズルと上顎を擦りながら喉の奥へと滑り落ち、その奥をヌルりと擽られれば、フィオニスは生理的にえづいてクルースニクの舌先を締め付けた。
「‥‥ッ‥!! んぐ‥‥ッ!!」
ビクビクとフィオニスの肩が震え、嚥下するように喉の奥が蠕動する。その度に異物であるクルースニクの舌先を締め付けてしまい、フィオニスは苦しさに喘いだ。
「ん‥‥ッ‥んぅ‥っ!! んん‥‥ッ!!」
懇願するようにフィオニスはクルースニクを見つめる。すると間近で交わるクルースニクの視線に、嗜虐的な色が滲んだ。
先の達観したあの瞳が、ここまで凶悪な欲を滲ませているという事実に、ジクリとフィオニスは熱を高まらせた。
苦しさと快感にジワリと生理的に涙が滲む。まるで蜜を滴らせた果実のようなその赤に、クルースニクは思わず目尻を眇めた。
容赦なく喉奥を犯され、嬲られる。その度に揺れる腰が、クルースニクの中心と擦れあってジクジクと痛んだ。
そろそろか、とクルースニクは思う。
出来ることならこのまま目交い、その熱を治めて差し上げたい。が、ここはまだ戦場。エクトールもいる。
何が起きるか分からない状態で、フィオニスを無防備に晒すわけにはいかなかった。
「んぅ‥ッ!!」
クルースニクは1度、さらに深く喉の奥を犯す。するとフィオニスはその瞳に滲む雫を弾けさせて、見開いた。もう入らない、と瞳で訴える。しかしクルースニクは許してくれず、ベルナールですら触れたことの無い奥を二股に別れた舌先で犯した。
「ん、んぐ‥っん、ぅ‥‥んんー‥ッ!!!」
クルースニクはそのまま下肢に感じるフィオニスの熱を、太腿でグリグリと刺激しながら、一気にその舌を引き抜く。するとビクビクとフィオニスの体が大きく痙攣して、下肢にたまる熱を弾けさせた。
ジワリと下着が熱く泥濘み、自身が吐精したのだとフィオニスは気づいた。クルースニクにしなだれかかりながら、上がる息を整えるように深い呼吸を繰り返す。死体が転がっている中で何をしているのだろうな、とフィオニスは自嘲した。
「すまない、クルースニク。手間をかけた。」
そう言ってフィオニスがクルースニクを見上げると、何故かクルースニクの喉がグッと苦しげに鳴った。
「‥‥っ‥とんでもございません。こんな所でなければ、最後まで紛らわさせて差し上げるのですが‥。」
「いや、十分だ。それに、エクトールもいるしな。」
そう言ってフィオニスが視線を流せば、耳まで真っ赤に染めたエクトールが慌てて視線を逸らせる所が見えた。
「あとは任せても?」
「はい、もちろんでございます。」
そうフィオニスが問うと、クルースニクが居住まいを正してそう答えた。
「では頼む。」
そう言うとフィオニスは、エクトールを連れて先に城へと帰城した。
そのまま舌全体でグチりと捏ねられ、ずるりと音を立てて啜られれば、ジンッと甘い刺激が首筋をかける。
「ん‥‥ぅ‥」
与えられる刺激にトロリとフィオニスの瞳が溶ける。鮮やかな紅玉の瞳が、甘やかな熱を纏って雄を誘う様子に、クルースニクはこれが魔性か、と苦笑した。
「‥ッ‥‥んぅ!?」
不意にヌルリとクルースニクの舌がより深く、フィオニスの口腔内を犯した。長い舌が喉奥を掠めて、フィオニスはビクリと体を震わせる。
ズルズルと上顎を擦りながら喉の奥へと滑り落ち、その奥をヌルりと擽られれば、フィオニスは生理的にえづいてクルースニクの舌先を締め付けた。
「‥‥ッ‥!! んぐ‥‥ッ!!」
ビクビクとフィオニスの肩が震え、嚥下するように喉の奥が蠕動する。その度に異物であるクルースニクの舌先を締め付けてしまい、フィオニスは苦しさに喘いだ。
「ん‥‥ッ‥んぅ‥っ!! んん‥‥ッ!!」
懇願するようにフィオニスはクルースニクを見つめる。すると間近で交わるクルースニクの視線に、嗜虐的な色が滲んだ。
先の達観したあの瞳が、ここまで凶悪な欲を滲ませているという事実に、ジクリとフィオニスは熱を高まらせた。
苦しさと快感にジワリと生理的に涙が滲む。まるで蜜を滴らせた果実のようなその赤に、クルースニクは思わず目尻を眇めた。
容赦なく喉奥を犯され、嬲られる。その度に揺れる腰が、クルースニクの中心と擦れあってジクジクと痛んだ。
そろそろか、とクルースニクは思う。
出来ることならこのまま目交い、その熱を治めて差し上げたい。が、ここはまだ戦場。エクトールもいる。
何が起きるか分からない状態で、フィオニスを無防備に晒すわけにはいかなかった。
「んぅ‥ッ!!」
クルースニクは1度、さらに深く喉の奥を犯す。するとフィオニスはその瞳に滲む雫を弾けさせて、見開いた。もう入らない、と瞳で訴える。しかしクルースニクは許してくれず、ベルナールですら触れたことの無い奥を二股に別れた舌先で犯した。
「ん、んぐ‥っん、ぅ‥‥んんー‥ッ!!!」
クルースニクはそのまま下肢に感じるフィオニスの熱を、太腿でグリグリと刺激しながら、一気にその舌を引き抜く。するとビクビクとフィオニスの体が大きく痙攣して、下肢にたまる熱を弾けさせた。
ジワリと下着が熱く泥濘み、自身が吐精したのだとフィオニスは気づいた。クルースニクにしなだれかかりながら、上がる息を整えるように深い呼吸を繰り返す。死体が転がっている中で何をしているのだろうな、とフィオニスは自嘲した。
「すまない、クルースニク。手間をかけた。」
そう言ってフィオニスがクルースニクを見上げると、何故かクルースニクの喉がグッと苦しげに鳴った。
「‥‥っ‥とんでもございません。こんな所でなければ、最後まで紛らわさせて差し上げるのですが‥。」
「いや、十分だ。それに、エクトールもいるしな。」
そう言ってフィオニスが視線を流せば、耳まで真っ赤に染めたエクトールが慌てて視線を逸らせる所が見えた。
「あとは任せても?」
「はい、もちろんでございます。」
そうフィオニスが問うと、クルースニクが居住まいを正してそう答えた。
「では頼む。」
そう言うとフィオニスは、エクトールを連れて先に城へと帰城した。
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