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いつまでも
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それからは、何でもない日が続いた。
1年、5年、10年。変わらない幸福な時間。けれど時間は確実にすぎていく。何百年の時の流れ。実感してきたはずなのに。
「フラリエっ、フラリエっ!」
今、フラリエが最期を迎える。横ではリエルが、既に涙を流しながら必死に何度も名前を呼んでいる。
気付けば足元に擦り寄っていたり、数日姿を見せなかったと思えば、ベッドに潜り込んでいたり。ふとした瞬間が次々と蘇る。こいつはいつも私たちのそばにいた。こいつがいることが、当たり前となっていた。
段々フラリエの呼吸が浅くなって、静かになって、そして……ふっと止まった。
「フラリエ、頑張ったねっ……」
リエルはそっとフラリエの小さな体を撫でた。私も、手を重ねていた。
「……フラリエ」
名を呼べど帰ってくる声はない。みゃお、と鳴かない。耳は動かない。尾は揺れない。
涙は出なかった。けれど空虚でぽっかりとした穴が胸に空いた。
時は進む。緩やかに、確実に。
夜、ベッドで私の腕に抱かれたリエルがそっとこぼした。
「いつまでも、愛していますよ」
私は何も答えなかった。ただ、腕に力がこもった。
1年、5年、10年。変わらない幸福な時間。けれど時間は確実にすぎていく。何百年の時の流れ。実感してきたはずなのに。
「フラリエっ、フラリエっ!」
今、フラリエが最期を迎える。横ではリエルが、既に涙を流しながら必死に何度も名前を呼んでいる。
気付けば足元に擦り寄っていたり、数日姿を見せなかったと思えば、ベッドに潜り込んでいたり。ふとした瞬間が次々と蘇る。こいつはいつも私たちのそばにいた。こいつがいることが、当たり前となっていた。
段々フラリエの呼吸が浅くなって、静かになって、そして……ふっと止まった。
「フラリエ、頑張ったねっ……」
リエルはそっとフラリエの小さな体を撫でた。私も、手を重ねていた。
「……フラリエ」
名を呼べど帰ってくる声はない。みゃお、と鳴かない。耳は動かない。尾は揺れない。
涙は出なかった。けれど空虚でぽっかりとした穴が胸に空いた。
時は進む。緩やかに、確実に。
夜、ベッドで私の腕に抱かれたリエルがそっとこぼした。
「いつまでも、愛していますよ」
私は何も答えなかった。ただ、腕に力がこもった。
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