青の魔女の統べる御代で天才魔術師と見る夢は

雑食ハラミ

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22.交換条件

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リリアーナの父のオズワルド公爵は、ギャレット家の嫡男が自分に会いたいという知らせを受けて、一体何事かと訝しんだ。オズワルド家とギャレット家は元々繋がりが薄い。しかも侯爵本人ではなくその息子がわざわざ訪ねてくるなんて普通ではない。年齢を聞いたらリリアーナと同い年だったので、娘の友人かとやっと合点したが、ギャレット家の人間と親交があるとは意外だった。

それにしても、一緒に着いて来た黒髪の少年が何者か解せない。聞いてみればどこの家の者でもないという。確かに貴族が色あせして裾がほつれた制服のローブを着ているはずがない。カイルが「特待生枠で入った平民の友人です」と説明したのを聞いて、聖女候補以外に平民で魔法学校に入った者がいたのかと驚いた。そう言えば、前にリリアーナが平民の学生と会っていると言う話を聞いたことがある。それが目の前にいる彼なのか、それにしてもこのボロボロのローブは一体何なんだ。貧乏くさいにも程がある。

「初めまして。ビクトール・シュナイダーと言います」

ビクトールは、公爵相手にも一切臆することなく、礼儀正しく挨拶をした。平民の中でも最下層にいる彼がどこでこんな礼儀作法を身に着けたのか、カイルは不思議でならなかった。そう言えば、初めて会った時から粗野なところはなく、むしろ慇懃無礼なくらいだった。どうやら、オズワルド公爵の方も同じことを思っている様子で、じっと考え込むような表情からそれがうかがえた。

「あの、リリアーナ嬢とは学校で親しくさせていただいております。彼女がここしばらく姿を見せないので、心配して見舞いに来たのですが——」

カイルはもっともらしいことを言ったが、実のところ公爵に会う口実に過ぎなかった。どうせ公爵はリリアーナに会わせないだろうというのがビクトールの予想だった。

「実は体の調子を崩していて、会える状況じゃないんだよ。せっかく来てもらったのにすまないね。君たちが来てくれたことは伝えておくから」

予想通りの無難すぎる答えだ。カイルはビクトールとちらと顔を見合わせた。

「それは心配ですね。ルーク殿下の異変と関連があるのでしょうか。長らく婚約者だったわけですから他人事ではないでしょう」

ビクトールが口を開くと、オズワルド公爵はけん制するような視線を彼に投げかけた。ルークのことはまだ公にはなっていない。それを平然と口にするビクトールの厚かましさが鼻についた。平民風情が何を言うという意識が透けて見える。これがいい家の子弟だったら、もっと上手に感情を隠すだろうにと、横で見ていたカイルは思った。

「確かにルーク殿下のことは心配だが、それとは関係がないと思う。彼女もそれほどショックではなかったようだし」

オズワルド公爵の素っ気ない口調から早くこの会見を終わらせたいという圧を感じたが、ビクトールは敢えて知らぬ振りをした。むしろこれからが本番なのだ。

「そうですか。それは意外ですね。僕のところに色々と相談してきたから、てっきりご家族も把握しているものと思ってました」

隣で聞いているカイルは内心冷や冷やしていた。まさかリリアーナがルークを殺す計画を立てていたことを、ビクトールが話すとも思えないが。当然オズワルド公爵も眉間に皺を寄せて彼を睨みつけた。

「君に相談、ね。それはどんな?」

「すいません。口止めされているのを忘れてうっかり口を滑らせてしまいました。ご家族の話もしてたので」

「家族の話とは?」

「お母様の話題です」

オズワルド公爵の顔色が変わったのをビクトールは見逃さなかった。どうせ有力な手掛かりは教えてくれそうにないが、リリアーナの亡くなった母のことを持ち出した時のオズワルド公爵の反応が見たかったのだ。

「そうか。不思議だな、何年も前に亡くなって今ではすっかり話題に上ることもなくなったのに」

「優しいお母様だと言ってました。そうだ、後ろのキャビネットにある姿絵を見せてもらえませんか?」

ビクトールは、公爵から許可が出る前に席を立ち、キャビネットの前まで行った。公爵の背後にあるキャビネットに大小様々なサイズの家族の肖像画があるのを彼は見逃さなかった。どうしても確認したいことがあったのだ。

「この中にお母様はいらっしゃいますか? ああ、もしかしてこれですか? 母娘そっくりですね」

「母親の目と髪の色を引き継いだのはリリアーナだけだった」

「お母様は優秀な魔法使いだったとか?」

「ああ、この国で一番と言っても過言ではなかったな。今でも生きていれば他に並ぶ者はいなかっただろう」

オズワルド公爵はどこか遠くを見るような目で呟くように答えた。

「お若くして亡くなられたと聞きましたが、死因は何だったのですか?」

初対面、しかも貴族ですらない人間がデリケートな話題にずかずか入り込んできて、オズワルド公爵もそろそろ我慢の限界に来ていた。その空気を察したカイルは冷や汗を流したが、当のビクトールは涼しい顔をしたままだった。

「リリアーナから聞いてないのか? 実験中に事故が起きたんだ、不運な事件だった」

公爵の苛立ちは最高潮に達し、だんだん不機嫌な態度を隠そうとしなくなった。カイルはそろそろ暇を告げないと大変なことになると危機感を募らせた。

「お忙しいところをお邪魔して失礼しました。リリアーナ嬢によろしくお伝えください」

ちょうどその時、ビクトールの方から別れの挨拶を切り出したので、カイルの懸念は杞憂に終わった。二人はオズワルド邸を後にした後、しばらく無言のまま歩いていた。しばらくしてから、じっと考え込んだまま早足で歩くビクトールにカイルは声をかけた。

「おい、何か分かったのか? 教えてくれよ」

「やっぱりそうだったか。あの時の女性はやはり母親だったんだ……ありがとう、カイル。目的は果たせた。でもまだ完全じゃないんだ。考えがまとまったら教えるからもう少し待ってくれ。あと、あの父親の元にリリアーナをずっと預けておくのは不安だ。頃合いを見てこちらで引き取ろう」

「ちょっと、そんなことができるのか? 許してくれるとは思わないけど!?」

「だからこちらからお願いするんだよ。その時は、カイルも協力してくれ」

まるで悪戯を企む子供のように、ビクトールはにやっと笑いかけた。それを見たカイルは呆れ果てながらも、そんな表情を見せてくれたことに驚きを隠せないでいた。

**********

「ほう、君がビクトール・シュナイダーかね。息子から話は聞いているよ。ぜひ一度会ってみたかった」

「初めてお目にかかります、ギャレット侯爵」

オズワルド家の次はギャレット家を訪問した。さっきとは打って変わって、カイルの父はビクトールを歓待し、友好的な雰囲気に包まれた。それでも、ビクトールは先ほどと同じように丁寧な言葉遣いと態度を崩さなかった。

「座って話を聞こう。初めての客には、今座っているソファの意匠などうんちくを聞かせるのが習慣になっているんだけどね、でも今はそんな暇はないか。とにかく話してくれ」

ビクトールは、自分が座っているソファが見慣れない奇妙なデザインをしていることに初めて気が付いた。言われてみれば確かに変な形をしている。しかしそれには一切触れることなく、単刀直入に本題に入った。

「うんうん、確かに研究室の場所が割れているのは危険だね。代わりの場所をこちらで用意しよう。うちの別荘の地下室なんかどうだろう。そんなに遠くないし簡単に行けるだろう。それと、人探しの件は任せてくれ。それなりに名の知られた人物だし簡単に見つかるだろう。問題は最後だ」

ギャレット侯爵はここで一息ついて、足を組みかえた。

「魔法技術省の正式な研究員ですら、禁書の取り扱いは厳重に管理されている。ましてや研修生の身分でおいそれと閲覧できるものではない。どうしても必要なのか?」

「必要です。これが一番大事なことなんです」

ビクトールは真剣な表情で身を乗り出して言った。

「ただね……確かにうちの息子がヘマをやらかしたのはすまないと思っている。そのせいで君やリリアーナ嬢に多大な迷惑をかけてしまったのだから。元はと言えば私の指示なので、私自身も責任を感じているよ。ただし、それの詫びとして、君の要求はちと過大すぎると思うのだが」

ビクトールは無意識に居住まいを正した。

「全く不可能というわけではない。ただ、実現させるにはかなり危ない橋を渡らなくてはならない。研修生にねじ込むこと自体力業なのに、それ以上に禁書を閲覧するなんてギャレット家だけの伝手では無理だ。他のところに協力を仰ぐにしても……君はそれに見合うだけのものを提供できるかい?」

「と、申しますと?」

「この過大な要求に対して君はどんな見返りを用意できる? その返答によって協力するかどうか決めようと思う」

ほうら来た。カイルは自分のことのように緊張で身を固くした。これがギャレット侯爵と言う人間なのだ。他人と取引する時は必ず対価を要求する。自分が損する事態には決してしない。それは息子の友人相手でも変わらなかった。

一方のビクトールも、場の空気が急に張りつめたのを感じた。やはりギャレット侯爵はかなりの強敵だ。あらかじめカイルから話を聞いていたが、想像以上に手強い。この父と日々対峙しているカイルを少し見直したのも事実だ。しかし、答えは既に用意していた。元々その覚悟でここに来たのだ。

「一生ギャレット家の元で働きます。自分の持つすべての技術をギャレット家に捧げると誓います」

カイルはえっと小さく叫んでビクトールを凝視した。まさかビクトールの口からそんな宣言が出るなんて。あれだけ貴族を敵視していたビクトールが、自らギャレット家の手駒になると言ったのだ。汚い仕事を請け負う危険な任務をすすんでやると言っているのだ。並大抵の覚悟ではない。

「うん、分かった。それならこちらも前向きに検討しよう。君のこと気に入ったよ」

ギャレット侯爵は満足そうに頷いた。その光景を見て、カイルは自分の父ながら心底恐ろしい人物だと思わずにはいられなかった。





**********

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