159 / 230
起転承[乱]結Λ
18話 オリヴァーの置き土産。
しおりを挟む
「海賊モルトケの本拠地がクルノフに?」
海上から陸地へ渡るタラップを、恐々と歩いていたロベニカが驚きの声を上げる。
クルノフは不肖の息子ジェラルドが治めるマクギガンと、敬虔伯アイモーネの治めるサヴォイアに挟まれた小さな領邦だ。
新生派、復活派、何れに与するとも公表していない中立勢力である。
「確か、インフィニティ・モルディブのリゾート業で成り立つ国柄でしたわね」
つば広のストローハットとサマードレスを纏うジャンヌが言う通り、クルノフという家名よりインフィニティ・モルディブの方が世間では知られている。
なお、彼女が同行しているのは、護衛官を嫌うトールに悩む統帥府長官ヨーゼフの図らいだった。
「カジノとか、えっちな場所とか――トール様も昔は良く行かれてましたね」
「アハ」
と、トールはロベニカのジト目を軽く受け流した。
「モルトケ一家とクルノフの領主──ロマン男爵は、裏でガッチリと手を結んでいるそうです」
宇宙時代の海賊に必要とされるのは、操舵技術ではなく政治力である。
悪名高きモルトケ一家はロマン・クルノフ男爵の庇護を受け、ポータルを往来して他領邦の星系を荒らし回っていたのだ。
そうして得た資金の一部は領主の私財と領邦に対する莫大な投資に変容する。
インフィニティ・モルディブという一大リゾート都市の発展も、モルトケ一家による資本投入があってこそなのだろう。
「全く、許しがたい領邦ですね」
「う~ん、どうなんでしょうねぇ」
素直に怒りを表明するロベニカに対してトールは頭を掻くに止めた。
――これで全てが繋がったのかも……。
――原作だと、クルノフはエヴァン公に抵抗して、最後まで彼を苦しめた領邦だ。
エヴァン・グリフィスは海賊に厳罰で臨む為政者である。
――ブラックローズ版のジャンヌさんも処刑してるし。
つまり、クルノフに寄生していたモルトケ一家は、エヴァンに対して抵抗せざるを得ない。不正を暴かれては不味いロマン・クルノフ男爵も同様である。
フリッツ・モルトケが、彼の地で参謀を務めたとされる経緯にもトールは得心がいった。
「か、閣下――」
トールの背後で弱々しい男の声が上がる。
「ん――どうしました? ケヴィン中将」
「誠に申しわ――うぷ――ないのですが、もう少しゆるりと――うぷ」
船酔いが未だに癒えないケヴィン・カウフマン中将である。
蛮族の地より戻ってさらなる昇進を果たしたが、家族で祝う暇も無く地表世界に付き添わされる羽目となっていた。
なお、ジャンヌ・バルバストルも、大功ありと評価され大佐となっている。
「わわ、これは大変そうですね。先に町で休んでいきましょう」
船着き場には倉庫が立ち並んでいるが、その先にカラフルで綺麗な街並みが見える。
また、多くの人で賑わう中央通りを進むと小高い丘があり、丘の頂きに巨大な白亜の邸宅が建っていた。
「今回は、ケヴィン中将が頼りですから」
「は、はあ――」
果たして頼りになるのだろうか――とケヴィンは思った。
木星方面管区で海賊討伐の任務にあった頃、フレイディス・モルトケを捕縛した因縁はある。
故人となっていた大海賊エドヴァルドの妻という大金星に、同僚や上司からも大手柄だと肩を叩き祝福された。
ところが、悪女フレイディスはヴォイド・シベリアへ移送されるのではなく地表世界に幽閉という、あからさまに政治的な妥協を生んだのである。
これは、ケヴィンの胸に苦い思い出として残り、やがて裏切り者オリヴァー・ボルツと出会う。
――海賊一人始末できんのだ、我らが領邦は。
酒席で堂々と自説を唱えるオリヴァーが、鬱々としていた当時のケヴィンには眩しく映った。
――変えねばならん。領邦を――この邦をっ!!
