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拾ったのは伝説の剣でした
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それは下校中の出来事だった。
ふと道の脇を見ると真っ直ぐで太さも申し分ない木の棒が落ちていた。
拾わずにはいられない。
僕は一目散に駆け寄り、それを手に取った。
僕の目に狂いはなかった。
長さも丁度よく、握り具合も抜群。
滅多に見つける事は出来ない。まさに伝説の剣に相応しい一品だ。
そしてその剣を持てば、たちまち勇者へとジョブチェンジだ。
ランドセルを胸の前に移動させ、鎧を身に纏うと、僕は平和を守る為に戦いを始める。
「てや! とや! くらえぇ!」
僕はどったばったと目の前の骸骨兵を倒していく。
雑魚敵なんて勇者の相手じゃない。
「うおおぉぉぉぉ!!」
次々と敵を倒して行くと、遂に勇者の前に魔王が現れる。
「負けてたまるか! 僕は勇者だぞ!」
僕は剣に光を集めると、正義の一撃を放った。
その威力は絶大で、魔王はあっという間に消滅してしまった。
「ふぅ」
もうこれで魔王の驚異は消え去った。
僕は額の汗を拭うと、伝説の剣を道の脇に置く。
捨ててしまうなんて勿体ない。だけど持って帰ればお母さんに怒られてしまう。
だったら誰かに託すしかない。
きっと別の誰かが必要とする筈だ。
少年は走り去って行った。
しかし大丈夫だ。この世界には勇者が溢れている。
木の棒は次の勇者を待ち、暫しの眠りにつくのだった。
ふと道の脇を見ると真っ直ぐで太さも申し分ない木の棒が落ちていた。
拾わずにはいられない。
僕は一目散に駆け寄り、それを手に取った。
僕の目に狂いはなかった。
長さも丁度よく、握り具合も抜群。
滅多に見つける事は出来ない。まさに伝説の剣に相応しい一品だ。
そしてその剣を持てば、たちまち勇者へとジョブチェンジだ。
ランドセルを胸の前に移動させ、鎧を身に纏うと、僕は平和を守る為に戦いを始める。
「てや! とや! くらえぇ!」
僕はどったばったと目の前の骸骨兵を倒していく。
雑魚敵なんて勇者の相手じゃない。
「うおおぉぉぉぉ!!」
次々と敵を倒して行くと、遂に勇者の前に魔王が現れる。
「負けてたまるか! 僕は勇者だぞ!」
僕は剣に光を集めると、正義の一撃を放った。
その威力は絶大で、魔王はあっという間に消滅してしまった。
「ふぅ」
もうこれで魔王の驚異は消え去った。
僕は額の汗を拭うと、伝説の剣を道の脇に置く。
捨ててしまうなんて勿体ない。だけど持って帰ればお母さんに怒られてしまう。
だったら誰かに託すしかない。
きっと別の誰かが必要とする筈だ。
少年は走り去って行った。
しかし大丈夫だ。この世界には勇者が溢れている。
木の棒は次の勇者を待ち、暫しの眠りにつくのだった。
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