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105.うなぎツアーへ
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「春樹さん!お天気は大丈夫そうだね!」
「うん。」
今日は2台でツーリング。
うなぎを食べに行くのだ。
黒とシルバーのバイクウエアを着て、春樹さんが用意をしている。
春樹さんのバイク用のブーツは、町を歩いても違和感はなさそうだ。
マキノは上着は赤と黒のバイクウエアだが、シューズはハイカットのコンバースだった。
連休の気温は普通に過ごすには丁度いいけれど、バイクに乗るにはちゃんと着ておかないと寒い。
「ゆっくり走るからね?」
「うん。バイクは久しぶりだから。ゆっくりでよろしく。」
マキノは、バイクに乗るときはずっとデイバッグを背負っていたのに、遊が使っていたメッセンジャーバッグがかっこよくて、ななめがけのバッグを最近になって買ったのだ。
春樹さんは、取り外しできるタンクバッグを取り付けた。
「日帰りだから特に荷物もいらないけどね・・・財布と、タオルと、免許証と、レインウエア・・ウエットティッシュも欲しいな・・。」
「春樹さん!さあ、行こう。」
「はいはい・・。」
バイクのメンテナンスも持ち物チェックも何もかも春樹さんにまかせっぱなしで、マキノは出発の掛け声だけ元気よく宣言した。
「オレが先頭。走行車線の右寄りを走るから、マキノは左後ろに付くこと。たびたび休憩入れるから,速いとか遅いとかちゃんと言うんだよ?」
「はいはい。わかってます。私だってバイク乗りだったんだから。信用してくださいな。」
「・・・・じゃあ行くよ。」
「おー!」
ドゥルルン・・ドドドドドドド・・・。
春樹が国道に出る坂道を前傾姿勢で下って行く。
マキノもそれに続く。急な下り坂は腕に体重がかかる。しっかりニーグリップ。
春休みに海に行く時は西から南下したが、今度は東の方へ向かって海の近くまで走るのだ。
遊が3月まで乗っていたマキノのバイクは、それ以来放置になっていたので多少の不安があったが、大丈夫のようだ。春樹の900NinnjyaとマキノのVTR250では、バイクのパワーはケタ違いだけれども、日本の公道を正しく走るための性能という意味では全く問題はない。
アクセルを開くたびに、テンションが上がってくる。バイクは快調だ。気分も最高!
目的地への道順は、峠もなし高速もなし、一番起伏の少ないコースを選んでくれている。
春樹のバイクの後姿を追いかけつつ、なんとも言えない昂揚感が全身をめぐる。
風と、エンジンの音。カーブ。コーナー。加速。
そして、春樹さんの後姿。
信号で止まった時に、横に並んだ。春樹がシールドを押し上げて、
「スピードこれぐらいで大丈夫?」
と尋ねてくれる。
「もっと早くても大丈夫だよ。」
と答えた。
「でも、次の道の駅で休憩ね!」
と春樹が言った。
「はーい。」
マキノはヘルメットの頭をぶんぶんと縦に振った。
連休まっただ中で、道の駅は混雑していた。それでも少し座って休憩を入れたかった。
「なんか飲もうよ。」
「そうだな。」
道の駅の一番端にあったカフェに入ると、混雑のわりにすぐに座ることができた。
ふたりとも、コーヒーを-注文した。
「どう?疲れた?」
「全然平気。もっととばしたい。」
「マキノさ・・・。」
「なあに?」
「んー・・いや・・」
「なんだよぅ。何か言いたいの?」
「うん・・・マキノさ、何か考えてることあるだろ?はしゃぎすぎだよ。」
「・・・またバレた・・。」
「今日の顔は、こっそり問題を隠している顔。」
「問題じゃないもん。」
「問題じゃないなら、言ってごらんよ。」
「うぅ・・・。」
春樹は耳に手を当てて、返答を待っている。
「・・・。」
「あのね、このバイクをね、手放そうかなって思ってる。」
「ふうん・・なるほどね・・。」
「あんまり驚かないね?」
「・・・オレも同じこと思ってたからね。」
「えーーーっ。」
「・・・なんでそこでマキノが驚くんだよ。」
「だって、私のバイクなんだもん・・・」
「いや・・・それ、違うよマキノ。」
「何が?」
「オレは、オレのバイクを処分しようかなって思ってたんだ。」
「ええええええええーーーーーっ。」
「・・だから、なんで驚くんだよ・・・。」
「だって私、だって私、春樹さんが2台もバイクメンテするの大変だろうなって思って・・。」
「オレのため?」
「いや・・いや、違うけど。」
「オレのバイク残しても、マキノは大型バイクの免許ないから乗れないじゃないか。」
「ないけど、ないけど・・・。春樹さんが自分のバイク手放すなんて・・。」
「もうすぐ車検だしね。このバイクは維持費が高いだろ。」
「・・・・。」
「手放そうと思った理由はそれだけじゃないよ。マキノのバイクがあればいいかなと思ってさ。」
「私も、春樹さんのバイクがあれば、後ろに乗せてもらおうって思ってたもん。」
「マキノのバイクのタンデムでも同じじゃないか。」
「まぁ・・まぁ、そうだけど・・。いや全然違うでしょ。」
「パワーは違うけど、わずかな差だよ。二人乗りも充分できる。」
「できるけどさ・・・。」
「処分って、どうするつもりだったの?」
「・・わかんない。遊が欲しいって言えば、あげてもいいと思ってた。」
「そんなことだろうと思った。」
「ダメだった?」
「いいよ。マキノの好きにしていい。オレ、ホントのこと言うと、バイクは2台両方なくてもいいと思ってるぐらいなんだよ。」
「なんで?」
「バイクがなくても、いろいろ刺激もあるし、忙しくて乗れないことがストレスになるのも嫌だし、バイクが放置になって傷むほうがかわいそうだしな。」
「・・そっ・・か。・・そうだよね・・。」
「とにかく今日は、マキノとしては、心残りがないように、存分に乗るつもりだったわけだ。」
「うん・・。」
「オレも、その意見には賛成。」
「わたし・・・春樹さんのタンデムに、もう一度乗りたかったの。」
「いいよ。タンデムもしようよ。」
春樹さんは、少し考えてから続けた。
「海岸沿いの自動車道だったら快適だと思うな。うなぎ食べてからそこでタンデムする?」
「うん。春樹さん。この辺の事詳しいね。ここまで来る時もあんまり道を調べてなかったのに。」
「来たことあるんだ。・・覚えてるもんだな。」
「ふうん・・。」
なんとなくその言い方が気になった。
「春樹さん確か・・・女の子を乗せるのは初めてだって言ったよね?」
「・・よく覚えてるな。そうだよ、あとにも先にもオレのバイクのタンデムに乗ったのは、マキノ一人。」
訊かないほうがいいような気がしたのに、訊いてしまった。
「じゃあ、だれかのタンデムに乗ったことはある?」
「・・・あるね。」
どきん と心臓がはねた。
春樹がマキノから視線をはずした。
マキノは春樹さんの、ため息と言えないぐらいの小さなため息を見逃さなかった。
聞いちゃダメ、聞いちゃダメだ・・と思ったのに、口が止まらなかった。
「・・もしかして、女性の?」
「・・うん。」
「・・・。」
やだ・・。
本気で・・気分が一気に底辺まで落ちてしまった。
・・嫉妬とかじゃないんだってば。
でも、すごく、いやだ・・。
自分から地雷を踏みに行ってしまったのはわかってた。
まだ、行程の4分の一しか来てないのに、もう帰りたい。
春樹さんはコーヒーを飲み干して立ち上がった。
マキノの気持ちをわかっているのかいないのか、大きな手でマキノの頭をわしわしとした。
「さあ、気合れて行こうか。」
「・・・。うん。」
落っこちた気持ちを表に出さないようにしようと思うが、春樹さんには気づかれたような気がする。
我ながら、さっきまでとテンションが違いすぎる。
春樹さんは、少しマキノを気遣いながら,ヘルメットをかぶって、グローブをはめた。
マキノも同じようにヘルメットをかぶる。
「行くよ?」
「うん。」
春樹さんが900Ninjyaを発進させ、マキノがVTR250で後を追う。
走りながらも、想像しちゃダメだと思うのに、妄想が止められない。
さっきの、『女性のバイクの後ろにのったことがある』というシーンだ。
・・春樹さんとつきあっててバイクに乗るような彼女だったなら、活発で明るい人だったに違いない・・・。
その頃、春樹さんは免許がなかったのかな。
大学生の時・・彼女と・・ふざけて二人乗りでもしたんだろうか。
胸が痛い。
どんな人だったのか、二人がどんなつきあいをしていたのか何も知らないのに。
春樹さんとその人が、ただ別れたのではなく、突然亡くなったという事実が今のマキノを追い詰める。
自分の大事な人が、ある時突然消えうせるなんて・・・・ 想像すらできない。
息が苦しい・・。
ふと気がついた。
・・その頃の春樹さんは、今の遊と同じぐらいの年だったのか・・・。
まだ頼りなくて・・不安定だ。
遊は、寂しいと言って泣いていた。
「マキノ!」
信号で止まった時に、春樹さんが声をかけてきた。
「はいっ。」
「バイクがフラフラしてる。ボーっとしてちゃダメだろ。」
「・・・。」
「あと30分ほどだから、頼むから運転に集中して。」
「はい。ごめんなさい。」
「運転がつらいならもう一度休む?」
「ううん。大丈夫。」
信号が青になった。
前を走っていたのに、どうしてフラフラしているのがわかったの・・。
春樹さんに叱られて、少し気を取り直した。
しばらくしてようやく、予定していたうなぎ料理の老舗にたどりついた。
「うん。」
今日は2台でツーリング。
うなぎを食べに行くのだ。
黒とシルバーのバイクウエアを着て、春樹さんが用意をしている。
春樹さんのバイク用のブーツは、町を歩いても違和感はなさそうだ。
マキノは上着は赤と黒のバイクウエアだが、シューズはハイカットのコンバースだった。
連休の気温は普通に過ごすには丁度いいけれど、バイクに乗るにはちゃんと着ておかないと寒い。
「ゆっくり走るからね?」
「うん。バイクは久しぶりだから。ゆっくりでよろしく。」
マキノは、バイクに乗るときはずっとデイバッグを背負っていたのに、遊が使っていたメッセンジャーバッグがかっこよくて、ななめがけのバッグを最近になって買ったのだ。
春樹さんは、取り外しできるタンクバッグを取り付けた。
「日帰りだから特に荷物もいらないけどね・・・財布と、タオルと、免許証と、レインウエア・・ウエットティッシュも欲しいな・・。」
「春樹さん!さあ、行こう。」
「はいはい・・。」
バイクのメンテナンスも持ち物チェックも何もかも春樹さんにまかせっぱなしで、マキノは出発の掛け声だけ元気よく宣言した。
「オレが先頭。走行車線の右寄りを走るから、マキノは左後ろに付くこと。たびたび休憩入れるから,速いとか遅いとかちゃんと言うんだよ?」
「はいはい。わかってます。私だってバイク乗りだったんだから。信用してくださいな。」
「・・・・じゃあ行くよ。」
「おー!」
ドゥルルン・・ドドドドドドド・・・。
春樹が国道に出る坂道を前傾姿勢で下って行く。
マキノもそれに続く。急な下り坂は腕に体重がかかる。しっかりニーグリップ。
春休みに海に行く時は西から南下したが、今度は東の方へ向かって海の近くまで走るのだ。
遊が3月まで乗っていたマキノのバイクは、それ以来放置になっていたので多少の不安があったが、大丈夫のようだ。春樹の900NinnjyaとマキノのVTR250では、バイクのパワーはケタ違いだけれども、日本の公道を正しく走るための性能という意味では全く問題はない。
アクセルを開くたびに、テンションが上がってくる。バイクは快調だ。気分も最高!