そう唾を飛ばし雄叫んだ男が現在暮らすのは、憲兵司令部の留置所である。
未だ軍法会議予審機関に送致されていないのだ。
「ここは、オリヴァーさんの置き土産みたいなもんですからねぇ」
と、トールは呑気な声で告げた後に、アハハと楽しそうに笑った。
「――うぷ」
◇
「フリードリヒ」
ソファに並んで座る二人の男は、異母兄弟とはいえ似ても似つかない。
愛息トーマスは、非業の死を遂げた夫エドヴァルド・モルトケの面影を色濃く残しているが、他方のフリッツは憎むべき女の顔貌をフレイディスに想起させた。
髪を整え身綺麗にすれば、夫を誑かした女と瓜二つと言って良い。
「確かに坊やを連れて来た点は褒めてあげるよ」
フレイディスから全てを奪った簒奪者の屋敷で息子が生かされ続けていたのは、彼女に対する牽制と脅迫だったのだ。
だが、ようやく彼女の手元に至宝が戻った。
後はこの檻を出て、血で血を贖わせるのみである。
「けどさ、何だって余計な客人まで招待したんだろうねぇ。アタシを虚仮にするつもりなのかい?」
目を細めたフレイディスは、美しい鬼面となる。
幼い頃から母に怯えていたトーマスは益々と身を縮こまらせた。
「お前は相変わらず考えなしの大バカだな」
「わ、若――」
「トーマス!」
怒鳴るフレイディスが両手を鳴らすと、慌ててトーマスは口を閉じて俯いた。
「檻から出るって、どうやって出るつもりだよ?」
美しい島の豪奢な邸宅に住んで何の不自由もなく暮らせるが、オビタルとして重力圏から解き放たれる事は叶わない。
「オリヴァー・ボルツのド阿呆が!」
ヴォイド・シベリア送りを逃れる為、多額の金品と利権を掴ませた相手だったが、今となっては何の役にも立たぬ男となり果てていた。
――利害調整役としては使える男だったけどねぇ……。
オリヴァー・ボルツはフレイディスを罠に嵌めた連中を懐柔し、さらにはベルニク領邦の司法機関も黙らせて、地表世界に幽閉するという妙案で全員を納得させたのである。
表面的には領邦を非難しながら、裏で暗躍しているのは当のオリヴァーだったのだ──。
「もうお前のコネは役に立たねぇな」
「その代わりが盆暗領主なのかい?」
フレイディスは不満気な声を上げる。
トール・ベルニクに関する話は何度か耳にしており、彼女の評価も自ずと辛くなっていた。
「っとに、情報の旧いババアだな。死ぬぞ、それじゃ」
苛立った様子でフリッツは声を荒げた。
――あいつをテメェなんぞがとやかく――ん――あれ――いや――。
どうした事だろうか、と思った。
愛妾の子フリッツ・モルトケは独立独歩で生きてきた。
急場凌ぎでベルニクに雇われたいなどと言ったが、利用し終えた後は姿を消すつもりなのである。
帝国の混乱を奇貨としてトーマスを送り届けたのも自身の目論見と合致したからに過ぎない。
だが――、
「チッ」
フリッツは、余計な思いを振り払うかのように舌打ちをした。
「ともかく会えば分かる。その後で、お前の足りない脳みそで考えろ」
海上から陸地へ渡るタラップを、恐々と歩いていたロベニカが驚きの声を上げる。
クルノフは不肖の息子ジェラルドが治めるマクギガンと、敬虔伯アイモーネの治めるサヴォイアに挟まれた小さな領邦だ。
新生派、復活派、何れに与するとも公表していない中立勢力である。
「確か、インフィニティ・モルディブのリゾート業で成り立つ国柄でしたわね」
つば広のストローハットとサマードレスを纏うジャンヌが言う通り、クルノフという家名よりインフィニティ・モルディブの方が世間では知られている。
なお、彼女が同行しているのは、護衛官を嫌うトールに悩む統帥府長官ヨーゼフの図らいだった。
「カジノとか、えっちな場所とか――トール様も昔は良く行かれてましたね」
「アハ」
と、トールはロベニカのジト目を軽く受け流した。
「モルトケ一家とクルノフの領主──ロマン男爵は、裏でガッチリと手を結んでいるそうです」
宇宙時代の海賊に必要とされるのは、操舵技術ではなく政治力である。
悪名高きモルトケ一家はロマン・クルノフ男爵の庇護を受け、ポータルを往来して他領邦の星系を荒らし回っていたのだ。
そうして得た資金の一部は領主の私財と領邦に対する莫大な投資に変容する。
インフィニティ・モルディブという一大リゾート都市の発展も、モルトケ一家による資本投入があってこそなのだろう。
「全く、許しがたい領邦ですね」
「う~ん、どうなんでしょうねぇ」
素直に怒りを表明するロベニカに対してトールは頭を掻くに止めた。
――これで全てが繋がったのかも……。
――原作だと、クルノフはエヴァン公に抵抗して、最後まで彼を苦しめた領邦だ。
エヴァン・グリフィスは海賊に厳罰で臨む為政者である。
――ブラックローズ版のジャンヌさんも処刑してるし。
つまり、クルノフに寄生していたモルトケ一家は、エヴァンに対して抵抗せざるを得ない。不正を暴かれては不味いロマン・クルノフ男爵も同様である。
フリッツ・モルトケが、彼の地で参謀を務めたとされる経緯にもトールは得心がいった。
「か、閣下――」
トールの背後で弱々しい男の声が上がる。
「ん――どうしました? ケヴィン中将」
「誠に申しわ――うぷ――ないのですが、もう少しゆるりと――うぷ」
船酔いが未だに癒えないケヴィン・カウフマン中将である。
蛮族の地より戻ってさらなる昇進を果たしたが、家族で祝う暇も無く地表世界に付き添わされる羽目となっていた。
なお、ジャンヌ・バルバストルも、大功ありと評価され大佐となっている。
「わわ、これは大変そうですね。先に町で休んでいきましょう」
船着き場には倉庫が立ち並んでいるが、その先にカラフルで綺麗な街並みが見える。
また、多くの人で賑わう中央通りを進むと小高い丘があり、丘の頂きに巨大な白亜の邸宅が建っていた。
「今回は、ケヴィン中将が頼りですから」
「は、はあ――」
果たして頼りになるのだろうか――とケヴィンは思った。
木星方面管区で海賊討伐の任務にあった頃、フレイディス・モルトケを捕縛した因縁はある。
故人となっていた大海賊エドヴァルドの妻という大金星に、同僚や上司からも大手柄だと肩を叩き祝福された。
ところが、悪女フレイディスはヴォイド・シベリアへ移送されるのではなく地表世界に幽閉という、あからさまに政治的な妥協を生んだのである。
これは、ケヴィンの胸に苦い思い出として残り、やがて裏切り者オリヴァー・ボルツと出会う。
――海賊一人始末できんのだ、我らが領邦は。
酒席で堂々と自説を唱えるオリヴァーが、鬱々としていた当時のケヴィンには眩しく映った。
――変えねばならん。領邦を――この邦をっ!!
そう唾を飛ばし雄叫んだ男が現在暮らすのは、憲兵司令部の留置所である。
未だ軍法会議予審機関に送致されていないのだ。
「ここは、オリヴァーさんの置き土産みたいなもんですからねぇ」
と、トールは呑気な声で告げた後に、アハハと楽しそうに笑った。
「――うぷ」
◇
「フリードリヒ」
ソファに並んで座る二人の男は、異母兄弟とはいえ似ても似つかない。
愛息トーマスは、非業の死を遂げた夫エドヴァルド・モルトケの面影を色濃く残しているが、他方のフリッツは憎むべき女の顔貌をフレイディスに想起させた。
髪を整え身綺麗にすれば、夫を誑かした女と瓜二つと言って良い。
「確かに坊やを連れて来た点は褒めてあげるよ」
フレイディスから全てを奪った簒奪者の屋敷で息子が生かされ続けていたのは、彼女に対する牽制と脅迫だったのだ。
だが、ようやく彼女の手元に至宝が戻った。
後はこの檻を出て、血で血を贖わせるのみである。
「けどさ、何だって余計な客人まで招待したんだろうねぇ。アタシを虚仮にするつもりなのかい?」
目を細めたフレイディスは、美しい鬼面となる。
幼い頃から母に怯えていたトーマスは益々と身を縮こまらせた。
「お前は相変わらず考えなしの大バカだな」
「わ、若――」
「トーマス!」
怒鳴るフレイディスが両手を鳴らすと、慌ててトーマスは口を閉じて俯いた。
「檻から出るって、どうやって出るつもりだよ?」
美しい島の豪奢な邸宅に住んで何の不自由もなく暮らせるが、オビタルとして重力圏から解き放たれる事は叶わない。
「オリヴァー・ボルツのド阿呆が!」
ヴォイド・シベリア送りを逃れる為、多額の金品と利権を掴ませた相手だったが、今となっては何の役にも立たぬ男となり果てていた。
