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59.気になる彼女
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春樹は今日も出勤だった。
小学校はすでに冬休みに入った。
24日、世間はクリスマスイブだが、平日だ。
12月最初の学級懇談会では、一人の登校拒否未遂?とクラスの女子間の問題が、寝耳に水で持ち上がったが、春樹の目にはやっぱり自分のクラスは表面はおだやかに見えていた。仲もいいし問題行動を起こす子もいない・・。
あれ以来、春樹は、念を入れて子ども達の関係を観察し、優香のお母さんにはときどき電話をするようにしていた。
さて、今年最後の電話に・・・なるかなぁ。
これまで話をしてきたのは、家での会話や朝家を出る時の様子。学校ではこんな様子だった。という情報の共有だ。大丈夫だろう、という自分の主観はなるべく押し込んで、誰と誰が一緒にいた、こんな出来事があった、こんな会話があったと、なるべく客観的な事実を伝えるように心がけてきた。
優香だけでなく、クラスのひとりひとりが連絡帳を持っていて、明日の連絡や持ち物を自分が黒板に書いたことを写させていて、毎日それをチェックしている。
事務的な連絡だけでなく、こちらが個別に気づいたことや連絡したいことはそこに記入するようになっているし、保護者から書き込みがあった時は、必ず返事を書くようにしている。
結構うまくいってると感じていたのは、オレが楽観的すぎるんだろうか。
人と人の気持ちや感性がすべて同じなわけがないのだから、今後の人生において今のうちにトラブルに出逢っておくのも必要な事だと思う。
本心を隠してしまう大人になるまでに、心が無垢なうちに、自分や自分の近しい人間とは違う、出会ったことのない価値観や感情の動きにふれて、ぶつかりあったり、共有したり、理解しあうことで、大人になってからのコミュニケーション能力に大きな差が出ると思うのだ。
貴重な小学校時代に悩んだり喧嘩したりして、今まさに学んでるんだとお母さんが理解してくれるといいんだが。
自分の机の斜め前にある電話の受話器を上げて、優香の家の固定電話へとダイアルを押した。
「冬休みに入って、どんな様子ですか?」
「ええ、元気にしてます。先生、いつも心配していただいてありがとうございます。」
「休みの日は遅くまで寝てますか?きちんとしろって言う意味じゃなくて、学校があるときと比べて緊張の具合はどうですか?」
「そうですね。家では好き勝手やってますよ。まぁ確かにブツブツ言うだけの何かはあったんでしょうけど、あの子の言い分だけがすべてというわけではないんだろうと思います。」
「そうですか?優香ちゃん、他の子のことは何か言ってますか?」
「いえ、特に・・。子どもの言ってることは日々変わりますし、私もよく見えてなかったかなと。」
「・・冬休みは、お友達との交流の予定は?」
「年末はバタバタしますし、お正月は家族で出かけますから、お友達との約束はないです。」
「小学生の間は、みなそんな感じですね。」
「ええ・・。」
「・・今学期、僕もいろいろ至らない点があったと思います。申し訳ありませんでした。また3学期になっても様子を見ながら、お母さんと相談させていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。」
「いえ・・。いろいろご心配おかけしてすみません。来年もどうぞよろしくお願いします。」
「冬休み中も、何かありましたら、僕の方へご連絡ください。」
「はい。ありがとうございます。」
電話を切って、ふうと息を吐いた。
「子どもから聞いたことがすべてではない。」という言葉が聞けて、春樹は少しホッとした。
あの懇談会では、ひとりで抱え込まなくていいと気づける場だったと思う。様々な意見を聞いて視野が広がり、それによってお母さんの気持ちが楽になれば、あれでよかった。
もちろん、これで解決なんてことはない。かといって、未解決でもない。
自分は、まだまだ勉強だな・・と気持ちを引き締めた。
今日は、残業もない。仕事を終えたらそのままカフェの方へ行く。
カフェの学生連中が、クリスマスの何かを計画しているらしい。
昨日、マキノには個人的にクリスマスプレゼントとしてアロマキャンドルを買った。
ついこの間、マキノにはいろいろプレゼントしたばかりだから、気を遣うといけないと思ってわざと簡単なものにしたのだ。
そういえば、去年のクリスマスはヒマにしているオレを兄嫁が遊びに来るようにと呼んでくれて、子ども達と遊んでいるところへ、マキノも来たんだ・・。兄嫁は何かに感づいてたのかな。と今になって思う。
あの頃のマキノは他人行儀だったなぁ。敬語だったしなぁ。
遠い昔のことのようだ。
短かったような、長かったような。
盛りだくさんの、そして貴重な一年だった・・。
学校から直接カフェへと向かっている途中に、朝市の広場の前を通った。
そのすぐそばにバス停があって、そこに見慣れない若い女性が立っていた。
意味もなく、それが少し気になった。
が、カフェに到着すると、すぐにそのことは忘れた。
カランカラン、と玄関のベルを鳴らして、店内へと入った。
「ただいま。」
「おかえりなさーい。」
店の厨房では、ヒロトと遊が、いつものカフェのユニフォーム姿で、料理に励んでいた。
クリスマスパーティーの開始は6時からだが、5時を過ぎてすぐに学校を出たので時間にはまだ余裕がある。
「何か準備手伝おうか?」
「ありがとうございます!大丈夫っすよ~。」
「今日は、やっぱり男子はホストなのかい?」
「そう。オレ、辞退しようと思ったら、マキノさんが強制だって。」
そう言ってヒロトが笑った。その顔を見て、春樹は「ん?」と思った。
「・・・ヒロト、目が・・逝っちゃってるよ? 疲れてんじゃないの?」
「あ・・すみません。いつもと違います? たしかに、近ごろ寝不足で・・。」
「春樹さん、よくわかるね。ヒロトの目、細いからオレよくわかんなかった。」
遊が横から茶化すように言った。
「・・マキノにこき使われてんの?」
「いや、そういうわけでは・・」
マキノから事情は聞いていたが・・かなりきつそうだな・・。
「ヒロトは明日も仕事なんじゃないの?」
「そうっすよ。休んでられませんし。」
「あ・・そうだ。オレちょっと一旦家に帰ってくるわ。」
春樹はそう言って、店を出た。
・・・あれー。
店から車を出して国道を走りはじめた時に、また女性を見かけた。さっき朝市広場の横のバス停のそばにいた子だな。23~24歳?いや、もう少し上かな。女の子の年はあまりよくわからんが。
この近所の子ならだいたいわかる。見慣れない子だ。
目的の定まらない歩き方も気になる。クリスマスイブのこんな時間に一人でいるのは不自然だ。5時すぎで、もうあたりは薄暗い。あと10分もすれば夜の暗さになってしまうだろう。
・・駅に行くとしたら、たしかさっきここに来る時すれ違ったバスが最終ぐらいじゃなかったっけ・・・。
とにかく一度家に戻ってきて、まだいたら声をかけてみよう。
春樹は一旦家に戻った。
「春樹さん、お店に直接行かなかったの?」
マキノが声をかけてきた。
「ああ。いいこと思いついたから・・・。」
春樹は、ブラックデニムと白のボタンダウンに着替えた。
「へえ。春樹さん、今日はホストになるの?」
「そう。お店のエプロンも貸して。やってみたかったんだ。マキノは用意できた?」
「うん!」
「ヒロトお疲れっぽかったから、助けてやろうと思ってさ。」
「それ、とっても似合うよ。・・でも役に立つのかなぁ?」
「失敬だな。自慢じゃないがオレにできないことぐらいいっぱいあるぞ。」
マキノはこの間、買ったばかりのスカートをはいて、お化粧をしていた。
やっぱ女の子だな。オレの奥さん。
かわいいけど。
・・・うん。かわいい。
プレゼントしたネックレスもつけてるしなぁ。
ちょっとだきしめ・・・・いや・・いやいや・・ええと
・・ああ、そうだった。
「ねえマキノ。早く車に乗って。」
「なあに?まだ時間あるよ?」
「気になることがあるんだよ・・」
「なんなのぉ・・・」
春樹は、さっきの女の子が、無性に気になっていた。
・・いた。うちの店の前じゃないか。
明らかに、店の中をうかがっている風だ。
「ほら、動きが不振だろ?」
「・・・うん。なんだろ。うちの子に用があるのかな?声かけてくるね。」
マキノがその子に近づいて行った。
自分が車から声をかけるより、女子が声をかけたほうがいいに決まってる。
その子は、マキノに話しかけられて飛び上がるように驚いて、そのあと、ぺこぺことお辞儀している。
マキノは、車の中で様子を見ていた自分にも手招きをしてから、笑顔で店の中に入って行った。
店の誰かの友達かな。今日はみんな友達とかを呼ぶって言ってたからな・・。
春樹は、車を店の裏に停めて、坂を上ってきた。
ちょうど店の中から、ヒロトが出てきた。
入口の前で、さっきの彼女とヒロトの2人が、文字通り固まった。
店に入ろうとしていた春樹は、入り口をふさいでいる2人のせいで中に入れなくなった。
「中に入れば?」
と声をかけた。
「は・・・はい・・。」
ヒロトがようやく返事をした。
「いえ。あの、帰ります。」
「バスは、もうないよ?」
「そうなんですか?じゃあタクシーで・・・。」
「オレが・・店が終わったら送って行くよ。入っておいでよ。」
「い・・いいの?・・かな。」
「雪が降って来たよ。ほら中に入って。」
春樹は二人の肩をそっと押して、店の中に入るよう勧めた。
小学校はすでに冬休みに入った。
24日、世間はクリスマスイブだが、平日だ。
12月最初の学級懇談会では、一人の登校拒否未遂?とクラスの女子間の問題が、寝耳に水で持ち上がったが、春樹の目にはやっぱり自分のクラスは表面はおだやかに見えていた。仲もいいし問題行動を起こす子もいない・・。
あれ以来、春樹は、念を入れて子ども達の関係を観察し、優香のお母さんにはときどき電話をするようにしていた。
さて、今年最後の電話に・・・なるかなぁ。
これまで話をしてきたのは、家での会話や朝家を出る時の様子。学校ではこんな様子だった。という情報の共有だ。大丈夫だろう、という自分の主観はなるべく押し込んで、誰と誰が一緒にいた、こんな出来事があった、こんな会話があったと、なるべく客観的な事実を伝えるように心がけてきた。
優香だけでなく、クラスのひとりひとりが連絡帳を持っていて、明日の連絡や持ち物を自分が黒板に書いたことを写させていて、毎日それをチェックしている。
事務的な連絡だけでなく、こちらが個別に気づいたことや連絡したいことはそこに記入するようになっているし、保護者から書き込みがあった時は、必ず返事を書くようにしている。
結構うまくいってると感じていたのは、オレが楽観的すぎるんだろうか。
人と人の気持ちや感性がすべて同じなわけがないのだから、今後の人生において今のうちにトラブルに出逢っておくのも必要な事だと思う。
本心を隠してしまう大人になるまでに、心が無垢なうちに、自分や自分の近しい人間とは違う、出会ったことのない価値観や感情の動きにふれて、ぶつかりあったり、共有したり、理解しあうことで、大人になってからのコミュニケーション能力に大きな差が出ると思うのだ。
貴重な小学校時代に悩んだり喧嘩したりして、今まさに学んでるんだとお母さんが理解してくれるといいんだが。
自分の机の斜め前にある電話の受話器を上げて、優香の家の固定電話へとダイアルを押した。
「冬休みに入って、どんな様子ですか?」
「ええ、元気にしてます。先生、いつも心配していただいてありがとうございます。」
「休みの日は遅くまで寝てますか?きちんとしろって言う意味じゃなくて、学校があるときと比べて緊張の具合はどうですか?」
「そうですね。家では好き勝手やってますよ。まぁ確かにブツブツ言うだけの何かはあったんでしょうけど、あの子の言い分だけがすべてというわけではないんだろうと思います。」
「そうですか?優香ちゃん、他の子のことは何か言ってますか?」
「いえ、特に・・。子どもの言ってることは日々変わりますし、私もよく見えてなかったかなと。」
「・・冬休みは、お友達との交流の予定は?」
「年末はバタバタしますし、お正月は家族で出かけますから、お友達との約束はないです。」
「小学生の間は、みなそんな感じですね。」
「ええ・・。」
「・・今学期、僕もいろいろ至らない点があったと思います。申し訳ありませんでした。また3学期になっても様子を見ながら、お母さんと相談させていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。」
「いえ・・。いろいろご心配おかけしてすみません。来年もどうぞよろしくお願いします。」
「冬休み中も、何かありましたら、僕の方へご連絡ください。」
「はい。ありがとうございます。」
電話を切って、ふうと息を吐いた。
「子どもから聞いたことがすべてではない。」という言葉が聞けて、春樹は少しホッとした。
あの懇談会では、ひとりで抱え込まなくていいと気づける場だったと思う。様々な意見を聞いて視野が広がり、それによってお母さんの気持ちが楽になれば、あれでよかった。
もちろん、これで解決なんてことはない。かといって、未解決でもない。
自分は、まだまだ勉強だな・・と気持ちを引き締めた。
今日は、残業もない。仕事を終えたらそのままカフェの方へ行く。
カフェの学生連中が、クリスマスの何かを計画しているらしい。
昨日、マキノには個人的にクリスマスプレゼントとしてアロマキャンドルを買った。
ついこの間、マキノにはいろいろプレゼントしたばかりだから、気を遣うといけないと思ってわざと簡単なものにしたのだ。
そういえば、去年のクリスマスはヒマにしているオレを兄嫁が遊びに来るようにと呼んでくれて、子ども達と遊んでいるところへ、マキノも来たんだ・・。兄嫁は何かに感づいてたのかな。と今になって思う。
あの頃のマキノは他人行儀だったなぁ。敬語だったしなぁ。
遠い昔のことのようだ。
短かったような、長かったような。
盛りだくさんの、そして貴重な一年だった・・。
学校から直接カフェへと向かっている途中に、朝市の広場の前を通った。
そのすぐそばにバス停があって、そこに見慣れない若い女性が立っていた。
意味もなく、それが少し気になった。
が、カフェに到着すると、すぐにそのことは忘れた。
カランカラン、と玄関のベルを鳴らして、店内へと入った。
「ただいま。」
「おかえりなさーい。」
店の厨房では、ヒロトと遊が、いつものカフェのユニフォーム姿で、料理に励んでいた。
クリスマスパーティーの開始は6時からだが、5時を過ぎてすぐに学校を出たので時間にはまだ余裕がある。
「何か準備手伝おうか?」
「ありがとうございます!大丈夫っすよ~。」
「今日は、やっぱり男子はホストなのかい?」
「そう。オレ、辞退しようと思ったら、マキノさんが強制だって。」
そう言ってヒロトが笑った。その顔を見て、春樹は「ん?」と思った。
「・・・ヒロト、目が・・逝っちゃってるよ? 疲れてんじゃないの?」
「あ・・すみません。いつもと違います? たしかに、近ごろ寝不足で・・。」
「春樹さん、よくわかるね。ヒロトの目、細いからオレよくわかんなかった。」
遊が横から茶化すように言った。
「・・マキノにこき使われてんの?」
「いや、そういうわけでは・・」
マキノから事情は聞いていたが・・かなりきつそうだな・・。
「ヒロトは明日も仕事なんじゃないの?」
「そうっすよ。休んでられませんし。」
「あ・・そうだ。オレちょっと一旦家に帰ってくるわ。」
春樹はそう言って、店を出た。
・・・あれー。
店から車を出して国道を走りはじめた時に、また女性を見かけた。さっき朝市広場の横のバス停のそばにいた子だな。23~24歳?いや、もう少し上かな。女の子の年はあまりよくわからんが。
この近所の子ならだいたいわかる。見慣れない子だ。
目的の定まらない歩き方も気になる。クリスマスイブのこんな時間に一人でいるのは不自然だ。5時すぎで、もうあたりは薄暗い。あと10分もすれば夜の暗さになってしまうだろう。
・・駅に行くとしたら、たしかさっきここに来る時すれ違ったバスが最終ぐらいじゃなかったっけ・・・。
とにかく一度家に戻ってきて、まだいたら声をかけてみよう。
春樹は一旦家に戻った。
「春樹さん、お店に直接行かなかったの?」
マキノが声をかけてきた。
「ああ。いいこと思いついたから・・・。」
春樹は、ブラックデニムと白のボタンダウンに着替えた。
「へえ。春樹さん、今日はホストになるの?」
「そう。お店のエプロンも貸して。やってみたかったんだ。マキノは用意できた?」
「うん!」
「ヒロトお疲れっぽかったから、助けてやろうと思ってさ。」
「それ、とっても似合うよ。・・でも役に立つのかなぁ?」
「失敬だな。自慢じゃないがオレにできないことぐらいいっぱいあるぞ。」
マキノはこの間、買ったばかりのスカートをはいて、お化粧をしていた。
やっぱ女の子だな。オレの奥さん。
かわいいけど。
・・・うん。かわいい。
プレゼントしたネックレスもつけてるしなぁ。
ちょっとだきしめ・・・・いや・・いやいや・・ええと
・・ああ、そうだった。
「ねえマキノ。早く車に乗って。」
「なあに?まだ時間あるよ?」
「気になることがあるんだよ・・」
「なんなのぉ・・・」
春樹は、さっきの女の子が、無性に気になっていた。
・・いた。うちの店の前じゃないか。
明らかに、店の中をうかがっている風だ。
「ほら、動きが不振だろ?」
「・・・うん。なんだろ。うちの子に用があるのかな?声かけてくるね。」
マキノがその子に近づいて行った。
自分が車から声をかけるより、女子が声をかけたほうがいいに決まってる。
その子は、マキノに話しかけられて飛び上がるように驚いて、そのあと、ぺこぺことお辞儀している。
マキノは、車の中で様子を見ていた自分にも手招きをしてから、笑顔で店の中に入って行った。
店の誰かの友達かな。今日はみんな友達とかを呼ぶって言ってたからな・・。
春樹は、車を店の裏に停めて、坂を上ってきた。
ちょうど店の中から、ヒロトが出てきた。
入口の前で、さっきの彼女とヒロトの2人が、文字通り固まった。
店に入ろうとしていた春樹は、入り口をふさいでいる2人のせいで中に入れなくなった。
「中に入れば?」
と声をかけた。
「は・・・はい・・。」
ヒロトがようやく返事をした。
「いえ。あの、帰ります。」
「バスは、もうないよ?」
「そうなんですか?じゃあタクシーで・・・。」
「オレが・・店が終わったら送って行くよ。入っておいでよ。」
「い・・いいの?・・かな。」
「雪が降って来たよ。ほら中に入って。」
春樹は二人の肩をそっと押して、店の中に入るよう勧めた。
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