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観光撮影
第1話
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時は5月28日金曜日。遂にあの新高さん主催の観光地撮影の日を迎えた。因みにその約1週間前には私達の新曲『恋愛シュミレーション』が無事に発売された。その発売前には売名をしないといけない為、色んな音楽番組に出演や収録したり、バラエティ番組でよく見る約3分間の告知欄に出演する等、様々な事を行った。そのお陰かデイリーセールは初の4位、ウィークリーセールはこれも初の5位を獲得した。
そういった流れがあって、チーム全体で1週間の特別休暇を過ごした後、本日仕事始まりってな訳。メンバーがそれぞれ仕事がある中、私は冒頭で話している通りの観光地撮影日となっている。しかも西君と。
しかもしかも?なんと今回の新曲を新高さんの娘さんが欲しがってDL版を購入して車内で聴いていたらしく、歌詞を知っていて、なんと100%歌詞通りとまではいかないけど、それに近い感じで行こうという、名付けて『新曲記念コラボ!Map Travel × rainbow 恋愛シュミレーション』という題で、なんとrainbow初のコラボが実現した。
「久しぶりですね。今回は宜しくお願い致します」
「おはよう、なんで敬語なの(笑)」
「いゃ、なんか久々過ぎて緊張して」
そして今は地元の駅の潤城(ウルシロ)駅。教えたかどうか忘れたけど、私の自宅は仕事場から遠くて県境にある地元。車で来ような物なら軽く1時間掛かる。それを電車で30分という時短で来ている。普通なら仕事場の近くが良いのだが、何故そうしたかは身バレをなるべく防ぐ為というのが一番の理由。後は地元が落ち着くし、なるべく仕事と私用を分けたいという理由とか、そう言った理由で地元に住んでいる。
んでその駅に来た電車に乗ると、約3カ月ぶりの西君が席に座っていた。この光景は初めて会ったその日の帰り、偶然ではあったけど一緒に帰った以来だ。今回の席は窓に沿って横に伸びている椅子ではなく、新幹線みたいな2人席のパターンだ。因みに事前に連絡して場所の把握をしていた。
「隣、来ますか?」
「そのつもりだし」
西君の問い掛けに当然の様に答えると、西君は隣にバッグが置いてあったのを足元に置き、空いた席に私は座った。
そういった流れがあって、チーム全体で1週間の特別休暇を過ごした後、本日仕事始まりってな訳。メンバーがそれぞれ仕事がある中、私は冒頭で話している通りの観光地撮影日となっている。しかも西君と。
しかもしかも?なんと今回の新曲を新高さんの娘さんが欲しがってDL版を購入して車内で聴いていたらしく、歌詞を知っていて、なんと100%歌詞通りとまではいかないけど、それに近い感じで行こうという、名付けて『新曲記念コラボ!Map Travel × rainbow 恋愛シュミレーション』という題で、なんとrainbow初のコラボが実現した。
「久しぶりですね。今回は宜しくお願い致します」
「おはよう、なんで敬語なの(笑)」
「いゃ、なんか久々過ぎて緊張して」
そして今は地元の駅の潤城(ウルシロ)駅。教えたかどうか忘れたけど、私の自宅は仕事場から遠くて県境にある地元。車で来ような物なら軽く1時間掛かる。それを電車で30分という時短で来ている。普通なら仕事場の近くが良いのだが、何故そうしたかは身バレをなるべく防ぐ為というのが一番の理由。後は地元が落ち着くし、なるべく仕事と私用を分けたいという理由とか、そう言った理由で地元に住んでいる。
んでその駅に来た電車に乗ると、約3カ月ぶりの西君が席に座っていた。この光景は初めて会ったその日の帰り、偶然ではあったけど一緒に帰った以来だ。今回の席は窓に沿って横に伸びている椅子ではなく、新幹線みたいな2人席のパターンだ。因みに事前に連絡して場所の把握をしていた。
「隣、来ますか?」
「そのつもりだし」
西君の問い掛けに当然の様に答えると、西君は隣にバッグが置いてあったのを足元に置き、空いた席に私は座った。
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