――利害調整役としては使える男だったけどねぇ……。
オリヴァー・ボルツはフレイディスを罠に嵌めた連中を懐柔し、さらにはベルニク領邦の司法機関も黙らせて、地表世界に幽閉するという妙案で全員を納得させたのである。
表面的には領邦を非難しながら、裏で暗躍しているのは当のオリヴァーだったのだ──。
「もうお前のコネは役に立たねぇな」
「その代わりが盆暗領主なのかい?」
フレイディスは不満気な声を上げる。
トール・ベルニクに関する話は何度か耳にしており、彼女の評価も自ずと辛くなっていた。
「っとに、情報の旧いババアだな。死ぬぞ、それじゃ」
苛立った様子でフリッツは声を荒げた。
――あいつをテメェなんぞがとやかく――ん――あれ――いや――。
どうした事だろうか、と思った。
愛妾の子フリッツ・モルトケは独立独歩で生きてきた。
急場凌ぎでベルニクに雇われたいなどと言ったが、利用し終えた後は姿を消すつもりなのである。
帝国の混乱を奇貨としてトーマスを送り届けたのも自身の目論見と合致したからに過ぎない。
だが――、
「チッ」
フリッツは、余計な思いを振り払うかのように舌打ちをした。
「ともかく会えば分かる。その後で、お前の足りない脳みそで考えろ」
1
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
『イージス艦長、インパール最前線へ。――牟田口廉也に転生した俺は、地獄の餓死作戦を「鉄壁の兵站要塞」に変える』
月神世一
SF
【あらすじ】
「補給がなければ、戦場に立つ資格すらない」
坂上真一(さかがみ しんいち)、50歳。
かつてイージス艦長として鉄壁の防空網を指揮し、現在は海上自衛隊で次世代艦の兵站システムを設計する男。
背中には若き日の過ちである「仁王」の刺青を隠し持ち、北辰一刀流の達人でもある彼は、ある日、勤務中に仮眠をとる。
目が覚めると、そこは湿気と熱気に満ちた1944年のビルマだった。
鏡に映っていたのは、小太りで口髭の男――歴史の教科書で見た、あの「牟田口廉也」。
しかも時期は、日本陸軍史上最悪の汚点とされる「インパール作戦」決行の直前。
部下たちは「必勝の精神論」を叫び、無謀な突撃を今か今かと待っている。
(……ふざけるな。俺に、部下を餓死させろと言うのか?)
現代の知識と、冷徹な計算、そして海自仕込みのロジスティクス能力。
すべてを駆使して、坂上(中身)は歴史への介入を開始する。
精神論を振りかざすふりをして上層部を欺き、現地改修で兵器を強化し、密かに撤退路を整備する。
これは、「史上最も無能な指揮官」の皮を被った「現代の有能な指揮官」が、確定した敗北の運命をねじ伏せ、数万の命を救うために戦う、逆転の戦記ドラマ。
オッサン齢50過ぎにしてダンジョンデビューする【なろう100万PV、カクヨム20万PV突破】
山親爺大将
ファンタジー
剣崎鉄也、4年前にダンジョンが現れた現代日本で暮らす53歳のおっさんだ。
失われた20年世代で職を転々とし今は介護職に就いている。
そんな彼が交通事故にあった。
ファンタジーの世界ならここで転生出来るのだろうが、現実はそんなに甘く無い。
「どうしたものかな」
入院先の個室のベッドの上で、俺は途方に暮れていた。
今回の事故で腕に怪我をしてしまい、元の仕事には戻れなかった。
たまたま保険で個室代も出るというので個室にしてもらったけど、たいして蓄えもなく、退院したらすぐにでも働かないとならない。
そんな俺は交通事故で死を覚悟した時にひとつ強烈に後悔をした事があった。
『こんな事ならダンジョンに潜っておけばよかった』
である。
50過ぎのオッサンが何を言ってると思うかもしれないが、その年代はちょうど中学生くらいにファンタジーが流行り、高校生くらいにRPGやライトノベルが流行った世代である。
ファンタジー系ヲタクの先駆者のような年代だ。
俺もそちら側の人間だった。
年齢で完全に諦めていたが、今回のことで自分がどれくらい未練があったか理解した。
「冒険者、いや、探索者っていうんだっけ、やってみるか」
