4 / 110
4.入籍しました。
しおりを挟む
6月に入って、春樹さんは職場で“一週間後に結婚します!”と突然宣言し、校長や同僚、事務職員を驚かせたらしい。
春樹さんも習ったことがあるという今の校長は、就任して以来のつきあいで、ぜひ奥さんになる人を紹介するようにとにこやかな笑顔で迫ってきた。子ども達が下校してからでいいから校長室まで連れて来いとまで言われたが、とりあえず断ったらしい。
マキノがカフェをしていることが知れたら、そのうち客として勝手に来るかもしれない。マキノを知っている子どもも何人かいるし、保護者ネットワークがあるからすこしずつ広まるだろう。
春樹さんは、「入籍と同時に拠点を自宅に移してくれば?」と希望を伝えて来ていて、マキノは「申し訳ないけど、体一つになりますので。」と答えた。
今春樹さんが一人で住んでいる家に、マキノ一人が加わったところで、何一つ不自由はないと思われるが、妻を迎えるための家財らしきものの準備すると春樹さんは張り切っていた。
マキノの実家の母さんは、「まぁまぁ忙しい事ね。」と呆れたが、もともと形式にこだわる人でもなく、いつものように「自分の好きなようにしなさい。」と言っただけだ。
春樹さんが挨拶に来てくれた時も、万里子姉が一緒にいたのだが、こちらは「お祝いが間に合わないじゃない。」とすこし不服気味に言っていたが「マキノの思うようにすればいいんじゃない。」と今年中に式を挙げるということで納得してくれているようだった。
お店では、真央ちゃんと未来ちゃんがキャッキャと理想の結婚について語っている。
「いくらお店が忙しいからって、家具ぐらい自分で選べばいいのになぁ。・・マキノさんの結婚って、なんか女の子らしくないですよねぇ。こんなドレッサーがいいとか、こんなこんな指輪がいいとか、どんな部屋にするとか、どんな式を挙げるのかなぁ・・。私だったらいろいろ考えちゃうな・・。まかせっきりで不安はないですか?」
「だって、家具なんて全部あるんだもん。壊れたときに新しいのを考えるよ・・。」
真央未来は想像を膨らましているようだが、イズミさん達主婦層には違う意見が上がっていた。
「道具なんてそんなに重要じゃないよ。むしろ結婚式も披露宴もそんなに重要じゃないと今なら言えるね。主婦は、とにかく現金を持っておくことが一番。」
マキノはそれぞれの意見を聞いて、肩をすぼめた。
家具や道具も、お金も、どっちもないからなんとも言えない。
6月10日の当日がきた。
朝早くに春樹さんが迎えに来てくれて、出勤する前に二人で婚姻届を提出して、そのままそれぞれの仕事場へと向かった。
遊が出勤してくると、いつもと変わりなく仕事を始めているマキノを見て、いつもと同じように挨拶をした。
「おはようございます・・。んーと・・・。」
「おはよ。あ、おはようございま~すいらっしゃいませ~。」
遊が何か言いたげにしていたが、お客様が入ってきたのをいいことに、マキノは挨拶をかぶせて遊を黙らせてしまった。
そのまま、モーニングのお客さんが続いて入ってきて、それに対応していると、イズミさんが出勤してきた。
「佐藤マキノちゃん、おめでとう。」
わざと苗字をつけてマキノを呼び、とてもよい笑顔だ。
「・・・・・。」
マキノはすぐに返事せずに・・黙ってしばらく考えてから
「本日入籍してまいりました。ありがとうございます。おねえさん。」
と控え目な笑顔で答えた。
「名前もすぐに慣れるわよ。」
「そう・・ですかね~。」
「普段と何も変わんないから、本当に今日結婚したの?って聞きたかったんですよ。」
と、ようやく遊が横から口を出した。
「余計な事は言わなくてもいいの。」
「なにが余計なんだよー。」
「面白半分でからかわれることは好みません。とくに遊からは。」
「オレにだけ、どうしてそんなに上から目線なんだ!」
「なんとなくだよ!」
マキノと遊とのやりとりを見ていて、イズミさんが小さく笑った。
「式は秋ぐらいよね?」
「はい、まだ決まってないけど、そうしようかって話してたんです。」
今日は特に何もしないし、いつも通りに仕事をするし特に変わったメニューでもない。
朝市のおばちゃんたちの情報網のおかげで、何人かのお客さんから「マキノちゃん結婚するんだって?」とお祝いを言われる以外は代わり映えのない1日だ。
イズミさんは、マキノと春樹が今日記念日的な事を何もしないと知って、仕事が上がってから小さな2人用のケーキを買って一度戻ってきてくれた。
「・・・ただいま。」
玄関から春樹さんがひょいと顔を出した。
「おかえりー。」
と、マキノと遊とその場にいた3人の声が揃った。
「春ちゃん、おめでと。これささやかだけど、今日のお祝いね。」
「ありがとうございます。」
イズミさんは家族の食事を用意する為にすぐに帰って行き、それを合図に、それぞれが夕ご飯を用意して順番に食べて、7時にはお店を閉め、そのあと片付けと仕込みをして8時にはお店を閉めた。
遊や未来ちゃんを見送り、そこまでは普段とまったく変わらない。
違うのは、今日からはマキノも春樹さんの家へと・・いや自分たちの家へと帰っていくことだ。
新しく入った家具を春樹さんの説明を聞きながら見て回った。
今まで使っていたものでいいと言ったのに、冷蔵庫と洗濯機が新品になったらしい。
他にも買い換えたものがありそうでなんだか申し訳なくなってきた。
「そろそろ古くなってたからね。マキノの物がもっといると思うんだけどわかんなかった。」
「お金使わせちゃったね。」
「結納もしてないのに、これぐらいは当たり前の範疇だよ・・それよりも、掃除のほうが大変だった。」
「すみませんね~全然手伝わなかったね。あ・・そういえば借金抱えたまま嫁に来てしまいました。」
「ははは。そうか、そうだったね。オレ全然気にしてなかったよ。」
「自分のことは、自分でします。」
「ま、そう言うと思ったけど、どうぞ頼ってください。」
「ありがとう。倒れそうになったらお願いします。」
「はいはい、でも今はマイナスでも、いずれプラスになるだろうね。」
「・・そうなればいいけどね・・。」
「ま、オレ、マキノがここにいてくれさえしたらどうでもいいよ。」
「・・私の事だからって、考えるの放棄しないでください。」
「放棄してるわけじゃないさ。」
居間のセンターテーブルと、春樹の部屋のベッドも大きくなったようだ。
「あれ、春樹さんの部屋が寝室?」
「うん、2階にするかも考えたけど、ここにドレッサーも置いてみたよ。狭い?」
「ううん大丈夫。やっぱりここが居心地いいの?」
「まあね。」
「ドレッサーなんて用意してもらったらお化粧しなくちゃいけないね。」
「そういえば、最近ほとんど化粧してるとこ見ないな。」
「え~・・・」
「お化粧してもしてなくてもかわいいって。」
「・・・・。」
最近で一番丁寧にお化粧したのは春樹さんとデートした時だなぁ・・・。
と、初デートのことを思いだした。
いつからか好きだと自覚して、そばにいたいと思って、お互いの気持ちが通じたと思えた。
今日からずっと一緒に生きていけることになった。
今はまだ、それが夢を見ているようで、実感がない。
「イズミさんのケーキ食べようか?」
自分からそう言って台所に立ってみたが、この家には数えるほどしか来たことがなかったから、何をするにも戸惑ってしまう。
これから自分の家になるんだ・・と言い聞かせながらマキノはイズミさん達にもらったケーキを箱から出して、お皿に乗せた。
「インスタントコーヒーしかないけど飲む?」
「うん。」
明日の仕事の準備をしようとしていた春樹も台所に入ってきて電気ケトルにお水を入れてスイッチを入れた。
春樹さんも習ったことがあるという今の校長は、就任して以来のつきあいで、ぜひ奥さんになる人を紹介するようにとにこやかな笑顔で迫ってきた。子ども達が下校してからでいいから校長室まで連れて来いとまで言われたが、とりあえず断ったらしい。
マキノがカフェをしていることが知れたら、そのうち客として勝手に来るかもしれない。マキノを知っている子どもも何人かいるし、保護者ネットワークがあるからすこしずつ広まるだろう。
春樹さんは、「入籍と同時に拠点を自宅に移してくれば?」と希望を伝えて来ていて、マキノは「申し訳ないけど、体一つになりますので。」と答えた。
今春樹さんが一人で住んでいる家に、マキノ一人が加わったところで、何一つ不自由はないと思われるが、妻を迎えるための家財らしきものの準備すると春樹さんは張り切っていた。
マキノの実家の母さんは、「まぁまぁ忙しい事ね。」と呆れたが、もともと形式にこだわる人でもなく、いつものように「自分の好きなようにしなさい。」と言っただけだ。
春樹さんが挨拶に来てくれた時も、万里子姉が一緒にいたのだが、こちらは「お祝いが間に合わないじゃない。」とすこし不服気味に言っていたが「マキノの思うようにすればいいんじゃない。」と今年中に式を挙げるということで納得してくれているようだった。
お店では、真央ちゃんと未来ちゃんがキャッキャと理想の結婚について語っている。
「いくらお店が忙しいからって、家具ぐらい自分で選べばいいのになぁ。・・マキノさんの結婚って、なんか女の子らしくないですよねぇ。こんなドレッサーがいいとか、こんなこんな指輪がいいとか、どんな部屋にするとか、どんな式を挙げるのかなぁ・・。私だったらいろいろ考えちゃうな・・。まかせっきりで不安はないですか?」
「だって、家具なんて全部あるんだもん。壊れたときに新しいのを考えるよ・・。」
真央未来は想像を膨らましているようだが、イズミさん達主婦層には違う意見が上がっていた。
「道具なんてそんなに重要じゃないよ。むしろ結婚式も披露宴もそんなに重要じゃないと今なら言えるね。主婦は、とにかく現金を持っておくことが一番。」
マキノはそれぞれの意見を聞いて、肩をすぼめた。
家具や道具も、お金も、どっちもないからなんとも言えない。
6月10日の当日がきた。
朝早くに春樹さんが迎えに来てくれて、出勤する前に二人で婚姻届を提出して、そのままそれぞれの仕事場へと向かった。
遊が出勤してくると、いつもと変わりなく仕事を始めているマキノを見て、いつもと同じように挨拶をした。
「おはようございます・・。んーと・・・。」
「おはよ。あ、おはようございま~すいらっしゃいませ~。」
遊が何か言いたげにしていたが、お客様が入ってきたのをいいことに、マキノは挨拶をかぶせて遊を黙らせてしまった。
そのまま、モーニングのお客さんが続いて入ってきて、それに対応していると、イズミさんが出勤してきた。
「佐藤マキノちゃん、おめでとう。」
わざと苗字をつけてマキノを呼び、とてもよい笑顔だ。
「・・・・・。」
マキノはすぐに返事せずに・・黙ってしばらく考えてから
「本日入籍してまいりました。ありがとうございます。おねえさん。」
と控え目な笑顔で答えた。
「名前もすぐに慣れるわよ。」
「そう・・ですかね~。」
「普段と何も変わんないから、本当に今日結婚したの?って聞きたかったんですよ。」
と、ようやく遊が横から口を出した。
「余計な事は言わなくてもいいの。」
「なにが余計なんだよー。」
「面白半分でからかわれることは好みません。とくに遊からは。」
「オレにだけ、どうしてそんなに上から目線なんだ!」
「なんとなくだよ!」
マキノと遊とのやりとりを見ていて、イズミさんが小さく笑った。
「式は秋ぐらいよね?」
「はい、まだ決まってないけど、そうしようかって話してたんです。」
今日は特に何もしないし、いつも通りに仕事をするし特に変わったメニューでもない。
朝市のおばちゃんたちの情報網のおかげで、何人かのお客さんから「マキノちゃん結婚するんだって?」とお祝いを言われる以外は代わり映えのない1日だ。
イズミさんは、マキノと春樹が今日記念日的な事を何もしないと知って、仕事が上がってから小さな2人用のケーキを買って一度戻ってきてくれた。
「・・・ただいま。」
玄関から春樹さんがひょいと顔を出した。
「おかえりー。」
と、マキノと遊とその場にいた3人の声が揃った。
「春ちゃん、おめでと。これささやかだけど、今日のお祝いね。」
「ありがとうございます。」
イズミさんは家族の食事を用意する為にすぐに帰って行き、それを合図に、それぞれが夕ご飯を用意して順番に食べて、7時にはお店を閉め、そのあと片付けと仕込みをして8時にはお店を閉めた。
遊や未来ちゃんを見送り、そこまでは普段とまったく変わらない。
違うのは、今日からはマキノも春樹さんの家へと・・いや自分たちの家へと帰っていくことだ。
新しく入った家具を春樹さんの説明を聞きながら見て回った。
今まで使っていたものでいいと言ったのに、冷蔵庫と洗濯機が新品になったらしい。
他にも買い換えたものがありそうでなんだか申し訳なくなってきた。
「そろそろ古くなってたからね。マキノの物がもっといると思うんだけどわかんなかった。」
「お金使わせちゃったね。」
「結納もしてないのに、これぐらいは当たり前の範疇だよ・・それよりも、掃除のほうが大変だった。」
「すみませんね~全然手伝わなかったね。あ・・そういえば借金抱えたまま嫁に来てしまいました。」
「ははは。そうか、そうだったね。オレ全然気にしてなかったよ。」
「自分のことは、自分でします。」
「ま、そう言うと思ったけど、どうぞ頼ってください。」
「ありがとう。倒れそうになったらお願いします。」
「はいはい、でも今はマイナスでも、いずれプラスになるだろうね。」
「・・そうなればいいけどね・・。」
「ま、オレ、マキノがここにいてくれさえしたらどうでもいいよ。」
「・・私の事だからって、考えるの放棄しないでください。」
「放棄してるわけじゃないさ。」
居間のセンターテーブルと、春樹の部屋のベッドも大きくなったようだ。
「あれ、春樹さんの部屋が寝室?」
「うん、2階にするかも考えたけど、ここにドレッサーも置いてみたよ。狭い?」
「ううん大丈夫。やっぱりここが居心地いいの?」
「まあね。」
「ドレッサーなんて用意してもらったらお化粧しなくちゃいけないね。」
「そういえば、最近ほとんど化粧してるとこ見ないな。」
「え~・・・」
「お化粧してもしてなくてもかわいいって。」
「・・・・。」
最近で一番丁寧にお化粧したのは春樹さんとデートした時だなぁ・・・。
と、初デートのことを思いだした。
いつからか好きだと自覚して、そばにいたいと思って、お互いの気持ちが通じたと思えた。
今日からずっと一緒に生きていけることになった。
今はまだ、それが夢を見ているようで、実感がない。
「イズミさんのケーキ食べようか?」
自分からそう言って台所に立ってみたが、この家には数えるほどしか来たことがなかったから、何をするにも戸惑ってしまう。
これから自分の家になるんだ・・と言い聞かせながらマキノはイズミさん達にもらったケーキを箱から出して、お皿に乗せた。
「インスタントコーヒーしかないけど飲む?」
「うん。」
明日の仕事の準備をしようとしていた春樹も台所に入ってきて電気ケトルにお水を入れてスイッチを入れた。
0
あなたにおすすめの小説
初夜に暴言を吐いた夫は後悔し続ける──10年後の償い【完結】
星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
王命により、辺境伯ロキアのもとへ嫁いだのは、金髪翠眼の美しき公爵令嬢スフィア。
だが、初夜に彼が告げたのは、愛も権限も与えないという冷酷な宣言だった。噂に踊らされ、彼女を「穢れた花嫁」と罵ったロキア。
しかし、わずか一日でスフィアは姿を消し、教会から届いたのは婚姻無効と慰謝料請求の書状──。
王と公爵の怒りを買ったロキアは、爵位も領地も名誉も奪われ、ただの補佐官として生きることに。
そして十年後、運命のいたずらか、彼は被災地で再びスフィアと出会う。
地位も捨て、娘を抱えて生きる彼女の姿に、ロキアの胸に去来するのは、悔恨と赦しを乞う想い──。
⚠️本作はAIの生成した文章を一部に使用しています。
『お兄ちゃんのオタクを卒業させてみせるんだからね❤ ~ブラコン妹と幼馴染オタク姫の果てしなき戦い~』
本能寺から始める常陸之介寛浩
青春
「大好きなはずなのに……! 兄の『推し活』が止まらない!?」
かつて、私は信じていた。
優しくて、頼もしくて、ちょっと恥ずかしがり屋な──
そんな普通のお兄ちゃんを。
でも──
中学卒業の春、
帰ってきた幼馴染みの“オタク姫”に染められて、
私のお兄ちゃんは**「推し活命」**な存在になってしまった!
家では「戦利品だー!」と絶叫し、
年末には「聖戦(コミケ)」に旅立ち、
さらには幼馴染みと「同人誌合宿」まで!?
……ちがう。
こんなの、私の知ってるお兄ちゃんじゃない!
たとえ、世界中がオタクを称えたって、
私は、絶対に──
お兄ちゃんを“元に戻して”みせる!
これは、
ブラコン妹と
中二病オタク姫が、
一人の「兄」をめぐって
全力でぶつかり合う、果てしなき戦いの物語──!
そしていつしか、
誰も予想できなかった
本当の「大好き」のカタチを探す、
壮大な青春ストーリーへと変わっていく──。
異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?
来栖とむ
ファンタジー
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。
そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった!
亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。
「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」
「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」
おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。
現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。
お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、
美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!
里帰りをしていたら離婚届が送られてきたので今から様子を見に行ってきます
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
<離婚届?納得いかないので今から内密に帰ります>
政略結婚で2年もの間「白い結婚」を続ける最中、妹の出産祝いで里帰りしていると突然届いた離婚届。あまりに理不尽で到底受け入れられないので内緒で帰ってみた結果・・・?
※「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
老聖女の政略結婚
那珂田かな
ファンタジー
エルダリス前国王の長女として生まれ、半世紀ものあいだ「聖女」として太陽神ソレイユに仕えてきたセラ。
六十歳となり、ついに若き姪へと聖女の座を譲り、静かな余生を送るはずだった。
しかし式典後、甥である皇太子から持ち込まれたのは――二十歳の隣国王との政略結婚の話。
相手は内乱終結直後のカルディア王、エドモンド。王家の威信回復と政権安定のため、彼には強力な後ろ盾が必要だという。
子も産めない年齢の自分がなぜ王妃に? 迷いと不安、そして少しの笑いを胸に、セラは決断する。
穏やかな余生か、嵐の老後か――
四十歳差の政略婚から始まる、波乱の日々が幕を開ける。
【完結】モンスターに好かれるテイマーの僕は、チュトラリーになる!
すみ 小桜(sumitan)
ファンタジー
15歳になった男子は、冒険者になる。それが当たり前の世界。だがクテュールは、冒険者になるつもりはなかった。男だけど裁縫が好きで、道具屋とかに勤めたいと思っていた。
クテュールは、15歳になる前日に、幼馴染のエジンに稽古すると連れ出され殺されかけた!いや、偶然魔物の上に落ち助かったのだ!それが『レッドアイの森』のボス、キュイだった!
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる