102 / 230
起転[承]乱結Λ
13話 賢者では無い。英雄である。
しおりを挟む
御前会議の前日──。
「よう、大将。狸親父の巣穴から無事に帰れて何よりだな」
トールの執務室を訪れたテルミナは、開口一番憎まれ口を叩いた。
彼女は憲兵司令部特務課から異動となり、新設されたトール直属の諜報組織──特務機関デルファイの室長となっている。
現在のところ人員は彼女ともう一名のみだったが──。
「おはようございます」
トールが爽やかに挨拶を返す。
その隣では、首席秘書官ロベニカが照射映像を使って何事かを説明していた。
遥々オソロセア帰りの朝から仕事熱心な奴らだな、とテルミナは感心と呆れた思いを同時に抱く。
トール・ベルニクに魅せられるか、あるいは期せずして巻き込まれた者達は、その誰もが不思議と職務に身を捧げる性向を見せた。
領主の人徳であるのか、あるいは悪魔的な呪いか──。
「頼まれごとは終わったぜ」
今日までに、という無茶な要求に応えるべく、新米諜報員はそれなりに無理をしたのだが、そうと伝えるのは彼女の矜持が許さない。
故に、不遜な態度で端的に尋ねた。
「聞くか?」
「わぁ、助かります。是非」
「……」
この顔を見ると少しばかり報われた思いがする点は、心の内奥に仕舞っておく事にしている。
◇
「そ、そんな──叔父様が!?」
ロベニカはショックを受けたのか、身体を支えるかのようにトールの執務机に片手を置いた。
「まあ、気分は良くないだろうが──」
国務相リストフ・ビッテラウフはロベニカの父と親交があり、幼い頃から彼女が慕ってきた相手なのだ。
「大抵の重臣連中が同じ思いを抱いてたんだ。ほんの少し前までな」
テルミナがトールを横目で見やる。
「こいつじゃ、太陽系は無理だってさ」
帝国が絶対強者として君臨した御世は遥かな過去となり、各領邦が野心を剝き出しにしつつあった時代──。
自らの地位と資産を護持しようと動くのは、一概に責められるべき行動でも無いだろう。
「そもそもオソロセアと、オリヴァーを繋げたのもリストフの野郎だ」
無論、謀略自体の立案や執行には関わっていない。
便宜を図り、オリヴァーという欲深い男を誘導したのだ。
裏切り者オリヴァー・ボルツは神輿として担がれ、良いように表舞台で踊らされていたに過ぎない。
「例の前夜祭に国務省と財務省の高官連中が何人か来てたな。さすがに親玉本人は顔を出しちゃいなかったけど──」
だが、全ては状況証拠である。
オリヴァーが口でも割らない限り、国務相や財務相の直接的な関与は立件できないだろう。
いや、そもそも──、
「ですよね~」
トール自身に、その気が無かったのである。
──まあ、領主なんて誰でもいいもんね。
彼らを恨む気持ちも無ければ、遮二無二となって追求する暇も無い。
トール・ベルニクが意識するのは、ひたすらな我欲と、それに伴う責任のみである。
「骨の髄まで呑気な野郎だな」
どうにも理解できぬといった風情で呟いた後、気を取り直してテルミナは話を続けた。
「つっても、リストフの方には罪悪感みたいなもんが有りそうだぜ」
直接ではなく旧知のロベニカを通して、御前会議開催という観測気球を飛ばしていたのではないか、というのがテルミナの見解である。
「女まで紹介しようとしてたんだろ?」
「ええっ!」
ロベニカが素っ頓狂な声を上げる。
「いや、彼の奥さん──ええと──カサンドラさんからですけどね」
「聞いてませんよ?」
「し、知らなかったんですか?」
不思議と強い剣幕のロベニカに圧されつつトールは応えた。
「領主は結婚しなさいって話でして──まあそうですよねと聞いてましたけど──あ、そうそう、でもそのお陰で、クリスさんの──」
「その話は後でいいだろ」
話が脇道に反れそうな気配を見て取りテルミナが口を挟んだ。
「つーことで、不本意ながら完シロなのは、あの内務相ヨーゼフだけって落ちだ」
とかく礼儀礼節に煩い男で、この屋敷においてテルミナの天敵とも言える存在になりつつある。
昨日も二人の間でひと悶着があったそうだが──。
「──あの──内務相については、少し気になる点があります」
言い辛そうにロベニカが口を開いた。
「叔父様──リストフ国務相から聞いた話なんですが──」
──内務相の動きに気を付けた方が良いかもしれない。
──杞憂に終わるかもしれんが、念のため注意をしておいた。
オリヴァーの背後にいたであろう勢力に与した相手からの助言である。
どこまで信じて良いのか今となっては分からないが、ロベニカ自身も調べはしたのだ。
「あーしも、その噂は聞いてるぜ」
「へぇ、どんなのですか?」
今度は、いかなる謀略が進行中なのかな、とトールは少しばかり好奇心を刺激されていた。
「あいつさ」
テルミナは人の悪い笑みを浮かべる。
「亡命するってよ」
◇
内務相ヨーゼフ・ヴィルトは、伝統と形式を重んじる男である。
職務に真面目に取り組み、領邦に対して忠実であると自負はしているが、ともすれば周囲に煙たがられる存在であろうとも分かっていた。
蛮族を払ったトールが、バスカヴィ宇宙港へ凱旋帰国する段となり、威儀を正して盛大に出迎えようと内務省を上げて計画した。
だが、出迎え不要──と、首席秘書官を通して冷徹に却下されたのみである。
派手な勲功とメディア報道により目立ちはしないが、瓦解しかねなかった領邦経済、増え続ける移民が生む国内の軋轢、遷都による行政から民間に至る混乱──これら諸問題にあたってきたのは領内政治を司る内務省である。
内務省を預かる身として日々の対策に追われ続ける中、御前会議で直言する機会もなく次から次へと周囲の状況が変化していく。
生意気で横柄な小娘が、自身の周囲を嗅ぎ回っている事も気付いていた。
──領主と私は、根本的に反りが合わないのだろう。
内務相ヨーゼフの抱いた正直な感想である。
先代エルヴィン・ベルニクならば、ヨーゼフの知る常識の範疇に収まっていた。
また、トールが無能と疎まれていた頃とて、他の重臣とは異なりヨーゼフは発奮したのだ。
己こそがベルニク領邦を支えねば何とする──という思いである。
だが、領邦経済は停滞し、軍事力は弱体化、不届きな裏切り者まで出してしまったのである。
──私は至らぬ。無駄に歳を重ねただけの朽ち木なのだ。
──ならば、せめて邪魔とならぬようにすべきか……。
眠れぬ夜、彼はそんな思いに囚われ日々を過ごし、久方ぶりとなる御前会議を迎えたのである。
「では、新体制の発表をしましょうか!」
他方、そんな彼の想いなど露知らず、トールはいつもの調子で話しを始めた。
──我々を払い、お気に入りの若手連中を重臣に据えるのだろう。
だからこそ、ヨーゼフの部下である内務省経済対策局のリンファ・リュウなどが列席しているに違いない。
メディア関連の女まで居合わせている理由は、ヨーゼフには見当もつかなかったが──。
「ええと、まずは」
ロベニカが手元を動かすと、照射映像に新旧の組織図が映し出される。
最初のひと言からして、ヨーゼフの想定を超えてしまった。
「省という単位を廃止しますね」
新組織図においては、各省の配下にあった局が、独立して描かれている。
幾つかの局は合併しており、中には省を跨いでいるケースもあった。
ともあれ、人事異動どころでは無いのだ。
「次に、この上に統帥府という新組織を置くことにしました」
照射映像の組織図の頂点に、統帥府が配された。
詳細を見れば、政策分野ごとに補佐官が置かれているが、各局に紐づいている訳ではない。
「政策立案と執行を分けた──という事ですな」
国務相リストフの反応に、トールは笑顔で頷いた。
政策立案機能を統帥府に一元化する事で、横断的な政策を推進できるようにしようという狙いである。
尚且つ、側近と巨大な官僚機構を切り離す事で、組織力に裏打ちされた権勢を育てない利点もあった。
「統帥府補佐官の人事は別途お知らせしますが、経験豊かな方々にもお願いするつもりですよ」
現状で重臣とされている者達は、それなりに遇するという意味である。
「統帥府長官──というのは、閣下ご自身なのでしょうか?」
名称からするなら、統帥府を束ねる役職なのであろうと考え、リストフが尋ねた。
「あ、これですか」
トール・ベルニクは模範的な為政者ではなかったと評する識者は多い。
模範的と言うには、あまりに冒険的であり、あまりに現場と前線を愛し過ぎたがゆえだろう。
騎馬で大陸を駆けた太古の覇者であるかのように、艦隊を率いて砲火に身を投じ、剣を掲げて数々の死闘に挑んだのである。
「これはですね、ボクの代わりに頑張る人です! 忙しい時とか、留守の時とか、統帥府長官に頑張ってもらいます」
諸々の史料が示す通りなのだろう。
「例えばグノーシス船団国に行ったりとか──後、死んだ時の後継者でもありますよ、アハハ」
彼は賢者などではなく──、
「で、統帥府長官は、ヨーゼフさんにお願いしますね」
英雄なのだ。
「よう、大将。狸親父の巣穴から無事に帰れて何よりだな」
トールの執務室を訪れたテルミナは、開口一番憎まれ口を叩いた。
彼女は憲兵司令部特務課から異動となり、新設されたトール直属の諜報組織──特務機関デルファイの室長となっている。
現在のところ人員は彼女ともう一名のみだったが──。
「おはようございます」
トールが爽やかに挨拶を返す。
その隣では、首席秘書官ロベニカが照射映像を使って何事かを説明していた。
遥々オソロセア帰りの朝から仕事熱心な奴らだな、とテルミナは感心と呆れた思いを同時に抱く。
トール・ベルニクに魅せられるか、あるいは期せずして巻き込まれた者達は、その誰もが不思議と職務に身を捧げる性向を見せた。
領主の人徳であるのか、あるいは悪魔的な呪いか──。
「頼まれごとは終わったぜ」
今日までに、という無茶な要求に応えるべく、新米諜報員はそれなりに無理をしたのだが、そうと伝えるのは彼女の矜持が許さない。
故に、不遜な態度で端的に尋ねた。
「聞くか?」
「わぁ、助かります。是非」
「……」
この顔を見ると少しばかり報われた思いがする点は、心の内奥に仕舞っておく事にしている。
◇
「そ、そんな──叔父様が!?」
ロベニカはショックを受けたのか、身体を支えるかのようにトールの執務机に片手を置いた。
「まあ、気分は良くないだろうが──」
国務相リストフ・ビッテラウフはロベニカの父と親交があり、幼い頃から彼女が慕ってきた相手なのだ。
「大抵の重臣連中が同じ思いを抱いてたんだ。ほんの少し前までな」
テルミナがトールを横目で見やる。
「こいつじゃ、太陽系は無理だってさ」
帝国が絶対強者として君臨した御世は遥かな過去となり、各領邦が野心を剝き出しにしつつあった時代──。
自らの地位と資産を護持しようと動くのは、一概に責められるべき行動でも無いだろう。
「そもそもオソロセアと、オリヴァーを繋げたのもリストフの野郎だ」
無論、謀略自体の立案や執行には関わっていない。
便宜を図り、オリヴァーという欲深い男を誘導したのだ。
裏切り者オリヴァー・ボルツは神輿として担がれ、良いように表舞台で踊らされていたに過ぎない。
「例の前夜祭に国務省と財務省の高官連中が何人か来てたな。さすがに親玉本人は顔を出しちゃいなかったけど──」
だが、全ては状況証拠である。
オリヴァーが口でも割らない限り、国務相や財務相の直接的な関与は立件できないだろう。
いや、そもそも──、
「ですよね~」
トール自身に、その気が無かったのである。
──まあ、領主なんて誰でもいいもんね。
彼らを恨む気持ちも無ければ、遮二無二となって追求する暇も無い。
トール・ベルニクが意識するのは、ひたすらな我欲と、それに伴う責任のみである。
「骨の髄まで呑気な野郎だな」
どうにも理解できぬといった風情で呟いた後、気を取り直してテルミナは話を続けた。
「つっても、リストフの方には罪悪感みたいなもんが有りそうだぜ」
直接ではなく旧知のロベニカを通して、御前会議開催という観測気球を飛ばしていたのではないか、というのがテルミナの見解である。
「女まで紹介しようとしてたんだろ?」
「ええっ!」
ロベニカが素っ頓狂な声を上げる。
「いや、彼の奥さん──ええと──カサンドラさんからですけどね」
「聞いてませんよ?」
「し、知らなかったんですか?」
不思議と強い剣幕のロベニカに圧されつつトールは応えた。
「領主は結婚しなさいって話でして──まあそうですよねと聞いてましたけど──あ、そうそう、でもそのお陰で、クリスさんの──」
「その話は後でいいだろ」
話が脇道に反れそうな気配を見て取りテルミナが口を挟んだ。
「つーことで、不本意ながら完シロなのは、あの内務相ヨーゼフだけって落ちだ」
とかく礼儀礼節に煩い男で、この屋敷においてテルミナの天敵とも言える存在になりつつある。
昨日も二人の間でひと悶着があったそうだが──。
「──あの──内務相については、少し気になる点があります」
言い辛そうにロベニカが口を開いた。
「叔父様──リストフ国務相から聞いた話なんですが──」
──内務相の動きに気を付けた方が良いかもしれない。
──杞憂に終わるかもしれんが、念のため注意をしておいた。
オリヴァーの背後にいたであろう勢力に与した相手からの助言である。
どこまで信じて良いのか今となっては分からないが、ロベニカ自身も調べはしたのだ。
「あーしも、その噂は聞いてるぜ」
「へぇ、どんなのですか?」
今度は、いかなる謀略が進行中なのかな、とトールは少しばかり好奇心を刺激されていた。
「あいつさ」
テルミナは人の悪い笑みを浮かべる。
「亡命するってよ」
◇
内務相ヨーゼフ・ヴィルトは、伝統と形式を重んじる男である。
職務に真面目に取り組み、領邦に対して忠実であると自負はしているが、ともすれば周囲に煙たがられる存在であろうとも分かっていた。
蛮族を払ったトールが、バスカヴィ宇宙港へ凱旋帰国する段となり、威儀を正して盛大に出迎えようと内務省を上げて計画した。
だが、出迎え不要──と、首席秘書官を通して冷徹に却下されたのみである。
派手な勲功とメディア報道により目立ちはしないが、瓦解しかねなかった領邦経済、増え続ける移民が生む国内の軋轢、遷都による行政から民間に至る混乱──これら諸問題にあたってきたのは領内政治を司る内務省である。
内務省を預かる身として日々の対策に追われ続ける中、御前会議で直言する機会もなく次から次へと周囲の状況が変化していく。
生意気で横柄な小娘が、自身の周囲を嗅ぎ回っている事も気付いていた。
──領主と私は、根本的に反りが合わないのだろう。
内務相ヨーゼフの抱いた正直な感想である。
先代エルヴィン・ベルニクならば、ヨーゼフの知る常識の範疇に収まっていた。
また、トールが無能と疎まれていた頃とて、他の重臣とは異なりヨーゼフは発奮したのだ。
己こそがベルニク領邦を支えねば何とする──という思いである。
だが、領邦経済は停滞し、軍事力は弱体化、不届きな裏切り者まで出してしまったのである。
──私は至らぬ。無駄に歳を重ねただけの朽ち木なのだ。
──ならば、せめて邪魔とならぬようにすべきか……。
眠れぬ夜、彼はそんな思いに囚われ日々を過ごし、久方ぶりとなる御前会議を迎えたのである。
「では、新体制の発表をしましょうか!」
他方、そんな彼の想いなど露知らず、トールはいつもの調子で話しを始めた。
──我々を払い、お気に入りの若手連中を重臣に据えるのだろう。
だからこそ、ヨーゼフの部下である内務省経済対策局のリンファ・リュウなどが列席しているに違いない。
メディア関連の女まで居合わせている理由は、ヨーゼフには見当もつかなかったが──。
「ええと、まずは」
ロベニカが手元を動かすと、照射映像に新旧の組織図が映し出される。
最初のひと言からして、ヨーゼフの想定を超えてしまった。
「省という単位を廃止しますね」
新組織図においては、各省の配下にあった局が、独立して描かれている。
幾つかの局は合併しており、中には省を跨いでいるケースもあった。
ともあれ、人事異動どころでは無いのだ。
「次に、この上に統帥府という新組織を置くことにしました」
照射映像の組織図の頂点に、統帥府が配された。
詳細を見れば、政策分野ごとに補佐官が置かれているが、各局に紐づいている訳ではない。
「政策立案と執行を分けた──という事ですな」
国務相リストフの反応に、トールは笑顔で頷いた。
政策立案機能を統帥府に一元化する事で、横断的な政策を推進できるようにしようという狙いである。
尚且つ、側近と巨大な官僚機構を切り離す事で、組織力に裏打ちされた権勢を育てない利点もあった。
「統帥府補佐官の人事は別途お知らせしますが、経験豊かな方々にもお願いするつもりですよ」
現状で重臣とされている者達は、それなりに遇するという意味である。
「統帥府長官──というのは、閣下ご自身なのでしょうか?」
名称からするなら、統帥府を束ねる役職なのであろうと考え、リストフが尋ねた。
「あ、これですか」
トール・ベルニクは模範的な為政者ではなかったと評する識者は多い。
模範的と言うには、あまりに冒険的であり、あまりに現場と前線を愛し過ぎたがゆえだろう。
騎馬で大陸を駆けた太古の覇者であるかのように、艦隊を率いて砲火に身を投じ、剣を掲げて数々の死闘に挑んだのである。
「これはですね、ボクの代わりに頑張る人です! 忙しい時とか、留守の時とか、統帥府長官に頑張ってもらいます」
諸々の史料が示す通りなのだろう。
「例えばグノーシス船団国に行ったりとか──後、死んだ時の後継者でもありますよ、アハハ」
彼は賢者などではなく──、
「で、統帥府長官は、ヨーゼフさんにお願いしますね」
英雄なのだ。
1
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
『イージス艦長、インパール最前線へ。――牟田口廉也に転生した俺は、地獄の餓死作戦を「鉄壁の兵站要塞」に変える』
月神世一
SF
【あらすじ】
「補給がなければ、戦場に立つ資格すらない」
坂上真一(さかがみ しんいち)、50歳。
かつてイージス艦長として鉄壁の防空網を指揮し、現在は海上自衛隊で次世代艦の兵站システムを設計する男。
背中には若き日の過ちである「仁王」の刺青を隠し持ち、北辰一刀流の達人でもある彼は、ある日、勤務中に仮眠をとる。
目が覚めると、そこは湿気と熱気に満ちた1944年のビルマだった。
鏡に映っていたのは、小太りで口髭の男――歴史の教科書で見た、あの「牟田口廉也」。
しかも時期は、日本陸軍史上最悪の汚点とされる「インパール作戦」決行の直前。
部下たちは「必勝の精神論」を叫び、無謀な突撃を今か今かと待っている。
(……ふざけるな。俺に、部下を餓死させろと言うのか?)
現代の知識と、冷徹な計算、そして海自仕込みのロジスティクス能力。
すべてを駆使して、坂上(中身)は歴史への介入を開始する。
精神論を振りかざすふりをして上層部を欺き、現地改修で兵器を強化し、密かに撤退路を整備する。
これは、「史上最も無能な指揮官」の皮を被った「現代の有能な指揮官」が、確定した敗北の運命をねじ伏せ、数万の命を救うために戦う、逆転の戦記ドラマ。
オッサン齢50過ぎにしてダンジョンデビューする【なろう100万PV、カクヨム20万PV突破】
山親爺大将
ファンタジー
剣崎鉄也、4年前にダンジョンが現れた現代日本で暮らす53歳のおっさんだ。
失われた20年世代で職を転々とし今は介護職に就いている。
そんな彼が交通事故にあった。
ファンタジーの世界ならここで転生出来るのだろうが、現実はそんなに甘く無い。
「どうしたものかな」
入院先の個室のベッドの上で、俺は途方に暮れていた。
今回の事故で腕に怪我をしてしまい、元の仕事には戻れなかった。
たまたま保険で個室代も出るというので個室にしてもらったけど、たいして蓄えもなく、退院したらすぐにでも働かないとならない。
そんな俺は交通事故で死を覚悟した時にひとつ強烈に後悔をした事があった。
『こんな事ならダンジョンに潜っておけばよかった』
である。
50過ぎのオッサンが何を言ってると思うかもしれないが、その年代はちょうど中学生くらいにファンタジーが流行り、高校生くらいにRPGやライトノベルが流行った世代である。
ファンタジー系ヲタクの先駆者のような年代だ。
俺もそちら側の人間だった。
年齢で完全に諦めていたが、今回のことで自分がどれくらい未練があったか理解した。
「冒険者、いや、探索者っていうんだっけ、やってみるか」
これは体力も衰え、知力も怪しくなってきて、ついでに運にも見放されたオッサンが無い知恵絞ってなんとか探索者としてやっていく物語である。
注意事項
50過ぎのオッサンが子供ほどに歳の離れた女の子に惚れたり、悶々としたりするシーンが出てきます。
あらかじめご了承の上読み進めてください。
注意事項2 作者はメンタル豆腐なので、耐えられないと思った感想の場合はブロック、削除等をして見ないという行動を起こします。お気を悪くする方もおるかと思います。予め謝罪しておきます。
注意事項3 お話と表紙はなんの関係もありません。
忘却の艦隊
KeyBow
SF
新設された超弩級砲艦を旗艦とし新造艦と老朽艦の入れ替え任務に就いていたが、駐留基地に入るには数が多く、月の1つにて物資と人員の入れ替えを行っていた。
大型輸送艦は工作艦を兼ねた。
総勢250艦の航宙艦は退役艦が110艦、入れ替え用が同数。
残り30艦は増強に伴い新規配備される艦だった。
輸送任務の最先任士官は大佐。
新造砲艦の設計にも関わり、旗艦の引き渡しのついでに他の艦の指揮も執り行っていた。
本来艦隊の指揮は少将以上だが、輸送任務の為、設計に関わった大佐が任命された。
他に星系防衛の指揮官として少将と、退役間近の大将とその副官や副長が視察の為便乗していた。
公安に近い監査だった。
しかし、この2名とその側近はこの艦隊及び駐留艦隊の指揮系統から外れている。
そんな人員の載せ替えが半分ほど行われた時に中緊急警報が鳴り、ライナン星系第3惑星より緊急の救援要請が入る。
機転を利かせ砲艦で敵の大半を仕留めるも、苦し紛れに敵は主系列星を人口ブラックホールにしてしまった。
完全にブラックホールに成長し、その重力から逃れられないようになるまで数分しか猶予が無かった。
意図しない戦闘の影響から士気はだだ下がり。そのブラックホールから逃れる為、禁止されている重力ジャンプを敢行する。
恒星から近い距離では禁止されているし、システム的にも不可だった。
なんとか制限内に解除し、重力ジャンプを敢行した。
しかし、禁止されているその理由通りの状況に陥った。
艦隊ごとセットした座標からズレ、恒星から数光年離れた所にジャンプし【ワープのような架空の移動方法】、再び重力ジャンプ可能な所まで移動するのに33年程掛かる。
そんな中忘れ去られた艦隊が33年の月日の後、本星へと帰還を目指す。
果たして彼らは帰還できるのか?
帰還出来たとして彼らに待ち受ける運命は?
大東亜戦争を有利に
ゆみすけ
歴史・時代
日本は大東亜戦争に負けた、完敗であった。 そこから架空戦記なるものが増殖する。 しかしおもしろくない、つまらない。 であるから自分なりに無双日本軍を架空戦記に参戦させました。 主観満載のラノベ戦記ですから、ご感弁を
日本の運命を変えた天才少年-日本が世界一の帝国になる日-
ましゅまろ
歴史・時代
――もしも、日本の運命を変える“少年”が現れたなら。
1941年、戦争の影が世界を覆うなか、日本に突如として現れた一人の少年――蒼月レイ。
わずか13歳の彼は、天才的な頭脳で、戦争そのものを再設計し、歴史を変え、英米独ソをも巻き込みながら、日本を敗戦の未来から救い出す。
だがその歩みは、同時に多くの敵を生み、命を狙われることも――。
これは、一人の少年の手で、世界一の帝国へと昇りつめた日本の物語。
希望と混乱の20世紀を超え、未来に語り継がれる“蒼き伝説”が、いま始まる。
※アルファポリス限定投稿
四代目 豊臣秀勝
克全
歴史・時代
アルファポリス第5回歴史時代小説大賞参加作です。
読者賞を狙っていますので、アルファポリスで投票とお気に入り登録してくださると助かります。
史実で三木城合戦前後で夭折した木下与一郎が生き延びた。
秀吉の最年長の甥であり、秀長の嫡男・与一郎が生き延びた豊臣家が辿る歴史はどう言うモノになるのか。
小牧長久手で秀吉は勝てるのか?
朝日姫は徳川家康の嫁ぐのか?
朝鮮征伐は行われるのか?
秀頼は生まれるのか。
秀次が後継者に指名され切腹させられるのか?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる