230 / 346
夏は海も山も楽しいよ
すなはまで楽しそうにあそぶ小助くん
しおりを挟む
小助たちをのせたトビは、広い空から大きなしまの岩場へちゃくちすることができました。岩場へおりた小助とサルですが、すぐにすなはまへ入るわけにはいきません。
「すなはまに入る前に、もういちど目をつぶってね」
トビの言うことを聞くと、小助とサルは立ったままで目をつぶることにしました。その間、小助はこのしまでどんなことをしてあそぼうかを頭お中で思いうかべています。
「そろそろ目をあけてもいいですよ」
小助たちは、ゆっくりと目をあけると元のすがたにもどりました。すると、さっきまでのっていたトビが自分たちよりも小さいことに気づきます。
「小助くんとサルさんがもどってくるまで、ここで見まもっているからね」
すなはまのほうへ行くと、小助は自分の足でふみしめる音に大はしゃぎでよろこんでいます。岩場では、サルが小助のようすをじっとながめています。
「キャッキャッ、キャッキャッキャッ」
「小助、こんなことをしてうれしいのか?」
「サルさんもやって! サルさんもやって!」
「しょうがないなあ」
サルは、小助の声にさそわれるようにすなはまの上で足ぶみをくりかえしています。小助のほうも、かわいいえがおでサルの足あとを見ています。
「わ~い! あちあとだ(足あとだ)! あちあとだ!」
「小助は、いろんな足あとを見るのが楽しいんだなあ」
「うん! たのちい(楽しい)! たのちい!」
小助は、すなはまにふみしめたサルの足あとを見て大よろこびしています。こんどは、小助が自分のはだしで作った足あとをサルにも見せようとしています。
「あちあと! あちあと!」
「これが人間の子どもの足あとなのか」
すなはまの上には、小助とサルの足あとがくっきりと見えるのが分かります。その足あとは、海からのささなみによってすぐにきえてしまいました。
それでも、小助はすなはまを行ったりきたりしながら足あとをのこそうとしています。足あとがきえても、すなはまの上を歩けばいいので気にすることはありません。
とちゅうでまわりを見回すと、カニたちがつぎつぎと歩いているのを目にしました。小助は、自分もまねしたいとカニたちがいるところへ向かいました。
「わあ~っ! カニさんだ! カニさんだ!」
小助は、りょう手を2本ゆびにして自分の顔と同じ高さに上げてカニになり切っています。カニたちは、小助が自分たちのまねをするようすをじっとながめています。
そんなカニたちの前で、小助はよこ歩きを見せることになりました。
「チョッキン! チョッキン! カニチョッキン!」
「上手にカニ歩きしているわね」
「みんなといっしょにすなはまを歩いてみようかな」
「うん!」
こうして、小助はカニたちといっしょにすはなまをよこ歩きすることになりました。小助は、りょう手の2本ゆびでカニばさみのまねをしながらすすんでいます。
「カニチョッキン! カニカニチョッキン! カニチョッキン!」
すなはまの上では、小助がかわいいうごきでいっしょにすすむカニたちを楽しませています。そこへ、サルがカニたちにまじって歩く小助のようすを見ようとやってきました。
「小助は、あいかわらずいろいろな生き物とあそんでいるなあ」
小助のすがたを立ち止まって見ていると、よこ歩きしていたカニがサルの後ろを通っています。すると、カニは自分のはさみでサルのしっぽをはさみました。
「い、いててててててててててっ!」
あまりのいたさに思わずとび上がったサルは、そのまましりもちからすなはまについてしまいました。
「とほほ、こんなことになるとは……」
サルは、カニたちの前でぶざまなかっこうを見せてしまったので思わず顔を赤らめています。その間も、小助はカニたちといっしょによこ歩きをつづけながらかわいいえがおを見せています。
「すなはまに入る前に、もういちど目をつぶってね」
トビの言うことを聞くと、小助とサルは立ったままで目をつぶることにしました。その間、小助はこのしまでどんなことをしてあそぼうかを頭お中で思いうかべています。
「そろそろ目をあけてもいいですよ」
小助たちは、ゆっくりと目をあけると元のすがたにもどりました。すると、さっきまでのっていたトビが自分たちよりも小さいことに気づきます。
「小助くんとサルさんがもどってくるまで、ここで見まもっているからね」
すなはまのほうへ行くと、小助は自分の足でふみしめる音に大はしゃぎでよろこんでいます。岩場では、サルが小助のようすをじっとながめています。
「キャッキャッ、キャッキャッキャッ」
「小助、こんなことをしてうれしいのか?」
「サルさんもやって! サルさんもやって!」
「しょうがないなあ」
サルは、小助の声にさそわれるようにすなはまの上で足ぶみをくりかえしています。小助のほうも、かわいいえがおでサルの足あとを見ています。
「わ~い! あちあとだ(足あとだ)! あちあとだ!」
「小助は、いろんな足あとを見るのが楽しいんだなあ」
「うん! たのちい(楽しい)! たのちい!」
小助は、すなはまにふみしめたサルの足あとを見て大よろこびしています。こんどは、小助が自分のはだしで作った足あとをサルにも見せようとしています。
「あちあと! あちあと!」
「これが人間の子どもの足あとなのか」
すなはまの上には、小助とサルの足あとがくっきりと見えるのが分かります。その足あとは、海からのささなみによってすぐにきえてしまいました。
それでも、小助はすなはまを行ったりきたりしながら足あとをのこそうとしています。足あとがきえても、すなはまの上を歩けばいいので気にすることはありません。
とちゅうでまわりを見回すと、カニたちがつぎつぎと歩いているのを目にしました。小助は、自分もまねしたいとカニたちがいるところへ向かいました。
「わあ~っ! カニさんだ! カニさんだ!」
小助は、りょう手を2本ゆびにして自分の顔と同じ高さに上げてカニになり切っています。カニたちは、小助が自分たちのまねをするようすをじっとながめています。
そんなカニたちの前で、小助はよこ歩きを見せることになりました。
「チョッキン! チョッキン! カニチョッキン!」
「上手にカニ歩きしているわね」
「みんなといっしょにすなはまを歩いてみようかな」
「うん!」
こうして、小助はカニたちといっしょにすはなまをよこ歩きすることになりました。小助は、りょう手の2本ゆびでカニばさみのまねをしながらすすんでいます。
「カニチョッキン! カニカニチョッキン! カニチョッキン!」
すなはまの上では、小助がかわいいうごきでいっしょにすすむカニたちを楽しませています。そこへ、サルがカニたちにまじって歩く小助のようすを見ようとやってきました。
「小助は、あいかわらずいろいろな生き物とあそんでいるなあ」
小助のすがたを立ち止まって見ていると、よこ歩きしていたカニがサルの後ろを通っています。すると、カニは自分のはさみでサルのしっぽをはさみました。
「い、いててててててててててっ!」
あまりのいたさに思わずとび上がったサルは、そのまましりもちからすなはまについてしまいました。
「とほほ、こんなことになるとは……」
サルは、カニたちの前でぶざまなかっこうを見せてしまったので思わず顔を赤らめています。その間も、小助はカニたちといっしょによこ歩きをつづけながらかわいいえがおを見せています。
0
あなたにおすすめの小説
14歳で定年ってマジ!? 世界を変えた少年漫画家、再起のノート
谷川 雅
児童書・童話
この世界、子どもがエリート。
“スーパーチャイルド制度”によって、能力のピークは12歳。
そして14歳で、まさかの《定年》。
6歳の星野幸弘は、将来の夢「世界を笑顔にする漫画家」を目指して全力疾走する。
だけど、定年まで残された時間はわずか8年……!
――そして14歳。夢は叶わぬまま、制度に押し流されるように“退場”を迎える。
だが、そんな幸弘の前に現れたのは、
「まちがえた人間」のノートが集まる、不思議な図書室だった。
これは、間違えたままじゃ終われなかった少年たちの“再スタート”の物語。
描けなかった物語の“つづき”は、きっと君の手の中にある。
9日間
柏木みのり
児童書・童話
サマーキャンプから友達の健太と一緒に隣の世界に迷い込んだ竜(リョウ)は文武両道の11歳。魔法との出会い。人々との出会い。初めて経験する様々な気持ち。そして究極の選択——夢か友情か。
(also @ なろう)
四尾がつむぐえにし、そこかしこ
月芝
児童書・童話
その日、小学校に激震が走った。
憧れのキラキラ王子さまが転校する。
女子たちの嘆きはひとしお。
彼に淡い想いを抱いていたユイもまた動揺を隠せない。
だからとてどうこうする勇気もない。
うつむき複雑な気持ちを抱えたままの帰り道。
家の近所に見覚えのない小路を見つけたユイは、少し寄り道してみることにする。
まさかそんな小さな冒険が、あんなに大ごとになるなんて……。
ひょんなことから石の祠に祀られた三尾の稲荷にコンコン見込まれて、
三つのお仕事を手伝うことになったユイ。
達成すれば、なんと一つだけ何でも願い事を叶えてくれるという。
もしかしたら、もしかしちゃうかも?
そこかしこにて泡沫のごとくあらわれては消えてゆく、えにしたち。
結んで、切って、ほどいて、繋いで、笑って、泣いて。
いろんな不思議を知り、数多のえにしを目にし、触れた先にて、
はたしてユイは何を求め願うのか。
少女のちょっと不思議な冒険譚。
ここに開幕。
トウシューズにはキャラメルひとつぶ
白妙スイ@1/9新刊発売
児童書・童話
白鳥 莉瀬(しらとり りぜ)はバレエが大好きな中学一年生。
小学四年生からバレエを習いはじめたのでほかの子よりずいぶん遅いスタートであったが、持ち前の前向きさと努力で同い年の子たちより下のクラスであるものの、着実に実力をつけていっている。
あるとき、ひょんなことからバレエ教室の先生である、乙津(おつ)先生の息子で中学二年生の乙津 隼斗(おつ はやと)と知り合いになる。
隼斗は陸上部に所属しており、一位を取ることより自分の実力を磨くことのほうが好きな性格。
莉瀬は自分と似ている部分を見いだして、隼斗と仲良くなると共に、だんだん惹かれていく。
バレエと陸上、打ちこむことは違っても、頑張る姿が好きだから。
「いっすん坊」てなんなんだ
こいちろう
児童書・童話
ヨシキは中学一年生。毎年お盆は瀬戸内海の小さな島に帰省する。去年は帰れなかったから二年ぶりだ。石段を上った崖の上にお寺があって、書院の裏は狭い瀬戸を見下ろす絶壁だ。その崖にあった小さなセミ穴にいとこのユキちゃんと一緒に吸い込まれた。長い長い穴の底。そこにいたのがいっすん坊だ。ずっとこの島の歴史と、生きてきた全ての人の過去を記録しているという。ユキちゃんは神様だと信じているが、どうもうさんくさいやつだ。するといっすん坊が、「それなら、おまえの振り返りたい過去を三つだけ、再現してみせてやろう」という。
自分の過去の振り返りから、両親への愛を再認識するヨシキ・・・
生まれることも飛ぶこともできない殻の中の僕たち
はるかず
児童書・童話
生まれることもできない卵の雛たち。
5匹の殻にこもる雛は、卵の中でそれぞれ悩みを抱えていた。
一歩生まれる勇気さえもてない悩み、美しくないかもしれない不安、現実の残酷さに打ちのめされた辛さ、頑張れば頑張るほど生まれることができない空回り、醜いことで傷つけ傷つけられる恐怖。
それぞれがそれぞれの悩みを卵の中で抱えながら、出会っていく。
彼らは世界の美しさを知ることができるのだろうか。
ぽんちゃん、しっぽ!
こいちろう
児童書・童話
タケルは一人、じいちゃんとばあちゃんの島に引っ越してきた。島の小学校は三年生のタケルと六年生の女子が二人だけ。昼休みなんか広い校庭にひとりぼっちだ。ひとりぼっちはやっぱりつまらない。サッカーをしたって、いつだってゴールだもん。こんなにゴールした小学生ってタケルだけだ。と思っていたら、みかん畑から飛び出してきた。たぬきだ!タケルのけったボールに向かっていちもくさん、あっという間にゴールだ!やった、相手ができたんだ。よし、これで面白くなるぞ・・・
美少女仮面とその愉快な仲間たち(一般作)
ヒロイン小説研究所
児童書・童話
未来からやってきた高校生の白鳥希望は、変身して美少女仮面エスポワールとなり、3人の子ども達と事件を解決していく。未来からきて現代感覚が分からない望みにいたずらっ子の3人組が絡んで、ややコミカルな一面をもった年齢指定のない作品です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる