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麻智と三牙の語り
第25話
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麻智が田原さんと会った次の日、父ちゃんと母ちゃんから連絡があり、無事に母ちゃんが帰ってきたと仲良く報告を受けた。
麻智はやっと元通りの家族に戻ったと安心したけど、もっと早く帰ってきてくれれば無駄な苦労しなくて良かったのにと、ちょっとだけ腹も立つ。それでも2人の仲良さそうな話ぶりを聞くと、まいっかという気分になる。
これで柳井田家の問題は解決したー
そう思っていたのだけど、三牙と2人家で寛いでいるところへ突然男性の刑事が2人でやって来た。
「こちらに隅田 三牙さんはいらっしゃいますか?」
と尋ねられる。
「はい、隅田は自分ですけど、何か?」
三牙が応答すると、
「間川 歌蘭さんの件で、お話を伺いたいのですが、よろしいですか?」
と刑事が言う。
「はあ…?」
三牙はどうしよう…といった表情で、チラチラと麻智の方へ顔を向け、ちょっと動揺してるような感じに見える。
「間川 歌蘭さんという方をご存知ですよね?間川さんが階段から突き落とされて、意識不明の重体になったという事件はご存知ですか?」
「はい、テレビで見ました。」
「間川さんが意識を取り戻して、話が出来る状態になって、しばらくは何も話されなかったんですけど、最近少し思い出したように話してくれるようになってきたんです。」
「そ、そうなんですね。知らなかったけど…良かったですね。」
三牙はやっぱり少し何か変だ。
「間川さんがあの日会う予定だったのはあなただと言ってるんですが、それは間違いないですか?」
「あー、いやぁ、それ俺…かなあ…?」
麻智はその会話を聞いて、びっくりした。
まさか、三牙が突き落とした人?いや、それより、間川さんと三牙が知り合い⁉︎
「え?三牙さ、間川さんのこと知らないはずだよね?事件のニュース見てた時、全然そんなこと言ってなかったよね?知り合いなの?」
麻智は思わず聞いてしまった。
三牙は観念したような表情になる。
「こ、今度、ちゃんと話すよ。」
それだけ言ったら、三牙は刑事さんに付いて警察署に行ってしまった。
任意同行を求められていたわけではなかったけど、麻智に聞かれたくなかったのだろう、三牙の方から刑事さんを押すように部屋を出て行った。
部屋に1人残された麻智は、とてつもない不安に襲われる。
一体どういうこと…?
考えても分からないが、[まいうい]こと間川さんの意識が戻ったんだ、ということだけは分かった。
そもそも麻智と三牙の付き合いは短く、始まったばかりなので、ほとんど三牙のことは知らないのだ。
もし三牙が犯人だったら…?
麻智は身震いした。
***
次の日、仕事から帰って来ると、アパートの前で声をかけてくる人がいる。
[キシャル]こと中森さんだ。
「柳井田さん、お久しぶりです。」
「…中森さん!どうしたんですか?」
「知り合いの刑事に、[まいうい]さんの事件の進捗を確認したら、事情を聞いてる男性がいるって聞いて、まあいろいろ聞いたらその人が柳井田さんの彼氏だって言うもんで、ちょっとお話を聞きに…ね。」
「えー…すごい…。ていうか、母の情報は全然くれなかったくせに、こんな時ばっかり行動が素早いんですね。」
麻智は、つい嫌味を言ってしまった。
「あー、それは申し訳ない。全然あなたのお母さんに関わる情報が入ってこなかったのでね。」
麻智は呆れ顔で、ふうっとため息をつく。
「それで、私に話とは?あ、三牙はどうなったんでしょうか?もう帰ってきたのかな?中森さん、知ってます?」
「ああ、昨日はちょっと時間かかってたみたいだけど一旦帰って、今日もまた署の方へ行ってるはずです。
昨日は帰ってきてないですか?」
「はい。私が朝家を出るまでは来てないです。その後は分からないけど。」
「そっか。ここじゃ何なので、どこか行きませんか?奢りますよ。」
「喫茶店とかですか?」
「まあ、どこでも。レストランでも居酒屋でも。」
「中森さんがそんな場所で釣るということは、結構な内容の話ですか、もしかして?」
「察しがいいね。」
「じゃあ…居酒屋でもいいですか?ちょっと飲みたい気分なんで。」
麻智と中森は近くの居酒屋へ行く。
夜の7時前だが、割とお客が入っている。ちょっと話声があって丁度いい。
2人はビールと何品かツマミを頼んだ後、本題に入る。
「三牙は何故警察に事情を聞かれてるんですか?間川さんとはどういう関係なんでしょうか?」
「三牙君は父親の仕事の関係で間川さんと関わりがあったそうです。内容については私の口からは言えませんが、簡単に言えばトラブルです。
その話をするためかは分からないけど、あの事件の日に待ち合わせしてたみたいですね。」
「それなら何で知らないフリしてたんだろう…?[みけりす]を探すために[まいうい]も探してて、あの事件で[まいうい]が間川さんだって知ったとき、知らないフリしてたんです。」
「まあ、隠したい事情があったんだろうね。
その件は警察の方から情報が取れるのだけど、私が今日聞きたいのは、また別の件です。」
「別の件ですか?」
「前に、貴女が参加したオフ会で、女の詐欺師が出没する噂を聞いたと言っていましたが、その後それについて何か新しい情報はありますか?」
「いえ、全く。それでしたらすみません。こんな所まで連れてきていただいて申し訳ありませんが、お役には立てないです。」
「そうですか…。実は、私が掴んだ情報では、どうやら三牙君がその女詐欺師の正体かもしれないんです。」
「は⁉︎女…ですよね?三牙は男ですよ?」
「そうですね。彼が、女装してオフ会に参加して、男性に色気を振り撒いて騙した…らしいんです。
とは言っても、被害届が出てるわけではなさそうなので、信憑性はまだ何とも…、なんですけどね。で、その裏取りというか、確認してる訳です。
彼とはいつからの付き合いで、どれくらい彼のことを知ってますか?」
???
麻智は想像もしてなかった中森の話にびっくりし過ぎて、言葉を失う。
が、やっとのことで口を開く。
「えー…そんな事ってある…?まさか…?」
「彼がそういう素振りを見せたことはありませんか?お金を要求するとか?」
「いえ、いえ全く…。1円だって彼に渡したことは無いです。」
「そうですか。それなら良かった。
いつからお付き合いされてるんですか?」
「元々地元が同じで、学校は全然違って1回も一緒ではないんですけど、部活の関係で顔見知りだったんです。
彼、格好いいので目立ってたし。
部活を引退してから会うことは無かったんですけど、去年の10月の終わり頃、偶然東京の私の勤め先の近くで会って、目があって2人共びっくりして…それから何回か食事したり飲みに行ったりして、付き合うことになりました。
別に彼から結婚の話はされてないし、“何かに必要だからお金を”とかは無いです。」
「そっか、分かりました。過去の女性関係とか知りませんか?」
「さすがにそれは聞けないですよ。嫉妬しそうだし…。どちらかといえば知りたくない情報です。」
「まあ、そうだよね。」
「何で男の三牙が女詐欺師だって話が出てるんですか?」
「貴女が参加されたオフ会のメンバーの情報をもらってましたよね?それを辿っていろいろ聞いてたら、そういう話が出てきたんです。
彼は女装が趣味なのか、お金に困ってるとか、または逆に羽振が良いとか、無いですかねー?」
「何度も言ってますけど、どれも無いです!」
その後も中森に三牙について聞かれたけど、麻智が答えられるものは、ほとんど無かった。
麻智はやっと元通りの家族に戻ったと安心したけど、もっと早く帰ってきてくれれば無駄な苦労しなくて良かったのにと、ちょっとだけ腹も立つ。それでも2人の仲良さそうな話ぶりを聞くと、まいっかという気分になる。
これで柳井田家の問題は解決したー
そう思っていたのだけど、三牙と2人家で寛いでいるところへ突然男性の刑事が2人でやって来た。
「こちらに隅田 三牙さんはいらっしゃいますか?」
と尋ねられる。
「はい、隅田は自分ですけど、何か?」
三牙が応答すると、
「間川 歌蘭さんの件で、お話を伺いたいのですが、よろしいですか?」
と刑事が言う。
「はあ…?」
三牙はどうしよう…といった表情で、チラチラと麻智の方へ顔を向け、ちょっと動揺してるような感じに見える。
「間川 歌蘭さんという方をご存知ですよね?間川さんが階段から突き落とされて、意識不明の重体になったという事件はご存知ですか?」
「はい、テレビで見ました。」
「間川さんが意識を取り戻して、話が出来る状態になって、しばらくは何も話されなかったんですけど、最近少し思い出したように話してくれるようになってきたんです。」
「そ、そうなんですね。知らなかったけど…良かったですね。」
三牙はやっぱり少し何か変だ。
「間川さんがあの日会う予定だったのはあなただと言ってるんですが、それは間違いないですか?」
「あー、いやぁ、それ俺…かなあ…?」
麻智はその会話を聞いて、びっくりした。
まさか、三牙が突き落とした人?いや、それより、間川さんと三牙が知り合い⁉︎
「え?三牙さ、間川さんのこと知らないはずだよね?事件のニュース見てた時、全然そんなこと言ってなかったよね?知り合いなの?」
麻智は思わず聞いてしまった。
三牙は観念したような表情になる。
「こ、今度、ちゃんと話すよ。」
それだけ言ったら、三牙は刑事さんに付いて警察署に行ってしまった。
任意同行を求められていたわけではなかったけど、麻智に聞かれたくなかったのだろう、三牙の方から刑事さんを押すように部屋を出て行った。
部屋に1人残された麻智は、とてつもない不安に襲われる。
一体どういうこと…?
考えても分からないが、[まいうい]こと間川さんの意識が戻ったんだ、ということだけは分かった。
そもそも麻智と三牙の付き合いは短く、始まったばかりなので、ほとんど三牙のことは知らないのだ。
もし三牙が犯人だったら…?
麻智は身震いした。
***
次の日、仕事から帰って来ると、アパートの前で声をかけてくる人がいる。
[キシャル]こと中森さんだ。
「柳井田さん、お久しぶりです。」
「…中森さん!どうしたんですか?」
「知り合いの刑事に、[まいうい]さんの事件の進捗を確認したら、事情を聞いてる男性がいるって聞いて、まあいろいろ聞いたらその人が柳井田さんの彼氏だって言うもんで、ちょっとお話を聞きに…ね。」
「えー…すごい…。ていうか、母の情報は全然くれなかったくせに、こんな時ばっかり行動が素早いんですね。」
麻智は、つい嫌味を言ってしまった。
「あー、それは申し訳ない。全然あなたのお母さんに関わる情報が入ってこなかったのでね。」
麻智は呆れ顔で、ふうっとため息をつく。
「それで、私に話とは?あ、三牙はどうなったんでしょうか?もう帰ってきたのかな?中森さん、知ってます?」
「ああ、昨日はちょっと時間かかってたみたいだけど一旦帰って、今日もまた署の方へ行ってるはずです。
昨日は帰ってきてないですか?」
「はい。私が朝家を出るまでは来てないです。その後は分からないけど。」
「そっか。ここじゃ何なので、どこか行きませんか?奢りますよ。」
「喫茶店とかですか?」
「まあ、どこでも。レストランでも居酒屋でも。」
「中森さんがそんな場所で釣るということは、結構な内容の話ですか、もしかして?」
「察しがいいね。」
「じゃあ…居酒屋でもいいですか?ちょっと飲みたい気分なんで。」
麻智と中森は近くの居酒屋へ行く。
夜の7時前だが、割とお客が入っている。ちょっと話声があって丁度いい。
2人はビールと何品かツマミを頼んだ後、本題に入る。
「三牙は何故警察に事情を聞かれてるんですか?間川さんとはどういう関係なんでしょうか?」
「三牙君は父親の仕事の関係で間川さんと関わりがあったそうです。内容については私の口からは言えませんが、簡単に言えばトラブルです。
その話をするためかは分からないけど、あの事件の日に待ち合わせしてたみたいですね。」
「それなら何で知らないフリしてたんだろう…?[みけりす]を探すために[まいうい]も探してて、あの事件で[まいうい]が間川さんだって知ったとき、知らないフリしてたんです。」
「まあ、隠したい事情があったんだろうね。
その件は警察の方から情報が取れるのだけど、私が今日聞きたいのは、また別の件です。」
「別の件ですか?」
「前に、貴女が参加したオフ会で、女の詐欺師が出没する噂を聞いたと言っていましたが、その後それについて何か新しい情報はありますか?」
「いえ、全く。それでしたらすみません。こんな所まで連れてきていただいて申し訳ありませんが、お役には立てないです。」
「そうですか…。実は、私が掴んだ情報では、どうやら三牙君がその女詐欺師の正体かもしれないんです。」
「は⁉︎女…ですよね?三牙は男ですよ?」
「そうですね。彼が、女装してオフ会に参加して、男性に色気を振り撒いて騙した…らしいんです。
とは言っても、被害届が出てるわけではなさそうなので、信憑性はまだ何とも…、なんですけどね。で、その裏取りというか、確認してる訳です。
彼とはいつからの付き合いで、どれくらい彼のことを知ってますか?」
???
麻智は想像もしてなかった中森の話にびっくりし過ぎて、言葉を失う。
が、やっとのことで口を開く。
「えー…そんな事ってある…?まさか…?」
「彼がそういう素振りを見せたことはありませんか?お金を要求するとか?」
「いえ、いえ全く…。1円だって彼に渡したことは無いです。」
「そうですか。それなら良かった。
いつからお付き合いされてるんですか?」
「元々地元が同じで、学校は全然違って1回も一緒ではないんですけど、部活の関係で顔見知りだったんです。
彼、格好いいので目立ってたし。
部活を引退してから会うことは無かったんですけど、去年の10月の終わり頃、偶然東京の私の勤め先の近くで会って、目があって2人共びっくりして…それから何回か食事したり飲みに行ったりして、付き合うことになりました。
別に彼から結婚の話はされてないし、“何かに必要だからお金を”とかは無いです。」
「そっか、分かりました。過去の女性関係とか知りませんか?」
「さすがにそれは聞けないですよ。嫉妬しそうだし…。どちらかといえば知りたくない情報です。」
「まあ、そうだよね。」
「何で男の三牙が女詐欺師だって話が出てるんですか?」
「貴女が参加されたオフ会のメンバーの情報をもらってましたよね?それを辿っていろいろ聞いてたら、そういう話が出てきたんです。
彼は女装が趣味なのか、お金に困ってるとか、または逆に羽振が良いとか、無いですかねー?」
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