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小助くんと森のなかまたち
オオカミのむれと小助くん
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クマの親子とすっかりなかよくなった小助は、あいかわらず2ひきの子グマとあそんでいます。しかし、お母さんグマはそろそろごはんをさがしに行かなければなりません。
「ぼうや、ごめんね。そろそろもどらないといけないの」
お母さんグマはおわかれのあいさつをしようとしますが、小助はへばりついたままはなれようとはしません。
「ふふふ、しょうがないわね。もう1回だけおっぱいをのませてあげるから」
小助がだだをこねるようすに、お母さんグマは小助をだいておっぱいをのませることにしました。これを見た2ひきの子グマも、同じようにお母さんグマのおっぱいをのんでいます。
おっぱいをたっぷりのんだ小助は、クマの親子とわかれて森の中をさらにすすんでいます。お母さんは、後ろから4本足ですすむ小助を手でつかまえようとします。
「小助くん、いっしょにおうちへ帰らないと」
小助に手をのばそうとするお母さんですが、すばしっこい小助のはやさになかなかつかまえることができません。
森のおくのほうには、大きな木のかげにだれかをにらみつけるけものらしきすがたがあります。しかし、小助はそれに気づくようすを見せません。
「小助くん! そっちへ行ったらダメ!」
大きなさけび声を上げたお母さんですが、その声が小助の耳に入ることはありません。小助の前には、おそろしいけもののむれが5ひきもあつまっています。
「ど、どうしよう……。大事な赤ちゃんがオオカミに……」
お母さんがしんぱいそうに見つめる中、小助はこわがるようすを見せないでオオカミに近づいていきます。すると、今までにらみつけていたオオカミがやさしそうな顔つきにかわりました。
「こんなに小さなぼうやが、どうしてここに……」
お父さんオオカミがふしぎそうに小助を見つめると、となりにいるお母さんオオカミがやさしい声をかけてきました。
「ぼうや、どうしたの?」
その声を耳にした小助は、お母さんオオカミをじっとながめています。そんな時、小さい子どもオオカミがお母さんオオカミのそばへかけよってきました。
子どもオオカミがやってきたのは、お母さんオオカミのおっぱいをのむためです。お母さんオオカミは、おっぱいをおいしそうにのんでいる子どもたちのようすを見ています。
すると、小助は4本足でお母さんオオカミの体にへばりついてきました。これを見たお母さんオオカミは、小助が何かしたがっていることに気づきました。
「ふふふ、もしかしてぼうやもおっぱいがのみたいのかな?」
子どもオオカミがおっぱいをのみおえると、お母さんオオカミは小助に自分のおっぱいをあたえることにしました。小助はオオカミのおっぱいをのもうとあおむけにねころがりました。
「ぼうや、おっぱいをたくさんのめるかな?」
小助は、大きなクマにつづいてオオカミのおっぱいをおいしそうにのんでいます。かわいい人間の赤ちゃんのすがたに、ほかのオオカミたちもじっと見つめています。
「人間のぼうやが、どうしてわれわれオオカミのおっぱいをのむんだろうか?」
オオカミたちは、まだ赤ちゃんの小助のすがたをめずらしそうにながめています。そうするうちに、小助はお母さんオオカミのおっぱいをたくさんのむことができました。
こうして、大きなクマやオオカミのおっぱいをのんだ小助は、あおむけのままであんよを上げようとしています。
「ジョパジョパジョパパ、ジョパジョパジョジョジョジョジョジョ~ッ」
小助は、あんよを上げたままでげんきいっぱいにおしっこのふんすいをしています。それは、赤ちゃんの男の子らしいみごとなものです。
オオカミのお父さんとお母さんは、小助のかわいいすがたにやさしい目つきで見ています。
「あれだけおっぱいをのんでいるし、ぼうやのおしっこもげんきいっぱいだったなあ」
「おしっこがいっぱい出るのは当たり前のことだもの。まだ小さい赤ちゃんなんだし」
小助はおしっこを出しおわると、キャッキャッとわらいながらこう言いました。
「ちっこ出た、ちっこ出た」
おしっこしたことを自分から口にした小助のすがたに、オオカミたちは人間の赤ちゃんのせいちょうをかんじています。
クマやオオカミといったけものたちと楽しくすごした小助は、大きな木にかくれていたお母さんといっしょに森から出ることにしました。
「かあちゃ、かあちゃ、まんま、まんま」
「おうちへ帰ったら、ちゃんとおっぱいをあげるからね」
お母さんは、少しずつことばをおぼえようとする小助のようすをやさしく見つめています。小助は森の中におわかれをすると、お母さんの後ろでハイハイ歩きしながら家のほうへ帰ることにしました。
「ぼうや、ごめんね。そろそろもどらないといけないの」
お母さんグマはおわかれのあいさつをしようとしますが、小助はへばりついたままはなれようとはしません。
「ふふふ、しょうがないわね。もう1回だけおっぱいをのませてあげるから」
小助がだだをこねるようすに、お母さんグマは小助をだいておっぱいをのませることにしました。これを見た2ひきの子グマも、同じようにお母さんグマのおっぱいをのんでいます。
おっぱいをたっぷりのんだ小助は、クマの親子とわかれて森の中をさらにすすんでいます。お母さんは、後ろから4本足ですすむ小助を手でつかまえようとします。
「小助くん、いっしょにおうちへ帰らないと」
小助に手をのばそうとするお母さんですが、すばしっこい小助のはやさになかなかつかまえることができません。
森のおくのほうには、大きな木のかげにだれかをにらみつけるけものらしきすがたがあります。しかし、小助はそれに気づくようすを見せません。
「小助くん! そっちへ行ったらダメ!」
大きなさけび声を上げたお母さんですが、その声が小助の耳に入ることはありません。小助の前には、おそろしいけもののむれが5ひきもあつまっています。
「ど、どうしよう……。大事な赤ちゃんがオオカミに……」
お母さんがしんぱいそうに見つめる中、小助はこわがるようすを見せないでオオカミに近づいていきます。すると、今までにらみつけていたオオカミがやさしそうな顔つきにかわりました。
「こんなに小さなぼうやが、どうしてここに……」
お父さんオオカミがふしぎそうに小助を見つめると、となりにいるお母さんオオカミがやさしい声をかけてきました。
「ぼうや、どうしたの?」
その声を耳にした小助は、お母さんオオカミをじっとながめています。そんな時、小さい子どもオオカミがお母さんオオカミのそばへかけよってきました。
子どもオオカミがやってきたのは、お母さんオオカミのおっぱいをのむためです。お母さんオオカミは、おっぱいをおいしそうにのんでいる子どもたちのようすを見ています。
すると、小助は4本足でお母さんオオカミの体にへばりついてきました。これを見たお母さんオオカミは、小助が何かしたがっていることに気づきました。
「ふふふ、もしかしてぼうやもおっぱいがのみたいのかな?」
子どもオオカミがおっぱいをのみおえると、お母さんオオカミは小助に自分のおっぱいをあたえることにしました。小助はオオカミのおっぱいをのもうとあおむけにねころがりました。
「ぼうや、おっぱいをたくさんのめるかな?」
小助は、大きなクマにつづいてオオカミのおっぱいをおいしそうにのんでいます。かわいい人間の赤ちゃんのすがたに、ほかのオオカミたちもじっと見つめています。
「人間のぼうやが、どうしてわれわれオオカミのおっぱいをのむんだろうか?」
オオカミたちは、まだ赤ちゃんの小助のすがたをめずらしそうにながめています。そうするうちに、小助はお母さんオオカミのおっぱいをたくさんのむことができました。
こうして、大きなクマやオオカミのおっぱいをのんだ小助は、あおむけのままであんよを上げようとしています。
「ジョパジョパジョパパ、ジョパジョパジョジョジョジョジョジョ~ッ」
小助は、あんよを上げたままでげんきいっぱいにおしっこのふんすいをしています。それは、赤ちゃんの男の子らしいみごとなものです。
オオカミのお父さんとお母さんは、小助のかわいいすがたにやさしい目つきで見ています。
「あれだけおっぱいをのんでいるし、ぼうやのおしっこもげんきいっぱいだったなあ」
「おしっこがいっぱい出るのは当たり前のことだもの。まだ小さい赤ちゃんなんだし」
小助はおしっこを出しおわると、キャッキャッとわらいながらこう言いました。
「ちっこ出た、ちっこ出た」
おしっこしたことを自分から口にした小助のすがたに、オオカミたちは人間の赤ちゃんのせいちょうをかんじています。
クマやオオカミといったけものたちと楽しくすごした小助は、大きな木にかくれていたお母さんといっしょに森から出ることにしました。
「かあちゃ、かあちゃ、まんま、まんま」
「おうちへ帰ったら、ちゃんとおっぱいをあげるからね」
お母さんは、少しずつことばをおぼえようとする小助のようすをやさしく見つめています。小助は森の中におわかれをすると、お母さんの後ろでハイハイ歩きしながら家のほうへ帰ることにしました。
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