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第1部 弟子入り編
魔女のCafeの看板娘モニカ
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本日の学園は休みの日だ、つまり生徒のみんなはそれぞれで羽を伸ばす休日になっている。
森林に囲まれた町ラクライールでの休息場所は有り余るほどあり、空気も澄んでいるので休息にはもってこいの場所だ。
本来であればモニカも本日は休みである…。
「どう、材料はもう準備できた?」
「あ、はい、もう切り終わって下味も付けました」
「あら、手際いいね、慣れてるの?」
「まぁ、1人で暮らしてる時間がそれなりにあったので」
「いい人材を弟子できたのはよかったわー」
「…。」
モニカは魔女のCafeにてランチの仕込みをしていた。
1人での生活が慣れていたおかげで食事の準備などは苦労しない。
「あの、師匠、修行は…?」
「今はお店の準備が優先でしょ?」
「…そ、そうですね」
まぁまだ初日である、修行はきっとこれからだろうと思っていたモニカだった。
「いらっしゃいませー!」
昨日の人の少なさとは打って変わり、魔女のCafeは大盛況だった。
開店とほぼ同時に客席は満席になり、モニカは忙しなく接客をしていた。
「お嬢ちゃん!魔女の気まぐれランチ3つ頂戴!」
「はーい!魔女の気まぐれランチ3つ注文いただきましたー!」
「こっちは森林の山菜とハンバーグのランチくださいー!」
「はーい!承知しましたー!」
「さっき頼んだ海鳥のパスタはまだー?」
「す、すぐお持ちしますー!」
「お水くださーい」
「はーい!少々お待ちくださいぃー!!」
大盛況である。
「モニカ!じゃんじゃん出来上がったから早く持っていってねー!」
「わ、わかりましたー!」
モニカはパントリーに並んだ食事を各テーブルに運んで行く。
イリアの指示通り笑顔は絶やさない。
「お待たせしましたー!」
「お嬢ちゃん、まだ若いのに頑張ってるね、ありがとね!」
「いえいえ!ごゆっくりしていってくださいねー!」
忙しい中で褒められるたびにモニカは密かに喜んでいた。
「いやー、この店は店員さんが明るくて気持ちよく食事できるねー、またくるよー!」
「はい!ありがとうございました!」
そんなこんなで気づけば昼も過ぎて休憩時間に入っていた。
「モニカ、お疲れ様」
イリアは紅茶をモニカの前に置いた。
「あ、ありがとうございます」
ヘロヘロになりながらも、モニカは目の前に置かれた紅茶をを一口飲んで一息ついた。
「まさか、こんなに忙しいとは…」
「ふふ、まぁチラシの効果が出たわね」
イリアは怪しく笑って紅茶をすする。
「チラシ、ですか?」
「客引きの魔法を軽くかけておいたからね、そりゃきてくれないと自分の腕を呪うわよ」
「そうなんですね、そんな魔法が…」
よくよく考えてみればモニカもチラシを見て引き寄せられるようにここにきた感覚をなんとなく思い出した。
さすが師匠の魔法と改めて感じていた。
…。
「あの、そういえば修行は…?」
「さて、夜の準備をしようかしら!」
「あの、えと…」
「さて、仕込みするよ!モニカ!」
結局この日は修行もなにもない日であった。
弟子入り初日、モニカは魔女のCafeにて看板娘になったのであった。
怒涛の休日を過ごしたモニカは、ヘトヘトになりながらも充実した看板娘ライフを送っていた。
魔女のCafeは今や看板娘モニカとの会話目的で来ているお客さんも少なくない。
「はー、充実した休日だったなぁ」
モニカはぐっと伸びをしながら一息ついていた。
「これからも頑張らないと!」
そんなわけで学園に行く前に仕込みをしていたモニカだった。
「…あれ?なんか違う気が?」
休日の間、モニカは修行という修行を一切していなかった。
「モニカ、あんたそろそろ準備したら?」
「あ、え、はい!」
モニカは学園に行く準備をしつつ、ただCafeで仕事していただけということに気づいた。
「師匠ー!私この休日修行らしいことしてないです!」
「んぁ?そうだっけ?」
イリアはかったるそうに返事をしながら近寄ってきた。
「そ、そうですよ!接客のお仕事してただけです!!」
「あれま、確かにそうだ」
はは、とイリアは乾いた笑いをしてモニカの頭をぽんっと撫でた。
