4 / 5
間違い
しおりを挟む
いらっしゃいませ~♪
もぅ~最近連絡しても全然返事くれないから超寂しかったし!!
でも会えて超嬉しいし~♡
お決まりの営業トークでお店の看板を背負い、ナンバーとして日々の売上を作るのは並みの努力ではなかった。
あの頃、私が"頑張れ"と応援してもらった仕事は実はキャバクラだったのだ。
田舎から出てきて、都会のキャバクラで自分がどれだけ上まで行けるか試したい!そう思って飛び出し、やっとここまでの地位を築いたところだったのだ。
多分、私の性格を知ってる彼は、止めたって聞かないことを知ってたから、あえて頑張れと言ったのかもしれない。
だけど正直疲れていた。頑張ればたくさん給料がもらえる仕事は、常に永遠に頑張ってないとお金はもらえないわけで、お客様の顔がお金にしか見えていない自分にも、それを彼氏にも話せず、頑張ってる事だけを見せて、黒い部分は隠し通す事にも。
そんな時、本当に紳士?いや、足長おじさん?(笑)みたいな人に出会った。
その人は『そんなみんなに言ってるよーなこと言われたって、ちょっとは嬉しいけど本音かどうかいつも疑っちゃうよ(笑)』といつも通りのやり取りをしていた。
だけどある日、『そんな頑張んなくても、オレお前のこと気に入っちゃったし、やりたい事やらせてあげるよ』『見返りと言っちゃーなんだけど、キャバクラは辞めてちゃんと自分の好きな仕事を見つけてごらんよ。オレはそっちでがんばる君を応援したい』
こんな事言ってくれる人が世の中にはホントにいるんだ!!!
感動的だった(笑)
当たり前だけど、そんな事言ってのけるのはピュアな気持ちからじゃなく、悪くいうと"愛人"って事だった。
もちろん、その人は今までもそういう事した事があるんだろうし、それなりの経済力があって仕事も地位もあり、人脈もたくさん持ってる人で、何かあればちゃんと責任も取れるからそんなこと言ってのけちゃうんだろう。
私は、大切な彼がいるのに遠距離を理由に違う道を選ぶ覚悟をした。
今の状況からどうしても脱出したかったし、もうトップであり続けることに疲れていた。
お店のトップ、誰かのトップ。
2番目以降の方が楽だし頑張ってる感出るじゃん。
そうやってどんどん怠惰と快楽に溺れていった。
やっとタイミングが巡って付き合えたはずの彼を、私はいとも簡単に裏切ってしまえるような浅はかな女だったのだ。
もぅ~最近連絡しても全然返事くれないから超寂しかったし!!
でも会えて超嬉しいし~♡
お決まりの営業トークでお店の看板を背負い、ナンバーとして日々の売上を作るのは並みの努力ではなかった。
あの頃、私が"頑張れ"と応援してもらった仕事は実はキャバクラだったのだ。
田舎から出てきて、都会のキャバクラで自分がどれだけ上まで行けるか試したい!そう思って飛び出し、やっとここまでの地位を築いたところだったのだ。
多分、私の性格を知ってる彼は、止めたって聞かないことを知ってたから、あえて頑張れと言ったのかもしれない。
だけど正直疲れていた。頑張ればたくさん給料がもらえる仕事は、常に永遠に頑張ってないとお金はもらえないわけで、お客様の顔がお金にしか見えていない自分にも、それを彼氏にも話せず、頑張ってる事だけを見せて、黒い部分は隠し通す事にも。
そんな時、本当に紳士?いや、足長おじさん?(笑)みたいな人に出会った。
その人は『そんなみんなに言ってるよーなこと言われたって、ちょっとは嬉しいけど本音かどうかいつも疑っちゃうよ(笑)』といつも通りのやり取りをしていた。
だけどある日、『そんな頑張んなくても、オレお前のこと気に入っちゃったし、やりたい事やらせてあげるよ』『見返りと言っちゃーなんだけど、キャバクラは辞めてちゃんと自分の好きな仕事を見つけてごらんよ。オレはそっちでがんばる君を応援したい』
こんな事言ってくれる人が世の中にはホントにいるんだ!!!
感動的だった(笑)
当たり前だけど、そんな事言ってのけるのはピュアな気持ちからじゃなく、悪くいうと"愛人"って事だった。
もちろん、その人は今までもそういう事した事があるんだろうし、それなりの経済力があって仕事も地位もあり、人脈もたくさん持ってる人で、何かあればちゃんと責任も取れるからそんなこと言ってのけちゃうんだろう。
私は、大切な彼がいるのに遠距離を理由に違う道を選ぶ覚悟をした。
今の状況からどうしても脱出したかったし、もうトップであり続けることに疲れていた。
お店のトップ、誰かのトップ。
2番目以降の方が楽だし頑張ってる感出るじゃん。
そうやってどんどん怠惰と快楽に溺れていった。
やっとタイミングが巡って付き合えたはずの彼を、私はいとも簡単に裏切ってしまえるような浅はかな女だったのだ。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
旦那様の愛が重い
おきょう
恋愛
マリーナの旦那様は愛情表現がはげしい。
毎朝毎晩「愛してる」と耳元でささやき、隣にいれば腰を抱き寄せてくる。
他人は大切にされていて羨ましいと言うけれど、マリーナには怖いばかり。
甘いばかりの言葉も、優しい視線も、どうにも嘘くさいと思ってしまう。
本心の分からない人の心を、一体どうやって信じればいいのだろう。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
一条さん結婚したんですか⁉︎
あさとよる
恋愛
みんなの憧れハイスペックエリートサラリーマン『一条 美郷(※超イケメン)』が、結婚してしまった⁉︎
嫁ラブの旦那様と毒舌地味嫁(花ちゃん)....とっ!その他大勢でお送りしますっ♡
((残念なイケメンの一途過ぎる溺愛♡))のはじまりはじまり〜
⭐︎本編は完結しております⭐︎
⭐︎番外編更新中⭐︎
壊れていく音を聞きながら
夢窓(ゆめまど)
恋愛
結婚してまだ一か月。
妻の留守中、夫婦の家に突然やってきた母と姉と姪
何気ない日常のひと幕が、
思いもよらない“ひび”を生んでいく。
母と嫁、そしてその狭間で揺れる息子。
誰も気づきがないまま、
家族のかたちが静かに崩れていく――。
壊れていく音を聞きながら、
それでも誰かを思うことはできるのか。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる