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第3話 惚れ薬
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「アシュリー! パパが新しいパンを作ったの、試食してみない?」
「えっ、ただで貰ってもいいの? ありがとう」
「あっ、ちょっとジャック、パパが新しいパンを作ったの、試食してみない?」
「ん? ああ、いいよ」
魔女との一件があってから数日後、エミリーはパン屋を営む父が作った新商品を知人たちに配っていました。
建前上は新商品の試食だと言っていますが、本当の目的は別にあります。
エミリーがパンを配っていると、前方からフィリップが歩いてきました。エミリーはフィリップに近づくと、持っていた試食用のパンを手渡します。
「フィリップ! うちのパパが新しい商品を作ったの。よかったら試食してみない?」
フィリップはエミリーから手渡されたパンを受け取ると、優しい笑みを浮かべてこう答えます。
「ありがとう、今日はご両親のお手伝い? 立派だね」
大好きなフィリップから褒められ、思わず頬が赤くなるエミリー。
とてもおいしいパンだから出来立てのうちに食べてね、とフィリップに言い残しその場を去っていきます。
そしてフィリップから少し離れた場所でフィリップの様子を観察し始めました。
フィリップはエミリーから受け取った小包を開けると、中身を確認します。
そしてそのまま取り出そうとした瞬間、ふいに顔をあげました。何かに気付いたのでしょうか? 小包を元に戻すと、そのままどこかへ歩いていってしまいました。
エミリーが慌てて追いかけると、広場でサーラと楽しそうに会話をするフィリップの姿が見えました。エミリーはそっと聞き耳を立てます。
「やぁ、サーラ! 何をしているんだい?」
「あらフィリップ……別に何もしてないわ。ただ散歩していただけ」
「奇遇だね、僕も同じだよ。……良かったら、一緒に散歩しない?」
「えっ……まぁ、いいけど……」
サーラがそう言うと、フィリップはサーラと一緒に歩き始めました。
フィリップはサーラに対して色々と話しかけるのですが、サーラは興味が無いのか適当に相槌をうつだけで、あまり楽しそうではありません。
エミリーはその姿を見て、もし私だったらフィリップの話をちゃんと聞いてあげるのに……と秘かに思いました。
やがて二人がサーラの家の前にたどり着くと、歩くのをやめ立ち話をし始めました。エミリーは二人に見つからないように隠れつつ、聞き耳を立てます。
「サーラ、今日はありがとう! とても楽しかったよ」
「そう……それは良かったわね」
そう言ってサーラが家に帰ろうとすると、フィリップは慌ててサーラに声をかけました。
「あっ、待ってサーラ」
「?」
「あの……そうだ! エミリーの両親がやっているパン屋があるだろう? さっきそこで新商品のパンが試食用に配られていたんだ。僕、受け取ったんだけど実はお腹いっぱいで……だから、もしよかったら代わりに食べてくれない?」
そう言ってフィリップはエミリーから貰ったパンをサーラに手渡しました。
サーラはパンを受け取ると、フィリップにお礼を言い、そのまま屋敷の中へ戻っていきました。
それを見てエミリーは肩を落とします。なぜならフィリップに渡したパンの中には、惚れ薬が練り込まれていたからです。
ただ、幸いなことに惚れ薬は異性にしか効かないため、同性のサーラに食べられたとしても問題はありません。エミリーは小さくため息をつくと、そのまま家路につきました。
翌日、エミリーが買い出しに行こうとすると、見慣れない男性が声をかけてきました。
「あの、はずめまして、オラ、ジョンって言います」
男は訛り口調で話しかけると、突然エミリーに手紙を渡してきました。
「オラ、町であなたのことを初めて見た時から、ずっと気になっていたんです。だから今日、思い切ってあなたへの想いを綴った手紙を書いてみました。読んでくだせぇ」
エミリーは男の話を聞き、思わず硬直してしまいました。なぜなら、その男はどう見ても自分の父親より年上の中年男性だったからです。
エミリーは苦笑しつつ、手紙を受け取ると一目散に逃げだしました。後を付けられたくなかったからです。
そして両親から頼まれた買い物を早々に終わらせると、そのまま家に直帰し、自分の部屋に逃げ込みました。そして恐る恐る男から受け取った手紙を読んでみると、それは案の定、男からエミリーに向けたラブレターでした。
手紙の内容を読むと、どうやら彼は田舎から出稼ぎに来た人物らしく、現在はサーラの住む屋敷で働いている男のようでした。
エミリーは手紙を読んで気付きます。おそらくサーラはフィリップから受け取ったパンを、自分で食べずにこの男に渡してしまったのでしょう。
惚れ薬はとても強力なものであるため、時間が経っても効果が切れることはありません。困ったエミリーは、渋々西の森に住む魔女を頼ることにしました。
ドンドン、エミリーが乱暴に魔女の家の扉を叩くと、中から不機嫌そうな魔女が出てきました。
エミリーは手短に事情を説明すると、惚れ薬の効果を消すための方法を教えて欲しいと魔女に頼みます。すると魔女はしばらく考えた後、こう答えました。
「ああ、別にかまわないよ。ただし惚れ薬の効果を消すまじないをするためには、一つ条件がある。それはあんたにとって一番悔しかった記憶をアタシに見せることだ」
エミリーは想定外の条件に戸惑いました。もちろん悔しかった記憶を見られたからといって困ることは無いのですが、やはり少し抵抗感があります。
エミリーが渋々了承すると、魔女はエミリーの頭を掴み、何やら呪文のようなものを呟き始めました。すると周囲の景色が崩れ始めたため、エミリーは思わずその場にしゃがみ込んでしまいます。
しばらくしてエミリーが顔をあげると、なぜか辺りの景色は森ではなく学校に変わっていました。
どうやらここはエミリーの記憶の中にある過去の世界らしく、同級生たちは皆今よりも幼い顔をしていました。エミリーは周囲の様子を見て、この日はクラスで演劇をした日だと確信します。
そのままエミリーが舞台を見守っていると、記憶通り王子様の格好をしたフィリップが舞台上に現れました。
エミリーがフィリップのことを懐かしそうに眺めていると、舞台の袖からお姫様役の少女が歩いてきます。
濡羽色の髪をなびかせたその美しい横顔、間違いなく幼い頃のサーラです。エミリーはその姿を見て嫌な記憶を思い出しました。
元々エミリーはお姫様役に立候補しており、他に立候補する人がいなかったため、本来であればあの役はエミリーが演じるはずだったのです。
しかし一部のクラスメイトがエミリーよりもサーラのほうがふさわしいと主張したため、結局投票により配役を決めることになり、最終的にはサーラがお姫様役を務めることになりました。
そのせいでエミリーは一生の思い出になるはずだった機会を逃してしまい、そのことを今でも悔やんでいるのでした。
エミリーは舞台上で姫を演じるサーラを見て、急に彼女のことが憎くて憎くてたまらない気持ちになりました。
あの子さえいなければ、今頃私はフィリップともっと仲良くなれていたかもしれないのに……もしかしたら付き合うことだってできたかもしれないのに……。
そう思うと、エミリーは悲しくて悔しくて、自然と涙が溢れてきました。
エミリーの記憶を覗いた後、魔女は満足気な表情を浮かべながら、エミリーに惚れ薬の効果を打ち消すまじないの方法を教えてくれました。
これにより、エミリーは元の平穏な生活を取り戻すことに成功します。しかし、そんな日常とは裏腹に、エミリーの心の中は以前よりもずっと荒んだものになってしまいました。
「えっ、ただで貰ってもいいの? ありがとう」
「あっ、ちょっとジャック、パパが新しいパンを作ったの、試食してみない?」
「ん? ああ、いいよ」
魔女との一件があってから数日後、エミリーはパン屋を営む父が作った新商品を知人たちに配っていました。
建前上は新商品の試食だと言っていますが、本当の目的は別にあります。
エミリーがパンを配っていると、前方からフィリップが歩いてきました。エミリーはフィリップに近づくと、持っていた試食用のパンを手渡します。
「フィリップ! うちのパパが新しい商品を作ったの。よかったら試食してみない?」
フィリップはエミリーから手渡されたパンを受け取ると、優しい笑みを浮かべてこう答えます。
「ありがとう、今日はご両親のお手伝い? 立派だね」
大好きなフィリップから褒められ、思わず頬が赤くなるエミリー。
とてもおいしいパンだから出来立てのうちに食べてね、とフィリップに言い残しその場を去っていきます。
そしてフィリップから少し離れた場所でフィリップの様子を観察し始めました。
フィリップはエミリーから受け取った小包を開けると、中身を確認します。
そしてそのまま取り出そうとした瞬間、ふいに顔をあげました。何かに気付いたのでしょうか? 小包を元に戻すと、そのままどこかへ歩いていってしまいました。
エミリーが慌てて追いかけると、広場でサーラと楽しそうに会話をするフィリップの姿が見えました。エミリーはそっと聞き耳を立てます。
「やぁ、サーラ! 何をしているんだい?」
「あらフィリップ……別に何もしてないわ。ただ散歩していただけ」
「奇遇だね、僕も同じだよ。……良かったら、一緒に散歩しない?」
「えっ……まぁ、いいけど……」
サーラがそう言うと、フィリップはサーラと一緒に歩き始めました。
フィリップはサーラに対して色々と話しかけるのですが、サーラは興味が無いのか適当に相槌をうつだけで、あまり楽しそうではありません。
エミリーはその姿を見て、もし私だったらフィリップの話をちゃんと聞いてあげるのに……と秘かに思いました。
やがて二人がサーラの家の前にたどり着くと、歩くのをやめ立ち話をし始めました。エミリーは二人に見つからないように隠れつつ、聞き耳を立てます。
「サーラ、今日はありがとう! とても楽しかったよ」
「そう……それは良かったわね」
そう言ってサーラが家に帰ろうとすると、フィリップは慌ててサーラに声をかけました。
「あっ、待ってサーラ」
「?」
「あの……そうだ! エミリーの両親がやっているパン屋があるだろう? さっきそこで新商品のパンが試食用に配られていたんだ。僕、受け取ったんだけど実はお腹いっぱいで……だから、もしよかったら代わりに食べてくれない?」
そう言ってフィリップはエミリーから貰ったパンをサーラに手渡しました。
サーラはパンを受け取ると、フィリップにお礼を言い、そのまま屋敷の中へ戻っていきました。
それを見てエミリーは肩を落とします。なぜならフィリップに渡したパンの中には、惚れ薬が練り込まれていたからです。
ただ、幸いなことに惚れ薬は異性にしか効かないため、同性のサーラに食べられたとしても問題はありません。エミリーは小さくため息をつくと、そのまま家路につきました。
翌日、エミリーが買い出しに行こうとすると、見慣れない男性が声をかけてきました。
「あの、はずめまして、オラ、ジョンって言います」
男は訛り口調で話しかけると、突然エミリーに手紙を渡してきました。
「オラ、町であなたのことを初めて見た時から、ずっと気になっていたんです。だから今日、思い切ってあなたへの想いを綴った手紙を書いてみました。読んでくだせぇ」
エミリーは男の話を聞き、思わず硬直してしまいました。なぜなら、その男はどう見ても自分の父親より年上の中年男性だったからです。
エミリーは苦笑しつつ、手紙を受け取ると一目散に逃げだしました。後を付けられたくなかったからです。
そして両親から頼まれた買い物を早々に終わらせると、そのまま家に直帰し、自分の部屋に逃げ込みました。そして恐る恐る男から受け取った手紙を読んでみると、それは案の定、男からエミリーに向けたラブレターでした。
手紙の内容を読むと、どうやら彼は田舎から出稼ぎに来た人物らしく、現在はサーラの住む屋敷で働いている男のようでした。
エミリーは手紙を読んで気付きます。おそらくサーラはフィリップから受け取ったパンを、自分で食べずにこの男に渡してしまったのでしょう。
惚れ薬はとても強力なものであるため、時間が経っても効果が切れることはありません。困ったエミリーは、渋々西の森に住む魔女を頼ることにしました。
ドンドン、エミリーが乱暴に魔女の家の扉を叩くと、中から不機嫌そうな魔女が出てきました。
エミリーは手短に事情を説明すると、惚れ薬の効果を消すための方法を教えて欲しいと魔女に頼みます。すると魔女はしばらく考えた後、こう答えました。
「ああ、別にかまわないよ。ただし惚れ薬の効果を消すまじないをするためには、一つ条件がある。それはあんたにとって一番悔しかった記憶をアタシに見せることだ」
エミリーは想定外の条件に戸惑いました。もちろん悔しかった記憶を見られたからといって困ることは無いのですが、やはり少し抵抗感があります。
エミリーが渋々了承すると、魔女はエミリーの頭を掴み、何やら呪文のようなものを呟き始めました。すると周囲の景色が崩れ始めたため、エミリーは思わずその場にしゃがみ込んでしまいます。
しばらくしてエミリーが顔をあげると、なぜか辺りの景色は森ではなく学校に変わっていました。
どうやらここはエミリーの記憶の中にある過去の世界らしく、同級生たちは皆今よりも幼い顔をしていました。エミリーは周囲の様子を見て、この日はクラスで演劇をした日だと確信します。
そのままエミリーが舞台を見守っていると、記憶通り王子様の格好をしたフィリップが舞台上に現れました。
エミリーがフィリップのことを懐かしそうに眺めていると、舞台の袖からお姫様役の少女が歩いてきます。
濡羽色の髪をなびかせたその美しい横顔、間違いなく幼い頃のサーラです。エミリーはその姿を見て嫌な記憶を思い出しました。
元々エミリーはお姫様役に立候補しており、他に立候補する人がいなかったため、本来であればあの役はエミリーが演じるはずだったのです。
しかし一部のクラスメイトがエミリーよりもサーラのほうがふさわしいと主張したため、結局投票により配役を決めることになり、最終的にはサーラがお姫様役を務めることになりました。
そのせいでエミリーは一生の思い出になるはずだった機会を逃してしまい、そのことを今でも悔やんでいるのでした。
エミリーは舞台上で姫を演じるサーラを見て、急に彼女のことが憎くて憎くてたまらない気持ちになりました。
あの子さえいなければ、今頃私はフィリップともっと仲良くなれていたかもしれないのに……もしかしたら付き合うことだってできたかもしれないのに……。
そう思うと、エミリーは悲しくて悔しくて、自然と涙が溢れてきました。
エミリーの記憶を覗いた後、魔女は満足気な表情を浮かべながら、エミリーに惚れ薬の効果を打ち消すまじないの方法を教えてくれました。
これにより、エミリーは元の平穏な生活を取り戻すことに成功します。しかし、そんな日常とは裏腹に、エミリーの心の中は以前よりもずっと荒んだものになってしまいました。
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