14 / 28
ストーカー?
しおりを挟む
このメッセージは、一種の脅迫じゃあないだろうか。
いや、俺と瞳が仲よさそうなのを嫉んで、嫌がらせをしているだけか。
仮にそうだとしても、この『ヒカル』っていうヤツは、どうして俺と瞳が、図書館で毎日会っていることを知っているのか。
一応、館内は都度見渡していた。
知り合いはもちろん、同い年ぐらいの若者の姿はほとんどなかったと思うのだが……。
まさか、本格的にストーカーなのか? だとしたら、瞳の身が危ない!
……とりあえず、ここは刺激しない方がいいのか?
そんな風に迷っていると、
「返事、もらえないんですね……分かりました。それなら、こちらにも考えがあります」
という、かなり緊迫したメッセージが届いたではないか!
俺は慌てて、
「俺と瞳は、本当に友達です! 手を出すとか、あり得ません! 確かに何時間も一緒にいることはありますが、それは一緒に書いている小説について打ち合わせをしているからです。落ち着いてください、何をするか分からないとか、考えがあるって、何をするつもりなんですか?」
最後の方、意味がわからない文章になってしまったが、俺は慌てて送信してしまった。
すると、またすぐに返事が返ってきた。
「……本当に友達なんですか? ウソをついているようであれば……HTMさんのご両親に告げ口します!」
……へっ? ……告げ口?
……それって、全然大したことないのでは?
なんか、全身の力が抜けるような気がしてきた。
それと同時に、この相手、ストーカーみたいに危険な訳じゃなくて、まだ子供というか、少なくとも年下のような気がしてきた。
「ウソはついていません。ヒカルさんも、彼女に危害を加えたりするわけではないんですね?」
念押しの為にメールしてみる。
「そんなことはしません。でも、HTMさんの家はとても厳しいから、KZYさんと会えなくなるかもしれませんよ?」
うん、まあ、それは知っている……瞳から直接聞いたから。
とりあえず、警察に通報するほどの事でもなさそうだ。
でも、よく考えたら、もし自分の好きな女の子……特に初恋の相手に彼氏ができて、そういう関係になるかもしれないと考えたら、いても立ってもいられなくなるのは普通かもしれない。
俺だって、瞳に別の彼氏ができて、その彼の家に一人で遊びに行こうとしていたなら、何とか阻止しようと考えたかもしれない。
そう思うと、この男の子? の気持ちも分からないではない。
「心配しなくてもいい。それに、告げ口されたって、非難されるような事はない。俺は、瞳に手を出したりしない。少なくとも高校卒業までは恋愛は禁止で、ひたすら小説を頑張ろうと二人で決めたから」
相手を年下だと直感した俺は、敬語ではなく、相手を諭すような文体でメッセージを送った。
「本当ですか? 年頃の男女なのに、それで平気なんですか?」
向こうもちょっと落ち着いて来たみたいだ。
「瞳の家が厳しいのは、俺も聞いている。だから、誤解されないように図書館でしか会わないようにした。俺たちは、夢を共有しているんだ。だから、付き合ったりせず、今はただ、その目標に向かって一生懸命頑張っているんだ」
「KZYさんは、HTMさんのこと、好きではないんですか?」
……う、こいつ……切り込んで来た!
好きではない、と言えばウソになる。
でも、好きだと言えば、また逆上されるかもしれない……。
ちょっと悩んだが、ここは、自分の気持ちを正直に書くことにした。
「彼女の事は、好きだ。たぶん、君に負けないぐらい……いや、君よりずっと好きだ。彼女の事を考えると、夜も眠れなくなるぐらいに。でも、だからこそ彼女を大事にしようと決めたんだ。傷つけたくないし、悲しませたくない。そう思っているから、今の君みたいに、彼女に迷惑がかかるような事は絶対にしない」
なんか、書いているウチに、自分勝手な『ヒカル』に腹が立って、ちょっと挑発的なことを書いて送ってしまった。
そのことを後悔したが……すぐに次のメールが返ってきた。
「本当に、恋人同士として付き合ったり、手を出したりしないんですね?」
……ふう、変に逆上されたりはしていないようだ。
でも、永久に友達のまま、っていうわけでもないかもしれないんだよな……言わなくていいことかもしれないけど、なんか、正直に知らせたくなってしまった。
「少なくとも高校卒業するまでは。でも卒業の時点でもまだお互いに恋愛感情があったならば、その時は恋人同士として付き合うかもしれないけど、それまでは夢に向かって共同で頑張って行くことにしているんだ。一時の感情で付き合って、それで夢まで失ってしまうことは、絶対にしたくないんだ」
そのメッセージを送ってから、三十分ほど、返信がなかった。
もう彼からメッセージが来ることはないのか、と思っていると、
「HTMさんとメールした内容とか、KZYさんとさっきやりとりした内容で、信用することにしました。どのみち、ボクじゃあ、どんなに好きでも恋人同士にはなれません。ボクも、本当の事しか書いていないです。変なメッセージ送ってしまって、すみませんでした。二人の作品、これからも楽しみにしていますね」
と、謝罪メッセージが届いた。
俺はほっと胸をなで下ろし、
「分かってくれてありがとう。頑張っていくよ」
と返した。
まだちょっと引っかかるものはあった。
本当に、納得してもらえたのか。
『ヒカル』が瞳に危害を加えることはないのか。
「どんなに好きでも恋人同士になれない」とは、どういう意味なのか。
そもそも、『ヒカル』の正体は誰なのか……。
なんか、悶々とした気分で、ぐっすり眠ることができなかった。
翌日、眠い目をこすりながら、いつも通り図書館に行ってみる。
もちろん、キョロキョロと周囲を見渡し、警戒を怠らない。
特に怪しい人物は見当たらなかった。
いつもの席に、先に来ていた瞳が座っていた。
彼女も、キョロキョロと周囲を確認しており、俺が来たことに安堵した様子だった。
今までより十五分も早く来たのに、瞳はもう着いていた……うーん、これではストーカー対策としては不十分だ。いっそ家まで迎えに行けば良かったか?
いや、そうなると、やっぱり付き合っていると思われるのがまずい。
「……どうしたの? 座らないの?」
瞳にそう言われて、はっとして慌てて座った。
昨晩の『ヒカル』のとのこと、どう話そうかと思っていると、彼女の方から先に口を開いた。
「昨日、ヒカルからメッセージが届いたの。いつも通り感想と、あと、和也君のこと、褒めてたよ。誠実そうな人だねって」
……おおっ! ヒカル、ストーカーっぽいけど、いい奴なんだな……。
「ヒカル、『ボクじゃあ彼氏になれないけど、二人の事、応援します』って書いてくれてた。その、彼氏になれないって、どういう意味だと思う?」
「それを俺に聞かれても、俺はヒカルじゃないからよく分からない」
と告げると、彼女は少し考え込んで、そして口を開いた。
「……彼氏になれないっていうことは、ひょっとしたら、女の子かな……」
「……あっ、そういえば、中学校の時、後輩の女子生徒と付き合ってたって言ってたよな?」
「えっ……うん、まあ、付き合ったって言ったって、女の子同士だから本当の意味では恋人同士ってわけではなくて……あっ!」
瞳は、何かに気付いて、両手を口元に持って行っていた。
「……ひょっとして、その子じゃないのか? だったら、『彼氏になれない』っていう意味、分かるんだ」
「……でも、中学校卒業以来、連絡とってなかったから……カオル、なのかな……」
「カオル? それがその子の名前か……それも、男か女か分からない名前だな……」
「あはっ、確かにそうね。あと、それと……その、ありがと」
なぜか、瞳は赤くなって、ちょっと下を向きながら恥ずかしそうにお礼を言ってくれた。
「……ありがとうって、何が?」
「あの、えっと……黙ってるとずるいかもしれないから……ちゃんと言っておくね」
「あ、ああ……」
ちょっとドキドキしている自分がいた。
「ヒカルが和也君とのメッセージのやりとりを、全部私に転送してくれたの」
「へえ……えっ、それじゃあ!?」
俺はものすごく焦った。
メッセージの中で何回も、瞳の事を『好きだ』と言ってしまっていたのだ。
「……嬉しかったよ」
頬を桜色に染め、少し照れながら笑顔でそう言ってくれる瞳は、今までで一番可愛く思えた――。
いや、俺と瞳が仲よさそうなのを嫉んで、嫌がらせをしているだけか。
仮にそうだとしても、この『ヒカル』っていうヤツは、どうして俺と瞳が、図書館で毎日会っていることを知っているのか。
一応、館内は都度見渡していた。
知り合いはもちろん、同い年ぐらいの若者の姿はほとんどなかったと思うのだが……。
まさか、本格的にストーカーなのか? だとしたら、瞳の身が危ない!
……とりあえず、ここは刺激しない方がいいのか?
そんな風に迷っていると、
「返事、もらえないんですね……分かりました。それなら、こちらにも考えがあります」
という、かなり緊迫したメッセージが届いたではないか!
俺は慌てて、
「俺と瞳は、本当に友達です! 手を出すとか、あり得ません! 確かに何時間も一緒にいることはありますが、それは一緒に書いている小説について打ち合わせをしているからです。落ち着いてください、何をするか分からないとか、考えがあるって、何をするつもりなんですか?」
最後の方、意味がわからない文章になってしまったが、俺は慌てて送信してしまった。
すると、またすぐに返事が返ってきた。
「……本当に友達なんですか? ウソをついているようであれば……HTMさんのご両親に告げ口します!」
……へっ? ……告げ口?
……それって、全然大したことないのでは?
なんか、全身の力が抜けるような気がしてきた。
それと同時に、この相手、ストーカーみたいに危険な訳じゃなくて、まだ子供というか、少なくとも年下のような気がしてきた。
「ウソはついていません。ヒカルさんも、彼女に危害を加えたりするわけではないんですね?」
念押しの為にメールしてみる。
「そんなことはしません。でも、HTMさんの家はとても厳しいから、KZYさんと会えなくなるかもしれませんよ?」
うん、まあ、それは知っている……瞳から直接聞いたから。
とりあえず、警察に通報するほどの事でもなさそうだ。
でも、よく考えたら、もし自分の好きな女の子……特に初恋の相手に彼氏ができて、そういう関係になるかもしれないと考えたら、いても立ってもいられなくなるのは普通かもしれない。
俺だって、瞳に別の彼氏ができて、その彼の家に一人で遊びに行こうとしていたなら、何とか阻止しようと考えたかもしれない。
そう思うと、この男の子? の気持ちも分からないではない。
「心配しなくてもいい。それに、告げ口されたって、非難されるような事はない。俺は、瞳に手を出したりしない。少なくとも高校卒業までは恋愛は禁止で、ひたすら小説を頑張ろうと二人で決めたから」
相手を年下だと直感した俺は、敬語ではなく、相手を諭すような文体でメッセージを送った。
「本当ですか? 年頃の男女なのに、それで平気なんですか?」
向こうもちょっと落ち着いて来たみたいだ。
「瞳の家が厳しいのは、俺も聞いている。だから、誤解されないように図書館でしか会わないようにした。俺たちは、夢を共有しているんだ。だから、付き合ったりせず、今はただ、その目標に向かって一生懸命頑張っているんだ」
「KZYさんは、HTMさんのこと、好きではないんですか?」
……う、こいつ……切り込んで来た!
好きではない、と言えばウソになる。
でも、好きだと言えば、また逆上されるかもしれない……。
ちょっと悩んだが、ここは、自分の気持ちを正直に書くことにした。
「彼女の事は、好きだ。たぶん、君に負けないぐらい……いや、君よりずっと好きだ。彼女の事を考えると、夜も眠れなくなるぐらいに。でも、だからこそ彼女を大事にしようと決めたんだ。傷つけたくないし、悲しませたくない。そう思っているから、今の君みたいに、彼女に迷惑がかかるような事は絶対にしない」
なんか、書いているウチに、自分勝手な『ヒカル』に腹が立って、ちょっと挑発的なことを書いて送ってしまった。
そのことを後悔したが……すぐに次のメールが返ってきた。
「本当に、恋人同士として付き合ったり、手を出したりしないんですね?」
……ふう、変に逆上されたりはしていないようだ。
でも、永久に友達のまま、っていうわけでもないかもしれないんだよな……言わなくていいことかもしれないけど、なんか、正直に知らせたくなってしまった。
「少なくとも高校卒業するまでは。でも卒業の時点でもまだお互いに恋愛感情があったならば、その時は恋人同士として付き合うかもしれないけど、それまでは夢に向かって共同で頑張って行くことにしているんだ。一時の感情で付き合って、それで夢まで失ってしまうことは、絶対にしたくないんだ」
そのメッセージを送ってから、三十分ほど、返信がなかった。
もう彼からメッセージが来ることはないのか、と思っていると、
「HTMさんとメールした内容とか、KZYさんとさっきやりとりした内容で、信用することにしました。どのみち、ボクじゃあ、どんなに好きでも恋人同士にはなれません。ボクも、本当の事しか書いていないです。変なメッセージ送ってしまって、すみませんでした。二人の作品、これからも楽しみにしていますね」
と、謝罪メッセージが届いた。
俺はほっと胸をなで下ろし、
「分かってくれてありがとう。頑張っていくよ」
と返した。
まだちょっと引っかかるものはあった。
本当に、納得してもらえたのか。
『ヒカル』が瞳に危害を加えることはないのか。
「どんなに好きでも恋人同士になれない」とは、どういう意味なのか。
そもそも、『ヒカル』の正体は誰なのか……。
なんか、悶々とした気分で、ぐっすり眠ることができなかった。
翌日、眠い目をこすりながら、いつも通り図書館に行ってみる。
もちろん、キョロキョロと周囲を見渡し、警戒を怠らない。
特に怪しい人物は見当たらなかった。
いつもの席に、先に来ていた瞳が座っていた。
彼女も、キョロキョロと周囲を確認しており、俺が来たことに安堵した様子だった。
今までより十五分も早く来たのに、瞳はもう着いていた……うーん、これではストーカー対策としては不十分だ。いっそ家まで迎えに行けば良かったか?
いや、そうなると、やっぱり付き合っていると思われるのがまずい。
「……どうしたの? 座らないの?」
瞳にそう言われて、はっとして慌てて座った。
昨晩の『ヒカル』のとのこと、どう話そうかと思っていると、彼女の方から先に口を開いた。
「昨日、ヒカルからメッセージが届いたの。いつも通り感想と、あと、和也君のこと、褒めてたよ。誠実そうな人だねって」
……おおっ! ヒカル、ストーカーっぽいけど、いい奴なんだな……。
「ヒカル、『ボクじゃあ彼氏になれないけど、二人の事、応援します』って書いてくれてた。その、彼氏になれないって、どういう意味だと思う?」
「それを俺に聞かれても、俺はヒカルじゃないからよく分からない」
と告げると、彼女は少し考え込んで、そして口を開いた。
「……彼氏になれないっていうことは、ひょっとしたら、女の子かな……」
「……あっ、そういえば、中学校の時、後輩の女子生徒と付き合ってたって言ってたよな?」
「えっ……うん、まあ、付き合ったって言ったって、女の子同士だから本当の意味では恋人同士ってわけではなくて……あっ!」
瞳は、何かに気付いて、両手を口元に持って行っていた。
「……ひょっとして、その子じゃないのか? だったら、『彼氏になれない』っていう意味、分かるんだ」
「……でも、中学校卒業以来、連絡とってなかったから……カオル、なのかな……」
「カオル? それがその子の名前か……それも、男か女か分からない名前だな……」
「あはっ、確かにそうね。あと、それと……その、ありがと」
なぜか、瞳は赤くなって、ちょっと下を向きながら恥ずかしそうにお礼を言ってくれた。
「……ありがとうって、何が?」
「あの、えっと……黙ってるとずるいかもしれないから……ちゃんと言っておくね」
「あ、ああ……」
ちょっとドキドキしている自分がいた。
「ヒカルが和也君とのメッセージのやりとりを、全部私に転送してくれたの」
「へえ……えっ、それじゃあ!?」
俺はものすごく焦った。
メッセージの中で何回も、瞳の事を『好きだ』と言ってしまっていたのだ。
「……嬉しかったよ」
頬を桜色に染め、少し照れながら笑顔でそう言ってくれる瞳は、今までで一番可愛く思えた――。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
セーラー服美人女子高生 ライバル同士の一騎討ち
ヒロワークス
ライト文芸
女子高の2年生まで校内一の美女でスポーツも万能だった立花美帆。しかし、3年生になってすぐ、同じ学年に、美帆と並ぶほどの美女でスポーツも万能な逢沢真凛が転校してきた。
クラスは、隣りだったが、春のスポーツ大会と夏の水泳大会でライバル関係が芽生える。
それに加えて、美帆と真凛は、隣りの男子校の俊介に恋をし、どちらが俊介と付き合えるかを競う恋敵でもあった。
そして、秋の体育祭では、美帆と真凛が走り高跳びや100メートル走、騎馬戦で対決!
その結果、放課後の体育館で一騎討ちをすることに。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
【完結】年収三百万円台のアラサー社畜と総資産三億円以上の仮想通貨「億り人」JKが湾岸タワーマンションで同棲したら
瀬々良木 清
ライト文芸
主人公・宮本剛は、都内で働くごく普通の営業系サラリーマン。いわゆる社畜。
タワーマンションの聖地・豊洲にあるオフィスへ通勤しながらも、自分の給料では絶対に買えない高級マンションたちを見上げながら、夢のない毎日を送っていた。
しかしある日、会社の近所で苦しそうにうずくまる女子高生・常磐理瀬と出会う。理瀬は女子高生ながら仮想通貨への投資で『億り人』となった天才少女だった。
剛の何百倍もの資産を持ち、しかし心はまだ未完成な女子高生である理瀬と、日に日に心が枯れてゆくと感じるアラサー社畜剛が織りなす、ちぐはぐなラブコメディ。
クラスのマドンナがなぜか俺のメイドになっていた件について
沢田美
恋愛
名家の御曹司として何不自由ない生活を送りながらも、内気で陰気な性格のせいで孤独に生きてきた裕貴真一郎(ゆうき しんいちろう)。
かつてのいじめが原因で、彼は1年間も学校から遠ざかっていた。
しかし、久しぶりに登校したその日――彼は運命の出会いを果たす。
現れたのは、まるで絵から飛び出してきたかのような美少女。
その瞳にはどこかミステリアスな輝きが宿り、真一郎の心をかき乱していく。
「今日から私、あなたのメイドになります!」
なんと彼女は、突然メイドとして彼の家で働くことに!?
謎めいた美少女と陰キャ御曹司の、予測不能な主従ラブコメが幕を開ける!
カクヨム、小説家になろうの方でも連載しています!
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる