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本編
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気がつくと、ただ白く広い空間にいた。
壁に爪痕付きの…ね?
とりあえず気配を探って安全を確認する…
自分の周囲にはまだ意識が戻らなかったり、俺と同じく起きたばかりのクラスメイトの姿。
そして、今のところは敵らしき姿は無さそうで良かった。
今はどこかに移動するにしても情報がいるし、さっきまでの状況を思い出してみようか…
『えー皆様、ピリピリされているようですので少し先に情報を提供致しましょう。これから皆様が向かわれる第2ステージは研究所をイメージしています。研究の経過をたどって我々の元へたどり着いてくださいませ。それでは行ってらっしゃいませ…』
と、転移前にエリゴルは言ってた。
ということは、ここは第2ステージの研究所なのだろう。ついでに言うと戦闘の実験とかしてた場所に今いるのか?
壁や床には何かの爪痕が沢山ついてるし…
それで『我々の元にたどり着いて欲しい』ってことは、このステージのゴールはエリゴル達の正体を突き止めること、か?
たしかに俺たちの世界じゃ、あんな黒い球体飛んでないし未知の生物ではあるな。
ピロンッ!
『新しくミッションが更新されました』
っ!?
あ、そうだよな!こういう時はアナウンス入るよな!レベルアップの時とかもアナウンスあったもんな!?
はぁ、さっきの今でピリピリしてる時にこれはちょっとな… 心臓に悪いわ。
はいはい、とりあえず『ミッション』表示…
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
▶︎ミッション
①地図を元に研究所を探索する
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ミッションはこれだけ、か…
とりあえず散策しろということだろう。
目が覚めてから今までにかかった時間は2、3分くらいか?
ミッションも出てきて、まだ目が覚めてないメンバーいるし、そろそろ起こそうか…
「あ、裕也。考察はもういいのか?」
後ろを振り向くと潤也が俺に気づいて話しかけてきた。潤也は無口なクール系だ。
とりあえず簡単に潤也には状況を伝えて、あとはみんなを起こしてからだな。
「ああ、今の所できそうなことは挑戦してみた。一応近くに敵はいないみたい。そして、魔法やスキルも問題なく使える。」
「そうか。俺もさっき索敵できたし、少しは余裕ありそうだな。」
考え事をしてる間に麗奈以外は気がついていたみたいで、といっても麗奈も起きる寸前だったのですぐにチームは揃った。
「えー、今回のことで緊急時の対応について課題ができたわけだが…裕也、今わかっていることを教えてくれ。」
「うん。今わかってることは2つ。1つ目はもう分かってるかもしれないけどミッションが増えたし、スキルや魔法は問題なく使えること。そして、スキルで察知できる範囲には敵は居ないこと、だな。そして2つ目は…」
2つ目は、第1ステージのエリゴルとの会話から、このステージのゴールはエリゴル達の正体とかを突き止めることじゃないか?と考えてることを話した。
「なるほどな。ミッションが増えたことはアナウンスで分かってたけど、このステージのゴールか… 確かに必要なところだな。分かった、このことをクラスで共有してもいいか?」
「ああ、もちろん。なんなら他の人の意見が知りたい。」
「了解だ!」
俺たちはクラス全体で話すのではなく、チームで話し合ったことをクラスのチャットにあげて情報共有する手段をとっている。
まぁ、チームごとに話し合った方が意見も出やすいだろってことだな。そのとおりだけど!
「よし、今わかることは大体つかめたな。他に気になることとかはなかったか??」
「うん、大丈夫!」
「じゃあ、そろそろ第2ステージクリアに向けて出発するか!」
「「おー!」」
壁に爪痕付きの…ね?
とりあえず気配を探って安全を確認する…
自分の周囲にはまだ意識が戻らなかったり、俺と同じく起きたばかりのクラスメイトの姿。
そして、今のところは敵らしき姿は無さそうで良かった。
今はどこかに移動するにしても情報がいるし、さっきまでの状況を思い出してみようか…
『えー皆様、ピリピリされているようですので少し先に情報を提供致しましょう。これから皆様が向かわれる第2ステージは研究所をイメージしています。研究の経過をたどって我々の元へたどり着いてくださいませ。それでは行ってらっしゃいませ…』
と、転移前にエリゴルは言ってた。
ということは、ここは第2ステージの研究所なのだろう。ついでに言うと戦闘の実験とかしてた場所に今いるのか?
壁や床には何かの爪痕が沢山ついてるし…
それで『我々の元にたどり着いて欲しい』ってことは、このステージのゴールはエリゴル達の正体を突き止めること、か?
たしかに俺たちの世界じゃ、あんな黒い球体飛んでないし未知の生物ではあるな。
ピロンッ!
『新しくミッションが更新されました』
っ!?
あ、そうだよな!こういう時はアナウンス入るよな!レベルアップの時とかもアナウンスあったもんな!?
はぁ、さっきの今でピリピリしてる時にこれはちょっとな… 心臓に悪いわ。
はいはい、とりあえず『ミッション』表示…
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
▶︎ミッション
①地図を元に研究所を探索する
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ミッションはこれだけ、か…
とりあえず散策しろということだろう。
目が覚めてから今までにかかった時間は2、3分くらいか?
ミッションも出てきて、まだ目が覚めてないメンバーいるし、そろそろ起こそうか…
「あ、裕也。考察はもういいのか?」
後ろを振り向くと潤也が俺に気づいて話しかけてきた。潤也は無口なクール系だ。
とりあえず簡単に潤也には状況を伝えて、あとはみんなを起こしてからだな。
「ああ、今の所できそうなことは挑戦してみた。一応近くに敵はいないみたい。そして、魔法やスキルも問題なく使える。」
「そうか。俺もさっき索敵できたし、少しは余裕ありそうだな。」
考え事をしてる間に麗奈以外は気がついていたみたいで、といっても麗奈も起きる寸前だったのですぐにチームは揃った。
「えー、今回のことで緊急時の対応について課題ができたわけだが…裕也、今わかっていることを教えてくれ。」
「うん。今わかってることは2つ。1つ目はもう分かってるかもしれないけどミッションが増えたし、スキルや魔法は問題なく使えること。そして、スキルで察知できる範囲には敵は居ないこと、だな。そして2つ目は…」
2つ目は、第1ステージのエリゴルとの会話から、このステージのゴールはエリゴル達の正体とかを突き止めることじゃないか?と考えてることを話した。
「なるほどな。ミッションが増えたことはアナウンスで分かってたけど、このステージのゴールか… 確かに必要なところだな。分かった、このことをクラスで共有してもいいか?」
「ああ、もちろん。なんなら他の人の意見が知りたい。」
「了解だ!」
俺たちはクラス全体で話すのではなく、チームで話し合ったことをクラスのチャットにあげて情報共有する手段をとっている。
まぁ、チームごとに話し合った方が意見も出やすいだろってことだな。そのとおりだけど!
「よし、今わかることは大体つかめたな。他に気になることとかはなかったか??」
「うん、大丈夫!」
「じゃあ、そろそろ第2ステージクリアに向けて出発するか!」
「「おー!」」
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