4 / 14
プロローグ、と見せかけて第1章!
お母様へ
しおりを挟む
拝啓
お母様へ
桜の花が咲き、春の陽気を感じられるようになってきました。
お母様は今お元気ですか。
私は今、異世界にて必死になって言語を覚えている最中です。
私がいきなり居なくなってから一年が過ぎましたが、お母様はいなくなった私のことを思いながら辛い生活をお過ごしでしょうか。
それとも、私が川に流されてしまっても平然としていらっしゃったお母様なので、やはり平然と生活していらっしゃるのでしょうか。
まぁ、どちらなのかは会えないので解りませんが、是非ともいきなり居なくなった私を心配してくださっていることを願います。
さて、いきなり話は変わりますが、私の転移したこの世界には魔物と魔法があるそうです。
魔物は神話と言ってもいい程にとてつもなく強いものから、冒険者という人が一人でも倒せる雑魚までいます。
正にピンからキリまでです。
しかも魔物は数が多いので大変です。
当然、そんなところでは生きていくことが困難なので、街には魔物が近づけない結界が張ってあります。
凄いですよね。
ですが、結界は街だけなので、たった一歩でも普通の人が町から出てしまったらあっという間に魔物に食べられてしまうらしいんです。
魔物でなくとも街という小さな世界から溢れた人たち、山賊も居ます。
そんな危ないところに私は居たんです。
もしもあの厳ついおじさんに拾われ無かったと思うと…
そう考えると、案外私は運が良かったんだと思います。
感謝してもしきれないくらいには感謝してるんです。
してるんですが、約一年で5つもの言語と常識を覚えるというのはかなりハードだと思うんです。
どういうことか解らないかも知れません、お母様は長い文が嫌いなので手紙を八つ裂きにしたいかも知れません、ですが、もう少し私に付き合ってください。
私を拾ってくださった厳ついおじさんは微妙に大きな商会の人なんだそうです。
そのおじさんは今、家族でこの大陸を商売をしながら回っていたそうです。
因みに今もまだ続いています。
そして異世界人の私がこれからこの世界で不便がないようにと、ここの国の言語と常識を教えてくださりました。
二カ月で。
びっくりですよね。
私もびっくりです。
ですがこれには私の能力が関係してるんです。
実はこの世界に私が来た時に、テンプレの如く2つのチート能力が付いたんですよ。
それが瞬間・絶対記憶と魔法チートです。
んまぁ、なんとなく言葉で解りますよね。
詳しいことはまだ自分も分かっていないので言えませんが、今回は瞬間・絶対記憶のおかげで覚えられたようです。
前に5つと言いましたが、これは私の能力を知った厳ついおじさんの奥さんであるアリシアさんが調子に乗って教えていった結果です。
でも、アリシアさんが覚えられなかったら馬車から放り投げるって言ってきたので、能力があるからとかそういうこと関係無しに文字通り死ぬ気でやりました。
あの時のアリシアさん、滅茶苦茶怖かったです。
さて、そろそろ集中力がな
「なーにしてんの?」
「ぎゃぁぁぁぁぁあああああ‼︎」
お母様へ
桜の花が咲き、春の陽気を感じられるようになってきました。
お母様は今お元気ですか。
私は今、異世界にて必死になって言語を覚えている最中です。
私がいきなり居なくなってから一年が過ぎましたが、お母様はいなくなった私のことを思いながら辛い生活をお過ごしでしょうか。
それとも、私が川に流されてしまっても平然としていらっしゃったお母様なので、やはり平然と生活していらっしゃるのでしょうか。
まぁ、どちらなのかは会えないので解りませんが、是非ともいきなり居なくなった私を心配してくださっていることを願います。
さて、いきなり話は変わりますが、私の転移したこの世界には魔物と魔法があるそうです。
魔物は神話と言ってもいい程にとてつもなく強いものから、冒険者という人が一人でも倒せる雑魚までいます。
正にピンからキリまでです。
しかも魔物は数が多いので大変です。
当然、そんなところでは生きていくことが困難なので、街には魔物が近づけない結界が張ってあります。
凄いですよね。
ですが、結界は街だけなので、たった一歩でも普通の人が町から出てしまったらあっという間に魔物に食べられてしまうらしいんです。
魔物でなくとも街という小さな世界から溢れた人たち、山賊も居ます。
そんな危ないところに私は居たんです。
もしもあの厳ついおじさんに拾われ無かったと思うと…
そう考えると、案外私は運が良かったんだと思います。
感謝してもしきれないくらいには感謝してるんです。
してるんですが、約一年で5つもの言語と常識を覚えるというのはかなりハードだと思うんです。
どういうことか解らないかも知れません、お母様は長い文が嫌いなので手紙を八つ裂きにしたいかも知れません、ですが、もう少し私に付き合ってください。
私を拾ってくださった厳ついおじさんは微妙に大きな商会の人なんだそうです。
そのおじさんは今、家族でこの大陸を商売をしながら回っていたそうです。
因みに今もまだ続いています。
そして異世界人の私がこれからこの世界で不便がないようにと、ここの国の言語と常識を教えてくださりました。
二カ月で。
びっくりですよね。
私もびっくりです。
ですがこれには私の能力が関係してるんです。
実はこの世界に私が来た時に、テンプレの如く2つのチート能力が付いたんですよ。
それが瞬間・絶対記憶と魔法チートです。
んまぁ、なんとなく言葉で解りますよね。
詳しいことはまだ自分も分かっていないので言えませんが、今回は瞬間・絶対記憶のおかげで覚えられたようです。
前に5つと言いましたが、これは私の能力を知った厳ついおじさんの奥さんであるアリシアさんが調子に乗って教えていった結果です。
でも、アリシアさんが覚えられなかったら馬車から放り投げるって言ってきたので、能力があるからとかそういうこと関係無しに文字通り死ぬ気でやりました。
あの時のアリシアさん、滅茶苦茶怖かったです。
さて、そろそろ集中力がな
「なーにしてんの?」
「ぎゃぁぁぁぁぁあああああ‼︎」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
転生幼女のチートな悠々自適生活〜伝統魔法を使い続けていたら気づけば賢者になっていた〜
犬社護
ファンタジー
ユミル(4歳)は気がついたら、崖下にある森の中に呆然と佇んでいた。
馬車が崖下に落下した影響で、前世の記憶を思い出したのだ。前世、日本伝統が子供の頃から大好きで、小中高大共に伝統に関わるクラブや学部に入り、卒業後はお世話になった大学教授の秘書となり、伝統のために毎日走り回っていたが、旅先の講演の合間、教授と2人で歩道を歩いていると、暴走車が突っ込んできたので、彼女は教授を助けるも、そのまま跳ね飛ばされてしまい、死を迎えてしまう。
享年は25歳。
周囲には散乱した荷物だけでなく、さっきまで会話していた家族が横たわっている。
25歳の精神だからこそ、これが何を意味しているのかに気づき、ショックを受ける。
大雨の中を泣き叫んでいる時、1体の小さな精霊カーバンクルが現れる。前世もふもふ好きだったユミルは、もふもふ精霊と会話することで悲しみも和らぎ、互いに打ち解けることに成功する。
精霊カーバンクルと仲良くなったことで、彼女は日本古来の伝統に関わる魔法を習得するのだが、チート魔法のせいで色々やらかしていく。まわりの精霊や街に住む平民や貴族達もそれに振り回されるものの、愛くるしく天真爛漫な彼女を見ることで、皆がほっこり心を癒されていく。
人々や精霊に愛されていくユミルは、伝統魔法で仲間たちと悠々自適な生活を目指します。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
竹井ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
【12月末日公開終了】これは裏切りですか?
たぬきち25番
恋愛
転生してすぐに婚約破棄をされたアリシアは、嫁ぎ先を失い、実家に戻ることになった。
だが、実家戻ると『婚約破棄をされた娘』と噂され、家族の迷惑になっているので出て行く必要がある。
そんな時、母から住み込みの仕事を紹介されたアリシアは……?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる