【R-18】藤堂課長は溺愛したい。~地味女子は推しを拒みたい。

絵夢子

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@藤堂side

12.つながった翌朝@藤堂side

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 こうして俺たちは一つになって、処女だったさくらは俺のものになった。

 さくらを肩の上に抱き締めて眠った。
 ふたりで目覚める朝を思いながら。
 一緒に朝ご飯を食べにカフェにでも行って…順番が逆だけど、デートに行こう。
 映画を見るのは、一緒にいるのにもったいないな、もっと話したい。

 いっそ俺の部屋に連れて行って一日中抱き締めてキスして過ごそうか…部屋、きれいだったかな…
 なんせ週末は2日間ある。明日の夜も、一緒に寝よう…

 目が覚めた。
 ベッドサイドの時計は3時過ぎ。
 横で眠るさくら。

 いつの間にか俺の肩から頭を下ろして少し体を丸めている。
 無防備で、無邪気な寝姿。

 起こさないようにそっとキスする。
 布団から出ている肩にも。

 こんなけなげで頑張り屋で一生懸命なかわいい子が、俺のものになった。
 俺が甘やかしてあげるし、仕事の愚痴でも相談でもなんでも引き受けるよ、さくら。

 さくらの寝顔を見ながら、さくらの手を握って再び眠りに落ちた。


 翌朝、気づくと8時を回っていた。
 よく寝た…

 さくらが、いない。

 バスルームから音もなく、服も荷物もない。
 買い物にでも行ったのかと、シャワーを浴びる。
 シャワーを使った形跡もない。

 濡れた髪を拭きながら、連絡先の交換すらしてなかったことを悔やむ。
「ほんと順番ぐちゃぐちゃだな。」

 恥ずかしくなったのか、用事でもあったのか?
 週末ずっと一緒にいようなんて勝手に盛り上がってたけど、さくらの予定、聞いてなかったもんな。

 さくらに触れながら脱ぎ散らかした服がクローゼットにしまわれている。流石さくら。

 結局さくらは戻らず、チェックアウトの時間を迎える。
 フロントに行くと会計済み。さくららしいなあ。
 土曜の朝、仕事着で自宅に向かう。

 さくらと一緒に過ごすつもりなっていたので週末が長いな、と感じてしまう。
 月曜日が待ち遠しい。
 営業側の休憩室に来るさくらと、コーヒーを飲みながら話そう。
 さくらはどんな顔を俺に向けるかな?恥ずかしがる?

 憧れてたって言ってくれてたもんな…

 体、大丈夫かな。
 さくらの体から、俺のものを引き抜いた時、さくらの血がついていた。
 女の子だけ、初めては痛くて、血が出るって、なんかかわいそうだな。
 帰る時も痛かったりしたんだろうか。

 でも、さくらが蕩けた顔して、息荒くして、あんな姿知ってる男は俺以外誰もいないんだと思うと嬉しい。
 大事にしよう。

 いつも使う地下鉄内で俺はスマホも見ずにさくらのことを考えていた。さくらの連絡先、知らないんだよなあ。月曜日、交換しよう。
 ゆるんでだらしない顔をしていたかもしれない。

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