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第八章
青銅の伝説
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司祭は領主の呪いを自分が解くことができなくて力不足を悔いているようだが、疲労の色はまだ見えなかった。昨日早めに休んでもらったのが功を奏したのだろう。
テロフィの街で食料やランタンの油は補充してきたので帰りの物資の心配もない。だから安心して帰れるはずだったのだが、カイネは何か胸騒ぎがした。火山のときのようにカイネは何かを感じ取っているのだ。
あのときと違うのは、高鳴りを覚えていたザルムもカイネと同じく良くない予感がしていることだった。なんだろうとザルムが柄にもなく不審がっていると、その胸騒ぎは指輪の輝きとなって表れる。
小指にようやくはまっている指輪が光ったのが間違いではないことの証明に、バサリという大きな鳥の羽ばたく音が聞こえてきて、突然周りが薄暗くなった。太陽の光が遮られたように。
全員が状況を把握しようと上を見上げれば、明らかに普通の大きさではない大きな鳥が真上の空を覆っていた。それは一気に冒険者たちを追い越すと、クルリとこちら側に方向転換して冒険者たちと向き合うようにして空から降りてきた。
着地と同時に草原の草が広範囲に舞い上がる。
この鳥は明らかにこちらに何か用があるようだ。とはいえ、それは良いことではなさそうだった。鳥類には見えるが自然界のそれとは言いがたい見た目からしてもそう。
光沢を放つ全身は、羽を模した青銅でできているようで、鎧のようにガシャリという音までする。おまけにくちばしと鉤爪は先が鋭く尖っていてもはや職人の作った刃物も同然。どんな金属かは知らないが、それらは金色に輝いて眩しいくらいだ。
こんな機械のような見た目でも瞳だけは通常の鳥類と同じで、ギロリとこちらを見るのは他のどんな魔物とも同じ。殺意を含んでいた。
この魔物の名前はステュムパリデス。アロイスは偶然知っていたが、これは伝説の魔物だ。
咄嗟に戦闘陣形を取ってイングヴァル司祭を後ろに隠す彼らの前方、鳥の魔物のすぐ傍に、“テレポート”の魔法であの奇妙な文様のローブの男が現れた。
彼は鳥のくちばしを撫でて、こちらにアピールしてくる。この強大な力を制御しているのは自分であると。
「また会うことになったな冒険者諸君」
「やはりあなたの仕業ですか。何の用だか知りませんが、そこをどいてください」
「それは無理な相談だな。お前たちは危険が過ぎる。我々の計画の邪魔になるのなら、ここで排除するしかないのだよ」
「どんなに偉大な計画があるのかは知らないけど、呪いを使って人を苦しめるあたり、まともとは言えそうにないわね」
「排除とは恐れ入ったな。本気で俺たちに勝てると思ってるのか?」
「どんなに力があろうと勝てるわけがない相手はいるものだ。アロイスにならわかるはずだ」
「私……ですか?」
「どうしてアロイスさんに執着するですか?」
「それは彼が特別だからだ。こう言えばわかるか? 私の呪いを打ち破るくらいには、お前も特別ではあるのだろうがな」
「……御託は……いい……そこをどけ……」
相手の馬鹿にした態度が気に障ったのか、ゲルセルが弓に矢を番えて狙いを定めている。しかしローブの男はそれを気にもとめずに言い放った。
「貴様には興味もない。なにせ、滅ぶ者に何を言おうが無駄も同じだからな!」
彼は忽然と姿を消す。
それを合図にするかのように、巨大な鳥の魔物が大きくはばたいた。同時にいくつもの青銅の羽が、空中に散らばっていく。
それはキラリと輝くや否や、こちらに鋭い羽の先を向けて、操られるかのように一斉に降り注いできた。青銅の羽の矢。まさしくそれが大量に降ってくる攻撃で、イングヴァル司祭までも巻き添えに冒険者たちを殺すつもりらしい。
カイネが力場の魔法を展開して仲間全員を恐ろしい攻撃から守って羽を弾くが、同じ魔法を使えるイングヴァル司祭は身構えるだけだった。
彼の普段の仕事はこんなに過激ではないのだから当たり前。しかしながら司祭は目が覚めたような顔をして、次こそは防ぐと魔法の準備をしていた。
神殿一つを任されているだけあって勇敢だ。
ところが羽の矢の攻撃はまだ来なかった。大きな青銅の鳥は空中でバランスを崩して、まさに旋回しながら墜落していたのだ。地面に激しくたたきつけられて、落ちてきた部分の地面は陥没している。
なぜこんなことになったのかは簡単で、アロイスの魔法が決まったからだ。
こんな金属の巨体をはばたきだけで支えられるわけがないと踏んだアロイスの考えは正しく、彼の魔法“ディストラクション”によって変性魔法を維持できなくなった鳥の魔物は地に縛り付けられることになったのだった。
どうやってとどめを刺せばいいのかと考えながらザルムとマデリエネは近づくが、突如相手は暴れ出して硬い翼で二人を牽制した。
驚いて距離を取る二人は相手の次の出方を待っている。考えれば高レベル魔法の使い手であるアロイスでさえまだ空を飛ぶ魔法は使えない。相手の魔法の実力は侮れなかった。
すぐに復活した青銅の鳥は再び空に舞い上がって、同じく散らばった青銅の羽を集めてザルムとマデリエネに放射した。
ハッとした二人に、魔術師たちの支援魔法がかかる。
ザルムには盾と鎧の強化魔法“ハード”が、マデリエネには特定部位の筋力を上げる“ストレングス”の魔法がかかった。
ザルムは体勢低くして大盾で体を守り、マデリエネは跳躍して攻撃の範囲外に逃げるだろうという考えのもとに発動された魔法らしい。
答えは大正解。二人とも予想通りの行動を取る。
ザルムの元に降り注ぐ羽の矢はキンキンという音を鳴らしながらさらに硬くなった大盾と鎧に弾かれて地に落ちる。
マデリエネは異常な脚力を手に入れて、空高く飛び上がり一回の跳躍で既に攻撃の範囲から離脱していた。
完璧な援護と適切な行動のおかげで一難は去ったが、また一難がやってきた。
鳥の魔物は羽の攻撃が防がれるのを確認すると、今度はくちばしによる突進攻撃を試すようだ。
物凄いスピードで空を舞ったかと思うと、一気に加速してくちばしで貫こうとしてきた。
相手の知性はそれなりに高そうで、ザルムとマデリエネを一直線上に捉えてから突進してきた。そのおかげで、ザルムが何とか避けても、マデリエネにくちばしの刺突攻撃が来る。
ところが今のマデリエネは強かった。脚力を上げる魔法はまだ維持されていたおかげで、彼女は突進を避けつつ、通り過ぎる鳥の頭を狙ってダガーによるカウンターまでやってのけた。
その攻撃は青銅の頭ですら傷つけたようで、遠目からでも魔物の頭部に傷の線がくっきりと見えた。
予想外の獲物の反応に魔物は困惑しているようで、空中を飛び回りながら様子を見ている。しかし空にいれば安全とは限らない。
一旦逃げた鳥の元へ鉄のボルトと太い銀の矢が飛んでくる。
ボルトは飛ぶ鳥の軌道上、どうやっても避けきれない位置に飛んでいき、後ろ脚の部分を傷つける。
さらにはボルトを避けようと動く先を見越して放たれた矢が、魔物の頭部に当たり、青銅の顔を大きく削り落とした。
それが逆鱗に触れたのか、魔物は急降下して飛び道具を使った二人に向かっていく。巨大な槍が迫ってくるような恐怖。それでも彼らはギリギリまでそれを避けずに引き付けて、当たる直前でタイミングよく避ける。
それによってかなりの低空飛行になった鳥に、危険な変性魔法が襲いかかった。
その魔法は物質系の魔物にはこれ以上ない天敵になり得る魔法。
その魔法がアロイスの生み出した魔法陣によって発動すると、自慢の青銅の体がみるみるうちに溶けるかのようにしてバラバラになっていく。
当然そんな状態で飛行を維持できるわけもなく、鳥の魔物は地面にまた叩きつけられて動かなくなる。
最後にはその体が魔法名の意の如く“崩壊”していき、光の粒子になって消えていった。
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あのときと違うのは、高鳴りを覚えていたザルムもカイネと同じく良くない予感がしていることだった。なんだろうとザルムが柄にもなく不審がっていると、その胸騒ぎは指輪の輝きとなって表れる。
小指にようやくはまっている指輪が光ったのが間違いではないことの証明に、バサリという大きな鳥の羽ばたく音が聞こえてきて、突然周りが薄暗くなった。太陽の光が遮られたように。
全員が状況を把握しようと上を見上げれば、明らかに普通の大きさではない大きな鳥が真上の空を覆っていた。それは一気に冒険者たちを追い越すと、クルリとこちら側に方向転換して冒険者たちと向き合うようにして空から降りてきた。
着地と同時に草原の草が広範囲に舞い上がる。
この鳥は明らかにこちらに何か用があるようだ。とはいえ、それは良いことではなさそうだった。鳥類には見えるが自然界のそれとは言いがたい見た目からしてもそう。
光沢を放つ全身は、羽を模した青銅でできているようで、鎧のようにガシャリという音までする。おまけにくちばしと鉤爪は先が鋭く尖っていてもはや職人の作った刃物も同然。どんな金属かは知らないが、それらは金色に輝いて眩しいくらいだ。
こんな機械のような見た目でも瞳だけは通常の鳥類と同じで、ギロリとこちらを見るのは他のどんな魔物とも同じ。殺意を含んでいた。
この魔物の名前はステュムパリデス。アロイスは偶然知っていたが、これは伝説の魔物だ。
咄嗟に戦闘陣形を取ってイングヴァル司祭を後ろに隠す彼らの前方、鳥の魔物のすぐ傍に、“テレポート”の魔法であの奇妙な文様のローブの男が現れた。
彼は鳥のくちばしを撫でて、こちらにアピールしてくる。この強大な力を制御しているのは自分であると。
「また会うことになったな冒険者諸君」
「やはりあなたの仕業ですか。何の用だか知りませんが、そこをどいてください」
「それは無理な相談だな。お前たちは危険が過ぎる。我々の計画の邪魔になるのなら、ここで排除するしかないのだよ」
「どんなに偉大な計画があるのかは知らないけど、呪いを使って人を苦しめるあたり、まともとは言えそうにないわね」
「排除とは恐れ入ったな。本気で俺たちに勝てると思ってるのか?」
「どんなに力があろうと勝てるわけがない相手はいるものだ。アロイスにならわかるはずだ」
「私……ですか?」
「どうしてアロイスさんに執着するですか?」
「それは彼が特別だからだ。こう言えばわかるか? 私の呪いを打ち破るくらいには、お前も特別ではあるのだろうがな」
「……御託は……いい……そこをどけ……」
相手の馬鹿にした態度が気に障ったのか、ゲルセルが弓に矢を番えて狙いを定めている。しかしローブの男はそれを気にもとめずに言い放った。
「貴様には興味もない。なにせ、滅ぶ者に何を言おうが無駄も同じだからな!」
彼は忽然と姿を消す。
それを合図にするかのように、巨大な鳥の魔物が大きくはばたいた。同時にいくつもの青銅の羽が、空中に散らばっていく。
それはキラリと輝くや否や、こちらに鋭い羽の先を向けて、操られるかのように一斉に降り注いできた。青銅の羽の矢。まさしくそれが大量に降ってくる攻撃で、イングヴァル司祭までも巻き添えに冒険者たちを殺すつもりらしい。
カイネが力場の魔法を展開して仲間全員を恐ろしい攻撃から守って羽を弾くが、同じ魔法を使えるイングヴァル司祭は身構えるだけだった。
彼の普段の仕事はこんなに過激ではないのだから当たり前。しかしながら司祭は目が覚めたような顔をして、次こそは防ぐと魔法の準備をしていた。
神殿一つを任されているだけあって勇敢だ。
ところが羽の矢の攻撃はまだ来なかった。大きな青銅の鳥は空中でバランスを崩して、まさに旋回しながら墜落していたのだ。地面に激しくたたきつけられて、落ちてきた部分の地面は陥没している。
なぜこんなことになったのかは簡単で、アロイスの魔法が決まったからだ。
こんな金属の巨体をはばたきだけで支えられるわけがないと踏んだアロイスの考えは正しく、彼の魔法“ディストラクション”によって変性魔法を維持できなくなった鳥の魔物は地に縛り付けられることになったのだった。
どうやってとどめを刺せばいいのかと考えながらザルムとマデリエネは近づくが、突如相手は暴れ出して硬い翼で二人を牽制した。
驚いて距離を取る二人は相手の次の出方を待っている。考えれば高レベル魔法の使い手であるアロイスでさえまだ空を飛ぶ魔法は使えない。相手の魔法の実力は侮れなかった。
すぐに復活した青銅の鳥は再び空に舞い上がって、同じく散らばった青銅の羽を集めてザルムとマデリエネに放射した。
ハッとした二人に、魔術師たちの支援魔法がかかる。
ザルムには盾と鎧の強化魔法“ハード”が、マデリエネには特定部位の筋力を上げる“ストレングス”の魔法がかかった。
ザルムは体勢低くして大盾で体を守り、マデリエネは跳躍して攻撃の範囲外に逃げるだろうという考えのもとに発動された魔法らしい。
答えは大正解。二人とも予想通りの行動を取る。
ザルムの元に降り注ぐ羽の矢はキンキンという音を鳴らしながらさらに硬くなった大盾と鎧に弾かれて地に落ちる。
マデリエネは異常な脚力を手に入れて、空高く飛び上がり一回の跳躍で既に攻撃の範囲から離脱していた。
完璧な援護と適切な行動のおかげで一難は去ったが、また一難がやってきた。
鳥の魔物は羽の攻撃が防がれるのを確認すると、今度はくちばしによる突進攻撃を試すようだ。
物凄いスピードで空を舞ったかと思うと、一気に加速してくちばしで貫こうとしてきた。
相手の知性はそれなりに高そうで、ザルムとマデリエネを一直線上に捉えてから突進してきた。そのおかげで、ザルムが何とか避けても、マデリエネにくちばしの刺突攻撃が来る。
ところが今のマデリエネは強かった。脚力を上げる魔法はまだ維持されていたおかげで、彼女は突進を避けつつ、通り過ぎる鳥の頭を狙ってダガーによるカウンターまでやってのけた。
その攻撃は青銅の頭ですら傷つけたようで、遠目からでも魔物の頭部に傷の線がくっきりと見えた。
予想外の獲物の反応に魔物は困惑しているようで、空中を飛び回りながら様子を見ている。しかし空にいれば安全とは限らない。
一旦逃げた鳥の元へ鉄のボルトと太い銀の矢が飛んでくる。
ボルトは飛ぶ鳥の軌道上、どうやっても避けきれない位置に飛んでいき、後ろ脚の部分を傷つける。
さらにはボルトを避けようと動く先を見越して放たれた矢が、魔物の頭部に当たり、青銅の顔を大きく削り落とした。
それが逆鱗に触れたのか、魔物は急降下して飛び道具を使った二人に向かっていく。巨大な槍が迫ってくるような恐怖。それでも彼らはギリギリまでそれを避けずに引き付けて、当たる直前でタイミングよく避ける。
それによってかなりの低空飛行になった鳥に、危険な変性魔法が襲いかかった。
その魔法は物質系の魔物にはこれ以上ない天敵になり得る魔法。
その魔法がアロイスの生み出した魔法陣によって発動すると、自慢の青銅の体がみるみるうちに溶けるかのようにしてバラバラになっていく。
当然そんな状態で飛行を維持できるわけもなく、鳥の魔物は地面にまた叩きつけられて動かなくなる。
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