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埋もれた城
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グリント率いるパーティーは、イフカから約五十リーグの位置で新しく見つかったダンジョンを探索していた。
「穴を掘れば遺跡に出くわす」と表されるイフカの古代遺跡群だが、実際にはそう簡単に見つかるわけではなく、高価な空間探知の魔道具を用いて丹念に調べる、専門の「遺跡発掘ハンター」と呼ばれる団体が探索している。
そして怪しい空間を探知したならば、その情報を売って稼いでいるのだ。
しかし、見つけた地下空間にも、当たり、外れがある。
「古代超魔道国家」は基本的に一般家庭でも地下室を設置していたらしく、全てを探索の対象としていてはきりが無い。
ある程度、まとまった大きさの空間……多くは商業施設、工場、集合地下住宅、あるいは当時の富豪の屋敷跡であることも考えられるが、それらをターゲットとしている。
その地域の特性、立地条件、空間の大きさにより値段が決められ、今回その情報を購入したのがグリント達だ。
「遺跡発掘ハンター」も信用商売なので、他のハンターに存在をばらしたりはしないし、相応の魔力反応があったことも情報として渡している。ただ、その価値までは保証されていない。
今回の地下遺跡は、おそらく三層に渡って存在しているという。
ただ、他の遺跡群と同じく、どこから湧き出てきたのか分からないが、魔物が住み着いている可能性が高いと指摘されていた。
そして彼らの案内で現地に集合し、専用の大型魔道具で地下に続く穴を穿つまでが「遺跡発掘ハンター」の仕事だった。
五メールほどの高さの縄ばしごを下ろして、グリント達が地下へと降りていく。
ライナスは、大きな荷物を背負い、一番最後に下へと降りた。
その中は、じっとりと湿り気を帯びており、一応、人工物の壁面とわかる空間だが、一部に苔が生えている。
ネズミも走っており、どこかが別の地下道に通じているようだ……まあ、地下とはいえ上下水道が整備されているのが通常なので、まったくの閉鎖された空間であることの方が珍しいのだが。
通路は当初想像していたよりは広く、大人三人が並んで通れるほどだ。
たまに壁面に絵画の後や、落ちて壊れた彫刻のようなものがあり、
「ひょっとしたら、どこぞの貴族の屋敷後かもしれねえな」
というのがグリントの意見だった。
地上部にその名残が見られず、林となっているのは、他の遺跡の例に漏れず、過去の大戦で地下以外は全て吹き飛んだからだ、と考えられる。
「……思ったより広いな……」
グリントがそう感想を漏らす。
内部は痛んではいるが、当初遺跡ハンター側から得ていた情報より、五割増しほど広いという。
やや入り組んでいて、まるで小さな城がそのまま埋まっているようだ、と評された。
魔道具であるランタンを掲げて前方を歩くのが近接戦闘を得意とするグリント、ゲッペルの男性二人。
その後ろに、魔導コンポーザーのコルト、サーシャの二人。
特にサーシャは、魔道具である「エコーイヤホン +3」を装備しており、通常と異なる「音」を探知することで高度な索敵能力を有している。
仲間が発する「大きな音」を排除しつつ、遠くでわずかに聞こえる音を感じることができるし、また、「魔力探知」で引っかかった反応も、音として感知する。
しかし、地下二階に進むまで、最下層から感じられる大きな魔力反応以外には特に変化はないと言うことだった。
「ふむ……このまま三層まで魔物が出てこなけりゃ楽なんじゃがのう……」
斤使いのゲッペルがそう呟いた。
「いや……静かすぎる。どこかに魔物が潜んでいて、こちらを待ち構えているかもしれない。気を抜くなよ」
リーダーであるグリントは慎重だ。
「……でも、この下の大きな反応以外は、本当に今のところ何もなくて……もう少し、感度を上げれば反応があるかもしれないけど、そうすると真下のがうるさすぎるわ。それぐらい強力な反応……これ、何なのかしら……」
サーシャが怪訝な様子でそう言葉にした。
「絶対、すごいお宝ですよ! 私、今回の報酬で、もう一つスタッフを買うんです!」
サーシャより年上だが、子供っぽい口調が残る攻撃系魔導コンポーザーのコルトは、期待に胸躍らせる、といった様子だ。
そんな中、最後方のライナスは、真面目に無言で、後方を警戒していた。
彼の目……正確には、ゴーグル「アドバンスド・アウル・アイ +2」には、下方に大きな魔石……それも、「生きている」ものが見えていた。つまり、かなり強力な魔物が存在していると言うことだ。
「……新入り、おまえはこの遺跡、どう思う?」
「僕ですか? ……いえ、遺跡探索自体の経験があまりないので、何がどう変わっているのか分かりません。ただ、この下に居る一体が相当強力な魔物みたいなので、僕がどれだけ戦力になれるかちょっと不安ではあります」
「なんだと!?」
グリントの一言に、不安と言ったのはやぶ蛇だったか、と思った。
「……おまえ、何を根拠に下の魔力を魔物、それも一体だと考えたんだ?」
「えっ……だって、反応が明らかに……」
そこまで言って、自分の失言に気づいた。
他のメンバーには、魔力探知は、魔石として「見えて」いないのだ。
