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白雪姫の受難
第十話
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今回の劇は、内容を生徒会が考えただけあって、オリジナル要素が強い。
王子が複数いるのに加え、実は白雪姫も二人いる。
僕と夕希さんが双子の白雪姫っていう設定なんだけど、かなり無理があると思う。
僕と夕希さんじゃ、月とスッポンみたいなものだし、僕が女装なんて悪目立ちするだけだ。
「塔哉君、いつまでも夕希に見惚れてないで、こっちに来て」
佐倉さんに更衣室に連れて行かれ、真っ白なドレスを手渡される。
「っ!?」
(まさか、これを着ろってことじゃないよね?)
僕が恐る恐る佐倉さんを見ると、にっこりと鮮やかな笑みを向けられた。
「塔哉君、時間ないからさっさとそれに着替えて」
無理矢理、更衣室の扉を閉められ、僕は床にしゃがみこんだ。
よりによって、こんな乙女チックな衣装を選ぶなんて、佐倉さん何考えてるの!?
「…………」
純白の可愛いドレスを見つめること数分。
(これはちょっと……)
僕じゃなくても、躊躇うと思う。
女の子が着ると可愛いだろうデザインも男だと笑いしか取れない気がする。
「塔哉君、まだ?着替えられないなら、着替えさせてあげようか?」
「い、いえ!いいです」
痺れを切らしたのか、一歩間違えばセクハラに聞こえそうな言葉と共に扉を開けられそうになって、僕は慌てて更衣室の鍵を閉めた。
(もうっ!笑いたきゃ、笑え!!)
僕は開き直って、ドレスを手に取った。
「う~ん……」
今までドレスなんて着たことがなかった僕は、四苦八苦しながらもなんとか着替えることが出来た。
だが背中のフォックだけは、どうしても留めることが出来ない。
(マジでどうしよう)
このままじゃ、埒があかないし、着てみて初めて気付いたけど、このドレス、……スカート丈がめっちゃ短い!!
それに男の生足って、どうなの!?
「塔哉君?」
「あっ、はい!」
僕は急かされるまま、扉を開けた。
王子が複数いるのに加え、実は白雪姫も二人いる。
僕と夕希さんが双子の白雪姫っていう設定なんだけど、かなり無理があると思う。
僕と夕希さんじゃ、月とスッポンみたいなものだし、僕が女装なんて悪目立ちするだけだ。
「塔哉君、いつまでも夕希に見惚れてないで、こっちに来て」
佐倉さんに更衣室に連れて行かれ、真っ白なドレスを手渡される。
「っ!?」
(まさか、これを着ろってことじゃないよね?)
僕が恐る恐る佐倉さんを見ると、にっこりと鮮やかな笑みを向けられた。
「塔哉君、時間ないからさっさとそれに着替えて」
無理矢理、更衣室の扉を閉められ、僕は床にしゃがみこんだ。
よりによって、こんな乙女チックな衣装を選ぶなんて、佐倉さん何考えてるの!?
「…………」
純白の可愛いドレスを見つめること数分。
(これはちょっと……)
僕じゃなくても、躊躇うと思う。
女の子が着ると可愛いだろうデザインも男だと笑いしか取れない気がする。
「塔哉君、まだ?着替えられないなら、着替えさせてあげようか?」
「い、いえ!いいです」
痺れを切らしたのか、一歩間違えばセクハラに聞こえそうな言葉と共に扉を開けられそうになって、僕は慌てて更衣室の鍵を閉めた。
(もうっ!笑いたきゃ、笑え!!)
僕は開き直って、ドレスを手に取った。
「う~ん……」
今までドレスなんて着たことがなかった僕は、四苦八苦しながらもなんとか着替えることが出来た。
だが背中のフォックだけは、どうしても留めることが出来ない。
(マジでどうしよう)
このままじゃ、埒があかないし、着てみて初めて気付いたけど、このドレス、……スカート丈がめっちゃ短い!!
それに男の生足って、どうなの!?
「塔哉君?」
「あっ、はい!」
僕は急かされるまま、扉を開けた。
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