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始
いざ!新世界!
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気が付くと俺は広い草原に寝そべっていた。辺り一面が背の低い草で被われており、見渡す限りが草原だ。
さて、注文通りなら近くに……あった。
近くには1冊の本。表紙にはオルテインについてと書かれている。
その本を読み進めていくと、この世界のことがだいたい分かった。例えばここはフルペ平原と呼ばれていること。モルト王国の領内であることなど。
それとその本には付与魔法の使い方も書いてあった。それによれば、
付与(エンチャント):○○○○
で、使えるらしい。掛け声は自分のイメージしやすいものでいいそうだ。もちろんイメージ出来ていればわざわざ口に出す必要もない。
まずは試してみるか。俺は試しに近くに生えている草をちぎり、手に握り魔法を使う。
「付与:成長(グロウ)」
そう唱えると、草はまるで生気を得たようにちぎられているにも関わらず、切り口から根を生やし、上へ上へと伸びていく。ある程度育ったところで成長は止まったが、ある程度この付与魔法は応用が利くようだ。
何か別の物にも……あ、自分の体にやってみるか。
俺は立ち上がり、少し体を構える。
「付与:豪炎(ブレイズ)」
瞬間、俺の体が炎に包まれる。一瞬、熱いと感じるが、それが錯覚だと直ぐに気づく。形としては、俺が炎を纏ったような感じになっていると思う。これで人にも使えることが判明した。
あとは追々試せばいいだろう。
そういえば、今の俺はどうなっているのだろうか。気になるので、本を手に持ち、付与をする。
「付与:明鏡(ミラー)」
すると、本の表紙が鏡へと変わる。本当に便利だな。これ。
それで確認すると、特に前との違いは無いことが分かった。女子男子ともにもてはやされてきた(俺からしたら)普通の顔もそのままだ。
ついでに俺の性格も振り返ろう。できるんならこの世界では治したいしな。
俺は周りから天才だと言われてきた。完璧超人だ、とも。この評価は俺は相応しくないと思う。なぜなら、俺は興味を持ったことにしか力を発揮できないからだ。あの爺さんのことが初めはどうでもよかったのも興味がなかったからだ。そのあと持たされたわけだが。
でも、正直こんな性格治したかった。でも治せないでズルズル引きずってきてしまった。ならばこの機会、逃す訳にはいかないだろう。新転地へ移り、心も新たになってここで克服できればこの世界で楽しく生きていけるだろう。
しかし、何を言ってもまずは街に行かなければ始まらない。このガイドブック(勝手に)にも書かれている。
そういえば、街ってどの方角にあるんだ……?
「なんか方法ないかな……。最悪方角を何となくで決めてそっちに歩き続けるしか―――」
そんなことを考えていたときだった。どこか、遠くの方から叫び声が聞こえた。そちらに行ってみれば人がいるだろう。あれは人の悲鳴だった。
「……行くだけ行ってみるか」
そして俺はそこから声が聞こえた方へ走り出す。やはり体も強化してくれているのか、体がとても軽い。俺は風になったような速さで目的地まで走った。
着くと、そこには壊れた馬車があった。何故馬車だと判断出来るのかと言えば、側に馬が倒れているからだ。2匹いて、2匹とも息はあるようだが頼りなかった。そしてその奥に目を向けると1人の男が異形の怪物と戦っているところだった。その周りには何人か倒れた男たちがおり、そちらはもうすでに事切れていた。
そんな考えをしている内に残る1人もやられてしまう。そいつはこちらにきがついたのか、すごい勢いで突っ込んでくる。
そいつは大きな1つ目玉にずんぐりした図体、茶色の体には赤い線が走っており、太い右腕を引いてこちらに向かってきていた。
「……見た目からすればサイクロプスだな。真偽は知らんが。とりあえず、なんとかしてみるか」
あいつが向かってくるのに合わせてこちらも軽く身構える。そして――
「付与:豪炎」
――炎を纏う。
そして俺は向こうの右パンチに合わせるようにこちらも腕を打ち出す。腕力だけで考えれば向こうの方が圧倒的に上だろう。近づいてみて分かったが、体長は3メートルはある。だが、こちらには炎がある。そして結果は俺の予想した通りになった。
1つ目の腕が焼け飛んだのだ。炎を纏った俺の腕は一瞬で相手の腕を溶かし尽くしたのだ。俺はその場でステップし、相手の後ろをとり、そのまま腕を頭に向かって打ち出す。
俺の腕はしっかりと1つ目の頭部を貫き、溶かし尽くした。そして1つ目はその場に前のめりに倒れ伏した。
とりあえずこの場は乗りきった。だが肝心の人がいない。先程の男たちは皆、死んでしまったし、この馬車の中には誰も……
「……うっ、く……」
いた。よかった。これで道が聞けるな。
「大丈夫か?」
俺は倒れた馬車の中から声を出した人物を助け出す。それはまだ俺とそう年の変わらない少女だった。金色の髪を腰まで伸ばしており、顔立ちは整っていて目はエメラルドの輝きを放っている。
「はい、大丈……うっ……」
多分、大丈夫と言おうとしたんだろう。だが、俺には何となくではあるが、彼女が怪我をしている箇所が分かった。おそらく左足首と右足の太ももだろう。先程から足を庇っているのと変色していること、腫れていることから骨折であると判断できるだろう。
「見せて」
そう、なるべくやさしめに声をかけ、許可を取らずに触診をする。
「っ!?」
案の定驚かれたが、気にしない。それと、1つ試したいことができた。
「試したいことがある。いいかな?」
「あ、は、はい……」
少し顔を赤らめ、そう答える。やっぱり急に触ったりしたら恥ずかしいよな。後で道を聞くときにでも謝っとこう。
「じゃ、やるよ。付与:再生(リジェネ)」
すると彼女の体が淡い光を発し、収まった頃には変色や腫れも引いていた。本当に便利だな付与魔法。
「大丈夫?痛みは?」
「大丈夫です。痛みもありません」
そっか、と返す。彼女も驚いているようで、足を触ったり押したりしている。そんなことをしている間に馬にもリジェネをかけておいた。これで話を聞いたあと、すぐに馬も走れるようになっているだろう。
「で、君。名前は?」
「あ、す、すいません!シャロンと申します」
「そっか、俺はレンマ。いくつか聞きたいことがあるんだけどいいかな?」
「はい……なんでしょう?」
「まず、あの人たち。どうするの?」
そう言って俺は先程の男たちの倒れている方を指差す。
「! ジンさん、ダンさん!」
彼女は弾かれたように立ち上がるとそちらの方にかけていく。そして全てを理解するとその男たちの前に膝間付き、手を組んで祈りの姿勢を取った。その後、彼女は何言か口をうごかす。すると、地面が抉れていき、大きめの穴ができた。その中に彼女は男たちを丁重に入れていき、上から土を被せると再び祈りの姿勢を取った。
「あの人たちは?」
「私の護衛の方々です。どうやら何者かの奇襲があったようで、皆さんは……」
護衛、ね。じゃあこの子はそれなりの家の子か。
「そうだろうね。辛いだろうけど諦めるんだ。それと、この惨状を生み出したあいつはどうするんだ?」
そう言って今度はサイクロプス(?)の方を指差す。すると今度は顔を驚愕の色に染める。
「あれは……サイクロプス……?」
あ、そのまんまなんだ。
「なんであんなのがこのあたりに?……もしかして、貴方が、あれを?」
「俺以外いるかい?」
フルフルと首を振る。
「うん。なら最後の質問だ。ここから一番近い街はどこかな?」
「……え?知らないんですか?」
「まあね。色々あって」
「何がどうなるとこうなるんですか……。ここから近い街はホルマです。宜しければご一緒にどうです?」
「それはありがたい。お言葉に甘えるよ。そのかわり、何かあったら任せてくれ」
「はい、そのときはよろしくお願いします」
さて、そろそろ馬の方は、よし。立ち上がってるな。じゃ、馬も復活したし、街まで案内してくれるみたいだし、いざ、新転地といこうか。
さて、注文通りなら近くに……あった。
近くには1冊の本。表紙にはオルテインについてと書かれている。
その本を読み進めていくと、この世界のことがだいたい分かった。例えばここはフルペ平原と呼ばれていること。モルト王国の領内であることなど。
それとその本には付与魔法の使い方も書いてあった。それによれば、
付与(エンチャント):○○○○
で、使えるらしい。掛け声は自分のイメージしやすいものでいいそうだ。もちろんイメージ出来ていればわざわざ口に出す必要もない。
まずは試してみるか。俺は試しに近くに生えている草をちぎり、手に握り魔法を使う。
「付与:成長(グロウ)」
そう唱えると、草はまるで生気を得たようにちぎられているにも関わらず、切り口から根を生やし、上へ上へと伸びていく。ある程度育ったところで成長は止まったが、ある程度この付与魔法は応用が利くようだ。
何か別の物にも……あ、自分の体にやってみるか。
俺は立ち上がり、少し体を構える。
「付与:豪炎(ブレイズ)」
瞬間、俺の体が炎に包まれる。一瞬、熱いと感じるが、それが錯覚だと直ぐに気づく。形としては、俺が炎を纏ったような感じになっていると思う。これで人にも使えることが判明した。
あとは追々試せばいいだろう。
そういえば、今の俺はどうなっているのだろうか。気になるので、本を手に持ち、付与をする。
「付与:明鏡(ミラー)」
すると、本の表紙が鏡へと変わる。本当に便利だな。これ。
それで確認すると、特に前との違いは無いことが分かった。女子男子ともにもてはやされてきた(俺からしたら)普通の顔もそのままだ。
ついでに俺の性格も振り返ろう。できるんならこの世界では治したいしな。
俺は周りから天才だと言われてきた。完璧超人だ、とも。この評価は俺は相応しくないと思う。なぜなら、俺は興味を持ったことにしか力を発揮できないからだ。あの爺さんのことが初めはどうでもよかったのも興味がなかったからだ。そのあと持たされたわけだが。
でも、正直こんな性格治したかった。でも治せないでズルズル引きずってきてしまった。ならばこの機会、逃す訳にはいかないだろう。新転地へ移り、心も新たになってここで克服できればこの世界で楽しく生きていけるだろう。
しかし、何を言ってもまずは街に行かなければ始まらない。このガイドブック(勝手に)にも書かれている。
そういえば、街ってどの方角にあるんだ……?
「なんか方法ないかな……。最悪方角を何となくで決めてそっちに歩き続けるしか―――」
そんなことを考えていたときだった。どこか、遠くの方から叫び声が聞こえた。そちらに行ってみれば人がいるだろう。あれは人の悲鳴だった。
「……行くだけ行ってみるか」
そして俺はそこから声が聞こえた方へ走り出す。やはり体も強化してくれているのか、体がとても軽い。俺は風になったような速さで目的地まで走った。
着くと、そこには壊れた馬車があった。何故馬車だと判断出来るのかと言えば、側に馬が倒れているからだ。2匹いて、2匹とも息はあるようだが頼りなかった。そしてその奥に目を向けると1人の男が異形の怪物と戦っているところだった。その周りには何人か倒れた男たちがおり、そちらはもうすでに事切れていた。
そんな考えをしている内に残る1人もやられてしまう。そいつはこちらにきがついたのか、すごい勢いで突っ込んでくる。
そいつは大きな1つ目玉にずんぐりした図体、茶色の体には赤い線が走っており、太い右腕を引いてこちらに向かってきていた。
「……見た目からすればサイクロプスだな。真偽は知らんが。とりあえず、なんとかしてみるか」
あいつが向かってくるのに合わせてこちらも軽く身構える。そして――
「付与:豪炎」
――炎を纏う。
そして俺は向こうの右パンチに合わせるようにこちらも腕を打ち出す。腕力だけで考えれば向こうの方が圧倒的に上だろう。近づいてみて分かったが、体長は3メートルはある。だが、こちらには炎がある。そして結果は俺の予想した通りになった。
1つ目の腕が焼け飛んだのだ。炎を纏った俺の腕は一瞬で相手の腕を溶かし尽くしたのだ。俺はその場でステップし、相手の後ろをとり、そのまま腕を頭に向かって打ち出す。
俺の腕はしっかりと1つ目の頭部を貫き、溶かし尽くした。そして1つ目はその場に前のめりに倒れ伏した。
とりあえずこの場は乗りきった。だが肝心の人がいない。先程の男たちは皆、死んでしまったし、この馬車の中には誰も……
「……うっ、く……」
いた。よかった。これで道が聞けるな。
「大丈夫か?」
俺は倒れた馬車の中から声を出した人物を助け出す。それはまだ俺とそう年の変わらない少女だった。金色の髪を腰まで伸ばしており、顔立ちは整っていて目はエメラルドの輝きを放っている。
「はい、大丈……うっ……」
多分、大丈夫と言おうとしたんだろう。だが、俺には何となくではあるが、彼女が怪我をしている箇所が分かった。おそらく左足首と右足の太ももだろう。先程から足を庇っているのと変色していること、腫れていることから骨折であると判断できるだろう。
「見せて」
そう、なるべくやさしめに声をかけ、許可を取らずに触診をする。
「っ!?」
案の定驚かれたが、気にしない。それと、1つ試したいことができた。
「試したいことがある。いいかな?」
「あ、は、はい……」
少し顔を赤らめ、そう答える。やっぱり急に触ったりしたら恥ずかしいよな。後で道を聞くときにでも謝っとこう。
「じゃ、やるよ。付与:再生(リジェネ)」
すると彼女の体が淡い光を発し、収まった頃には変色や腫れも引いていた。本当に便利だな付与魔法。
「大丈夫?痛みは?」
「大丈夫です。痛みもありません」
そっか、と返す。彼女も驚いているようで、足を触ったり押したりしている。そんなことをしている間に馬にもリジェネをかけておいた。これで話を聞いたあと、すぐに馬も走れるようになっているだろう。
「で、君。名前は?」
「あ、す、すいません!シャロンと申します」
「そっか、俺はレンマ。いくつか聞きたいことがあるんだけどいいかな?」
「はい……なんでしょう?」
「まず、あの人たち。どうするの?」
そう言って俺は先程の男たちの倒れている方を指差す。
「! ジンさん、ダンさん!」
彼女は弾かれたように立ち上がるとそちらの方にかけていく。そして全てを理解するとその男たちの前に膝間付き、手を組んで祈りの姿勢を取った。その後、彼女は何言か口をうごかす。すると、地面が抉れていき、大きめの穴ができた。その中に彼女は男たちを丁重に入れていき、上から土を被せると再び祈りの姿勢を取った。
「あの人たちは?」
「私の護衛の方々です。どうやら何者かの奇襲があったようで、皆さんは……」
護衛、ね。じゃあこの子はそれなりの家の子か。
「そうだろうね。辛いだろうけど諦めるんだ。それと、この惨状を生み出したあいつはどうするんだ?」
そう言って今度はサイクロプス(?)の方を指差す。すると今度は顔を驚愕の色に染める。
「あれは……サイクロプス……?」
あ、そのまんまなんだ。
「なんであんなのがこのあたりに?……もしかして、貴方が、あれを?」
「俺以外いるかい?」
フルフルと首を振る。
「うん。なら最後の質問だ。ここから一番近い街はどこかな?」
「……え?知らないんですか?」
「まあね。色々あって」
「何がどうなるとこうなるんですか……。ここから近い街はホルマです。宜しければご一緒にどうです?」
「それはありがたい。お言葉に甘えるよ。そのかわり、何かあったら任せてくれ」
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