これは体力も衰え、知力も怪しくなってきて、ついでに運にも見放されたオッサンが無い知恵絞ってなんとか探索者としてやっていく物語である。
注意事項
50過ぎのオッサンが子供ほどに歳の離れた女の子に惚れたり、悶々としたりするシーンが出てきます。
あらかじめご了承の上読み進めてください。
注意事項2 作者はメンタル豆腐なので、耐えられないと思った感想の場合はブロック、削除等をして見ないという行動を起こします。お気を悪くする方もおるかと思います。予め謝罪しておきます。
注意事項3 お話と表紙はなんの関係もありません。
忘却の艦隊
KeyBow
SF
新設された超弩級砲艦を旗艦とし新造艦と老朽艦の入れ替え任務に就いていたが、駐留基地に入るには数が多く、月の1つにて物資と人員の入れ替えを行っていた。
大型輸送艦は工作艦を兼ねた。
総勢250艦の航宙艦は退役艦が110艦、入れ替え用が同数。
残り30艦は増強に伴い新規配備される艦だった。
輸送任務の最先任士官は大佐。
新造砲艦の設計にも関わり、旗艦の引き渡しのついでに他の艦の指揮も執り行っていた。
本来艦隊の指揮は少将以上だが、輸送任務の為、設計に関わった大佐が任命された。
他に星系防衛の指揮官として少将と、退役間近の大将とその副官や副長が視察の為便乗していた。
公安に近い監査だった。
しかし、この2名とその側近はこの艦隊及び駐留艦隊の指揮系統から外れている。
そんな人員の載せ替えが半分ほど行われた時に中緊急警報が鳴り、ライナン星系第3惑星より緊急の救援要請が入る。
機転を利かせ砲艦で敵の大半を仕留めるも、苦し紛れに敵は主系列星を人口ブラックホールにしてしまった。
完全にブラックホールに成長し、その重力から逃れられないようになるまで数分しか猶予が無かった。
意図しない戦闘の影響から士気はだだ下がり。そのブラックホールから逃れる為、禁止されている重力ジャンプを敢行する。
恒星から近い距離では禁止されているし、システム的にも不可だった。
なんとか制限内に解除し、重力ジャンプを敢行した。
しかし、禁止されているその理由通りの状況に陥った。
艦隊ごとセットした座標からズレ、恒星から数光年離れた所にジャンプし【ワープのような架空の移動方法】、再び重力ジャンプ可能な所まで移動するのに33年程掛かる。
そんな中忘れ去られた艦隊が33年の月日の後、本星へと帰還を目指す。
果たして彼らは帰還できるのか?
帰還出来たとして彼らに待ち受ける運命は?
大東亜戦争を有利に
ゆみすけ
歴史・時代
日本は大東亜戦争に負けた、完敗であった。 そこから架空戦記なるものが増殖する。 しかしおもしろくない、つまらない。 であるから自分なりに無双日本軍を架空戦記に参戦させました。 主観満載のラノベ戦記ですから、ご感弁を
四代目 豊臣秀勝
克全
歴史・時代
アルファポリス第5回歴史時代小説大賞参加作です。
読者賞を狙っていますので、アルファポリスで投票とお気に入り登録してくださると助かります。
史実で三木城合戦前後で夭折した木下与一郎が生き延びた。
秀吉の最年長の甥であり、秀長の嫡男・与一郎が生き延びた豊臣家が辿る歴史はどう言うモノになるのか。
小牧長久手で秀吉は勝てるのか?
朝日姫は徳川家康の嫁ぐのか?
朝鮮征伐は行われるのか?
秀頼は生まれるのか。
秀次が後継者に指名され切腹させられるのか?
エリクサーは不老不死の薬ではありません。~完成したエリクサーのせいで追放されましたが、隣国で色々助けてたら聖人に……ただの草使いですよ~
シロ鼬
ファンタジー
エリクサー……それは生命あるものすべてを癒し、治す薬――そう、それだけだ。
主人公、リッツはスキル『草』と持ち前の知識でついにエリクサーを完成させるが、なぜか王様に偽物と判断されてしまう。
追放され行く当てもなくなったリッツは、とりあえず大好きな草を集めていると怪我をした神獣の子に出会う。
さらには倒れた少女と出会い、疫病が発生したという隣国へ向かった。
疫病? これ飲めば治りますよ?
これは自前の薬とエリクサーを使い、聖人と呼ばれてしまった男の物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる