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レウザン様押しに弱い説
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翌日、今日も勉強することを約束した昼食の席で、ルディーが話しかけてきた。
「ねえ、キミたち勉強会するんだって?オレらも混ぜてよ」
「その「ら」に俺は含まれていないだろうな、ルディー」
「込みに決まってんじゃーん。分かってるくせに。ね、可愛い後輩の為じゃん?」
「え、レウザン様が教えてくださるんですか!?よっしゃーーー!!!」
「おい、俺は一言も……はあ」
あのレウザン様が折れたぞ!!!ナイス、アンジエ!!!彼は人の毒気を抜くのが上手い。フィリちゃんと似た匂いを感じる。逆にリーシェンはへたくそだな、うん、可愛い。そして私はリーシェン以上酷いな……このキツめの顔で判断されてばかりだ。
それにしたって、この勉強会イベントは私が流れで起こしたものだが、なかなかいいのでは?フィリちゃんが誰かと一対一になる状況を避けられて、それでいて私はみんなと友好を深められる。ただ欲を言えば、フィリちゃんとリーシェンをもう少しくっつけたい。昨日、分かったことだが、フィリちゃんは他人から一対一で教えられればきちんと理解できる。ただ、その理解するスピードが教えるところによってかなりの差があり、わかるところとわからないところが分かれすぎている。しかも一度つまずいたところからは頑なに逃げない。理解できるまで、粘る。そのせいで一部、授業についていけなくなったりしているのだろう。そんな姿勢はリーシェンの瞳にも好意的に写るはずだ。よし、今日はリーシェンとフィリちゃんがペアになる状況をつくろう。今の流れを見る限り、アンジエはレウザン様にくっつくだろうし、レフラルにも、魔法を見せるなら先輩のほうが緊張するでしょ!なんて言っておけばいい。そうすればリーフィリ空間が出来上がる、なんて素敵!まあ、代わりに私はルディーと2人になるわけだが……リーフィリのためだ。我慢しよう。
そんなこんなで2年生も合流することとなり、勉強会はますますにぎやかなものとなった。
「ねえ、キミたち勉強会するんだって?オレらも混ぜてよ」
「その「ら」に俺は含まれていないだろうな、ルディー」
「込みに決まってんじゃーん。分かってるくせに。ね、可愛い後輩の為じゃん?」
「え、レウザン様が教えてくださるんですか!?よっしゃーーー!!!」
「おい、俺は一言も……はあ」
あのレウザン様が折れたぞ!!!ナイス、アンジエ!!!彼は人の毒気を抜くのが上手い。フィリちゃんと似た匂いを感じる。逆にリーシェンはへたくそだな、うん、可愛い。そして私はリーシェン以上酷いな……このキツめの顔で判断されてばかりだ。
それにしたって、この勉強会イベントは私が流れで起こしたものだが、なかなかいいのでは?フィリちゃんが誰かと一対一になる状況を避けられて、それでいて私はみんなと友好を深められる。ただ欲を言えば、フィリちゃんとリーシェンをもう少しくっつけたい。昨日、分かったことだが、フィリちゃんは他人から一対一で教えられればきちんと理解できる。ただ、その理解するスピードが教えるところによってかなりの差があり、わかるところとわからないところが分かれすぎている。しかも一度つまずいたところからは頑なに逃げない。理解できるまで、粘る。そのせいで一部、授業についていけなくなったりしているのだろう。そんな姿勢はリーシェンの瞳にも好意的に写るはずだ。よし、今日はリーシェンとフィリちゃんがペアになる状況をつくろう。今の流れを見る限り、アンジエはレウザン様にくっつくだろうし、レフラルにも、魔法を見せるなら先輩のほうが緊張するでしょ!なんて言っておけばいい。そうすればリーフィリ空間が出来上がる、なんて素敵!まあ、代わりに私はルディーと2人になるわけだが……リーフィリのためだ。我慢しよう。
そんなこんなで2年生も合流することとなり、勉強会はますますにぎやかなものとなった。
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