目的地への道順は、峠もなし高速もなし、一番起伏の少ないコースを選んでくれている。
春樹のバイクの後姿を追いかけつつ、なんとも言えない昂揚感が全身をめぐる。
風と、エンジンの音。カーブ。コーナー。加速。
そして、春樹さんの後姿。
信号で止まった時に、横に並んだ。春樹がシールドを押し上げて、
「スピードこれぐらいで大丈夫?」
と尋ねてくれる。
「もっと早くても大丈夫だよ。」
と答えた。
「でも、次の道の駅で休憩ね!」
と春樹が言った。
「はーい。」
マキノはヘルメットの頭をぶんぶんと縦に振った。
連休まっただ中で、道の駅は混雑していた。それでも少し座って休憩を入れたかった。
「なんか飲もうよ。」
「そうだな。」
道の駅の一番端にあったカフェに入ると、混雑のわりにすぐに座ることができた。
ふたりとも、コーヒーを-注文した。
「どう?疲れた?」
「全然平気。もっととばしたい。」
「マキノさ・・・。」
「なあに?」
「んー・・いや・・」
「なんだよぅ。何か言いたいの?」
「うん・・・マキノさ、何か考えてることあるだろ?はしゃぎすぎだよ。」
「・・・またバレた・・。」
「今日の顔は、こっそり問題を隠している顔。」
「問題じゃないもん。」
「問題じゃないなら、言ってごらんよ。」
「うぅ・・・。」
春樹は耳に手を当てて、返答を待っている。
「・・・。」
「あのね、このバイクをね、手放そうかなって思ってる。」
「ふうん・・なるほどね・・。」
「あんまり驚かないね?」
「・・・オレも同じこと思ってたからね。」
「えーーーっ。」
「・・・なんでそこでマキノが驚くんだよ。」
「だって、私のバイクなんだもん・・・」
「いや・・・それ、違うよマキノ。」
「何が?」
「オレは、オレのバイクを処分しようかなって思ってたんだ。」
「ええええええええーーーーーっ。」
「・・だから、なんで驚くんだよ・・・。」
「だって私、だって私、春樹さんが2台もバイクメンテするの大変だろうなって思って・・。」
「オレのため?」
「いや・・いや、違うけど。」
「オレのバイク残しても、マキノは大型バイクの免許ないから乗れないじゃないか。」
「ないけど、ないけど・・・。春樹さんが自分のバイク手放すなんて・・。」
「もうすぐ車検だしね。このバイクは維持費が高いだろ。」
「・・・・。」
「手放そうと思った理由はそれだけじゃないよ。マキノのバイクがあればいいかなと思ってさ。」
「私も、春樹さんのバイクがあれば、後ろに乗せてもらおうって思ってたもん。」
「マキノのバイクのタンデムでも同じじゃないか。」
「まぁ・・まぁ、そうだけど・・。いや全然違うでしょ。」
「パワーは違うけど、わずかな差だよ。二人乗りも充分できる。」
「できるけどさ・・・。」
「処分って、どうするつもりだったの?」
「・・わかんない。遊が欲しいって言えば、あげてもいいと思ってた。」
「そんなことだろうと思った。」
「ダメだった?」
「いいよ。マキノの好きにしていい。オレ、ホントのこと言うと、バイクは2台両方なくてもいいと思ってるぐらいなんだよ。」
「なんで?」
「バイクがなくても、いろいろ刺激もあるし、忙しくて乗れないことがストレスになるのも嫌だし、バイクが放置になって傷むほうがかわいそうだしな。」
「・・そっ・・か。・・そうだよね・・。」
「とにかく今日は、マキノとしては、心残りがないように、存分に乗るつもりだったわけだ。」
「うん・・。」
「オレも、その意見には賛成。」
「わたし・・・春樹さんのタンデムに、もう一度乗りたかったの。」
「いいよ。タンデムもしようよ。」
春樹さんは、少し考えてから続けた。
「海岸沿いの自動車道だったら快適だと思うな。うなぎ食べてからそこでタンデムする?」
「うん。春樹さん。この辺の事詳しいね。ここまで来る時もあんまり道を調べてなかったのに。」
「来たことあるんだ。・・覚えてるもんだな。」
「ふうん・・。」
なんとなくその言い方が気になった。
「春樹さん確か・・・女の子を乗せるのは初めてだって言ったよね?」
「・・よく覚えてるな。そうだよ、あとにも先にもオレのバイクのタンデムに乗ったのは、マキノ一人。」
訊かないほうがいいような気がしたのに、訊いてしまった。
「じゃあ、だれかのタンデムに乗ったことはある?」
「・・・あるね。」
どきん と心臓がはねた。
春樹がマキノから視線をはずした。
マキノは春樹さんの、ため息と言えないぐらいの小さなため息を見逃さなかった。
聞いちゃダメ、聞いちゃダメだ・・と思ったのに、口が止まらなかった。
「・・もしかして、女性の?」
「・・うん。」
「・・・。」
やだ・・。
本気で・・気分が一気に底辺まで落ちてしまった。
・・嫉妬とかじゃないんだってば。
でも、すごく、いやだ・・。
自分から地雷を踏みに行ってしまったのはわかってた。
まだ、行程の4分の一しか来てないのに、もう帰りたい。
春樹さんはコーヒーを飲み干して立ち上がった。
マキノの気持ちをわかっているのかいないのか、大きな手でマキノの頭をわしわしとした。
「さあ、気合れて行こうか。」
「・・・。うん。」
落っこちた気持ちを表に出さないようにしようと思うが、春樹さんには気づかれたような気がする。
我ながら、さっきまでとテンションが違いすぎる。
春樹さんは、少しマキノを気遣いながら,ヘルメットをかぶって、グローブをはめた。
マキノも同じようにヘルメットをかぶる。
「行くよ?」
「うん。」
春樹さんが900Ninjyaを発進させ、マキノがVTR250で後を追う。
走りながらも、想像しちゃダメだと思うのに、妄想が止められない。
さっきの、『女性のバイクの後ろにのったことがある』というシーンだ。
・・春樹さんとつきあっててバイクに乗るような彼女だったなら、活発で明るい人だったに違いない・・・。
その頃、春樹さんは免許がなかったのかな。
大学生の時・・彼女と・・ふざけて二人乗りでもしたんだろうか。
胸が痛い。
どんな人だったのか、二人がどんなつきあいをしていたのか何も知らないのに。
春樹さんとその人が、ただ別れたのではなく、突然亡くなったという事実が今のマキノを追い詰める。
自分の大事な人が、ある時突然消えうせるなんて・・・・ 想像すらできない。
息が苦しい・・。
ふと気がついた。
・・その頃の春樹さんは、今の遊と同じぐらいの年だったのか・・・。
まだ頼りなくて・・不安定だ。
遊は、寂しいと言って泣いていた。
「マキノ!」
信号で止まった時に、春樹さんが声をかけてきた。
「はいっ。」
「バイクがフラフラしてる。ボーっとしてちゃダメだろ。」
「・・・。」
「あと30分ほどだから、頼むから運転に集中して。」
「はい。ごめんなさい。」
「運転がつらいならもう一度休む?」
「ううん。大丈夫。」
信号が青になった。
前を走っていたのに、どうしてフラフラしているのがわかったの・・。
春樹さんに叱られて、少し気を取り直した。
しばらくしてようやく、予定していたうなぎ料理の老舗にたどりついた。
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