一行日記 2024年２月 💝

２月29日（木） 閏日✨

・古代の暦を制定した博士たちが発見したのでしょうか、閏年閏日📅
　地球からの贈り物と捉えて、贅沢な気分で過ごすのだ。

・『アガサ・クリスティー　ミス・マープル』
　「なぜ、エヴァンスに頼まなかったのか？」

　なんと、蘭の咲き誇る温室に、ファーザー・ブラウンが！　って、もちろんブラウン神父を演じているマーク・ウィリアムズですが。でも、ブラウン神父が温室で、黒ビールでなく、中国茶を淹れてくれるなんて、嬉しい光景ではないですか🍵

・本日の晩ごはん。
　白菜とお豆腐の中華風スープがあるので、ご飯を入れてリゾットに。副菜は、冷凍庫がギチギチでアイスを入れる余地を作るために、冷食の煮魚。子持ちカレイだよ。魚卵の歯応えは嬉しくなるね。

・アイスは本日もジャイアントコーン。やっぱりコーンがサクサクで美味しい！！

・ミス・マープルのドラマにマーク・ウィリアムズさんが出演していたので、久しぶりに思い出しました、積読本。チェスタトンのブラウン神父シリーズもニ、三冊あったのでした。

・積読本の中には、二段組の分厚い本もあって、しかも二冊。読み終えるのがいつになるのか…。
　ちなみに、そのうちの一冊は、『評伝ジャン・コクトー』。455頁。
　丁寧に事実を積み重ね、それ自体に語らせようとする。けれどもコクトー本人と、鏡に反映した幾多の分身のイメージは、『真実であると同時に虚偽』でもある。

　力作・労作。秋山和夫の訳もきれいで読みやすそう。だいたい、このくらいの熱量がないと、何かを書こうなんてムリよね。労力をケチったらいかん。ケチるくらいなら、最初から書かない方がマシ。

・もう一冊は、パゾリーニの偽自叙伝、あるいは架空の、想像の、自伝。的な小説、とでも呼ぼうか。作者はフランス人で、ゴンクール賞も受賞している。『天使の手の中で』。
　途中で、パゾリーニ本人の小説を読み始めて、どこまで読んだか、栞もなくしたし、で、それなら最初から読み直そうと、思うばかりで進まない。
　戦争中、パゾリーニが母親と疎開した先で私塾をひらき、そこに勉強に来る近所の男の子にパゾリーニが熱烈に惹かれて、その二人の成り行きが描かれるところで、一旦中止し、パゾリーニ本人が書いた、同じ頃の、男の子との恋愛話を読み出したわけですよ。
　そうしましたら、あんまり面白くない…もしかしたら、訳文が好みでなかったのかも。なんか、小説というより、若干散文詩っぽい感じ。もともとパゾリーニは詩人やし。

・パゾリーニが殺される前夜、一緒に居たのが女優のラウラ・ベッティ。その夜の様子のインタビューも収録した村上香住子の書籍も、全部読めずに放っているので、読まなくちゃ。