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第一話 ローパーにめちゃくちゃに犯されたい
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思えばわたしは昔から、人見知りを通り越して人嫌いな性格だった。
生まれてこのかた友達はゼロ、恋人なんてできるはずもない、家族ですら必要以上に会話したくない。
自分に自信がないとか、人とどう接したらいいのかわからないとかそういうことですらなく、ただ単純にひとりでいることが好きすぎるだけなのが尚更に質が悪い。
きっと自分はこれからも一生ひとりを愛し続け、孤独に死んでいくに違いないとそう思っていた。
ところが悲しいかな、わたしはとにかく性欲がスゴかった。
片手で数えられる歳のころに「股をこするとなんだか気持ちいい」ということを覚えてからというものの、父が隠し持っていたエロ漫画を見つけたことで完全に性に目覚め、それからはひとりでするオナニーで己の身体を開発する日々。
けれども生まれついての人嫌いが災いして、他人とそういう行為をしようなどという気持ちはこれっぽっちも沸いてこず、自分の世界に閉じこもり続けた結果、性癖は拗れに拗れていった。
そんなわたしのオナニーのおかずは専ら“異種姦もの”だ。
例を挙げると、触手に全身を拘束されて穴という穴に触手を突っ込まれたり、スライムに服を溶かされて体液という体液を吸い尽くされたり、何十という数のオークに代わる代わる巨根をぶち込まれたりするやつである。
好きすぎるあまり、理想のシチュエーションの異種姦もの同人漫画を自分で描いてネットに上げて、それがきっかけで漫画家としてプロデビューすることになったほどだった。
というのも、わたしは人嫌いが講じるあまり、相手が人間だとまったく興奮できなくなってしまったのだ。
異種姦ものの良いところは、相手が人間と異なる異形の生物、つまるところは意思疎通が不可能だというところである。
犯されている側が泣こうが叫ぼうがお構いなし、そもそも相手が欲情しているかどうかすら定かではない。
ただ単に己の種を残す為、たまたまそこにいた適当なヤツを、何の感情もなく犯しまくって孕ませる。
そんな不条理さがとにかくグッとくるのだ。
ところがそんな日々は、あっさりと終わりを迎えた。
日課と化していたオナニーでちょっと無茶をし過ぎて、潮やら尿やらを噴き散らかすほどイキまくって気絶した結果、まさかのまさか脱水症状で死んでしまったのだ。
腹上死やらテクノブレイクやら首絞めプレイ中の事故死やら、エロが原因の死因は世にたくさんあれど、過激なオナニーでの脱水死はわたしぐらいなものだろう。
我ながらどうしようもない変態クソ馬鹿女だと思う。
―――などという恥の多い生涯を全うした前世の自分のことを、ルドヴィカ・アールノートはローゼリア王立魔導学院を主席で卒業したその日に、突如として思い出した。
(…これってもしかして、異世界転生ってやつ!?)
今生のルドヴィカは17歳で、白百合の花弁を思わせる銀糸の髪に、竜胆の花の如き青紫の瞳を持つ。
著名な魔導士を多く輩出している魔導の名門、アールノート伯爵家の三女であり、国中から魔導の才能を持つ子女が集まる王立魔導学院で、主席に君臨するほどの秀才である。
ところがルドヴィカは前世の自分に負けず劣らずの人嫌いで、友達も恋人もいなければ家族ともろくに言葉を交わさず、魔導学院では同期の生徒から“物言わぬ花”と例えられたほどだ。
その才能と性格の相乗効果で、人々の妬みや嫉みを一身に受けていたルドヴィカであったが、ひとたび前世を思い出せば彼女の頭の中を占めるのは一つの考えのみであった。
剣と魔法のTHE・ファンタジーな異世界に転生したんだから、ドスケベ異種姦セックスをその身で味わうっきゃないでしょ!
そう、今生にも前世にも共通して言えるのは、ルドヴィカが尋常ならざる性欲と拗れきった性癖の持ち主だということだ。
前世で何度もオナニーのおかずにした異種姦を現実で体験できるとなれば、試してみずにはいられないのが変態の性というものである。
思い立ったが吉日、ルドヴィカはさっそく魔導学院の学舎のある王都を出て、南の方角へ2時間ほど馬車を走らせたところにある“魔性の森”と呼ばれる森林地区へと向かった。
その名の通り、精神を狂わせる魔法を操る危険な魔物が棲みついているとされる場所で、基本的には民間人の立ち入りを禁じられている。
しかし魔導学院を卒業したことで宮廷魔導士の資格を取得したルドヴィカであれば、魔物の棲みつく危険地帯への出入りも自由なものであった。
(実際に触手だとかスライムだとかに犯されるのって、どんなに気持ちいいんだろう…。あぁーっ、想像したら興奮してきちゃったーっ!)
こうしてルドヴィカは純度100%の邪な感情を携え、好んで立ち入る者など存在しない魔性の森へと向かったのである。
* * *
「あ゛ぁぁぁぁ~~~っ♡♡♡♡♡ もうらめっ、こわれるぅぅぅ~~~っ♡♡♡♡♡」
魔性の森に辿り着いて1時間後。ルドヴィカはさっそく魔物に犯されていた。
たった今ルドヴィカを犯しているのは、ローパーと呼ばれる魔物である。
円柱状の身体から無数の触手が生えており、触手の先から得物を弱らせるための神経毒を出すのが特徴だ。
この神経毒はルドヴィカにとっては都合がいいことに、人間にとって催淫剤の効果をもたらす。
ローパーはまず、触手でルドヴィカの手足を拘束すると、口の中に触手を突っ込んで神経毒を摂取させた。
するとルドヴィカは毒の効果でみるみるうちに発情状態となり、触手で身体の表面を撫でられただけで秘部から大量の愛液を零す有様となった。
普段よりも感度が何倍にも膨れ上がった状態で、ルドヴィカは前から後ろから触手に貫かれ、みっともなくアヘ顔をさらしながらイキ狂っていた。
ぐぽっ♡ぐぽっ♡ぐぽっ♡ぐぽっ♡ぐぽっ♡ぐぽっ♡ぐぽっ♡ぐぽっ♡
「ん゛お゛っ♡♡♡ おまんことお尻の穴がみちみちになってるぅっ♡♡♡ ぶっとい触手で奥まで犯されてるぅぅぅぅぅっ♡♡♡」
ちゅこ♡ちゅこ♡ちゅこ♡ちゅこ♡ちゅこ♡ちゅこ♡ちゅこ♡ちゅこ♡
「あ゛ひぃぃぃぃっ♡♡♡ もうおまんこもお尻も触手でいっぱいなのにぃぃぃっ♡♡♡ すき間から細い触手がたくさん入ってきたぁぁぁっ♡♡♡」
ルドヴィカの腕ほどの太さがあるローパーの触手がルドヴィカの前と後ろの穴をみっちりと塞ぎ、僅かな隙間をこじ開けるように紐状の細い触手が侵入する。
太い触手はルドヴィカの子宮口と直腸を押し潰すように乱暴なピストンをかまし、細い触手は膣壁やアナルのひだ全体をくすぐるように蠢き始めた。
太い触手の強烈な責めと、細い触手の繊細なようでいて快楽の逃げ場がない責めに翻弄され、ルドヴィカは開きっぱなしの口から大量の唾液と喘ぎ声を零す。
「らめらめらめっ、わたしもうイッちゃうぅぅぅぅぅっ♡♡♡♡♡ 触手に犯されてイクぅぅぅぅぅぅぅっ♡♡♡♡♡」
ビクビクビクビクッ♡♡♡ ぷしゃぁーーーーーっ…♡♡♡
ルドヴィカは触手に拘束された身体を痙攣させながら、何度目かもわからぬ潮吹きと共に絶頂を迎えた。
しかしローパーはルドヴィカが絶頂に達したことなどお構いなしで、責めの手を緩めることなくルドヴィカを犯し続ける。
イッてすぐの感度が増した身体に強すぎる快楽を叩き込まれたルドヴィカは、一突きごとに潮を吹き上げながら声も無く絶頂し続けていた。
(やっばぁ♡♡♡ 本物の触手姦気持ちよすぎて頭おかしくなりそう♡♡♡ このままずっと犯されてたい♡♡♡)
快楽のあまり焼き切れそうな思考回路で、ルドヴィカがそんな浅ましいにもほどがあることを考えていた、その時。
ルドヴィカの頭の中に、急に声が聞こえてきた。
【フフフ…。どうだ? 我の触手は…】
その声で我に返ったルドヴィカは、すぐさま周囲を見渡して声の主を探した。
ところが周囲には人の姿はおろか、魔物の姿すら見当たらない。
この場にいるのはローパーに犯されてイキ狂うルドヴィカと、他ならぬローパーだけである。
「…ま…まさか…」
ルドヴィカは確信した。
この声の主は、今まさにルドヴィカを犯している、ローパーであるのだと。
【むぅ、この魔力…。これほど高純度の魔力を有するとは、人間にしておくには惜しい女だ】
「……」
【だが我の触手の味を知ったからには、もう元の身体には戻れまい。これほどの快楽、人との交わりの中で得られるはずもないからな】
ローパーの声は次第に明瞭に聞こえるようになっていき、ルドヴィカの脳内に直接響く。
恐らく実際に声を出しているのではなく、心伝魔法と呼ばれるテレパシー能力のような術を使っているのだろう。
しかしルドヴィカにとっては、そんなことは最早どうでもいいことだった。
【喜べ、女。我によって貴様は永劫の快楽を得たのだ】
「……るな」
【その魔力が尽きるまでは、我の触手でこの世のものとは思えぬほどの快楽を味わわせてやる。貴様が狂おうと知ったことでは…】
「触手が喋るなァァァァァァァァッ!!!!!!」
次の瞬間、意気揚々とルドヴィカを犯していたローパーの身体が、爆発音とともに一斉に弾け飛んだ。
ローパーは自分の身に何が起こったのかすらわからぬまま爆発四散していき、呆気なくその命を散らす。
一方、拘束から解き放たれたルドヴィカは、秘部から大量の粘液(ローパーの分泌液で神経毒を含んでいる)が零れ落ちるのもそのままに、周辺に散らばった触手の残骸を思いっきり踏みにじった。
「お前はわかってない、何もわかってない!! 触手もので触手が喋ると興ざめなんだよ!! 触手に限らず異種姦ものってのはなぁ、竿役が人ならざるものだからイイんだろうが!! なぜ自分を犯してくるのが理解不能で、そもそも性欲があるかどうかすら疑わしい異形の怪物から訳もわからず犯されて、惨めに浅ましくイキ狂いたいんだよこっちは!! 化け物のくせして『自分、性欲ありますよ? 女を犯すの大好きですよ?』ムーブをかましてくるんじゃねえ!! 殺すぞ!!」
もう殺してる、などという当然の指摘をする者はこの場にはいないので、ルドヴィカは怒りのままに触手の残骸に当たり散らかし続ける。
そう、ルドヴィカが前世から持ち越してきたものは、膨大な性欲と拗れた性癖だけではなかった。
ルドヴィカは異種姦もの専門エロ漫画家として生計を立てていた頃からの、異種姦プレイ内容への極端すぎる拘りまで持ち越してきてしまったのである。
ルドヴィカとその前世にとって、触手もので触手が喋るというのは最大級の地雷であったのだ。
「あ゛ぁー、冷めた冷めた。お腹空いたし帰ろっと」
ルドヴィカは吐き捨てるようにそう呟くと、ローパーに犯される前に汚さないよう事前に脱いでおいた服を着直し、王都の自分の屋敷へと帰っていった。
ちなみにこの時のルドヴィカは気付いていなかったが、ルドヴィカを犯したローパーはこの森が“魔性の森”と呼ばれるに至った原因の魔物であり、魔物討伐を請け負うギルドの戦士や魔法使いが束になっても敵わなかった強敵であったため、森の周辺に住む村人たちはローパーが退治されたと知って大いに安心したという。
生まれてこのかた友達はゼロ、恋人なんてできるはずもない、家族ですら必要以上に会話したくない。
自分に自信がないとか、人とどう接したらいいのかわからないとかそういうことですらなく、ただ単純にひとりでいることが好きすぎるだけなのが尚更に質が悪い。
きっと自分はこれからも一生ひとりを愛し続け、孤独に死んでいくに違いないとそう思っていた。
ところが悲しいかな、わたしはとにかく性欲がスゴかった。
片手で数えられる歳のころに「股をこするとなんだか気持ちいい」ということを覚えてからというものの、父が隠し持っていたエロ漫画を見つけたことで完全に性に目覚め、それからはひとりでするオナニーで己の身体を開発する日々。
けれども生まれついての人嫌いが災いして、他人とそういう行為をしようなどという気持ちはこれっぽっちも沸いてこず、自分の世界に閉じこもり続けた結果、性癖は拗れに拗れていった。
そんなわたしのオナニーのおかずは専ら“異種姦もの”だ。
例を挙げると、触手に全身を拘束されて穴という穴に触手を突っ込まれたり、スライムに服を溶かされて体液という体液を吸い尽くされたり、何十という数のオークに代わる代わる巨根をぶち込まれたりするやつである。
好きすぎるあまり、理想のシチュエーションの異種姦もの同人漫画を自分で描いてネットに上げて、それがきっかけで漫画家としてプロデビューすることになったほどだった。
というのも、わたしは人嫌いが講じるあまり、相手が人間だとまったく興奮できなくなってしまったのだ。
異種姦ものの良いところは、相手が人間と異なる異形の生物、つまるところは意思疎通が不可能だというところである。
犯されている側が泣こうが叫ぼうがお構いなし、そもそも相手が欲情しているかどうかすら定かではない。
ただ単に己の種を残す為、たまたまそこにいた適当なヤツを、何の感情もなく犯しまくって孕ませる。
そんな不条理さがとにかくグッとくるのだ。
ところがそんな日々は、あっさりと終わりを迎えた。
日課と化していたオナニーでちょっと無茶をし過ぎて、潮やら尿やらを噴き散らかすほどイキまくって気絶した結果、まさかのまさか脱水症状で死んでしまったのだ。
腹上死やらテクノブレイクやら首絞めプレイ中の事故死やら、エロが原因の死因は世にたくさんあれど、過激なオナニーでの脱水死はわたしぐらいなものだろう。
我ながらどうしようもない変態クソ馬鹿女だと思う。
―――などという恥の多い生涯を全うした前世の自分のことを、ルドヴィカ・アールノートはローゼリア王立魔導学院を主席で卒業したその日に、突如として思い出した。
(…これってもしかして、異世界転生ってやつ!?)
今生のルドヴィカは17歳で、白百合の花弁を思わせる銀糸の髪に、竜胆の花の如き青紫の瞳を持つ。
著名な魔導士を多く輩出している魔導の名門、アールノート伯爵家の三女であり、国中から魔導の才能を持つ子女が集まる王立魔導学院で、主席に君臨するほどの秀才である。
ところがルドヴィカは前世の自分に負けず劣らずの人嫌いで、友達も恋人もいなければ家族ともろくに言葉を交わさず、魔導学院では同期の生徒から“物言わぬ花”と例えられたほどだ。
その才能と性格の相乗効果で、人々の妬みや嫉みを一身に受けていたルドヴィカであったが、ひとたび前世を思い出せば彼女の頭の中を占めるのは一つの考えのみであった。
剣と魔法のTHE・ファンタジーな異世界に転生したんだから、ドスケベ異種姦セックスをその身で味わうっきゃないでしょ!
そう、今生にも前世にも共通して言えるのは、ルドヴィカが尋常ならざる性欲と拗れきった性癖の持ち主だということだ。
前世で何度もオナニーのおかずにした異種姦を現実で体験できるとなれば、試してみずにはいられないのが変態の性というものである。
思い立ったが吉日、ルドヴィカはさっそく魔導学院の学舎のある王都を出て、南の方角へ2時間ほど馬車を走らせたところにある“魔性の森”と呼ばれる森林地区へと向かった。
その名の通り、精神を狂わせる魔法を操る危険な魔物が棲みついているとされる場所で、基本的には民間人の立ち入りを禁じられている。
しかし魔導学院を卒業したことで宮廷魔導士の資格を取得したルドヴィカであれば、魔物の棲みつく危険地帯への出入りも自由なものであった。
(実際に触手だとかスライムだとかに犯されるのって、どんなに気持ちいいんだろう…。あぁーっ、想像したら興奮してきちゃったーっ!)
こうしてルドヴィカは純度100%の邪な感情を携え、好んで立ち入る者など存在しない魔性の森へと向かったのである。
* * *
「あ゛ぁぁぁぁ~~~っ♡♡♡♡♡ もうらめっ、こわれるぅぅぅ~~~っ♡♡♡♡♡」
魔性の森に辿り着いて1時間後。ルドヴィカはさっそく魔物に犯されていた。
たった今ルドヴィカを犯しているのは、ローパーと呼ばれる魔物である。
円柱状の身体から無数の触手が生えており、触手の先から得物を弱らせるための神経毒を出すのが特徴だ。
この神経毒はルドヴィカにとっては都合がいいことに、人間にとって催淫剤の効果をもたらす。
ローパーはまず、触手でルドヴィカの手足を拘束すると、口の中に触手を突っ込んで神経毒を摂取させた。
するとルドヴィカは毒の効果でみるみるうちに発情状態となり、触手で身体の表面を撫でられただけで秘部から大量の愛液を零す有様となった。
普段よりも感度が何倍にも膨れ上がった状態で、ルドヴィカは前から後ろから触手に貫かれ、みっともなくアヘ顔をさらしながらイキ狂っていた。
ぐぽっ♡ぐぽっ♡ぐぽっ♡ぐぽっ♡ぐぽっ♡ぐぽっ♡ぐぽっ♡ぐぽっ♡
「ん゛お゛っ♡♡♡ おまんことお尻の穴がみちみちになってるぅっ♡♡♡ ぶっとい触手で奥まで犯されてるぅぅぅぅぅっ♡♡♡」
ちゅこ♡ちゅこ♡ちゅこ♡ちゅこ♡ちゅこ♡ちゅこ♡ちゅこ♡ちゅこ♡
「あ゛ひぃぃぃぃっ♡♡♡ もうおまんこもお尻も触手でいっぱいなのにぃぃぃっ♡♡♡ すき間から細い触手がたくさん入ってきたぁぁぁっ♡♡♡」
ルドヴィカの腕ほどの太さがあるローパーの触手がルドヴィカの前と後ろの穴をみっちりと塞ぎ、僅かな隙間をこじ開けるように紐状の細い触手が侵入する。
太い触手はルドヴィカの子宮口と直腸を押し潰すように乱暴なピストンをかまし、細い触手は膣壁やアナルのひだ全体をくすぐるように蠢き始めた。
太い触手の強烈な責めと、細い触手の繊細なようでいて快楽の逃げ場がない責めに翻弄され、ルドヴィカは開きっぱなしの口から大量の唾液と喘ぎ声を零す。
「らめらめらめっ、わたしもうイッちゃうぅぅぅぅぅっ♡♡♡♡♡ 触手に犯されてイクぅぅぅぅぅぅぅっ♡♡♡♡♡」
ビクビクビクビクッ♡♡♡ ぷしゃぁーーーーーっ…♡♡♡
ルドヴィカは触手に拘束された身体を痙攣させながら、何度目かもわからぬ潮吹きと共に絶頂を迎えた。
しかしローパーはルドヴィカが絶頂に達したことなどお構いなしで、責めの手を緩めることなくルドヴィカを犯し続ける。
イッてすぐの感度が増した身体に強すぎる快楽を叩き込まれたルドヴィカは、一突きごとに潮を吹き上げながら声も無く絶頂し続けていた。
(やっばぁ♡♡♡ 本物の触手姦気持ちよすぎて頭おかしくなりそう♡♡♡ このままずっと犯されてたい♡♡♡)
快楽のあまり焼き切れそうな思考回路で、ルドヴィカがそんな浅ましいにもほどがあることを考えていた、その時。
ルドヴィカの頭の中に、急に声が聞こえてきた。
【フフフ…。どうだ? 我の触手は…】
その声で我に返ったルドヴィカは、すぐさま周囲を見渡して声の主を探した。
ところが周囲には人の姿はおろか、魔物の姿すら見当たらない。
この場にいるのはローパーに犯されてイキ狂うルドヴィカと、他ならぬローパーだけである。
「…ま…まさか…」
ルドヴィカは確信した。
この声の主は、今まさにルドヴィカを犯している、ローパーであるのだと。
【むぅ、この魔力…。これほど高純度の魔力を有するとは、人間にしておくには惜しい女だ】
「……」
【だが我の触手の味を知ったからには、もう元の身体には戻れまい。これほどの快楽、人との交わりの中で得られるはずもないからな】
ローパーの声は次第に明瞭に聞こえるようになっていき、ルドヴィカの脳内に直接響く。
恐らく実際に声を出しているのではなく、心伝魔法と呼ばれるテレパシー能力のような術を使っているのだろう。
しかしルドヴィカにとっては、そんなことは最早どうでもいいことだった。
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「……るな」
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「触手が喋るなァァァァァァァァッ!!!!!!」
次の瞬間、意気揚々とルドヴィカを犯していたローパーの身体が、爆発音とともに一斉に弾け飛んだ。
ローパーは自分の身に何が起こったのかすらわからぬまま爆発四散していき、呆気なくその命を散らす。
一方、拘束から解き放たれたルドヴィカは、秘部から大量の粘液(ローパーの分泌液で神経毒を含んでいる)が零れ落ちるのもそのままに、周辺に散らばった触手の残骸を思いっきり踏みにじった。
「お前はわかってない、何もわかってない!! 触手もので触手が喋ると興ざめなんだよ!! 触手に限らず異種姦ものってのはなぁ、竿役が人ならざるものだからイイんだろうが!! なぜ自分を犯してくるのが理解不能で、そもそも性欲があるかどうかすら疑わしい異形の怪物から訳もわからず犯されて、惨めに浅ましくイキ狂いたいんだよこっちは!! 化け物のくせして『自分、性欲ありますよ? 女を犯すの大好きですよ?』ムーブをかましてくるんじゃねえ!! 殺すぞ!!」
もう殺してる、などという当然の指摘をする者はこの場にはいないので、ルドヴィカは怒りのままに触手の残骸に当たり散らかし続ける。
そう、ルドヴィカが前世から持ち越してきたものは、膨大な性欲と拗れた性癖だけではなかった。
ルドヴィカは異種姦もの専門エロ漫画家として生計を立てていた頃からの、異種姦プレイ内容への極端すぎる拘りまで持ち越してきてしまったのである。
ルドヴィカとその前世にとって、触手もので触手が喋るというのは最大級の地雷であったのだ。
「あ゛ぁー、冷めた冷めた。お腹空いたし帰ろっと」
ルドヴィカは吐き捨てるようにそう呟くと、ローパーに犯される前に汚さないよう事前に脱いでおいた服を着直し、王都の自分の屋敷へと帰っていった。
ちなみにこの時のルドヴィカは気付いていなかったが、ルドヴィカを犯したローパーはこの森が“魔性の森”と呼ばれるに至った原因の魔物であり、魔物討伐を請け負うギルドの戦士や魔法使いが束になっても敵わなかった強敵であったため、森の周辺に住む村人たちはローパーが退治されたと知って大いに安心したという。
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