「まぁ、そのうちやるから」
「そのうちって…」
モニカはがくっと肩を落としため息をついた。
結局この休日はなにもできず、また学園に行けば馬鹿にされると思い、考えれば考える程気が重くなった。
「なに?そんなに修行したかった?」
「そ、そうですね、休日前とはなんの変化もないので…」
「まぁ、気長にやればいいじゃない…」
「そ、そうですね…」
モニカはうなだれたまま、Cafeの出入り口に向かっていく。
そんな姿を見て、イリアはモニカの腕を掴んだ。
「師匠?」
モニカは振り向き、師匠を見上げる。
「モニカ、まだ時間あるでしょ?少し見てあげる」
「え?」
そう言うと、イリアはモニカの手を引いて店の外に出た。
店のすぐ前の庭先で、モニカは杖を手渡された。
素材はわからなかったが、妙に手に馴染む杖だった。
「この杖は?」
「あんたに合わせて私が作った杖よ」
「え、私に、ですか?」
その言葉にモニカは自然と笑顔が溢れた。
はじめての師匠からの贈り物、にまにまとよくわからない笑顔で喜んでいた。
「気持ち悪い顔で笑わないでよ」
一気にしゅん、となる。
「あんたの表情忙しないわね、とりあえず構えて」
愛も変わらず辛辣な師匠な言葉にため息をついてモニカは構える。
「とりあえず、初歩的な魔法を使ってみて」
「わ、わかりました」
モニカはいつも通り、火球を頭に思い浮かべる。
いつも通りイメージは完璧、あとはこれを上手く放てるかどうか…。
「ファイアーボール!」
モニカの杖が赤く光る!
…しかし、案の定爆発してしまった。
「けほっ、けほっ!」
「あれま、確かに酷いわね」
そんなバッサリ言わなくても、と思ったが口にはしなかったモニカだった。
「うーん…」
そんなモニカを見て、イリアは考え込む。
「イメージはしっかりできてて発動しないのはおかしいわね、さすがに放ててもおかしくないとおもうけど」
イリアはモニカに近づき、腕を掴む。
「やっぱりこれのせいかしら?」
両腕についている腕輪をそっと触れる。
「これ、ですか??」
モニカはそんなイリアに対して首を傾げ、自分の腕輪に目を落とす。
イリアは腕輪に触れていた手を少し離し、何か呪文を唱え始める。
「あらら、やっぱり枷が厳重にかかってるわね」
「か、枷?」
「ちょっと動かないでね」
そう言うと、イリアの手元が強く光る、それと同時にイリアも呪文を唱え始める。
イリアの声ではあるが、何を喋っているかはモニカには理解できなかった。
「な、何を一体…」
モニカが声を出したその瞬間、ガラスが割れるような音ともに光が周囲に散った。
キラキラと散ったその光はやがて空間に溶け込んで消えていった。
「な、なにをしたんですか?」
やっとのことで声を出したモニカの腕をイリアは話して、再び頭の上に手を置いた。
「さっきよりやりやすくなったとおもうからもう一回やってみて」
「え?」
「いいから」
言われるがままにモニカはイリアから少し離れて、再び構える。
(うぅ、また失敗するだけなのに…)
モニカはそう思いつつも、再び火球をイメージした。
「ファイアーボール!」
モニカの掛け声とともに杖が赤く光る。
さっきよりも強い光を放っていた、その光から強い爆発になると思いモニカは目を瞑る。
…。
爆発は起きなかった。
「何を怖がってるの、目を開けてみなさい」
「…っ!」
目の前の木に綺麗な穴が空いていた、その穴の周りもメラメラと火が燃えている。
「あれ、もしかして、放てましたか?」
「はじめて使えたのにみてないなんてもったいないねぇ」
そんなモニカを見て、イリアは笑っていた。
「わ、私、はじめて…!」
モニカはみるみるうちに笑顔になり、その場でぴょんぴょんと跳ねた。
「それならそれなりの魔法まで使えるでしょ、頑張って行って来な」
「はいっ!!」
モニカは嬉しそうに荷物を持ち、魔女のCafeを後にした。
「…。」
モニカが去ったのを見届けて、イリアは火球が命中した木に近づきその跡をじっと見つめる。
「一つ外しただけでここまで…」
木を貫通するほどの威力を出したその火球が、イリアの脳裏に焼きついていた。
「やっぱり、あの子の腕輪から見えたあの記憶は本当みたいね…」
そう言うとイリアはその残り火を消し、カフェの中に戻って行った。
