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集会。
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ざわ…ざわ…
パッ!
上からのライトで照らし出された上官は、右手にマイクを持っている。
「えー諸君。今回のじじい掃討作戦について話しておこうかと思う。」
ざわ…ざわ…
「もちろん、諸君が知っている通りじじいはとても恐ろしい生物だ。見た目に比べ足も速い。そこで我々はじじいに対する罠を仕掛けた」
罠というのは、落とし穴の事らしい。まず、落とし穴の向こう側に人間を立たせておく。そしてじじいが襲いかかろうとした瞬間奈落の底まで真っ逆さま、という予定らしい。
「ただし…じじいはとても頭が良く、落とし穴に気付く場合も多い。その場合を考え、じじいが我々の真意に気付き、逃げようとした所を狙撃班に撃ってもらう。
そしてそのじじい掃討作戦と共に逃げ遅れた市民の救出に向かう」
そして、上官が話し終わると解散!という声と共に俺たちは人混みの波に襲われ出口へと着いた。
「マリーさん、後方支援って説明されなかったんですが今回の掃討作戦ではどのように活動するんですか?」
「あら、興味あるかしら?その名の通り、外で戦うわけじゃなくってね、怪我した人を治療したり、そういう専門の人達はね、じじいに対する抗体を作ったりするのよ~ん。」
「そ、そうなんですね。」
(抗体か…)
「ちょ、ちょっとすいません。」
そこには、あの青年が立っていた。
「なんですか?」
「貴方に部署の説明をしていませんでしたから…決めて頂こうかと思いまして…では、こちらに…」
「あら~ボーヤ。いつの間にか偉くなったんじゃな~い?」
クスクスとマリーさんは後ろで笑っている。
「…!」
青年はムッとした表情で、さ、こちらへと俺は案内されていった。何か、あの二人には因縁か何かが有るのだろうか…。
「あ、今のは気にしないでくださいね。…あ、着きましたよ」
そこには、談話室とドアに書かれた部屋があった。
ガチャ。バタン。
「さ、こちらへどうぞ。」
俺はイスに座らされた。
「じじい倒し隊、後方支援、広報という部署がある、というのは知っていますか?」
「あ、はい、ほんの少しですが。」
「そうでしたか。話が早いです。では、決められましたか?」
「そうですね…俺はじじい倒し隊に入りたいなと思ってます。」
「志望理由をお願いします」
「そうですね…元々このじじい対策本部に入りたいなと思ったのは、じじいに復讐したいという思いがあっての事ですし、それで人類に貢献出来るなら、嬉しいかなと…」
「了解しました。では、上に掛け合ってみますね。僕も、賢明だと思います。」
「では、俺はこれで…」
「あ、少々お待ち下さい!」
「…?何でしょうか?」
「ぜひ、こちらの水晶を触って頂きたいのですが…」
机の上には、水晶がいつの間にか置いてあった。
「はい。」
ぴたっ。
手のひらを水晶に密着させる。すると、水晶の中がキラキラと虹色に光り始めた。
「やはり!!これは!」
「どうかしたんですか?」
そして上官室に呼ばれた。
「…ウィル、虹色に光ったというのは本当かね?」
「はい、この目で見ました!」
「え、何でしょうか…?」
「…君にも話さなければなるまい。実は前にも、触れば虹色に光る者が一人だけいたのだ。」
「…!?」
パッ!
上からのライトで照らし出された上官は、右手にマイクを持っている。
「えー諸君。今回のじじい掃討作戦について話しておこうかと思う。」
ざわ…ざわ…
「もちろん、諸君が知っている通りじじいはとても恐ろしい生物だ。見た目に比べ足も速い。そこで我々はじじいに対する罠を仕掛けた」
罠というのは、落とし穴の事らしい。まず、落とし穴の向こう側に人間を立たせておく。そしてじじいが襲いかかろうとした瞬間奈落の底まで真っ逆さま、という予定らしい。
「ただし…じじいはとても頭が良く、落とし穴に気付く場合も多い。その場合を考え、じじいが我々の真意に気付き、逃げようとした所を狙撃班に撃ってもらう。
そしてそのじじい掃討作戦と共に逃げ遅れた市民の救出に向かう」
そして、上官が話し終わると解散!という声と共に俺たちは人混みの波に襲われ出口へと着いた。
「マリーさん、後方支援って説明されなかったんですが今回の掃討作戦ではどのように活動するんですか?」
「あら、興味あるかしら?その名の通り、外で戦うわけじゃなくってね、怪我した人を治療したり、そういう専門の人達はね、じじいに対する抗体を作ったりするのよ~ん。」
「そ、そうなんですね。」
(抗体か…)
「ちょ、ちょっとすいません。」
そこには、あの青年が立っていた。
「なんですか?」
「貴方に部署の説明をしていませんでしたから…決めて頂こうかと思いまして…では、こちらに…」
「あら~ボーヤ。いつの間にか偉くなったんじゃな~い?」
クスクスとマリーさんは後ろで笑っている。
「…!」
青年はムッとした表情で、さ、こちらへと俺は案内されていった。何か、あの二人には因縁か何かが有るのだろうか…。
「あ、今のは気にしないでくださいね。…あ、着きましたよ」
そこには、談話室とドアに書かれた部屋があった。
ガチャ。バタン。
「さ、こちらへどうぞ。」
俺はイスに座らされた。
「じじい倒し隊、後方支援、広報という部署がある、というのは知っていますか?」
「あ、はい、ほんの少しですが。」
「そうでしたか。話が早いです。では、決められましたか?」
「そうですね…俺はじじい倒し隊に入りたいなと思ってます。」
「志望理由をお願いします」
「そうですね…元々このじじい対策本部に入りたいなと思ったのは、じじいに復讐したいという思いがあっての事ですし、それで人類に貢献出来るなら、嬉しいかなと…」
「了解しました。では、上に掛け合ってみますね。僕も、賢明だと思います。」
「では、俺はこれで…」
「あ、少々お待ち下さい!」
「…?何でしょうか?」
「ぜひ、こちらの水晶を触って頂きたいのですが…」
机の上には、水晶がいつの間にか置いてあった。
「はい。」
ぴたっ。
手のひらを水晶に密着させる。すると、水晶の中がキラキラと虹色に光り始めた。
「やはり!!これは!」
「どうかしたんですか?」
そして上官室に呼ばれた。
「…ウィル、虹色に光ったというのは本当かね?」
「はい、この目で見ました!」
「え、何でしょうか…?」
「…君にも話さなければなるまい。実は前にも、触れば虹色に光る者が一人だけいたのだ。」
「…!?」
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