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恵の巻1 ダメなら恵
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ハッと告白してくれた恵の事を思い出した。
そうだ、莉子がダメなら恵がいるじゃないか。
僕はそんな不埒な事を考えた。
しかし、両者を冒涜するような事で良いのだろうか。
思慮の浅い僕はそんな事気にしなーい。
ケセラセラ、なるようになるさ。
明日恵と放課後に渡り廊下で会えるのを楽しみにしよう。
でも莉子も惜しいのでまた連絡して、セックスフレンドにしてくれるように頼んでみるか、
二兎を追う者は一兎をも得ずという諺がある。
これからの人生で必ずこの言葉が僕に引っ掛かってくるが、でも今はまだ分からない。
神への冒涜で一生罪を背負っていかなければならないのか。
色々な考えが思い浮かぶが、今は疲れてとにかく眠い。
あっという間に寝落ちして、朝起きると時計を見て驚いた。
寝過ぎた、学校に遅刻する。
大急ぎで朝食も食べずに自転車に飛び乗る。
力の限りペダルを踏み込み速度を上げる。
途中同様に力の限りペダルを漕いでいるヤツがいる。
よく見るとクラスメイトだ。
「早くしないと遅刻だぞ」
いらんお世話だと言う様に「お前こそな」
しかし徐々に間隔が開いていく。
僕の方が先に正門にたどり着いた。
チャイムがなり正門が閉じられる。
悲しいかな友達は締め出されてしまった。
門番の先生に締め上げられた末、なんとか学校に入れてもらう事だろう。
朝礼のチャイムがなりホームルームが始まる。
後に授業が始まるがそんな事はどうでも良い。
今は恵の事で頭が一杯だ。
恵には悪いがどう料理すれば一番美味しく食べられるか、なんて事を考えていた。
悪魔の様な男だ。
時間は刻々と過ぎて行き待望の放課後になった。
どうしようかと考えがまとまらないまま、渡り廊下に向かう。
ドアを開けると中間地点に女子がいるのが分かる。
髪の長い娘だ。
後ろを向いて立っているが恵に違いない。
僕はゆっくりと恵に近づく。
僕の気配に気づいたのか、こちらを振り向く。
お互い黙ったまま距離が縮まっていく。
恵がおそるおそる声をかける.......
そうだ、莉子がダメなら恵がいるじゃないか。
僕はそんな不埒な事を考えた。
しかし、両者を冒涜するような事で良いのだろうか。
思慮の浅い僕はそんな事気にしなーい。
ケセラセラ、なるようになるさ。
明日恵と放課後に渡り廊下で会えるのを楽しみにしよう。
でも莉子も惜しいのでまた連絡して、セックスフレンドにしてくれるように頼んでみるか、
二兎を追う者は一兎をも得ずという諺がある。
これからの人生で必ずこの言葉が僕に引っ掛かってくるが、でも今はまだ分からない。
神への冒涜で一生罪を背負っていかなければならないのか。
色々な考えが思い浮かぶが、今は疲れてとにかく眠い。
あっという間に寝落ちして、朝起きると時計を見て驚いた。
寝過ぎた、学校に遅刻する。
大急ぎで朝食も食べずに自転車に飛び乗る。
力の限りペダルを踏み込み速度を上げる。
途中同様に力の限りペダルを漕いでいるヤツがいる。
よく見るとクラスメイトだ。
「早くしないと遅刻だぞ」
いらんお世話だと言う様に「お前こそな」
しかし徐々に間隔が開いていく。
僕の方が先に正門にたどり着いた。
チャイムがなり正門が閉じられる。
悲しいかな友達は締め出されてしまった。
門番の先生に締め上げられた末、なんとか学校に入れてもらう事だろう。
朝礼のチャイムがなりホームルームが始まる。
後に授業が始まるがそんな事はどうでも良い。
今は恵の事で頭が一杯だ。
恵には悪いがどう料理すれば一番美味しく食べられるか、なんて事を考えていた。
悪魔の様な男だ。
時間は刻々と過ぎて行き待望の放課後になった。
どうしようかと考えがまとまらないまま、渡り廊下に向かう。
ドアを開けると中間地点に女子がいるのが分かる。
髪の長い娘だ。
後ろを向いて立っているが恵に違いない。
僕はゆっくりと恵に近づく。
僕の気配に気づいたのか、こちらを振り向く。
お互い黙ったまま距離が縮まっていく。
恵がおそるおそる声をかける.......
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