モニカは相変わらず嬉しそうに学園までの道のりを走っていた、そんなモニカとは逆にイリアはその後も難しい顔で仕込みを続けていた。
「大事にならないといいけど」
イリアの呟きは調理の音で静かにかき消されていった。
森林に囲まれた町ラクライールでの休息場所は有り余るほどあり、空気も澄んでいるので休息にはもってこいの場所だ。
本来であればモニカも本日は休みである…。
「どう、材料はもう準備できた?」
「あ、はい、もう切り終わって下味も付けました」
「あら、手際いいね、慣れてるの?」
「まぁ、1人で暮らしてる時間がそれなりにあったので」
「いい人材を弟子できたのはよかったわー」
「…。」
モニカは魔女のCafeにてランチの仕込みをしていた。
1人での生活が慣れていたおかげで食事の準備などは苦労しない。
「あの、師匠、修行は…?」
「今はお店の準備が優先でしょ?」
「…そ、そうですね」
まぁまだ初日である、修行はきっとこれからだろうと思っていたモニカだった。
「いらっしゃいませー!」
昨日の人の少なさとは打って変わり、魔女のCafeは大盛況だった。
開店とほぼ同時に客席は満席になり、モニカは忙しなく接客をしていた。
「お嬢ちゃん!魔女の気まぐれランチ3つ頂戴!」
「はーい!魔女の気まぐれランチ3つ注文いただきましたー!」
「こっちは森林の山菜とハンバーグのランチくださいー!」
「はーい!承知しましたー!」
「さっき頼んだ海鳥のパスタはまだー?」
「す、すぐお持ちしますー!」
「お水くださーい」
「はーい!少々お待ちくださいぃー!!」
大盛況である。
「モニカ!じゃんじゃん出来上がったから早く持っていってねー!」
「わ、わかりましたー!」
モニカはパントリーに並んだ食事を各テーブルに運んで行く。
イリアの指示通り笑顔は絶やさない。
「お待たせしましたー!」
「お嬢ちゃん、まだ若いのに頑張ってるね、ありがとね!」
「いえいえ!ごゆっくりしていってくださいねー!」
忙しい中で褒められるたびにモニカは密かに喜んでいた。
「いやー、この店は店員さんが明るくて気持ちよく食事できるねー、またくるよー!」
「はい!ありがとうございました!」
そんなこんなで気づけば昼も過ぎて休憩時間に入っていた。
「モニカ、お疲れ様」
イリアは紅茶をモニカの前に置いた。
「あ、ありがとうございます」
ヘロヘロになりながらも、モニカは目の前に置かれた紅茶をを一口飲んで一息ついた。
「まさか、こんなに忙しいとは…」
「ふふ、まぁチラシの効果が出たわね」
イリアは怪しく笑って紅茶をすする。
「チラシ、ですか?」
「客引きの魔法を軽くかけておいたからね、そりゃきてくれないと自分の腕を呪うわよ」
「そうなんですね、そんな魔法が…」
よくよく考えてみればモニカもチラシを見て引き寄せられるようにここにきた感覚をなんとなく思い出した。
さすが師匠の魔法と改めて感じていた。
…。
「あの、そういえば修行は…?」
「さて、夜の準備をしようかしら!」
「あの、えと…」
「さて、仕込みするよ!モニカ!」
結局この日は修行もなにもない日であった。
弟子入り初日、モニカは魔女のCafeにて看板娘になったのであった。
怒涛の休日を過ごしたモニカは、ヘトヘトになりながらも充実した看板娘ライフを送っていた。
魔女のCafeは今や看板娘モニカとの会話目的で来ているお客さんも少なくない。
「はー、充実した休日だったなぁ」
モニカはぐっと伸びをしながら一息ついていた。
「これからも頑張らないと!」
そんなわけで学園に行く前に仕込みをしていたモニカだった。
「…あれ?なんか違う気が?」
休日の間、モニカは修行という修行を一切していなかった。
「モニカ、あんたそろそろ準備したら?」
「あ、え、はい!」
モニカは学園に行く準備をしつつ、ただCafeで仕事していただけということに気づいた。
「師匠ー!私この休日修行らしいことしてないです!」
「んぁ?そうだっけ?」
イリアはかったるそうに返事をしながら近寄ってきた。
「そ、そうですよ!接客のお仕事してただけです!!」
「あれま、確かにそうだ」
はは、とイリアは乾いた笑いをしてモニカの頭をぽんっと撫でた。
「まぁ、そのうちやるから」
「そのうちって…」
モニカはがくっと肩を落としため息をついた。
結局この休日はなにもできず、また学園に行けば馬鹿にされると思い、考えれば考える程気が重くなった。
「なに?そんなに修行したかった?」
「そ、そうですね、休日前とはなんの変化もないので…」
「まぁ、気長にやればいいじゃない…」
「そ、そうですね…」
モニカはうなだれたまま、Cafeの出入り口に向かっていく。
そんな姿を見て、イリアはモニカの腕を掴んだ。
「師匠?」
モニカは振り向き、師匠を見上げる。
「モニカ、まだ時間あるでしょ?少し見てあげる」
「え?」
そう言うと、イリアはモニカの手を引いて店の外に出た。
店のすぐ前の庭先で、モニカは杖を手渡された。
素材はわからなかったが、妙に手に馴染む杖だった。
「この杖は?」
「あんたに合わせて私が作った杖よ」
「え、私に、ですか?」
その言葉にモニカは自然と笑顔が溢れた。
はじめての師匠からの贈り物、にまにまとよくわからない笑顔で喜んでいた。
「気持ち悪い顔で笑わないでよ」
一気にしゅん、となる。
「あんたの表情忙しないわね、とりあえず構えて」
愛も変わらず辛辣な師匠な言葉にため息をついてモニカは構える。
「とりあえず、初歩的な魔法を使ってみて」
「わ、わかりました」
モニカはいつも通り、火球を頭に思い浮かべる。
いつも通りイメージは完璧、あとはこれを上手く放てるかどうか…。
「ファイアーボール!」
モニカの杖が赤く光る!
…しかし、案の定爆発してしまった。
「けほっ、けほっ!」
「あれま、確かに酷いわね」
そんなバッサリ言わなくても、と思ったが口にはしなかったモニカだった。
「うーん…」
そんなモニカを見て、イリアは考え込む。
「イメージはしっかりできてて発動しないのはおかしいわね、さすがに放ててもおかしくないとおもうけど」
イリアはモニカに近づき、腕を掴む。
「やっぱりこれのせいかしら?」
両腕についている腕輪をそっと触れる。
「これ、ですか??」
モニカはそんなイリアに対して首を傾げ、自分の腕輪に目を落とす。
イリアは腕輪に触れていた手を少し離し、何か呪文を唱え始める。
「あらら、やっぱり枷が厳重にかかってるわね」
「か、枷?」
「ちょっと動かないでね」
そう言うと、イリアの手元が強く光る、それと同時にイリアも呪文を唱え始める。
イリアの声ではあるが、何を喋っているかはモニカには理解できなかった。
「な、何を一体…」
モニカが声を出したその瞬間、ガラスが割れるような音ともに光が周囲に散った。
キラキラと散ったその光はやがて空間に溶け込んで消えていった。
「な、なにをしたんですか?」
やっとのことで声を出したモニカの腕をイリアは話して、再び頭の上に手を置いた。
「さっきよりやりやすくなったとおもうからもう一回やってみて」
「え?」
「いいから」
言われるがままにモニカはイリアから少し離れて、再び構える。
(うぅ、また失敗するだけなのに…)
モニカはそう思いつつも、再び火球をイメージした。
「ファイアーボール!」
モニカの掛け声とともに杖が赤く光る。
さっきよりも強い光を放っていた、その光から強い爆発になると思いモニカは目を瞑る。
…。
爆発は起きなかった。
「何を怖がってるの、目を開けてみなさい」
「…っ!」
目の前の木に綺麗な穴が空いていた、その穴の周りもメラメラと火が燃えている。
「あれ、もしかして、放てましたか?」
「はじめて使えたのにみてないなんてもったいないねぇ」
そんなモニカを見て、イリアは笑っていた。
「わ、私、はじめて…!」
モニカはみるみるうちに笑顔になり、その場でぴょんぴょんと跳ねた。
「それならそれなりの魔法まで使えるでしょ、頑張って行って来な」
「はいっ!!」
モニカは嬉しそうに荷物を持ち、魔女のCafeを後にした。
「…。」
モニカが去ったのを見届けて、イリアは火球が命中した木に近づきその跡をじっと見つめる。
「一つ外しただけでここまで…」
木を貫通するほどの威力を出したその火球が、イリアの脳裏に焼きついていた。
「やっぱり、あの子の腕輪から見えたあの記憶は本当みたいね…」
そう言うとイリアはその残り火を消し、カフェの中に戻って行った。
モニカは相変わらず嬉しそうに学園までの道のりを走っていた、そんなモニカとは逆にイリアはその後も難しい顔で仕込みを続けていた。
「大事にならないといいけど」
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