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異世界の勇者と魔王
異世界の勇者と魔王 ♂
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「陛下!おやめください!」
ある場所に向かうデビット王。それを止めようとするスカルゴ。
スカルゴは必死にデビットを止める。
「誰もワシを止められんぞ!」
デビットは復讐する気だ!
「復讐ぞ!復讐するぞい!」
ベンダ隊長はデビットに冷静になるよう言葉をかけるが
「陛下!お気は確かですか!」
ベンダの言葉はデビットに届かない。そのデビットにスカルゴが口をはさむ。
「復讐のために勇者を召喚するんですか?!」
勇者という単語に疑問を抱くベンダ。
「勇者?!何の話ですか!?」
ベンダの疑問を無視して返事をするデビット。
「ワシは正常ぞい!」
しかし、スカルゴはデビットの状態を指摘する。
「んなわけないでしょ!」
「ぜぇ…ぜぇ…はぁ…ㇵァ…」
デビットは己の少し大きな腹を運び息切れをしている。
三人の入ったその場所はとても広い場所だ。
中央には大きな魔法陣とメカニックな装置。
ベンダ隊長は辺りを見渡す。
「ここは?」
デビットはベンダに説明する。
「これはある者を召喚する装置ぞい」
スカルゴは装置の感想を述べる。
「よく見る異世界系のものですな…真ん中に余計なものがありますが」
ベンダ隊長はデビットとスカルゴの二人に聞く。
「お二人はこのようなものを隠していらしたのですね」
するとデビットが当たり前のことだと言わんばかりに答える。
「当然ぞ、こんな素晴らしい装置、他国が見たら間違いなく戦争ゾイ」
ベンダはその装置のシステムについて自分の予想を言ってみる。
「物をワームホールの原理で持ってくるものですか?」
しかし、デビットは指を左右に揺らし否定する。
「チッチッチッチッチそれだけじゃない。なあスカルゴ」
デビットの質問にスカルゴはその通りだと言わんばかりな態度で言う。
「はい、おっしゃるとおりです。この装置は異世界から勇者を召喚することができるんですよ!」
それを聞いたベンダは驚く。
「な!それは本当ですか!」
ベンダの反応を見てにやけるデビット。
「ふっふっふっふっふ!聞くより見たほうが早い。」
デビットは装置を起動させる。
「さあ、いでよ!我が召喚に応えよ!このココロランドを守ってくれる最強の勇者よ!」
装置の中央から謎の発光が現れる。
それから数秒くらいだろうか、光が落ち着くとスカルゴは、装置の中央に目をやる。すると。
「…ん?え?うおあ?!」
スカルゴは驚きのあまり目を大きくする。
装置の上に現れた者は。
それは裸エプロンを付けた二人の男性。
一人は金髪青灼眼の若い青年。
もう一人は、金髪青灼眼の青年の後ろで、黒い髪に透き通る炎が宿るような瞳を持つ髪型はオールバックな青年だ。
二人の男性は、なにやらお菓子を作っているようだ。
二人の男性はカラダを密着させ、ハンドミキサーを使いボールにあるとホワイトクリームを作っている。
異常な点はそれだけでない。
プラグから通っているハンドミキサー。しかし、ハンドミキサーからもう一本出ているケーブルは、前にいる男の足をつたってエプロンの中に隠れている。
前にいる男は頬を赤くして意識を保つのにやっとのようだ。
「…はぁ…はぁ…ごくっ…」
「ほら、どうしたライト?そんなんじゃ、いつまでたっても終わらないじゃないか?」
ライトと呼ばれる男性の後ろにいる男は疑問をなげかける。
ライトは声に出ない声を振り絞って言う。
「そんなこと言ったってぇ…ダークくんが…ンっ!……こんな…物を使わせるからだろ?」
後ろにいる青年はダークという人物らしい。
「うん?いやなのかい?」
「そ、そんなんじゃ…」
「オレの闇をすべて受け取ってくれるって、言ったじゃないか?」
「そ、それは……」
ダークは舌なめずりをしてハンドミキサーの操作ボタンに指をやる。
「ほら、ミキサーの強さをあげるよ~」
「うわぁあああああああああああ!!!!」
ライトは耐えられない快楽に声を出し、ボールの中にあるクリームを辺りにぶちまける。
そのクリームはデビットとスカルゴとベンダたちに降り注ぐ。
スカルゴの唖然とした顔に白い液体が飛び掛かり、彼の口にそれが入っている。
「ぁ…ぁ……ン…あまい…」
スカルゴは口の中に入ったクリームを味わった。
そして近くにいるデビット。
「ん?なんか顔についたぞ?」
目の前の光景におびえるベンダ。
「なんと…おそろしい…」
するとスカルゴがベンダに聞く。
「ん?ベンダ隊長、こういうのは好きでないのですか?」
するとベンダは、何を隠そうかという態度で顔を真っ赤にして視線を床にやり答える。
「わたしは……レズビアンです…」
ベンダの性格をよそに召喚した勇者にさっそくと言わんばかりな態度で申し出るデビット。
「さあ、勇者よ!そなたらに頼みたいことがある!ワシの復讐のため!」
するとデビットの言葉を遮るようにスカルゴが話す。
「おっとっとっと!このココロランドの平和を脅かす悪逆非道の魔王!レイチェルを倒すでゲス!」
スカルゴの言葉に同意して便乗するデビット。
「そうぞ!頼むぞい!」
二人は勇者に頼む。
「いやだね」
ライトの言葉に一瞬静かになる一同。
デビットは意外な言葉に声を出す。
「な!」
スカルゴは勇者に理由を聞く。
「どういう事でゲスか!」
するとライトは眉をひそめて答える。
「どういう事って…いきなり人を呼び出しといてそんな態度をとるの?信じられない…」
ライトの悲しそうな表情。後ろにいる青年のダークはデビットたちを睨み、言う。
「そうだなライト。こんなおかしな国、破壊しちゃおうか」
するとデビットは泣きながら事情を説明する。
「お願いぞい!奴はひどいんだぞ!食べ物は独り占めするし、みんなの願いをかなえるステッキだって人占めするし!アイツは人の不幸を楽しんでいるんだぞぉ!」
すると、スカルゴがデビットに指摘する。
「それはアンタでしょ!!」
「金ならいくらでもやるぞ!頼む!奴を苦しめてやってくれ!」
懇願するデビット。ライトはデビットを見て考える。
ライトはダークの意見を聞く。
「どうする?ダーク?」
「うぅ…ん。まあ、この国で食べ放題になるし、遊び放題かもしれないから受けてやってもいいかな?」
その言葉にデビットは反応する。
「本当か!」
しかし、ライトがデビットに忠告をする。
「ただし」
「ん?」
「もし約束を破ったら、大変なことになるから覚悟しておくんだよ」
「おぉおう…なんという自信…これは間違いない!」
デビットは期待を目に宿す。
ベンダ隊長はデビットを気に掛ける。
「陛下…」
デビットは自分の考えと状況を言う。
「今は猫の手も借りたい状態だ!どんな者だろうとかまわん!えぇっとぉ…」
デビットは言葉を詰まらせる。するとスカルゴが彼らに名前を聞く。
「あなた方は何です!」
すると金髪青灼眼のライトと呼ばれる青年が答える。
「ぼく?ノベル・ライト。日本語圏の欧州の母を持つ明るい世界からやってきた勇者」
そして彼の後ろにいる青年。
「オレはノベル・ダーク。信じていた仲間に裏切られ、憎しみと怒りで強くなり、その世界を支配した魔王」
ライトはデビットたちに確認する。
「わかった。そのわるい子にお仕置きすればいいだね」
するとダークが不機嫌そうに言う。
「やめろよ…ライト。そんなことしたら仲間が増えてオレをかまってくれないじゃないか…」
ライトはダークの言葉に答える。
「だって…!ほっとけないじゃん!」
ライトの言葉を聞き、ダークは目つきが鋭くなる。
「消しちゃおうかなぁ…そいつ」
ライトはダークを止めようとする。
「やめて!そんなことをしたらダメだよ!」
「じゃあ オレのこと 見てくれるのか?」
ダークは眉をひそめ、ライトの顔をうかがう。
「当たり前だろ!なんでボクがそんな女に興味を示さなきゃいけないんだぁ!」
ライトは不機嫌そうにダークに言った。
「ライト…」
ダークはライトの言葉に唖然とする。
するとライトは悲しそうな顔になり、うつむく。
「ごめん…そんなつもりじゃ…」
するとダークがライトのあごに手をやる。
「約束だぞ…」
「ああ…」
ライトは左右の腕でダークをつつむ。
「なんですか…!?このやり取りは…!?」
スカルゴは現状の理解に追いついていない。
するとデビットがスカルゴに言う。
「フン、おまえはロリコンだからな。わかるまい」
「と、とにかく!あまりエゲツナイことはしないでくださいよ!目のやり場が困りますからね!特に血が飛び出るところ!!」
スカルゴの言葉に不機嫌なダーク。
「さっきからリクエストがうるさいなぁ~。人様を呼び出しては、あぁ~だ、こぉ~ぅだ。」
「いいじゃないかダーク。しばらく平和だったし、肩慣らしにでもちょうどいいんじゃないか?」
「うぅん…ライトが言うなら」
彼らのやり取りに余裕ができるデビット。
「ムフフフハハハハハ…!強者の余裕と言うやつぞ!」
「気をつけろよライト。オレは手加減なんかしないからな。お前が気を抜いたら、この世界は血上も空も、あたり一面が血と肉で埋められた暗黒の世界になるからな…」
「安心して。ボクがずっと君のそばにいるから…」
「オレのヤミをすべて受け止めると言ったな?覚悟しろよ…」
「ああ、まかせて」
「お前らの話をしているんじゃないんでゲス!」
スカルゴの言葉にいら立ちを感じたダークはスカルゴに手をかざし黒く邪悪なエネルギーを放出しようとする。
「なんだこのロリコン。うるさいなぁ…やっぱ消すか」
「ひぃ…!」
「ダメだよ!!」
ライトがダークを抱き着きスカルゴをかばう。
「言ったじゃないか!人殺しはダメだって!」
「まったく…おまえは、あまいな…」
「おい!」
「はいぃーッ!?!!」
「ライトがお前を助けてくれたんだ。なにか言うことがあるだろ?」
「すみませんでしたーッ!!どうか!どうかこの傲慢な舌を持つわたくしをお許しくださぁあああい!」
それを聞いたライトは微笑みダークに言う。
「わかったらいいんだよ♪それじゃあダーク」
「ああ」
ダークは手をかざすと、この広いホールの壁に向けて暗黒のエネルギーを放つ。
デビットの城は大きな穴が開き、ぽっかりと中身を覗かせる。
ダークはライトの手を掴み言う。
「行くぞ、しっかりつかまれ!」
「うん!」
二人は目にもとまらぬ速度で城から飛び去った。
「ぶぅわぁあああああ!はっはっはっはっは!!」
デビットはご機嫌斜めのようだ。
スカルゴも機嫌よく自慢のひげをつまみ整える。
「これでレイチェルの奴は涙を流してハンカチをくわえて泣いていますよ!」
「ウハハハハハハハハ…!!!」
デビットたちの喜んでいる姿を眺めるベンダは素朴な疑問を投げかける。
「あのぉ…陛下」
「なんぞい?」
「彼らにレイチェルの居場所を教えなくて… よろしかったのですか…?」
「……………………………」
二人は沈黙する。そして、しばらくしてからデビットは指示を出した。
「早くあのふたりを追えーーーーッ!!」
ある場所に向かうデビット王。それを止めようとするスカルゴ。
スカルゴは必死にデビットを止める。
「誰もワシを止められんぞ!」
デビットは復讐する気だ!
「復讐ぞ!復讐するぞい!」
ベンダ隊長はデビットに冷静になるよう言葉をかけるが
「陛下!お気は確かですか!」
ベンダの言葉はデビットに届かない。そのデビットにスカルゴが口をはさむ。
「復讐のために勇者を召喚するんですか?!」
勇者という単語に疑問を抱くベンダ。
「勇者?!何の話ですか!?」
ベンダの疑問を無視して返事をするデビット。
「ワシは正常ぞい!」
しかし、スカルゴはデビットの状態を指摘する。
「んなわけないでしょ!」
「ぜぇ…ぜぇ…はぁ…ㇵァ…」
デビットは己の少し大きな腹を運び息切れをしている。
三人の入ったその場所はとても広い場所だ。
中央には大きな魔法陣とメカニックな装置。
ベンダ隊長は辺りを見渡す。
「ここは?」
デビットはベンダに説明する。
「これはある者を召喚する装置ぞい」
スカルゴは装置の感想を述べる。
「よく見る異世界系のものですな…真ん中に余計なものがありますが」
ベンダ隊長はデビットとスカルゴの二人に聞く。
「お二人はこのようなものを隠していらしたのですね」
するとデビットが当たり前のことだと言わんばかりに答える。
「当然ぞ、こんな素晴らしい装置、他国が見たら間違いなく戦争ゾイ」
ベンダはその装置のシステムについて自分の予想を言ってみる。
「物をワームホールの原理で持ってくるものですか?」
しかし、デビットは指を左右に揺らし否定する。
「チッチッチッチッチそれだけじゃない。なあスカルゴ」
デビットの質問にスカルゴはその通りだと言わんばかりな態度で言う。
「はい、おっしゃるとおりです。この装置は異世界から勇者を召喚することができるんですよ!」
それを聞いたベンダは驚く。
「な!それは本当ですか!」
ベンダの反応を見てにやけるデビット。
「ふっふっふっふっふ!聞くより見たほうが早い。」
デビットは装置を起動させる。
「さあ、いでよ!我が召喚に応えよ!このココロランドを守ってくれる最強の勇者よ!」
装置の中央から謎の発光が現れる。
それから数秒くらいだろうか、光が落ち着くとスカルゴは、装置の中央に目をやる。すると。
「…ん?え?うおあ?!」
スカルゴは驚きのあまり目を大きくする。
装置の上に現れた者は。
それは裸エプロンを付けた二人の男性。
一人は金髪青灼眼の若い青年。
もう一人は、金髪青灼眼の青年の後ろで、黒い髪に透き通る炎が宿るような瞳を持つ髪型はオールバックな青年だ。
二人の男性は、なにやらお菓子を作っているようだ。
二人の男性はカラダを密着させ、ハンドミキサーを使いボールにあるとホワイトクリームを作っている。
異常な点はそれだけでない。
プラグから通っているハンドミキサー。しかし、ハンドミキサーからもう一本出ているケーブルは、前にいる男の足をつたってエプロンの中に隠れている。
前にいる男は頬を赤くして意識を保つのにやっとのようだ。
「…はぁ…はぁ…ごくっ…」
「ほら、どうしたライト?そんなんじゃ、いつまでたっても終わらないじゃないか?」
ライトと呼ばれる男性の後ろにいる男は疑問をなげかける。
ライトは声に出ない声を振り絞って言う。
「そんなこと言ったってぇ…ダークくんが…ンっ!……こんな…物を使わせるからだろ?」
後ろにいる青年はダークという人物らしい。
「うん?いやなのかい?」
「そ、そんなんじゃ…」
「オレの闇をすべて受け取ってくれるって、言ったじゃないか?」
「そ、それは……」
ダークは舌なめずりをしてハンドミキサーの操作ボタンに指をやる。
「ほら、ミキサーの強さをあげるよ~」
「うわぁあああああああああああ!!!!」
ライトは耐えられない快楽に声を出し、ボールの中にあるクリームを辺りにぶちまける。
そのクリームはデビットとスカルゴとベンダたちに降り注ぐ。
スカルゴの唖然とした顔に白い液体が飛び掛かり、彼の口にそれが入っている。
「ぁ…ぁ……ン…あまい…」
スカルゴは口の中に入ったクリームを味わった。
そして近くにいるデビット。
「ん?なんか顔についたぞ?」
目の前の光景におびえるベンダ。
「なんと…おそろしい…」
するとスカルゴがベンダに聞く。
「ん?ベンダ隊長、こういうのは好きでないのですか?」
するとベンダは、何を隠そうかという態度で顔を真っ赤にして視線を床にやり答える。
「わたしは……レズビアンです…」
ベンダの性格をよそに召喚した勇者にさっそくと言わんばかりな態度で申し出るデビット。
「さあ、勇者よ!そなたらに頼みたいことがある!ワシの復讐のため!」
するとデビットの言葉を遮るようにスカルゴが話す。
「おっとっとっと!このココロランドの平和を脅かす悪逆非道の魔王!レイチェルを倒すでゲス!」
スカルゴの言葉に同意して便乗するデビット。
「そうぞ!頼むぞい!」
二人は勇者に頼む。
「いやだね」
ライトの言葉に一瞬静かになる一同。
デビットは意外な言葉に声を出す。
「な!」
スカルゴは勇者に理由を聞く。
「どういう事でゲスか!」
するとライトは眉をひそめて答える。
「どういう事って…いきなり人を呼び出しといてそんな態度をとるの?信じられない…」
ライトの悲しそうな表情。後ろにいる青年のダークはデビットたちを睨み、言う。
「そうだなライト。こんなおかしな国、破壊しちゃおうか」
するとデビットは泣きながら事情を説明する。
「お願いぞい!奴はひどいんだぞ!食べ物は独り占めするし、みんなの願いをかなえるステッキだって人占めするし!アイツは人の不幸を楽しんでいるんだぞぉ!」
すると、スカルゴがデビットに指摘する。
「それはアンタでしょ!!」
「金ならいくらでもやるぞ!頼む!奴を苦しめてやってくれ!」
懇願するデビット。ライトはデビットを見て考える。
ライトはダークの意見を聞く。
「どうする?ダーク?」
「うぅ…ん。まあ、この国で食べ放題になるし、遊び放題かもしれないから受けてやってもいいかな?」
その言葉にデビットは反応する。
「本当か!」
しかし、ライトがデビットに忠告をする。
「ただし」
「ん?」
「もし約束を破ったら、大変なことになるから覚悟しておくんだよ」
「おぉおう…なんという自信…これは間違いない!」
デビットは期待を目に宿す。
ベンダ隊長はデビットを気に掛ける。
「陛下…」
デビットは自分の考えと状況を言う。
「今は猫の手も借りたい状態だ!どんな者だろうとかまわん!えぇっとぉ…」
デビットは言葉を詰まらせる。するとスカルゴが彼らに名前を聞く。
「あなた方は何です!」
すると金髪青灼眼のライトと呼ばれる青年が答える。
「ぼく?ノベル・ライト。日本語圏の欧州の母を持つ明るい世界からやってきた勇者」
そして彼の後ろにいる青年。
「オレはノベル・ダーク。信じていた仲間に裏切られ、憎しみと怒りで強くなり、その世界を支配した魔王」
ライトはデビットたちに確認する。
「わかった。そのわるい子にお仕置きすればいいだね」
するとダークが不機嫌そうに言う。
「やめろよ…ライト。そんなことしたら仲間が増えてオレをかまってくれないじゃないか…」
ライトはダークの言葉に答える。
「だって…!ほっとけないじゃん!」
ライトの言葉を聞き、ダークは目つきが鋭くなる。
「消しちゃおうかなぁ…そいつ」
ライトはダークを止めようとする。
「やめて!そんなことをしたらダメだよ!」
「じゃあ オレのこと 見てくれるのか?」
ダークは眉をひそめ、ライトの顔をうかがう。
「当たり前だろ!なんでボクがそんな女に興味を示さなきゃいけないんだぁ!」
ライトは不機嫌そうにダークに言った。
「ライト…」
ダークはライトの言葉に唖然とする。
するとライトは悲しそうな顔になり、うつむく。
「ごめん…そんなつもりじゃ…」
するとダークがライトのあごに手をやる。
「約束だぞ…」
「ああ…」
ライトは左右の腕でダークをつつむ。
「なんですか…!?このやり取りは…!?」
スカルゴは現状の理解に追いついていない。
するとデビットがスカルゴに言う。
「フン、おまえはロリコンだからな。わかるまい」
「と、とにかく!あまりエゲツナイことはしないでくださいよ!目のやり場が困りますからね!特に血が飛び出るところ!!」
スカルゴの言葉に不機嫌なダーク。
「さっきからリクエストがうるさいなぁ~。人様を呼び出しては、あぁ~だ、こぉ~ぅだ。」
「いいじゃないかダーク。しばらく平和だったし、肩慣らしにでもちょうどいいんじゃないか?」
「うぅん…ライトが言うなら」
彼らのやり取りに余裕ができるデビット。
「ムフフフハハハハハ…!強者の余裕と言うやつぞ!」
「気をつけろよライト。オレは手加減なんかしないからな。お前が気を抜いたら、この世界は血上も空も、あたり一面が血と肉で埋められた暗黒の世界になるからな…」
「安心して。ボクがずっと君のそばにいるから…」
「オレのヤミをすべて受け止めると言ったな?覚悟しろよ…」
「ああ、まかせて」
「お前らの話をしているんじゃないんでゲス!」
スカルゴの言葉にいら立ちを感じたダークはスカルゴに手をかざし黒く邪悪なエネルギーを放出しようとする。
「なんだこのロリコン。うるさいなぁ…やっぱ消すか」
「ひぃ…!」
「ダメだよ!!」
ライトがダークを抱き着きスカルゴをかばう。
「言ったじゃないか!人殺しはダメだって!」
「まったく…おまえは、あまいな…」
「おい!」
「はいぃーッ!?!!」
「ライトがお前を助けてくれたんだ。なにか言うことがあるだろ?」
「すみませんでしたーッ!!どうか!どうかこの傲慢な舌を持つわたくしをお許しくださぁあああい!」
それを聞いたライトは微笑みダークに言う。
「わかったらいいんだよ♪それじゃあダーク」
「ああ」
ダークは手をかざすと、この広いホールの壁に向けて暗黒のエネルギーを放つ。
デビットの城は大きな穴が開き、ぽっかりと中身を覗かせる。
ダークはライトの手を掴み言う。
「行くぞ、しっかりつかまれ!」
「うん!」
二人は目にもとまらぬ速度で城から飛び去った。
「ぶぅわぁあああああ!はっはっはっはっは!!」
デビットはご機嫌斜めのようだ。
スカルゴも機嫌よく自慢のひげをつまみ整える。
「これでレイチェルの奴は涙を流してハンカチをくわえて泣いていますよ!」
「ウハハハハハハハハ…!!!」
デビットたちの喜んでいる姿を眺めるベンダは素朴な疑問を投げかける。
「あのぉ…陛下」
「なんぞい?」
「彼らにレイチェルの居場所を教えなくて… よろしかったのですか…?」
「……………………………」
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