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109.2階で、遊と。
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・・9時かぁ・・。
蒸し暑いのでリビングと寝室、そして2階の和室もエアコンをつけて回った。
遊のお泊りの用意をと思って、お布団を引っ張り出した。
敷布団を広げると、昼間の気温のせいでホコホコに温かかった。
こんなに暑いと寝られないな。
ヒロトの店でもそうしていたように、2階の窓を開けた。
出窓風になっていて腰かけることができる。
外の方が少し涼しかったが、そのままエアコンもつけておくことにした。
国道から車が一台あがってきた。家の前ではなく、少し離れた空き地でUターンして帰って行く。
遊が歩いてくるのが見えた。
いつも持っていたメッセンジャーバッグよりも小さめの斜め掛けのバッグをかけて、7分丈のゆったり目のパンツ。サンダル。黒のVネックのTシャツが少し大人っぽくて似合っていた。
マキノは、2階から声をかけた。
「ゆーう。玄関は開いてるから、勝手に入って2階に上がっておいでー。」
遊は返事をせずに片手をあげた。
ルポカフェの店から原付バイクにのって出発するときに、遊が片手をあげてから走り去ったことを思い出した。
たんたんたんと2階へ上がってきた。
「ただいま。オレ、階段の場所は知ってたけど二階に上がるの初めてだよ。」
と遊が言った。
「そうだっけ?・・・あのさ、遊それどう思う?」
とマキノが布団を指さした。
「どうって?」
「触ってごらんよ。」
遊は、部屋の真ん中に敷いた敷布団をしゃがんで触った。
「・・・。おぅ、いいかんじに温まってるね。・・でもこんなの大丈夫だよ。強いて言えばオレ、布団なくても寝られるし。」
「何言ってんのよ。まぁしばらく・・エアコンつけてたら冷めるかな。」
「そうだね。」
「花火はちゃんと楽しめた? 真央ちゃんは?」
「うん。花火が始まるまでに時間いっぱいあったから、一緒に屋台回ってた。」
「真央ちゃんは浴衣?」
「うん。」
「女の子は着物着ると可愛いでしょう?」
「・・まぁ、かわいかったよ。」
「ふ・・青春ね・・・。」
「かなぁ・・・。」
「でも帰ってくるの早かったね。」
「ああ、うん。真央の母さんがすごいんだ。時間と場所を指定されてた信号があってさ、花火が終わったらすぐに連絡が来て40秒後に停まるから赤信号の間に乗り込めって言われてさ。それにぴったりあわせて来たんだ。おかげで花火終わって一番に帰らされたというか。駐車場とか出るのが時間かかるらしくて、渋滞になる前に帰れたよ。」
「ふふっ。真央のお母さんらしいね。」
しゃがんでいた遊が立ち上がった。
「他人の家でお泊りなんて、気を遣うはずだけど、春樹さんとマキノだと思ったらあんまり緊張しないな。」
と言って、マキノのいる窓のそばにスタスタと近づいてきた。
「ぬっ?」
「警戒しなくても何もしないよ。」
ゲラゲラと遊が笑った。
・・・実は・・『迎え撃つ!』・・とちょっと思ってしまったのは内緒だ。
「前科もちが・・何を言う。」
「ホントだってば。」
遊は、窓に座っているマキノの横に自分も腰かけた。
「それ。ずっと弁解したかったんだよオレ。」
「何をよ。」
「その前科の事。」
遊は性懲りもなく、また右手をふにふにとして、言った。
「あの時の、あの手はね・・・ほぼ偶然だったんだよ。」
「うそおっしゃい!!」
「いや・・ええと無意識と、偶然。ホントホント。あと、ちょっとだけ本能。」
「なんだそりゃ。」
「・・脳内で、まずい!!って思ったんだけど、自分ではそれを除けられなかったのさ。」
「バカかっ。」
「うん、バカだったね。たしかに。・・本当のオレは純粋無垢なのに!!って思ったのもあったし、最初ぐらい可愛い彼女のを触りたかったってば。」
「・・・遊は、まだ殴られ足りないんだな・・。」
あはは・・と、遊は明るく笑った。
「そこはいいんだよ。その行動には自分の意志が反映してないから。」
「自分で『いいんだよ』とか言える立場と思ってんの?」
「へへっ・・でもさ、問題の本質はその前のところなんだよね。」
といって自分の口を人差し指でちょんと触った。
「・・そうだよ・・大問題だよ。」
「3秒なんだ、いや5秒かな・・魔が差したのはね。でも、あれは半分マキノのせいだとオレは思ってる。」
「ちがうわ、人のせいにしないでよ。」
「そう。そうなんだオレが悪いんだけど。悪魔もささやきますってあの状況じゃ。理解してくれとは言わないけど。まあとにかく、自分でやったことなのに、すげえ焦った。さーっと後悔が全身をかけめぐってさ・・」
「ホントかぁ??」
「取り返しつかないことしたって・・・思ったよ?」
「そうは、見えなかったぞぅ?」
「オレね・・マキノも春樹さんもお互い一筋なの、わかってんのに・・・。こりゃもう、自分で自分の居場所つぶしちまったぁーって・・・・凍りついたんだ。」
「・・・。」
「マキノ、まん丸い目して口パクパクしてたね・・。」
「むうっ・・!」
マキノは、コツンと一発、遊の頭を殴った。
「痛いってば・・・。でもマキノったら、何を言うかと思ったら、すぐに・・ファーストキスか?って聞くし、今みたいに頭小突いてさ・・。」
くくっと、また遊が笑った。
「だって、そこが一番問いただすとこでしょが。」
「いや・・・ちがうだろ。」
「えっでも、ファーストかどうかで大事な物奪っちゃったみたいになるじゃない。」
「ちがうって、悪いのオレなんだから。普通の反応はそうじゃなっくてさ・・。」
「・・・。」
「マキノには、オレのこと軽蔑したり・・拒否したりする感情は、ないんだなって・・。」
「あるわ!!わたしだって拒否ぐらいするわ!したわ!したかったわ!」
「そういう意味じゃないってば・・」
「な~によ・・。」
「マキノは大丈夫だ・・って思ったんだよ。」
「な~にがよ。」
「こんなことしたのに、・・・嫌われなかったって。・・気がゆるんでさ・・。」
「嫌う?・・だって、・・遊だよ・・?」
「ほらそれだ・・・。」
「何よ・・。」
「おかげでいろいろみっともない事、いっぱい吐きだしちゃったよ。」
「・・・。」
遊が言葉を止めて、外を見渡した。
「ここの2階からの景色って、なんか落ちつくね。」
遊がつぶやいた。
暗いけれど、空と山の区別がついた。
少し高い位置にあるから、見渡せる景色が広かった。
いくつかの民家の灯りと、川のせせらぎ、国道を走る車の気配。
生活は自然の中にありながら、人ともちゃんとつながっている安心感。
「・・・。」
「ルポカフェの下の部屋だったり、実家の自分の部屋だったり、今の一人暮らしのアパートだったり・・・寝る場所は、いくつかあるけどさ。」
「うん・・。」
「素の自分を受け入れてくれる人がいれば、それが居場所だなって、思ったよ。」
「・・・。」
「オレ、ちょっとだけ大丈夫になったっしょ?」
「・・そうだね。」
しばらく間があって、マキノは遊に尋ねた。
「学校はどう?」
「んー。授業は実習が多くて面白い。つまんないはずの机の上での勉強も、オレ実際にやってきたことが多いから面白いんだよ。やって来たことが正しかったら納得するし、できなかったことがこれだったのか!って思ったりね。できるだけ実力は温存して、いつか『実はこれぐらいできます』的なことしたくて、ワクワクしてる。」
「勉強以外では?」
「友達と呼べるものは、いっぱいできた。バイトもしてる。コンビニだけどね。」
「寂しかったりする?」
「寂しくなんかねえや!」
と遊はわざと、おどけるように言ってから,「大丈夫だよ。」と言った。
「真央とは、どうなってるの?」
「つきあってるわけじゃないんだよね。でもやりとりはしてる。」
「ふうん。」
「真央はえらいよ。すごい頑張ってる。」
「真央は真面目だからねぇ。」
「部屋に行った時、もきれいにしてたよ。」
「・・・遊!真央の部屋に行ったの?」
「まぁね・・わざわざじゃないよ?時間待ちか何かで・・。」
「・・・その気もないのに、変な事したら承知せんからね・・。」
「しないってば・・人をけだもののように言うのやめて。」
「前科もち。」
「あーもう・・。」
遊が頭を掻いた。
そのとき、国道からバイクが坂を上ってくるのが見えた。
春樹さんだ。
自然と顔がゆるんだ。
「春樹さん帰って来たね。」
マキノは立ち上がった。
「お布団冷ましといて、もうちょっと下で遊んどけば?アイスコーヒー淹れてあげるよ。」
「さんきゅ。」
遊も立ち上がって窓を閉めながら、先に階段を降りようとしているマキノに声をかけた。
「マキノ。」
「なあに?」
「・・ずっと、ありがとう。」
「・・こちらこそ。」
マキノと遊は、たんたんたんと階段を降りて、「おかえり~。春樹さんお疲れ~。」
と、2人で出迎えた。
蒸し暑いのでリビングと寝室、そして2階の和室もエアコンをつけて回った。
遊のお泊りの用意をと思って、お布団を引っ張り出した。
敷布団を広げると、昼間の気温のせいでホコホコに温かかった。
こんなに暑いと寝られないな。
ヒロトの店でもそうしていたように、2階の窓を開けた。
出窓風になっていて腰かけることができる。
外の方が少し涼しかったが、そのままエアコンもつけておくことにした。
国道から車が一台あがってきた。家の前ではなく、少し離れた空き地でUターンして帰って行く。
遊が歩いてくるのが見えた。
いつも持っていたメッセンジャーバッグよりも小さめの斜め掛けのバッグをかけて、7分丈のゆったり目のパンツ。サンダル。黒のVネックのTシャツが少し大人っぽくて似合っていた。
マキノは、2階から声をかけた。
「ゆーう。玄関は開いてるから、勝手に入って2階に上がっておいでー。」
遊は返事をせずに片手をあげた。
ルポカフェの店から原付バイクにのって出発するときに、遊が片手をあげてから走り去ったことを思い出した。
たんたんたんと2階へ上がってきた。
「ただいま。オレ、階段の場所は知ってたけど二階に上がるの初めてだよ。」
と遊が言った。
「そうだっけ?・・・あのさ、遊それどう思う?」
とマキノが布団を指さした。
「どうって?」
「触ってごらんよ。」
遊は、部屋の真ん中に敷いた敷布団をしゃがんで触った。
「・・・。おぅ、いいかんじに温まってるね。・・でもこんなの大丈夫だよ。強いて言えばオレ、布団なくても寝られるし。」
「何言ってんのよ。まぁしばらく・・エアコンつけてたら冷めるかな。」
「そうだね。」
「花火はちゃんと楽しめた? 真央ちゃんは?」
「うん。花火が始まるまでに時間いっぱいあったから、一緒に屋台回ってた。」
「真央ちゃんは浴衣?」
「うん。」
「女の子は着物着ると可愛いでしょう?」
「・・まぁ、かわいかったよ。」
「ふ・・青春ね・・・。」
「かなぁ・・・。」
「でも帰ってくるの早かったね。」
「ああ、うん。真央の母さんがすごいんだ。時間と場所を指定されてた信号があってさ、花火が終わったらすぐに連絡が来て40秒後に停まるから赤信号の間に乗り込めって言われてさ。それにぴったりあわせて来たんだ。おかげで花火終わって一番に帰らされたというか。駐車場とか出るのが時間かかるらしくて、渋滞になる前に帰れたよ。」
「ふふっ。真央のお母さんらしいね。」
しゃがんでいた遊が立ち上がった。
「他人の家でお泊りなんて、気を遣うはずだけど、春樹さんとマキノだと思ったらあんまり緊張しないな。」
と言って、マキノのいる窓のそばにスタスタと近づいてきた。
「ぬっ?」
「警戒しなくても何もしないよ。」
ゲラゲラと遊が笑った。
・・・実は・・『迎え撃つ!』・・とちょっと思ってしまったのは内緒だ。
「前科もちが・・何を言う。」
「ホントだってば。」
遊は、窓に座っているマキノの横に自分も腰かけた。
「それ。ずっと弁解したかったんだよオレ。」
「何をよ。」
「その前科の事。」
遊は性懲りもなく、また右手をふにふにとして、言った。
「あの時の、あの手はね・・・ほぼ偶然だったんだよ。」
「うそおっしゃい!!」
「いや・・ええと無意識と、偶然。ホントホント。あと、ちょっとだけ本能。」
「なんだそりゃ。」
「・・脳内で、まずい!!って思ったんだけど、自分ではそれを除けられなかったのさ。」
「バカかっ。」
「うん、バカだったね。たしかに。・・本当のオレは純粋無垢なのに!!って思ったのもあったし、最初ぐらい可愛い彼女のを触りたかったってば。」
「・・・遊は、まだ殴られ足りないんだな・・。」
あはは・・と、遊は明るく笑った。
「そこはいいんだよ。その行動には自分の意志が反映してないから。」
「自分で『いいんだよ』とか言える立場と思ってんの?」
「へへっ・・でもさ、問題の本質はその前のところなんだよね。」
といって自分の口を人差し指でちょんと触った。
「・・そうだよ・・大問題だよ。」
「3秒なんだ、いや5秒かな・・魔が差したのはね。でも、あれは半分マキノのせいだとオレは思ってる。」
「ちがうわ、人のせいにしないでよ。」
「そう。そうなんだオレが悪いんだけど。悪魔もささやきますってあの状況じゃ。理解してくれとは言わないけど。まあとにかく、自分でやったことなのに、すげえ焦った。さーっと後悔が全身をかけめぐってさ・・」
「ホントかぁ??」
「取り返しつかないことしたって・・・思ったよ?」
「そうは、見えなかったぞぅ?」
「オレね・・マキノも春樹さんもお互い一筋なの、わかってんのに・・・。こりゃもう、自分で自分の居場所つぶしちまったぁーって・・・・凍りついたんだ。」
「・・・。」
「マキノ、まん丸い目して口パクパクしてたね・・。」
「むうっ・・!」
マキノは、コツンと一発、遊の頭を殴った。
「痛いってば・・・。でもマキノったら、何を言うかと思ったら、すぐに・・ファーストキスか?って聞くし、今みたいに頭小突いてさ・・。」
くくっと、また遊が笑った。
「だって、そこが一番問いただすとこでしょが。」
「いや・・・ちがうだろ。」
「えっでも、ファーストかどうかで大事な物奪っちゃったみたいになるじゃない。」
「ちがうって、悪いのオレなんだから。普通の反応はそうじゃなっくてさ・・。」
「・・・。」
「マキノには、オレのこと軽蔑したり・・拒否したりする感情は、ないんだなって・・。」
「あるわ!!わたしだって拒否ぐらいするわ!したわ!したかったわ!」
「そういう意味じゃないってば・・」
「な~によ・・。」
「マキノは大丈夫だ・・って思ったんだよ。」
「な~にがよ。」
「こんなことしたのに、・・・嫌われなかったって。・・気がゆるんでさ・・。」
「嫌う?・・だって、・・遊だよ・・?」
「ほらそれだ・・・。」
「何よ・・。」
「おかげでいろいろみっともない事、いっぱい吐きだしちゃったよ。」
「・・・。」
遊が言葉を止めて、外を見渡した。
「ここの2階からの景色って、なんか落ちつくね。」
遊がつぶやいた。
暗いけれど、空と山の区別がついた。
少し高い位置にあるから、見渡せる景色が広かった。
いくつかの民家の灯りと、川のせせらぎ、国道を走る車の気配。
生活は自然の中にありながら、人ともちゃんとつながっている安心感。
「・・・。」
「ルポカフェの下の部屋だったり、実家の自分の部屋だったり、今の一人暮らしのアパートだったり・・・寝る場所は、いくつかあるけどさ。」
「うん・・。」
「素の自分を受け入れてくれる人がいれば、それが居場所だなって、思ったよ。」
「・・・。」
「オレ、ちょっとだけ大丈夫になったっしょ?」
「・・そうだね。」
しばらく間があって、マキノは遊に尋ねた。
「学校はどう?」
「んー。授業は実習が多くて面白い。つまんないはずの机の上での勉強も、オレ実際にやってきたことが多いから面白いんだよ。やって来たことが正しかったら納得するし、できなかったことがこれだったのか!って思ったりね。できるだけ実力は温存して、いつか『実はこれぐらいできます』的なことしたくて、ワクワクしてる。」
「勉強以外では?」
「友達と呼べるものは、いっぱいできた。バイトもしてる。コンビニだけどね。」
「寂しかったりする?」
「寂しくなんかねえや!」
と遊はわざと、おどけるように言ってから,「大丈夫だよ。」と言った。
「真央とは、どうなってるの?」
「つきあってるわけじゃないんだよね。でもやりとりはしてる。」
「ふうん。」
「真央はえらいよ。すごい頑張ってる。」
「真央は真面目だからねぇ。」
「部屋に行った時、もきれいにしてたよ。」
「・・・遊!真央の部屋に行ったの?」
「まぁね・・わざわざじゃないよ?時間待ちか何かで・・。」
「・・・その気もないのに、変な事したら承知せんからね・・。」
「しないってば・・人をけだもののように言うのやめて。」
「前科もち。」
「あーもう・・。」
遊が頭を掻いた。
そのとき、国道からバイクが坂を上ってくるのが見えた。
春樹さんだ。
自然と顔がゆるんだ。
「春樹さん帰って来たね。」
マキノは立ち上がった。
「お布団冷ましといて、もうちょっと下で遊んどけば?アイスコーヒー淹れてあげるよ。」
「さんきゅ。」
遊も立ち上がって窓を閉めながら、先に階段を降りようとしているマキノに声をかけた。
「マキノ。」
「なあに?」
「・・ずっと、ありがとう。」
「・・こちらこそ。」
マキノと遊は、たんたんたんと階段を降りて、「おかえり~。春樹さんお疲れ~。」
と、2人で出迎えた。
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