悪役令嬢の乗っ取り

nekomaru

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偽り

偽り

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「じゃあね!ザコ!」

それは青年が社会の人としての地位を失った最後の言葉である。
彼は置換冤罪で人生を失ったのだ。
彼の夢は人を助ける事。小さいころあこがれたヒーロー。
おばあさんの荷物を持ってあげたり、困っている人の手伝いをしたりした。
地味な行為だが、彼にとってそれが生きがいだった。普通の人生を送るはずだった。
ある時、それが起こるまでは…。

それからユウという社会的に殺された青年は、家で一週間、ベッドで自分の股間をこすりつけ
アイのことを恨み、脳裏でアイを痛めつける想像を思い浮かべながらオナニーをしていた。
それから、いろんな小説や漫画を見て、被害者をアイに置き換えて脳裏で想像をして自慰をするのが日課となった。
家で風呂や飯、それ以外は読書とゲーム。
青年のことを理解してくれていた親は、最後まで戦う姿勢で挑んだが、たいした証拠もなく無駄な長期戦が続いた。
青年は両親が残した言葉を聞き、涙を流した。

両親は死に親のかけた保険が、両親の死後 彼のお金という寿命を延ばしていた。
青年はその不規則な生活で心も精神も病み、
アイへの憎しみから、異性の差による社会的扱いの不満とあこがれを感じ、
社会に守られた憎い存在をあこがれ、アイ自身になりたいと思っていた。

復讐しようと考えたが、勇気のない彼は、彼女の居場所を突き止めても、報復はできなかった。
諦めて、家に帰ると人気のない路地で迷彩柄のズボンをはいた男性数人がなにやら話している。
「この薬はなぁ…相手の人生を奪うことができるんだ」
「ほんとか?」
「ああ。」

青年は男性数人の話を盗み聞きする。
 人の人生を奪う?手や足を不自由にするのか?
やりたい…!奴に報復したい…!
しかし、青年は話しかける勇気がなかった。こんな人間が話しかければ、問答無用でなぶり殺しにしてくるに決まっている。
数人の男性が帰っていき、青年はあきらめて帰ろうとしたが…
なにやら彼らが忘れた注射器が置いてあったのだ。

青年は、彼らが忘れていった薬をこっそり盗み走り去った。

そして…青年は実行した。
夜中、一人で歩く女性。
その女性は慣れた手つきで携帯をいじる。
すると背後から何者かが女性の口を抑え、首に何かを刺したのだ。
「…ッ?!!…うぅうん…!!!」
そして乱暴にも謎の人物は女性をおさえる。

しかし、不運にも抜け出されてしまい顔を見られる。
「あ…!」
しかし、女性は知らない顔でも見たかのような反応をする。
それはそうだ。こんな男なんていなくなったもんだから忘れられて当然だ。
女性は青年から走って逃げ、助けを呼ぼうと声を上げようとした。
 もう終わりだ… 頭にそうよぎった。絶望とむなしい抵抗の努力の泡が彼の心を締め付ける。
すると
「…!」
女性はおどろく。体勢をくずし、地面に尻を突く。
「…え?」
女性は足に力が入らず動揺する。
足を見るとそれは、中身がないストッキングのようなものだった。
「ぁ…ぁ…!だれか……」

女性は声を振り絞るが、変化はすでに喉元まできており、思ったように声が出ない。
女性は声に出ない声を出しながら、力尽きた。
青年は目の前の光景を疑うが、のんきに立っている場合ではない。
さっさとこれらを片付ければ、完全犯罪はできるかもしれない。
そう考えた彼は、アイという皮になった女性と靴をリュックに詰めると、彼女の持っていた衣服か何か入っているバックを手に
その場から走り去った。

そして青年は、幽霊が出ると言われた廃屋を目指した。
ここまで人生を破壊された人間だからこそ、理解できた。
 幽霊なんて存在しない。誰も助けてくれない…
目的地についた青年。
一見、人が住んでいない感じを漂わせる。
青年は廃屋を回り、少しあたりを探索するとあるものを見つける。
コンドームに注射器に…空のカップラーメン…
人がいたような痕跡だ。だが、見た感じ、だいぶ前のようだ。

青年は廃屋で、使った注射器を捨てる。


そして、青年はアイがもっていたバックの中身をのぞく。
すると青年の目にあるものがうつる。
「ん?」
 いったいなんだろう?
他にも衣服とブーツを見つける。
「これは…修道女が着ていたものと同じだ…なんで…」
青年はそれをしばらく見ていたが、好奇心が抑えられず手に取ってしまう。
そして青年はその衣服に顔をうずめて衣服のにおいをかぐ。
「はぁ…!はぁ…!」
 あぁ…この香りは…アイがつけているものだ…。
次に青年は衣服のわき辺りを嗅ぐ。
 すぅ~…んはぁ……
「あぁ…アイのわきのにおいが…ほのかに感じる…」
 はぁ…!はぁ…!
青年の心は、かつての心を失い、獣のような心に変貌していた。

そして青年は次にリュックを開けて、アイの成れの果てに視線をやる。
青年は手に取りそれを広げてみる。

「なんだこれ…」
手に取ってみるとそれは薄い肌色のなにかだ。肌触りはなめらかでさわり心地がいい。
それを広げてみると不気味なものだった。
「うわ…なんだこれ…これって…」
まるでそれは、中身は何もない人の姿を模したタイツのようだ。
 これって…人の女性のような…
見た目は中身が抜けた女性の姿を模したタイツのようだ…。
しかも、頭のあたりには髪の毛と思わしきものまである。髪を撫でてみるとそれは本物の感触がある。
 よくできているな…
それもそうだ。少し前はそれがアイだったのだから。
髪のにおいを嗅いでみると、ほのかな優しい花の香りを感じる。
 いいかおり…

 はぁ…!はぁ…!アイちゃんに…オレはアイちゃんになりたい…!
青年は、なにを考えているのだろうか。自分の服を脱ぎ捨て、それを着ようとしたのだ!

 なんだこれ…?吸いつくような…まるで皮が、宿主を求めているような…?

後は頭だけ。青年はそれを掴み、被ろとした。
内側のピンクの肉のマスクは、グロサをかんじる。しかし、もとから美人なマスクなだけはあるのか、表から見れば美しいのは見て感じる。
青年はそれを被ると、変化は起きた。
全身から感じる快楽と皮から感じる脈動。
それらは青年に襲い掛かったのだ。

皮は着こんだ全身から脈を動かし、同化を始める。
「うっ…!」
まずいと思った青年は着たそれを剥そうと顔の皮を引っ張る。しかし時はすでに遅く、剥そうとしても頑固にそれは離れない。
青年は皮と自分の肌を見る。
そこには、内側の優しい赤色の部分から接触した自分の肌が、糸状にくっついているのだ。
まるでその皮は、主を探していたかのように、着込んだ青年のカラダを欲しがるように、快楽のそれは広がっていく。
青年の股間は熱くなる。

皮の陰部の切れ目から覗く、彼の大きなものは、皮から現れたうす赤いピンク色の肉のようななにかに覆われる。
青年の股間を覆いつくす何かが、本来の皮の姿になろうと、変化を起こす。
 はぁ…はぁ…アイちゃん……はぁ…はぁ…! うっ…うわぁあああ?!!
青年は快楽に耐え切れず、出してしまう。
それと同時に青年の立派に伸びたそれは、アワビの中に隠れていき、女性のそれとなった。

変化はそれだけではない。皮が青年のカラダを調整していく。
中にある自分の肉と骨が書き換えられていくような、それは、痛みではなく、溶けた飴玉のように感じた。

変化が終え青年は額やあごから垂れる汗のしずくで濡れる床を見る。

「なにが…おこって…」
喉の違和感。変なものを着て、喉を締め付けられたんだ。声が低くて当然だ。
そして青年は鏡を見て気づいた。変化は声だけではなかった。

そこには、裸で立っているアイの姿だった。
手を見るとそれは、あこがれだった好きなアイの手だ。細くてなめらかなその白い肌。

「これは…」

青年は変化した自分のカラダを触る。鏡に映っているそれは、裸のアイが自分のカラダを不自然な手つきで撫でまわしているようなものだった。

するとさっそく何かをひらめいた青年は散らばっている衣服やブーツに手を出す。
着替えるとそれは、自分の知っているアイの姿だった。

 ふん…この女…見た目はいいが性格は最悪だ…

「ユウ…わたし…ユウのことが好きすぎて…いつもオマンコを濡らしていたの」
アイの姿のそれは鏡に向かって話す。
「はっ!傑作だな!」
アイの姿をした青年は満足そうだ。

「さて、記憶も覗けるのかな?」

ユウは試しに念じてみる。
すると、わずかにだが…アイが一人で自慰行為をしている記憶がうっすらだが見えた。
「は!コイツ、シスターのくせに自慰行為までしやがったんだな!人の人生をめちゃくちゃにしたあげく、神を冒涜するとか最低なゴミクズじゃねえか!」

「安心しな。次からオレがアンタに成り代わって、清いシスターになってやるよ!」

すると手が勝手に股間にいく。
「うあ…なにこれ…手が…勝手に…やめ…」
すると、皮から憎たらしいアイの欲求不満な性欲が流れてきた。
「うわ…!ぁふ…!…わた…いや…オレの…あたまに……なにかが…!」
流れてくる鮮明なアイの記憶。
「わたし……が…オレが……わたしに…」
皮は青年を支配しようとする勢いで浸食する。

間違いなく皮は、着込んだ人間を支配しようとしていた。
しかし、青年は抵抗する。
気が抜けば、皮から流れてくる感情に飲まれるからだ。青年は感じた。
それは、アイが小さいころから興味を持ち始めた化粧…アイの感情、人格、記憶が青年の人格を飲み込もうとしていたのだ。
 もっといじめたい…もっと人をこわしたい…
青年の生涯とは正反対な感情。
 ふざけるな…オレはおまえのせいで…
すると反論するように頭の声が聞こえてくる。
 は?知らないし…しねば…? おもちゃが…ンふっ…!へんなこと言ってる…!
  そのおもちゃがお前なんだよ… オレはおまえになるんだからな…!
 は?何言ってんの? キモ 早く死ねば?
  だったら鏡を見てみろ?そこに生意気にオナニーしているバカが目の前にいるぞ?
 え?

目の前には、かがみにうつっている自慰行為をして顔を赤くした修道女の服を着たアイだった。
 なに…これぇ…?あたしって…よぉっきゅうふまんだったぁ…?
 いやだ…!(人の人生を奪うのを)やりたくない…!やめて…!しょうもないこと(弱いやつの偽善気取り)で満足したくな…!

「「うわぁあああああああああああああああ…!!」」
アイの姿をした青年は、アイに半分支配された状態で完全にイってしまった。

 はぁ…!はぁ…!はぁ…!

息を荒くしたアイの姿の女性は片腕を目元において、力なく倒れていた。

う…うぅん…
アイの姿をした女性は目を開ける。

 わたし…どうしちゃったの…変な気分…
まるで自分が自分じゃない気分だ。
  あは!わたし、修道院で着ている自分の姿に感じちゃったの?やば~
 は!こんなことしている場合じゃなかった!明日は会議!今のうちに資料をまとめなきゃ!
アイは急いで慣れた手つきで外着に着替えると家に帰る。
しかし、濡れたショーツが風に触れて冷たく、それが気持ち悪かった。


「なんでおまえがここにいるんだぁ?てめえは関係ねぇだろ!」
迷彩柄のズボンをはいた男は、アイに怒鳴る。
しかし、アイの後ろには震えている青年や老人や女性。
アイは立ち向かう姿勢で男に注意する。
「ここにいて何か悪いですか?みんなの迷惑でしょ!衛兵を呼びますよ!」
「チッ!」
男はどこかに離れて行った。
「だいじょうぶですか?」
アイは優しい笑みで倒れている青年に声をかける。
「ありがとうシスターさん」
「いえ、当たり前のことをしただけですよ?」
その笑みは以前のアイではなく、生まれつきの顔の良さと誰かのかつての心を持ち合わせたもの。
それはまさに天使のようだった。

 なんてすばらしい人なんだ…顔もいいし…性格もいいし…
そんな眼差しを受けられるアイは、人々の視線をよそに、人助けによる達成感を感じていた。
 ああ…気分がいいなぁ…
アイは嬉しそうにしていた。

「ねぇアイ!この前一緒に寝泊まりするって言ったじゃない!」
修道服を着たアイの友達が不機嫌そうに言う。
「ごめん!急な用事が入ってわすれてたぁ~」
「もぉ~アイのばか!」
「ごめんってぇ~」


そして夜中、アイは寝室で自慰をしていた。
「うん…!……ッ!!」
 なんでつまらないことに興奮してんの?あたし…
アイは止まらない指を動かす。
 あぁ……くる……知らない記憶が……知らない感情が……
  あたまのネジが抜けていくぅ~~~!!
「……ッ!!ンン~~~~♡♡!」
そして体力を使い果たすと、彼女はそのまま眠りについた。



どのくらい寝たのだろうか?ぼやける視界が外の景色をうつす。
その時だった。
「ようボウズ。楽しめたか?」
声のした方向に振り向くと、そこには迷彩柄のズボンをはいた男がいた。
男は腕を組み、窓際で腰を下ろし、こちらを見下していた。
「あなたは…!」
知っている男だ。この前、人々に迷惑をかけていた男だ。
男は 悪 の字の腕章を腕に続けて話す。
「ほう、見た感じ馴染んでいるようだなぁ。しかし、完全に支配できていない。おまえは中途半端に皮の精神と混ざってしまったようだなぁ?」
「?」
なにを言っているのかわからないこの男はなにを考えているのだろうか?
男はさらに続けて言う。
「その女はとある教会に務めているシスターでな、セーブしに来た勇者の暗殺にはうってつけの役だったんだ
だから夜中、そいつの友達に成りすまして、一緒の家で寝泊まりするときにそいつの皮をいただこうと考えたのさ
訓練も受けてない奴がやるんだ。そりゃそうなるわ。」

支離滅裂なことをいう男。アイはまったく理解できない。
「なあ、ボウズ。お前はそのままでいたいか?その女になりたいか?」
「え?」
「取引をしようボウズ。おまえはここで知ったことを外部に漏らさない。そしてオレたちは、アンタの楽しみを邪魔しない。どうだ?」
「…ぁ…ぁ…!」

おとこの目は獲物を狙う肉食獣の目だった。その目は、完全にそれだった。
「その布切れはお前にやるよ。そのかわり…」
男はアイをにらみつけ鋭い眼光をのぞかせる!
    「おまえの皮をいただくぞぉ…!」

その男はこちらへ手をのばし襲い掛かった。

「ぁあああああああああっ!!!」



 チュン  チュン
朝、鳥が鳴き始め朝が来たことを知らせる。
「う…うぅん…はっ!」
目覚めは悪いが、昨日の出来事で目を覚ます。
辺りを見渡すが…先ほどの男は見当たらない。どこに消えたのだろうか?
「うぅ…あぁ…いたっ…!」
全身から感じる激痛で気分が悪くうまく起きられない。

やっとのことで起きると、鈍い足を進めて洗面台へ行く。
鏡を見ると、汗でしなびれたワンピースに金髪のロングがぼさぼさになっており、寝癖で跳ね上がったアイの姿だった。

「あぁ…変な夢見たぁ…」

アイは歯磨きのブラシをとると、いつものように朝の支度をした。


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