【R-18】泥中の女

みつる

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支配されたカラダ

No.4

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高木より一足先に待ち合わせの駅へ着いた女は、
携帯を取り出し駅へ着いたことを高木へ知らせた。

すぐに『私ももう少しで着くよ』と返事が返ってきて、
女は高木が来るまで人の往来を眺めていた。


「お待たせ」

数分後、目の前に現れた高木は、
そう言うなり女の全身をジロジロと見る。

そして顔を上げ女の顔を見るとニコッと微笑んだ。

「うん、服装は言いつけ通りだね、偉い偉い」

子供を褒めるような口調や言葉遣いに、
女は恥ずかしげに俯くが、
密かに喜びを噛み締めていた。

「あとは下着と荷物のチェックもしなきゃね」

″早く″
女のその思考を読み取ったかの如く、
高木は女の手を引き歩き始めた。

連れてこられたのは細い路地裏。

陽の光が届かないその路地裏は、
まだ正午過ぎにも関わらず薄暗く、ひんやりしている。

「まずはノーブラかどうか、ちゃんと確認してあげる、
   まあ………もうわかってるけど」

高木はそう言うと、
セーターを押し上げている女の乳首をツンとつつく。

「んっ」

「さ、捲ってちゃんと見せて」

既に息が荒くなっている女に高木は言う。

「は、はい…」

女は命令通り、セーターの裾をギュッと握ると、
そのまま胸の上まで服を捲りあげた。

服の中で窮屈そうにしていた胸が、
ぷるんと嬉しそうに飛び出し揺れる。

刺すような冷たい空気が直に触れ、
女の乳首はさらに硬さを増した。

「ビンビンね」

そんな乳首を弄ぶ様に指先で転がされ、
女は声を抑えるように唇を噛んで吐息を漏らす。

「じゃあ次は……」

乳首を弄んでいた指先が肌をなぞり下へ移動する。
そしてそのままスカート越しに秘部に触れた。

ビクッと女の腰が跳ねる。

「こっち、ね?」

女は小さく頷き、捲りあげていたセーターの裾を口で食み、
両手を使いスカートをたくしあげた。

すっかり愛液で濡れた秘部が露わになると、
高木は口元に笑みを浮かべ女へ近付く。

「最後はこの中身ね」

スッと伸びた高木の手が、女の肩から下がる鞄に触れた。

高木は鞄の中身を確認し、
いくつかの玩具が入っていることを確認すると
その中の1つであるローターを取り出して満足気に言った。

「偉いわ、海老原さん、
   ちゃんと言いつけ守れたのね」

未だセーターを食みスカートを捲りあげている女は、
高木のその言葉にうっとりした表情を見せた。

「いい子にはご褒美あげなきゃね」

″ ご褒美 ″
その言葉に女は唾を飲み込んだ。

高木は指先で摘んでいたローターを女の目の前に掲げ、
見せ付けるように電源を入れた。

高木の手の中で震えるローターを見つめ、
女は強請るように腰を揺らす。

そんな女の様子に高木は楽しそうに笑って言った。

「そんなに慌てないの、
    ちゃんと可愛がってあげるから」




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