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第一章
占い師は現実主義
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「あの、ご主人様」
若干戸惑いながら問いかけたワルプルギスに、ミツキは上機嫌で答えた。
「あらやだプルちゃんたら。私の事はミツキでいいって言ったでしょ~」
「ではミツキ様。その、そろそろあきませんか?」
「あきませんよ~。プルちゃんのお耳、ほんとにモフモフで気持ちいいんだもの~」
ミツキの答えに、ワルプルギスは嘆息した。
こうしてミツキに耳をモフモフされ始めて、かれこれ十分は経過しただろうか。
この女主人は、一向にあきる気配がない。
ちなみに、プルちゃんというのは、ミツキが言い出したワルプルギスの愛称だ。
彼女の見た目は実に愛らしい。
真っ黒なモフモフのたれ耳もさることながら、彼女自身がとても愛らしいのだ。
まず髪。
ロングへアの黒髪は、まっすぐ艶やかで美しく、腰の辺りできっちりと切り揃えられている。
前髪がおでこ全開ぱっつんなのも実に愛らしく、よく似合っている。
顔は小さく、その肌は陶磁器のように白く滑らかだ。
つぶらな瞳は紅く、まるで上等な紅玉石のようだ。
整った鼻筋は彫像のようで、その小さな唇は紅く艶めいていて、彼女の愛らしさに妖艶な美しさを加えている。
勿論首筋は細く、手足もまた負けずに細い。
背は低く、華奢な身体は抱き締めたら折れてしまいそうだ。
ミツキに大人しく耳をモフられているその姿は、一見すると、まるで姉に猫可愛がられている妹のよう。
実に微笑ましい光景である。
「はー、満足!プルちゃん、ありがとうね!」
さすがに撫ですぎだと自省しながら、ミツキは残念そうにその手をワルプルギスの耳から離した。
ワルプルギスはようやくひと心地ついたとばかりに、ふぅとため息を吐いた。
まったくもっておかしな主人に仕える事になってしまったものだと心の中で思う。
「それなしても長いなあ、この夢。全然覚めないんだもん」
「夢、ですか?」
「うん。だって、プルちゃんみたいな子が現実にいるわけないし。魔王とか大予言者とか、夢としか思えないじゃない」
カラカラと明るく笑うミツキに、ワルプルギスは無表情のまま言った。
「ミツキ様。まさか本当にこれが夢だと思っていらっしゃるのですか?」
「え?」
ミツキの笑顔が固まる。
一瞬の沈黙の後、ミツキはおそるおそる口を開いた。
「夢、だよね?」
ミツキの問いに、ワルプルギスは無表情のまま静かに答えた。
「いいえ。夢ではございません」
まったくの無表情なワルプルギスを前に、ミツキは苦笑いを浮かべた。
「まったまたぁ。冗談ばっかり」
「冗談など申しません。ミツキ様は魔王様がお連れになった異世界から召喚されし大予言者と、わたくしは伺っております」
そこまで聞いて、ふとミツキは思った。
夢だからといって、これは夢ですよーと教えてもらえる訳ではないかもしれないと。
「あー、うん。分かった」
とりあえずこれ以上の抗議はしても無駄だろうと悟ったミツキは、早々と諦める事にした。
これが夢じゃなくてなんだというのだ。
占いなんてちょっと現実離れした事を生業にしていたミツキだが、基本的には現実主義である。
占いを行う関係上、神秘的な超自然的存在、神や精霊がいる事は信じている。
ミツキの占いは、そういう神や精霊の力を借りるまじないを使ったものだから。
とはいえ、さすがに魔王とか、あまつさえウサギ耳の生えた美少女メイドなんて、現実にいるわけがない。
ミツキの思考は、そこまで現実離れしていないのである。
そういうのはファンタジーでしか存在しない。
自分が今置かれているこのおかしな状況は、まず間違いなく夢だろう。
そう思う程度には現実主義なのである。
(さて、どうしようかな)
これが夢だというのは多分間違いない。
だからといって、何が出来るか。
答えはごく簡単。
何も出来ない。
夢ならば、目が覚めるまで待つしかない。
それがミツキの出した結論だった。
「プルちゃん」
「はい、なんでございましょう?」
相変わらず無表情のワルプルギスに、ニッコリと笑いかける。
「プルちゃんは私のお世話を命じられてるのよね?」
「さようでございます」
ワルプルギスの返答に、ミツキは少しだけ考え、言った。
「じゃあプルちゃん、良かったら私の友達になってくれない?」
「は?友達、でございますか?」
「そ。だってほら、私、ここから当分出られないんでしょ。だったら、どうせだからプルちゃんと仲良くなりたいなーって。ダメ?」
「ダメ、と申しますか、その、わたくしはあくまでメイドですので。ミツキ様のご意志に反する事は出来ません」
やっぱり無表情のままそう答えたワルプルギスに、ミツキはニッコリと笑いかけた。
「ん、そんな強制的なものじゃないの。ただね、私はプルちゃんと出来るだけ仲良くしたいだけ。そんで、プルとゃんにも私と一緒にいて楽しんでもらえたらいいなって。そう思ってるの」
「楽しむ、でございますか?」
「そう。あのね、この夢がいつ覚めるのか分からないけど、どうせ夢なら楽しく過ごしたい。だから、プルちゃんとも仲良くなりたいなーって。ただそれだけなんだ」
ニコニコと語りかけられ、ワルプルギスは無表情のまま、しばし沈黙し、やがて小さくため息を吐き、言った。
「わかりました。善処致します」
「ん、ありがと。それじゃ、あらためて。これからよろしくね。プルちゃん」
差し出された手を、ワルプルギスはおそるおそる握り返した。
本当に変わったご主人だ。
そう思いながら。
若干戸惑いながら問いかけたワルプルギスに、ミツキは上機嫌で答えた。
「あらやだプルちゃんたら。私の事はミツキでいいって言ったでしょ~」
「ではミツキ様。その、そろそろあきませんか?」
「あきませんよ~。プルちゃんのお耳、ほんとにモフモフで気持ちいいんだもの~」
ミツキの答えに、ワルプルギスは嘆息した。
こうしてミツキに耳をモフモフされ始めて、かれこれ十分は経過しただろうか。
この女主人は、一向にあきる気配がない。
ちなみに、プルちゃんというのは、ミツキが言い出したワルプルギスの愛称だ。
彼女の見た目は実に愛らしい。
真っ黒なモフモフのたれ耳もさることながら、彼女自身がとても愛らしいのだ。
まず髪。
ロングへアの黒髪は、まっすぐ艶やかで美しく、腰の辺りできっちりと切り揃えられている。
前髪がおでこ全開ぱっつんなのも実に愛らしく、よく似合っている。
顔は小さく、その肌は陶磁器のように白く滑らかだ。
つぶらな瞳は紅く、まるで上等な紅玉石のようだ。
整った鼻筋は彫像のようで、その小さな唇は紅く艶めいていて、彼女の愛らしさに妖艶な美しさを加えている。
勿論首筋は細く、手足もまた負けずに細い。
背は低く、華奢な身体は抱き締めたら折れてしまいそうだ。
ミツキに大人しく耳をモフられているその姿は、一見すると、まるで姉に猫可愛がられている妹のよう。
実に微笑ましい光景である。
「はー、満足!プルちゃん、ありがとうね!」
さすがに撫ですぎだと自省しながら、ミツキは残念そうにその手をワルプルギスの耳から離した。
ワルプルギスはようやくひと心地ついたとばかりに、ふぅとため息を吐いた。
まったくもっておかしな主人に仕える事になってしまったものだと心の中で思う。
「それなしても長いなあ、この夢。全然覚めないんだもん」
「夢、ですか?」
「うん。だって、プルちゃんみたいな子が現実にいるわけないし。魔王とか大予言者とか、夢としか思えないじゃない」
カラカラと明るく笑うミツキに、ワルプルギスは無表情のまま言った。
「ミツキ様。まさか本当にこれが夢だと思っていらっしゃるのですか?」
「え?」
ミツキの笑顔が固まる。
一瞬の沈黙の後、ミツキはおそるおそる口を開いた。
「夢、だよね?」
ミツキの問いに、ワルプルギスは無表情のまま静かに答えた。
「いいえ。夢ではございません」
まったくの無表情なワルプルギスを前に、ミツキは苦笑いを浮かべた。
「まったまたぁ。冗談ばっかり」
「冗談など申しません。ミツキ様は魔王様がお連れになった異世界から召喚されし大予言者と、わたくしは伺っております」
そこまで聞いて、ふとミツキは思った。
夢だからといって、これは夢ですよーと教えてもらえる訳ではないかもしれないと。
「あー、うん。分かった」
とりあえずこれ以上の抗議はしても無駄だろうと悟ったミツキは、早々と諦める事にした。
これが夢じゃなくてなんだというのだ。
占いなんてちょっと現実離れした事を生業にしていたミツキだが、基本的には現実主義である。
占いを行う関係上、神秘的な超自然的存在、神や精霊がいる事は信じている。
ミツキの占いは、そういう神や精霊の力を借りるまじないを使ったものだから。
とはいえ、さすがに魔王とか、あまつさえウサギ耳の生えた美少女メイドなんて、現実にいるわけがない。
ミツキの思考は、そこまで現実離れしていないのである。
そういうのはファンタジーでしか存在しない。
自分が今置かれているこのおかしな状況は、まず間違いなく夢だろう。
そう思う程度には現実主義なのである。
(さて、どうしようかな)
これが夢だというのは多分間違いない。
だからといって、何が出来るか。
答えはごく簡単。
何も出来ない。
夢ならば、目が覚めるまで待つしかない。
それがミツキの出した結論だった。
「プルちゃん」
「はい、なんでございましょう?」
相変わらず無表情のワルプルギスに、ニッコリと笑いかける。
「プルちゃんは私のお世話を命じられてるのよね?」
「さようでございます」
ワルプルギスの返答に、ミツキは少しだけ考え、言った。
「じゃあプルちゃん、良かったら私の友達になってくれない?」
「は?友達、でございますか?」
「そ。だってほら、私、ここから当分出られないんでしょ。だったら、どうせだからプルちゃんと仲良くなりたいなーって。ダメ?」
「ダメ、と申しますか、その、わたくしはあくまでメイドですので。ミツキ様のご意志に反する事は出来ません」
やっぱり無表情のままそう答えたワルプルギスに、ミツキはニッコリと笑いかけた。
「ん、そんな強制的なものじゃないの。ただね、私はプルちゃんと出来るだけ仲良くしたいだけ。そんで、プルとゃんにも私と一緒にいて楽しんでもらえたらいいなって。そう思ってるの」
「楽しむ、でございますか?」
「そう。あのね、この夢がいつ覚めるのか分からないけど、どうせ夢なら楽しく過ごしたい。だから、プルちゃんとも仲良くなりたいなーって。ただそれだけなんだ」
ニコニコと語りかけられ、ワルプルギスは無表情のまま、しばし沈黙し、やがて小さくため息を吐き、言った。
「わかりました。善処致します」
「ん、ありがと。それじゃ、あらためて。これからよろしくね。プルちゃん」
差し出された手を、ワルプルギスはおそるおそる握り返した。
本当に変わったご主人だ。
そう思いながら。
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