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莉子の巻13
しおりを挟む「こーちゃん、映画観るんでしょ」
「あっ、そうか忘れてたよ」
「じゃあ、電車に乗って名古屋駅まで戻らないとね」
僕と莉子は小走りで駅に行き電車に乗った。
金山まで来る時のチカンプレイを思い出すと、2人ともに股間をキュンさせる。
電車は比較的空いていた。
これではプレイは出来そうにない。
互いにそんな事を考えていると、電車は名古屋駅に着いてしまう。
名鉄電車は大勢の人を吐き出し、また大勢の人を飲み込んで発車していく。
大勢の中をはぐれないように進んで改札を目指す。
目指すはミッドランドスクエアにある映画館だ。
映画館にたどり着くとお目当ての映画、銀河鉄道の夜、の上映時刻まではかなり時間があった。
時計を見るとちょうど昼時だ。
「莉子、先に昼ごはん食べに行こうか?」
「うん、そうだね、お腹減ったね」
激しいプレイで空腹だった2人の意見が合致した。
ミッドランドスクエアの4階には飲食店がいくつも入っている。
どこにしようかと迷っていたが、あさひと言う和食の店に入ってみた。
これが大当たりで値段の割にすごく美味しい料理が出て来た。
最後に出てきた焙じ茶さえ美味しい。
食事も終わり会計に進む。
僕が支払いをしようとすると、莉子が半分出すよと言ってくる。
しかし時代はそれを許さなかった。
当時デート代は全て男が払うのが当たり前だった。
女はお姫様だった。
車のドアは男が開けるし、ベンチに座る時は男がハンカチを敷くし、水たまりがあれば男はそこに横たわり女に我が身を踏ませ進ませたものだった。
メッシー、アッシー、ミツグクンという言葉もあった。
飯を奢らせるだけの男、足代わりに車を出させる男、バッグや宝石など高価な物を貢がせるだけの男。
こんなことが許された時代だった。
女は本命の男にのみ体を許すが他の男には指一本触らせない。
そこで男は本命になろうと一生懸命に頑張る。
当時デートには車が必須アイテムだった。
ソアラ、プレリュード、シルビア、BMWなどが女に人気だった。
皆、女にモテようと必死だった。
今の若者には考えられないだろう。
僕も大学生になったらプレリュードを買おうと思っていた。
ソアラやBMWはかなり高価で手が出ないし、シルビアは後輪駆動で走り屋っぽいイメージがあった。
その中でプレリュードはナンパな面を、持っていた。
特筆するにプレリュードにはスケベレバーという装置が装備されていた。
どういうものかと言うと、運転席から簡単に助手席を倒せるレバーだ。
つまり横に乗せた女をすぐに押し倒すことができた。
押し倒してからどうなるかはまた後述する。
そろそろ映画の上映時間が迫っていた、
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