「アドバンスド・アウル・アイ +2」の存在は、秘密にしておいて欲しいと言われている。
どう言い訳しようか、と迷っていたときに、遺跡全体に響くように、ガコン、と大きな音と振動が伝わってきた。
「穴を掘れば遺跡に出くわす」と表されるイフカの古代遺跡群だが、実際にはそう簡単に見つかるわけではなく、高価な空間探知の魔道具を用いて丹念に調べる、専門の「遺跡発掘ハンター」と呼ばれる団体が探索している。
そして怪しい空間を探知したならば、その情報を売って稼いでいるのだ。
しかし、見つけた地下空間にも、当たり、外れがある。
「古代超魔道国家」は基本的に一般家庭でも地下室を設置していたらしく、全てを探索の対象としていてはきりが無い。
ある程度、まとまった大きさの空間……多くは商業施設、工場、集合地下住宅、あるいは当時の富豪の屋敷跡であることも考えられるが、それらをターゲットとしている。
その地域の特性、立地条件、空間の大きさにより値段が決められ、今回その情報を購入したのがグリント達だ。
「遺跡発掘ハンター」も信用商売なので、他のハンターに存在をばらしたりはしないし、相応の魔力反応があったことも情報として渡している。ただ、その価値までは保証されていない。
今回の地下遺跡は、おそらく三層に渡って存在しているという。
ただ、他の遺跡群と同じく、どこから湧き出てきたのか分からないが、魔物が住み着いている可能性が高いと指摘されていた。
そして彼らの案内で現地に集合し、専用の大型魔道具で地下に続く穴を穿つまでが「遺跡発掘ハンター」の仕事だった。
五メールほどの高さの縄ばしごを下ろして、グリント達が地下へと降りていく。
ライナスは、大きな荷物を背負い、一番最後に下へと降りた。
その中は、じっとりと湿り気を帯びており、一応、人工物の壁面とわかる空間だが、一部に苔が生えている。
ネズミも走っており、どこかが別の地下道に通じているようだ……まあ、地下とはいえ上下水道が整備されているのが通常なので、まったくの閉鎖された空間であることの方が珍しいのだが。
通路は当初想像していたよりは広く、大人三人が並んで通れるほどだ。
たまに壁面に絵画の後や、落ちて壊れた彫刻のようなものがあり、
「ひょっとしたら、どこぞの貴族の屋敷後かもしれねえな」
というのがグリントの意見だった。
地上部にその名残が見られず、林となっているのは、他の遺跡の例に漏れず、過去の大戦で地下以外は全て吹き飛んだからだ、と考えられる。
「……思ったより広いな……」
グリントがそう感想を漏らす。
内部は痛んではいるが、当初遺跡ハンター側から得ていた情報より、五割増しほど広いという。
やや入り組んでいて、まるで小さな城がそのまま埋まっているようだ、と評された。
魔道具であるランタンを掲げて前方を歩くのが近接戦闘を得意とするグリント、ゲッペルの男性二人。
その後ろに、魔導コンポーザーのコルト、サーシャの二人。
特にサーシャは、魔道具である「エコーイヤホン +3」を装備しており、通常と異なる「音」を探知することで高度な索敵能力を有している。
仲間が発する「大きな音」を排除しつつ、遠くでわずかに聞こえる音を感じることができるし、また、「魔力探知」で引っかかった反応も、音として感知する。
しかし、地下二階に進むまで、最下層から感じられる大きな魔力反応以外には特に変化はないと言うことだった。
「ふむ……このまま三層まで魔物が出てこなけりゃ楽なんじゃがのう……」
斤使いのゲッペルがそう呟いた。
「いや……静かすぎる。どこかに魔物が潜んでいて、こちらを待ち構えているかもしれない。気を抜くなよ」
リーダーであるグリントは慎重だ。
「……でも、この下の大きな反応以外は、本当に今のところ何もなくて……もう少し、感度を上げれば反応があるかもしれないけど、そうすると真下のがうるさすぎるわ。それぐらい強力な反応……これ、何なのかしら……」
サーシャが怪訝な様子でそう言葉にした。
「絶対、すごいお宝ですよ! 私、今回の報酬で、もう一つスタッフを買うんです!」
サーシャより年上だが、子供っぽい口調が残る攻撃系魔導コンポーザーのコルトは、期待に胸躍らせる、といった様子だ。
そんな中、最後方のライナスは、真面目に無言で、後方を警戒していた。
彼の目……正確には、ゴーグル「アドバンスド・アウル・アイ +2」には、下方に大きな魔石……それも、「生きている」ものが見えていた。つまり、かなり強力な魔物が存在していると言うことだ。
「……新入り、おまえはこの遺跡、どう思う?」
「僕ですか? ……いえ、遺跡探索自体の経験があまりないので、何がどう変わっているのか分かりません。ただ、この下に居る一体が相当強力な魔物みたいなので、僕がどれだけ戦力になれるかちょっと不安ではあります」
「なんだと!?」
グリントの一言に、不安と言ったのはやぶ蛇だったか、と思った。
「……おまえ、何を根拠に下の魔力を魔物、それも一体だと考えたんだ?」
「えっ……だって、反応が明らかに……」
そこまで言って、自分の失言に気づいた。
他のメンバーには、魔力探知は、魔石として「見えて」いないのだ。
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