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援軍到着と作戦会議。
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ライザ村の村人五十八人を領都へと避難させたヒューブは、村長宅に陣取って冒険者ギルドからの応援を待っていた。
その間も【サーチ】と【ソナー】【アクティブソナー】を使ってゴブリンの動静を伺っている。
三時間も経っただろうか。森とは反対側の領都方面からかなりの数の反応があった。
咄嗟に剣の柄に手をかけたが、敵意は感じられなかったし、何より馴染みのある魔力反応がいくつもあったので、援軍だと直ぐに分かった。おまけに、
「流石はギルマス。行動が早いな」
領都冒険者ギルドのギルドマスターのコリントスの魔力反応もあったので、ギルマス自らが援軍を率いて来てくれたのだろう。
だが、
「数が多すぎないか?」
いくら領都の冒険者ギルドだとはいえ、こんなに冒険者がいたかなと首を傾げたが、もしかしたらという予感がした。
「騎士団も来たのか!!??」
おいおい、いくら何でも速すぎなんじゃないか?
騎士団が動くとなるとかなりの時間を要するというのが常識だ。
それなのに…。
「まあ、俺自体が常識破りの型破りだからな…他人の事をとやかく言えないか」
反応からすると、冒険者ギルドからの応援部隊が約七十、騎士団が約百五十といったところか。合わせて約二百二十人もの援軍が向かってきていて、もう直ぐ到着する。
ドガガッ、ドガガッ、ドガガッ!!
馬蹄の音が高らかに響き、
「ヒューブ--っ!無事かあぁっ!?応援に来たぞ--っ!!」
ギルマスの大声がビリビリと大気を震わせて聞こえてきた。
ヒューブは村長宅を飛び出し、村の防護柵から出て大きく手を振った。
「ギルマス--っ!俺はここだ--っ!!」
するとヒューブに気付いたギルマスが満面の笑みを浮かべて何度も頷いた。
「ギルマス、早かったな。来るのは夕方くらいだと思ってたよ」
「ああ、普通ならそれくらいはかかるんだがな。アレを見たらな」
アレとは非常事態を報せるために打ち上げた信号弾の事だ。
「緊急事態じゃなくて非常事態の報せを受けた時には本当に驚いたぞ。コレが普通の冒険者なら、何を大袈裟な事をと笑うところだが、他でもないお前だったからな」
「ありがとう、ギルマス。ところでそちらさん方は騎士団の人ですか?」
銀色フルフェイスにフルプレートアーマーで、腰に長剣をぶら下げているのが騎士団の指揮官なのだろう。
「コイツはミューラー・レムナンド。騎士団第二大隊の隊長で俺の弟だ」
「弟!?このイケメンが?」
「あっはっはっ。イケメンとは嬉しいね。似てないとはよく言われるけど、確かにコリントス兄さんの弟だよ」
何と騎士団の指揮官はギルマスの弟さんでした。
何でも、ギルマスは父親似で、ミューラー大隊長は母親似だそうだ。
「ところでゴブリン共の動静はどうなってる?」
「はい。現在は集落にキング一匹とジェネラル5匹を含めて八十匹程がいます」
「そうか。キングとジェネラルもいるのか…うん?現在はと言ったね?それじゃあ、その前は?」
「はい。俺が集落を発見した時には三百六十近い数でしたので、二百八十程を討伐し、侵攻コースを塞ぎ、集落に閉じ込めています」
なんて言っても信じてもらえないだろうから、ギルドカードを提示した。ギルドカードには討伐したモンスターの個体名と討伐数が記録されるので、これを提示すれば疑われる事はない。
ないのだが…。
「(やっぱりそうだよな)何か文句でもありますか」
ヒューブは大隊長の後ろにいる騎士に向かって言った。その騎士が憎々しげな顔をしているからだ。
文句があるなら聞こうじゃないか。
「貴様は無属性魔法使いだろう。ソレがこれ程の数を討伐できるはずがない。何かインチキでもしたんだろう?正直に言え!!」
「インチキ、ですか」
ヒューブは馬鹿馬鹿しいとばかりに溜め息をついた。
ギルドカードに不正記録ができないのは誰もが知っているし、そんな事をすれば冒険者資格を剥奪された上に重刑牢獄行きだと知っているはずなのに。
これにはギルマスも大隊長さんも、応援に来た冒険者達も怒りの表情を浮かべてその兵士をギャン怒鳴りした。
「貴様は馬鹿か!!」
「テメェ、ウチの冒険者に舐めた事言ってくれるじゃねえか!!」
「ブッ殺されてぇのか、クソ野郎が!!」
皆んなから物凄い殺気を浴びた兵士は耐えきれずに泡を吹いて気絶した。
「弱い犬ほどよく吠える、だな」
ギルマスも大隊長さんもヒューブの呟きに大きく頷いた。
気絶した騎士は他の騎士に担がれて外へ放り出された。
「さて、馬鹿は無視して作戦会議といきますか」
「そうだな。馬鹿は無視しよう」
皆んなして気絶した騎士を馬鹿だ馬鹿だと連呼して作戦会議が始まった。
その間も【サーチ】と【ソナー】【アクティブソナー】を使ってゴブリンの動静を伺っている。
三時間も経っただろうか。森とは反対側の領都方面からかなりの数の反応があった。
咄嗟に剣の柄に手をかけたが、敵意は感じられなかったし、何より馴染みのある魔力反応がいくつもあったので、援軍だと直ぐに分かった。おまけに、
「流石はギルマス。行動が早いな」
領都冒険者ギルドのギルドマスターのコリントスの魔力反応もあったので、ギルマス自らが援軍を率いて来てくれたのだろう。
だが、
「数が多すぎないか?」
いくら領都の冒険者ギルドだとはいえ、こんなに冒険者がいたかなと首を傾げたが、もしかしたらという予感がした。
「騎士団も来たのか!!??」
おいおい、いくら何でも速すぎなんじゃないか?
騎士団が動くとなるとかなりの時間を要するというのが常識だ。
それなのに…。
「まあ、俺自体が常識破りの型破りだからな…他人の事をとやかく言えないか」
反応からすると、冒険者ギルドからの応援部隊が約七十、騎士団が約百五十といったところか。合わせて約二百二十人もの援軍が向かってきていて、もう直ぐ到着する。
ドガガッ、ドガガッ、ドガガッ!!
馬蹄の音が高らかに響き、
「ヒューブ--っ!無事かあぁっ!?応援に来たぞ--っ!!」
ギルマスの大声がビリビリと大気を震わせて聞こえてきた。
ヒューブは村長宅を飛び出し、村の防護柵から出て大きく手を振った。
「ギルマス--っ!俺はここだ--っ!!」
するとヒューブに気付いたギルマスが満面の笑みを浮かべて何度も頷いた。
「ギルマス、早かったな。来るのは夕方くらいだと思ってたよ」
「ああ、普通ならそれくらいはかかるんだがな。アレを見たらな」
アレとは非常事態を報せるために打ち上げた信号弾の事だ。
「緊急事態じゃなくて非常事態の報せを受けた時には本当に驚いたぞ。コレが普通の冒険者なら、何を大袈裟な事をと笑うところだが、他でもないお前だったからな」
「ありがとう、ギルマス。ところでそちらさん方は騎士団の人ですか?」
銀色フルフェイスにフルプレートアーマーで、腰に長剣をぶら下げているのが騎士団の指揮官なのだろう。
「コイツはミューラー・レムナンド。騎士団第二大隊の隊長で俺の弟だ」
「弟!?このイケメンが?」
「あっはっはっ。イケメンとは嬉しいね。似てないとはよく言われるけど、確かにコリントス兄さんの弟だよ」
何と騎士団の指揮官はギルマスの弟さんでした。
何でも、ギルマスは父親似で、ミューラー大隊長は母親似だそうだ。
「ところでゴブリン共の動静はどうなってる?」
「はい。現在は集落にキング一匹とジェネラル5匹を含めて八十匹程がいます」
「そうか。キングとジェネラルもいるのか…うん?現在はと言ったね?それじゃあ、その前は?」
「はい。俺が集落を発見した時には三百六十近い数でしたので、二百八十程を討伐し、侵攻コースを塞ぎ、集落に閉じ込めています」
なんて言っても信じてもらえないだろうから、ギルドカードを提示した。ギルドカードには討伐したモンスターの個体名と討伐数が記録されるので、これを提示すれば疑われる事はない。
ないのだが…。
「(やっぱりそうだよな)何か文句でもありますか」
ヒューブは大隊長の後ろにいる騎士に向かって言った。その騎士が憎々しげな顔をしているからだ。
文句があるなら聞こうじゃないか。
「貴様は無属性魔法使いだろう。ソレがこれ程の数を討伐できるはずがない。何かインチキでもしたんだろう?正直に言え!!」
「インチキ、ですか」
ヒューブは馬鹿馬鹿しいとばかりに溜め息をついた。
ギルドカードに不正記録ができないのは誰もが知っているし、そんな事をすれば冒険者資格を剥奪された上に重刑牢獄行きだと知っているはずなのに。
これにはギルマスも大隊長さんも、応援に来た冒険者達も怒りの表情を浮かべてその兵士をギャン怒鳴りした。
「貴様は馬鹿か!!」
「テメェ、ウチの冒険者に舐めた事言ってくれるじゃねえか!!」
「ブッ殺されてぇのか、クソ野郎が!!」
皆んなから物凄い殺気を浴びた兵士は耐えきれずに泡を吹いて気絶した。
「弱い犬ほどよく吠える、だな」
ギルマスも大隊長さんもヒューブの呟きに大きく頷いた。
気絶した騎士は他の騎士に担がれて外へ放り出された。
「さて、馬鹿は無視して作戦会議といきますか」
「そうだな。馬鹿は無視しよう」
皆んなして気絶した騎士を馬鹿だ馬鹿だと連呼して作戦会議が始まった。
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