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第八話
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僕は家に帰ってから、やはり御坂先輩の家に行かなくてはならないだろうということを考えた。確かに家にも来ないでくれとは言われてしまった。下手に状況をかき回してほしくないとも言われた。
それでもたぶん、誰か一人が行動を起こさなければずっと御坂先輩はすくわれないままなのではないだろうか。
御坂先輩はきっと、自分でできる行動はしつくしてしまっているに違いない。少なくとも、今以上の身動きができない状態に陥っているからこそ、御坂先輩は今も苦しんでいるのである。
であればだれか他人が介入してでも、解決のきっかけを作らなければ御坂先輩を救うことができないのである。
もちろん、下手なことはできないから慎重に行動していかなければならないのだろうが。
僕はなるべく身なりを整えて、御坂先輩の家へと行った。家の場所ならわかっている。御坂先輩が歩き去った後、御坂先輩をつけていったのである。
そして僕はやや迷いはしたものの、御坂という表札のついた家を見つけた。そしてチャイムをおした。
しかし誰も出てこない。留守かと思って、思わず玄関から離れて家の窓を見てみた。電気はついている。
家の窓を見ていると玄関が開いた。
出てきたのは男だった。多分御坂先輩の父だろう。
年はおよそ三十歳後半ぐらいだと思われた。御坂先輩の父親は確かに噂通り、顔の造形が実によくできあがっていた。イケメンと言って差し支えなかった。しかし出会った直後に顔を見た瞬間、僕はこの男を好きになれないと思った。特にこの男の目が嫌いだった。この男の目にぬくもりを感じることができなかった。
「御坂先輩と同じ学校に通っている、片山と申します。本日は御坂先輩の両親にお話したいことがありましてうかがわせていただいたのですが」
「ああ、そういうことなら上がりなさい」
「失礼します」
僕は家に上がった。そうしながら、家中をくまなく見て家庭内暴力の後はないか探してみた。
今に入ると、御坂先輩がいるのを見つけた。御坂先輩は台所の方に立っていて、僕を見ていた。怯えた表情をしていた。体がわずかに震えていて、口がほんの少し開いていた。
「ソファにどうぞ」
「失礼します」
「私は御坂の父親の満という。よろしく」
「よろしくお願いします」
「それで?話というのは?」
「ええ。僕は御坂先輩と同じ部活に入っておりまして、御坂先輩と一緒に部活をしていくうちに御坂先輩のことを、その、魅力的な方だと思うようになりまして。そして最近、自分が御坂先輩に恋していることに気が付きました。僕は御坂先輩と恋人同士になり、一時でも時間を共にしたいと思いました。しかしやはり、お付き合いをすると言うからには御坂さんのお父さんの許可を得たうえでそうするべきだと思いました。あの、御坂先輩とお付き合いさせていただけないでしょうか?」
言っていて、恥ずかしかった。そして今ここにいる人間たちに重大な嘘をついていしまっていることについて、後ろめたく思った。
「うん、そうだねえ。ちょっと待っていてくれないか?」
「はい」
御坂先輩の父は立ち上がって、リビングから出ていった。
帰ってきたとき、女性の人を連れていた。僕はその人を見た時、御坂先輩の父親が再婚していたことを知った。
「御坂の母親で幸といいます」
御坂先輩の母親も美人だった。しかし僕はこの人もまた一目見て嫌いになった。夫と同じように冷たい目をしているのだ。
「片山です。今回は御坂先輩とお付き合いをさせていただきたくて、その許可をもらいにまいりました」
「存じております。そうですね、まず奈緒のどういったところが気に入ったのかっていうのを聞かせてもらえないかしら?」
「それを言葉で表すのはとても難しいんですけれども、一言で言ってしまえば全部です。御坂先輩のどこをとっても僕は大好きです。御坂先輩が包容力ある方で、話しているとそれだけで安心することができるということもそうですし、御坂先輩とは趣味もよく合い、話も弾みますし」
「そうなんですか。しかしそういっているところを見ておりますと、どうもこの子の欠点については目がいっておられないようですが」
「御坂先輩に欠点などないと思っています」
「そんなことありませんよ。この子、可愛げはないし、しょっちゅう隠し事はするし。そういったところを聞いてどう思いますか」
「僕にとってそれは欠点などではありません。可愛げがないとはつまり、自立できているということであり、とても頼りがいのある方ということですし、隠し事をすると言うことは人を不快にさせないための気遣いが上手な方ということです」
「ふふ、見事な出来合いぶりですね」
「恐縮です」
「悪くない青年じゃないか」
御坂先輩の父親が言った。
「そうですね」
御坂先輩の母親が言った。
僕はそうした答えを得られて満足していた。その一方で真剣にこの両親から家庭内暴力などの問題を見つけ出そうと躍起になっていた。
ところが何も見つからなかった。どう見ても完璧な親だった。今のところ子供への愛情を感じられる発言を特に見かけたことはなかった。しかしその一方で御坂先輩を傷つけているような様子も見受けられなかった。
こちらから何か揺さぶるような言葉をかけたものかと思った。しかしよした。もし万が一、この両親の虐待を疑うような言葉などをかけたりしたら、御坂先輩が何か言ったということにもなりかねない。
その時、ドアが開いた。入ってきたのは十歳くらいの少年だった。この少年もまたかわいらしい顔を持った少年ではあった。しかし冷たい目をしており、いい印象は持てない。むしろ子供がそうした目を持っていることで気味悪さが際立った。
「この人誰?」
「うん?奈緒と付き合いたいって言ってきてくれた片山君という人だ」
「付き合うの、お前?」
子供は言った。
「ああ、うん」
「いやだよ!」
子供は言った。
「奈緒姉ちゃんは僕のものだ。お前なんかには渡さない。絶対、絶対だめだからな!」
「こら、淳平。すまないね片山君。この子はなおのことが大好きでね。ついこんなことを」
「お父さん、こんなやつに奈緒姉ちゃんをやらないでよ。そんなことをしたら僕、絶対許さないからね」
「淳平、こっちへ来ましょうね」
母親が子供を連れて部屋を出て行った。
「うん、それでまあ奈緒のことだがいいだろう。好きなようにしなさい」
「ありがとうございます」
「奈緒、おまえは何か言っておきたいことはあるか?」
「何も」
「そうか」
「ではそろそろ失礼します」
「ああ、頑張りたまえよ片山君」
「はい」
僕は家を出た。
外にいて、もう一度御坂先輩の家を見返した。
何も見つけられなかった。父親は優しかったし、母親もそうだった。子供は反抗的だったけどあんなものだろう。家の壁に血痕やおびただしい数の傷があるわけでもなかった。
しかし御坂先輩は間違いなくここの両親に困らされている。そしてあの家族の目つき。全員が全員、僕のことを好ましく見ているような目で見ていなかった。普通人間がああした表情で見るのは、奴隷みたいな人とか、汚らしくて卑しい人たちを見ている時である。
僕は彼らにとってそういう風に見られていたのだろうか。
玄関が開いた。出てきたのは御坂先輩だった。
「御坂先輩」
「どうしてここへ来たのかはもう聞かない。それよりも気を付けて」
「え?」
「特に夜。眠っちゃだめだから」
「え?いや、無理ですよ」
「今日の夜、あなたのところにお母さんが来ると思う。もし来たら、殴っても何してもいいから追い払って」
「え?」
「ああでも、殴ったぐらいじゃだめだ。どうしよう」
御坂先輩はつぶやいていた。そして親指の爪を噛んで何か考え事をしているようだった。
「御坂先輩、何を言ってるんですか。なんで先輩の母親が来るんです?そして何で殴らなきゃならないんですか?」
「黙って」
御坂先輩は言った。僕は御坂先輩の様子に切羽詰まったものを感じて、それ以上何も言わなかった。
「とにかく。あの女が夜にやってくる。深夜の四時まで気を抜いちゃダメ。来たら、何が何でも自分の命を守って。わかった?」
「先輩、どういうことなんですか」
「もうこれ以上のことは言えないの。私も本当は何もわからなくて。ごめんなさい」
「ああいえ」
「あとそれから片山君」
「はい」
「ごめんなさい」
御坂先輩はそういったのを最後に家の中へと戻った。
それでもたぶん、誰か一人が行動を起こさなければずっと御坂先輩はすくわれないままなのではないだろうか。
御坂先輩はきっと、自分でできる行動はしつくしてしまっているに違いない。少なくとも、今以上の身動きができない状態に陥っているからこそ、御坂先輩は今も苦しんでいるのである。
であればだれか他人が介入してでも、解決のきっかけを作らなければ御坂先輩を救うことができないのである。
もちろん、下手なことはできないから慎重に行動していかなければならないのだろうが。
僕はなるべく身なりを整えて、御坂先輩の家へと行った。家の場所ならわかっている。御坂先輩が歩き去った後、御坂先輩をつけていったのである。
そして僕はやや迷いはしたものの、御坂という表札のついた家を見つけた。そしてチャイムをおした。
しかし誰も出てこない。留守かと思って、思わず玄関から離れて家の窓を見てみた。電気はついている。
家の窓を見ていると玄関が開いた。
出てきたのは男だった。多分御坂先輩の父だろう。
年はおよそ三十歳後半ぐらいだと思われた。御坂先輩の父親は確かに噂通り、顔の造形が実によくできあがっていた。イケメンと言って差し支えなかった。しかし出会った直後に顔を見た瞬間、僕はこの男を好きになれないと思った。特にこの男の目が嫌いだった。この男の目にぬくもりを感じることができなかった。
「御坂先輩と同じ学校に通っている、片山と申します。本日は御坂先輩の両親にお話したいことがありましてうかがわせていただいたのですが」
「ああ、そういうことなら上がりなさい」
「失礼します」
僕は家に上がった。そうしながら、家中をくまなく見て家庭内暴力の後はないか探してみた。
今に入ると、御坂先輩がいるのを見つけた。御坂先輩は台所の方に立っていて、僕を見ていた。怯えた表情をしていた。体がわずかに震えていて、口がほんの少し開いていた。
「ソファにどうぞ」
「失礼します」
「私は御坂の父親の満という。よろしく」
「よろしくお願いします」
「それで?話というのは?」
「ええ。僕は御坂先輩と同じ部活に入っておりまして、御坂先輩と一緒に部活をしていくうちに御坂先輩のことを、その、魅力的な方だと思うようになりまして。そして最近、自分が御坂先輩に恋していることに気が付きました。僕は御坂先輩と恋人同士になり、一時でも時間を共にしたいと思いました。しかしやはり、お付き合いをすると言うからには御坂さんのお父さんの許可を得たうえでそうするべきだと思いました。あの、御坂先輩とお付き合いさせていただけないでしょうか?」
言っていて、恥ずかしかった。そして今ここにいる人間たちに重大な嘘をついていしまっていることについて、後ろめたく思った。
「うん、そうだねえ。ちょっと待っていてくれないか?」
「はい」
御坂先輩の父は立ち上がって、リビングから出ていった。
帰ってきたとき、女性の人を連れていた。僕はその人を見た時、御坂先輩の父親が再婚していたことを知った。
「御坂の母親で幸といいます」
御坂先輩の母親も美人だった。しかし僕はこの人もまた一目見て嫌いになった。夫と同じように冷たい目をしているのだ。
「片山です。今回は御坂先輩とお付き合いをさせていただきたくて、その許可をもらいにまいりました」
「存じております。そうですね、まず奈緒のどういったところが気に入ったのかっていうのを聞かせてもらえないかしら?」
「それを言葉で表すのはとても難しいんですけれども、一言で言ってしまえば全部です。御坂先輩のどこをとっても僕は大好きです。御坂先輩が包容力ある方で、話しているとそれだけで安心することができるということもそうですし、御坂先輩とは趣味もよく合い、話も弾みますし」
「そうなんですか。しかしそういっているところを見ておりますと、どうもこの子の欠点については目がいっておられないようですが」
「御坂先輩に欠点などないと思っています」
「そんなことありませんよ。この子、可愛げはないし、しょっちゅう隠し事はするし。そういったところを聞いてどう思いますか」
「僕にとってそれは欠点などではありません。可愛げがないとはつまり、自立できているということであり、とても頼りがいのある方ということですし、隠し事をすると言うことは人を不快にさせないための気遣いが上手な方ということです」
「ふふ、見事な出来合いぶりですね」
「恐縮です」
「悪くない青年じゃないか」
御坂先輩の父親が言った。
「そうですね」
御坂先輩の母親が言った。
僕はそうした答えを得られて満足していた。その一方で真剣にこの両親から家庭内暴力などの問題を見つけ出そうと躍起になっていた。
ところが何も見つからなかった。どう見ても完璧な親だった。今のところ子供への愛情を感じられる発言を特に見かけたことはなかった。しかしその一方で御坂先輩を傷つけているような様子も見受けられなかった。
こちらから何か揺さぶるような言葉をかけたものかと思った。しかしよした。もし万が一、この両親の虐待を疑うような言葉などをかけたりしたら、御坂先輩が何か言ったということにもなりかねない。
その時、ドアが開いた。入ってきたのは十歳くらいの少年だった。この少年もまたかわいらしい顔を持った少年ではあった。しかし冷たい目をしており、いい印象は持てない。むしろ子供がそうした目を持っていることで気味悪さが際立った。
「この人誰?」
「うん?奈緒と付き合いたいって言ってきてくれた片山君という人だ」
「付き合うの、お前?」
子供は言った。
「ああ、うん」
「いやだよ!」
子供は言った。
「奈緒姉ちゃんは僕のものだ。お前なんかには渡さない。絶対、絶対だめだからな!」
「こら、淳平。すまないね片山君。この子はなおのことが大好きでね。ついこんなことを」
「お父さん、こんなやつに奈緒姉ちゃんをやらないでよ。そんなことをしたら僕、絶対許さないからね」
「淳平、こっちへ来ましょうね」
母親が子供を連れて部屋を出て行った。
「うん、それでまあ奈緒のことだがいいだろう。好きなようにしなさい」
「ありがとうございます」
「奈緒、おまえは何か言っておきたいことはあるか?」
「何も」
「そうか」
「ではそろそろ失礼します」
「ああ、頑張りたまえよ片山君」
「はい」
僕は家を出た。
外にいて、もう一度御坂先輩の家を見返した。
何も見つけられなかった。父親は優しかったし、母親もそうだった。子供は反抗的だったけどあんなものだろう。家の壁に血痕やおびただしい数の傷があるわけでもなかった。
しかし御坂先輩は間違いなくここの両親に困らされている。そしてあの家族の目つき。全員が全員、僕のことを好ましく見ているような目で見ていなかった。普通人間がああした表情で見るのは、奴隷みたいな人とか、汚らしくて卑しい人たちを見ている時である。
僕は彼らにとってそういう風に見られていたのだろうか。
玄関が開いた。出てきたのは御坂先輩だった。
「御坂先輩」
「どうしてここへ来たのかはもう聞かない。それよりも気を付けて」
「え?」
「特に夜。眠っちゃだめだから」
「え?いや、無理ですよ」
「今日の夜、あなたのところにお母さんが来ると思う。もし来たら、殴っても何してもいいから追い払って」
「え?」
「ああでも、殴ったぐらいじゃだめだ。どうしよう」
御坂先輩はつぶやいていた。そして親指の爪を噛んで何か考え事をしているようだった。
「御坂先輩、何を言ってるんですか。なんで先輩の母親が来るんです?そして何で殴らなきゃならないんですか?」
「黙って」
御坂先輩は言った。僕は御坂先輩の様子に切羽詰まったものを感じて、それ以上何も言わなかった。
「とにかく。あの女が夜にやってくる。深夜の四時まで気を抜いちゃダメ。来たら、何が何でも自分の命を守って。わかった?」
「先輩、どういうことなんですか」
「もうこれ以上のことは言えないの。私も本当は何もわからなくて。ごめんなさい」
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