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姉物語・ほのぼの時間マジ返せ!
しおりを挟む注意・この話は舞台が日本っぽい国の未来の話ですので、内容的にあり得ないなどのご意見はご了承ください。
ジャンルとしてはファンタジーなんで!
ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー
「愛、そろそろ帰ろうか……」
ぽんぽんと優しく撫でてくれた人をそっと見上げると、なんとも言えない気持ちを心の奥に押し込めているのだろうが優しい笑みをしてそこにいた。
「……うん、お父さん。そうだね、お昼食べて帰ろ?」
二人にお供えした物を回収して歩き出す。
私は運転席に座り、父と母は後部座席に座る。
そう言えば時刻はお昼御飯の時間を少し過ぎていて、それに気づいたら何だか急激にお腹が空いてきた気がする。
私は特にコレが食べたい! ってものはないし、お父さんに決めてもらおうと「お昼ご飯は何処で食べようかしらね。お父さんは何が食べたい?」と質問した。
いつも私がちゃっちゃと決めてるし、今日はお父さんに任せようと思ったから丸投げしたのに、お父さんは迷ったあげくに今日はお母さんが食べたいジャンルで構わないよ~と母に丸投げした。
決定権を急に与えられた母は何にしようかと悩み始めたのを二人で見守ることにした。
何て言うか決まるまでなんだか時間がかかりそうな気がしたけど仕方ない……。
最終的に食べるものというかジャンルもしくはお店の名前が決まればそれで全然構わないので移動を開始して街中を走っていると前方で女子高生っぽいのが急に飛び出してきた。
「ちょ! あのガキマジで何してんのっ!?」
昔と違って車はカーナビに目的地を入力して自動運転が基本となった今、交通事故が起こった場合は歩行者や自転車含む二輪車が原因になる。
でももしも車が故障してしまった場合、運転手自らが手動に切り替えて自身で近くの表示された場所のディーラーもしくは修理工場まで運転をしなくてはならないので免許証取得方法は基本的に昔とあまり変わってない。
どちらかと言えば学科も実技も逆に厳しくなったくらいだろうか……。
免許更新だって警察でオーケーだったのに、教習所で実技をして許可証を出してもらわないと更新できないという厳しさ。
自動運転になれてペーパードライバーを量産してるも同じだから仕方ないよね。
修理工場にたどり着くまで手動に切り替えたら車が大破とかマジで笑えない。
まぁ、話を戻すと確かに車のセンサーも昔と比べて反応も良いからそれだけでも交通事故は減った。確かに減った。
でもそれは運転手の過失がほぼ無くなったからで、完全に事故がなくなったわけではない。
結局、便利になったとしてもルールを守らない歩行者と自転車、バイクなどの運転する人の意識を改善しなければゼロにはならないのだ。
そして目の前で起きた女子高生もまたルールを守らないタイプだったのだろう。
本人は猫助けだと思っての行動だろうが、センサーは人ではなく小動物にもちゃんと反応する。
つまりは猫が勇気を出して道路を横切れば轢く前にちゃんと車は止まるのだ。
それを知ってるはずなのに女子高生は猫を助けるために何故か反対車線から分離壁を乗り越えて飛び出し、トラックが緊急ストップ。
たぶん荷物が急ブレーキにより一方へ片寄ったために横転し、それに伴ってトラックに弾かれた彼女が私達の車の前に飛び込んできた。
私の車は自動運転とは言え国道を決められた速度で走っているから、緊急ストップして急ブレーキによるスリップでトラックへ突っ込んだ。
後ろからも急ブレーキのスリップなどで制御不能と言う玉突きみたいなことになった。
私が覚えてるのはここまでで、マジであの女ぶっ殺す! と呟いて意識は暗転した。
とにかくあの女の子は即死だろうが、残された親はこの近年稀に見る酷い交通事故の賠償責任を取らされるのは確実で、たぶん破産案件なのだろうなと思ったのは仕方ない……。
こんな事故を起こさないために車道と歩道を分離する壁を作ってあるのにマジで意味ねぇ……。
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