17 / 34
正に悪夢
しおりを挟む
ベッドに入ってからけっこう経ったけど、眠れない。
最近はこういうことばかりだな…。夢を見ることもあまりなくなった。悪夢を見てないって考えたら良いことなのかもしれないけど、どうせなら村のみんなと会えるような良い夢が見たい。
でも、これは夢なんだろうかって疑問と焦りで胸がいっぱいになって、みんなに近づこうと気が逸って腕が空振って、ぞっとして夢から追い出されそうだ。
しげしげと手を見つめては、頭を抱えて毛布に潜り込むんだろう。なんて悪夢だ…!なんて思って、悔しくて泣きそうになる。そうなる気がする。
良い夢を見られたっていうのに眠れなくなって…今の夢はもう、悪夢でしかないって落ち込む。
正夢か逆夢かと考え事が増えて、夢のせいで寝ることすら怖くなるんじゃないだろうか。
だったら今の方がマシなのかな。
実際、夢に村が出てきたことはある。村の風景が出てきただけで、そこには誰もいなかった。
辛いからって、願い続けてたって、良い夢が見られるわけじゃないらしい。残念っていうか、腹が立つ。
せっかくの、村の夢なのに。イヤな光景が映った訳でも無いのに、目が覚めたときに暗い気分になっていたのがやるせなかった。
村に帰りたいのに、今との差が辛くて村のことを考えたくなくなる。村に居てイヤになったことがないわけじゃないけど、村自体をイヤになったことなんてない。
ただ村にいた夢を見ただけでこんな気持ちになってしまうのがたまらなかった。村に関することなら何でも嬉しくなると思っていたのに。
こんなこと、船長に話しても「村に帰るのがイヤなのか?」って変に受けとるだろうから言えない。
アイツの誘いに乗ったせいで余計に寂しさを感じるようになってるのに、アイツの前では特に平気なふりをしなきゃいけない。船長はめんどうなヤツだ。
何度も寝返りを打ってよくわかった。眠れない。
今日は訳が違う。村に帰れなくて、じゃなくて村のことで悩むなんて。
時々、村の夢を見るのは疲れてるせいなのかも。こうもモンスターばかりだと気を張ることが多くて、あまり寝てない状態だとかなり疲れたまま仕事をしなくちゃいけなくなる。だからってふらふらしてたら船員にいびられるし、早く寝なきゃ…。
眠れないことをこんなに焦ったのははじめてだ。
村にいた時は誰かがおやつをくれて、お母さんが寝かしつけてくれた。お父さんは散歩に連れ出してくれたし、一人で誰にもないしょで家を抜け出した時は海辺で星を眺めてみた。
あの時は星のわずかなきらめきも見逃すまいと見張るような気持ちで空を見つめていた。流れ星を見ることは叶わなかったけど、今でも流れ星を見てみたい思いは変わらない。
…見に行こうかな。
今はそんなことをするのに、ひどく勇気がいるけど。
ここは村よりもっと冷えるし。毛布を体に巻いていけば大丈夫かな?
いやだめだ、毛布が大きすぎて引きずっちゃう。じゃあ枕を持っていこう。今まで寝てたからあったかいし。
なんでこんなに寒いんだろう。ぞくぞくする冷たさが、床板からはい上がってくる。
地下室だと、水の圧のようなものを感じる。光が届かないからうっそうとしているだけかもしれない。
水の中は、昼でも夜みたいに暗い。
甲板に出たって夜だ。夜は静かだから、波の音がよく聞こえるだろう。
怖い。イヤだ。
海の近くに住んでたからって、いついかなる時も平気じゃいられない。
波が押し寄せるたびに船が揺れるのも、水底に吸いこまれそうなほど暗い海も、油のように月を映す海も全てが不気味だった。
夜は空と海の境目がわからない。このまま飲み込まれそうになる。
村の近くの海には月の光がよく届いたのに。
たとえこの船にモンスターが乗っていなかったとしても、自分が一人で村を出るなんて耐えられないし有り得ない。まだ出て行く時期じゃないはずだったのに。
ひどく寂しさを感じながら、ドアノブをさわる。
いざ出ようってなるとど勇気がいる。やめちゃおうかな。でも寝ようとしても「外に出る」っていう冒険が気になって眠れないだろうし…。
考えに考えて、やっとの思いでドアを開いた。やっぱりこのまま寝るのは惜しい。
この船も夜はまた、違う感じがする。
ジブンは昼の船にしか慣れていないから、新しくていけないことをしているようでドキドキした。イビキが聞こえるから一人じゃないのはわかるけど、静かで冷たい空気が流れている。
どれだけ静かに歩いても、ぎぃぎぃと床がきしむ。凄いイビキがしてるから、この程度の音じゃ誰も起きないとは思うけど。
起きたことがバレたところで別にどうってことはない。みんな面倒くさがって船長に告げ口なんてしないだろうし。
でもなんだか、今は誰にも会いたくなかった。こういう時は誰かの相手なんてしたくない。一つ屋根の下に大勢で暮らしてると、こういう時にストレスがかかる。
ジブンはこの船で、一人部屋をもらっている。船員から文句があがったけど、「ミナライはニンゲンで、オマエたちはモンスターだ。お互い、寝るときまで一緒だと気が詰まるだろう?」と船長がなだめて、どうにかなった。
別種族同士が住んでいる時点でおかしいんだから、いっしょに居ない方がストレスが溜まらないというわけだ。
それがわかるならなんでこんなメンバーを集めたんだと思っても、言っちゃいけない。
ジブンは「モンスターなんて」って思ってるし、船員は「ニンゲンなんて」って思ってる。それでも本気でケンカをしないのは船長がうるさいからだ。
ここでの生活を続けるうち、モンスターは面倒なことが本気でキラいなのが良くわかった。この船じゃ船長の存在自体が問題だから、みんな逃げていく。
耐えられるヤツだけが残っていくから、船にはまあまあ話が通じるヤツが揃った。
あとの少しは脱走予備軍だ。予備軍の中にもビビりと、冷やかしで変なことをするヤツとの二つに分かれる。
ビビりはなにもしなくても気付かないうちにいなくなってる。でもヤバいヤツとはよく口論になる。船長が止めに入ることもあるけど…そういうヤツも、気付いたらいなくなってる。
なんでだろう。船長がどうにかしてくれてるのかな。
船長といえば、アイツは船員とのケンカには大抵割って入っている。古株の中には、船長を口ばかりで呆れると言ってたり、船長そのものに怯えてるモンスターもいる。
ジブンも船員も、船長に怯えたり呆れたりで慣れてしまった。それでもまだ、驚く一面が潜んでいるから油断しちゃいけない。
夜の考え事は分が悪い。絶対に不安が勝ってしまう。
甲板に誰もいませんように、と願うけれど、こんなにドキドキしているのはどうしてだろう。もしかしたら誰かがいることを願っているのかもしれない。
村でのように、誰かが慰めてくれるようなことがあるんじゃないかって。いるわけないのに。「子どもは寝てろ」なんて怒られるんじゃないかってドキドキもあって、なかなか足取りが重かった。
やっぱり帰ろうかとも考えたけど、せっかくここまで来たんだから行こう。そのまま階段を上り続ける。
外に出られた。暗い、というか黒い。
星と月以外は見えないほどの暗さだ。とてもじゃないけど、特等席の船首まで行けそうもない。
海も黒い。今いるあたりの海は山に囲まれていて、海に月明かりが届かない。とてつもなく暗かった。自分の近くより遠い空の方が明るいなんて不思議だった。
誰かいるかな、なんて考えてたけどここまで暗いんじゃ誰もいなさそうだ。いたとしても探し回れないし。この暗闇で階段の場所を見失ってしまったら、この寒い中、朝まで震えて待つことになる。
それがいちばん怖いな…やめておこうか。ここから星を眺めるだけにしておこう。
冷たい風と暗闇の中、空を眺める。変わってることを「浮いてる」と言うけれど、今の空がまさにそう思えた。
空が暗いからジブンの周りがこんなにも何も見えないのに、空は明るい。
ここと違って空には誰もいないのに、大勢がひしめきあっているかのようににぎやかだ。
あべこべで、風で頭が冷えてぼんやりした。夢の中に迷い込んだみたいだ。
もう帰ろう。
さっき来たばかりだから惜しいとも思えないほど、ここは寒いから。
最近はこういうことばかりだな…。夢を見ることもあまりなくなった。悪夢を見てないって考えたら良いことなのかもしれないけど、どうせなら村のみんなと会えるような良い夢が見たい。
でも、これは夢なんだろうかって疑問と焦りで胸がいっぱいになって、みんなに近づこうと気が逸って腕が空振って、ぞっとして夢から追い出されそうだ。
しげしげと手を見つめては、頭を抱えて毛布に潜り込むんだろう。なんて悪夢だ…!なんて思って、悔しくて泣きそうになる。そうなる気がする。
良い夢を見られたっていうのに眠れなくなって…今の夢はもう、悪夢でしかないって落ち込む。
正夢か逆夢かと考え事が増えて、夢のせいで寝ることすら怖くなるんじゃないだろうか。
だったら今の方がマシなのかな。
実際、夢に村が出てきたことはある。村の風景が出てきただけで、そこには誰もいなかった。
辛いからって、願い続けてたって、良い夢が見られるわけじゃないらしい。残念っていうか、腹が立つ。
せっかくの、村の夢なのに。イヤな光景が映った訳でも無いのに、目が覚めたときに暗い気分になっていたのがやるせなかった。
村に帰りたいのに、今との差が辛くて村のことを考えたくなくなる。村に居てイヤになったことがないわけじゃないけど、村自体をイヤになったことなんてない。
ただ村にいた夢を見ただけでこんな気持ちになってしまうのがたまらなかった。村に関することなら何でも嬉しくなると思っていたのに。
こんなこと、船長に話しても「村に帰るのがイヤなのか?」って変に受けとるだろうから言えない。
アイツの誘いに乗ったせいで余計に寂しさを感じるようになってるのに、アイツの前では特に平気なふりをしなきゃいけない。船長はめんどうなヤツだ。
何度も寝返りを打ってよくわかった。眠れない。
今日は訳が違う。村に帰れなくて、じゃなくて村のことで悩むなんて。
時々、村の夢を見るのは疲れてるせいなのかも。こうもモンスターばかりだと気を張ることが多くて、あまり寝てない状態だとかなり疲れたまま仕事をしなくちゃいけなくなる。だからってふらふらしてたら船員にいびられるし、早く寝なきゃ…。
眠れないことをこんなに焦ったのははじめてだ。
村にいた時は誰かがおやつをくれて、お母さんが寝かしつけてくれた。お父さんは散歩に連れ出してくれたし、一人で誰にもないしょで家を抜け出した時は海辺で星を眺めてみた。
あの時は星のわずかなきらめきも見逃すまいと見張るような気持ちで空を見つめていた。流れ星を見ることは叶わなかったけど、今でも流れ星を見てみたい思いは変わらない。
…見に行こうかな。
今はそんなことをするのに、ひどく勇気がいるけど。
ここは村よりもっと冷えるし。毛布を体に巻いていけば大丈夫かな?
いやだめだ、毛布が大きすぎて引きずっちゃう。じゃあ枕を持っていこう。今まで寝てたからあったかいし。
なんでこんなに寒いんだろう。ぞくぞくする冷たさが、床板からはい上がってくる。
地下室だと、水の圧のようなものを感じる。光が届かないからうっそうとしているだけかもしれない。
水の中は、昼でも夜みたいに暗い。
甲板に出たって夜だ。夜は静かだから、波の音がよく聞こえるだろう。
怖い。イヤだ。
海の近くに住んでたからって、いついかなる時も平気じゃいられない。
波が押し寄せるたびに船が揺れるのも、水底に吸いこまれそうなほど暗い海も、油のように月を映す海も全てが不気味だった。
夜は空と海の境目がわからない。このまま飲み込まれそうになる。
村の近くの海には月の光がよく届いたのに。
たとえこの船にモンスターが乗っていなかったとしても、自分が一人で村を出るなんて耐えられないし有り得ない。まだ出て行く時期じゃないはずだったのに。
ひどく寂しさを感じながら、ドアノブをさわる。
いざ出ようってなるとど勇気がいる。やめちゃおうかな。でも寝ようとしても「外に出る」っていう冒険が気になって眠れないだろうし…。
考えに考えて、やっとの思いでドアを開いた。やっぱりこのまま寝るのは惜しい。
この船も夜はまた、違う感じがする。
ジブンは昼の船にしか慣れていないから、新しくていけないことをしているようでドキドキした。イビキが聞こえるから一人じゃないのはわかるけど、静かで冷たい空気が流れている。
どれだけ静かに歩いても、ぎぃぎぃと床がきしむ。凄いイビキがしてるから、この程度の音じゃ誰も起きないとは思うけど。
起きたことがバレたところで別にどうってことはない。みんな面倒くさがって船長に告げ口なんてしないだろうし。
でもなんだか、今は誰にも会いたくなかった。こういう時は誰かの相手なんてしたくない。一つ屋根の下に大勢で暮らしてると、こういう時にストレスがかかる。
ジブンはこの船で、一人部屋をもらっている。船員から文句があがったけど、「ミナライはニンゲンで、オマエたちはモンスターだ。お互い、寝るときまで一緒だと気が詰まるだろう?」と船長がなだめて、どうにかなった。
別種族同士が住んでいる時点でおかしいんだから、いっしょに居ない方がストレスが溜まらないというわけだ。
それがわかるならなんでこんなメンバーを集めたんだと思っても、言っちゃいけない。
ジブンは「モンスターなんて」って思ってるし、船員は「ニンゲンなんて」って思ってる。それでも本気でケンカをしないのは船長がうるさいからだ。
ここでの生活を続けるうち、モンスターは面倒なことが本気でキラいなのが良くわかった。この船じゃ船長の存在自体が問題だから、みんな逃げていく。
耐えられるヤツだけが残っていくから、船にはまあまあ話が通じるヤツが揃った。
あとの少しは脱走予備軍だ。予備軍の中にもビビりと、冷やかしで変なことをするヤツとの二つに分かれる。
ビビりはなにもしなくても気付かないうちにいなくなってる。でもヤバいヤツとはよく口論になる。船長が止めに入ることもあるけど…そういうヤツも、気付いたらいなくなってる。
なんでだろう。船長がどうにかしてくれてるのかな。
船長といえば、アイツは船員とのケンカには大抵割って入っている。古株の中には、船長を口ばかりで呆れると言ってたり、船長そのものに怯えてるモンスターもいる。
ジブンも船員も、船長に怯えたり呆れたりで慣れてしまった。それでもまだ、驚く一面が潜んでいるから油断しちゃいけない。
夜の考え事は分が悪い。絶対に不安が勝ってしまう。
甲板に誰もいませんように、と願うけれど、こんなにドキドキしているのはどうしてだろう。もしかしたら誰かがいることを願っているのかもしれない。
村でのように、誰かが慰めてくれるようなことがあるんじゃないかって。いるわけないのに。「子どもは寝てろ」なんて怒られるんじゃないかってドキドキもあって、なかなか足取りが重かった。
やっぱり帰ろうかとも考えたけど、せっかくここまで来たんだから行こう。そのまま階段を上り続ける。
外に出られた。暗い、というか黒い。
星と月以外は見えないほどの暗さだ。とてもじゃないけど、特等席の船首まで行けそうもない。
海も黒い。今いるあたりの海は山に囲まれていて、海に月明かりが届かない。とてつもなく暗かった。自分の近くより遠い空の方が明るいなんて不思議だった。
誰かいるかな、なんて考えてたけどここまで暗いんじゃ誰もいなさそうだ。いたとしても探し回れないし。この暗闇で階段の場所を見失ってしまったら、この寒い中、朝まで震えて待つことになる。
それがいちばん怖いな…やめておこうか。ここから星を眺めるだけにしておこう。
冷たい風と暗闇の中、空を眺める。変わってることを「浮いてる」と言うけれど、今の空がまさにそう思えた。
空が暗いからジブンの周りがこんなにも何も見えないのに、空は明るい。
ここと違って空には誰もいないのに、大勢がひしめきあっているかのようににぎやかだ。
あべこべで、風で頭が冷えてぼんやりした。夢の中に迷い込んだみたいだ。
もう帰ろう。
さっき来たばかりだから惜しいとも思えないほど、ここは寒いから。
0
あなたにおすすめの小説
【魔女ローゼマリー伝説】~5歳で存在を忘れられた元王女の私だけど、自称美少女天才魔女として世界を救うために冒険したいと思います!~
ハムえっぐ
ファンタジー
かつて魔族が降臨し、7人の英雄によって平和がもたらされた大陸。その一国、ベルガー王国で物語は始まる。
王国の第一王女ローゼマリーは、5歳の誕生日の夜、幸せな時間のさなかに王宮を襲撃され、目の前で両親である国王夫妻を「漆黒の剣を持つ謎の黒髪の女」に殺害される。母が最後の力で放った転移魔法と「魔女ディルを頼れ」という遺言によりローゼマリーは辛くも死地を脱した。
15歳になったローゼは師ディルと別れ、両親の仇である黒髪の女を探し出すため、そして悪政により荒廃しつつある祖国の現状を確かめるため旅立つ。
国境の街ビオレールで冒険者として活動を始めたローゼは、運命的な出会いを果たす。因縁の仇と同じ黒髪と漆黒の剣を持つ少年傭兵リョウ。自由奔放で可愛いが、何か秘密を抱えていそうなエルフの美少女ベレニス。クセの強い仲間たちと共にローゼの新たな人生が動き出す。
これは王女の身分を失った最強天才魔女ローゼが、復讐の誓いを胸に仲間たちとの絆を育みながら、王国の闇や自らの運命に立ち向かう物語。友情、復讐、恋愛、魔法、剣戟、謀略が織りなす、ダークファンタジー英雄譚が、今、幕を開ける。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結保証】科学で興す異世界国家 ~理不尽に死んだ技術者が、「石炭」と「ジャガイモ」で最強を証明する。優秀な兄たちが膝を折るまでの建国譚~
Lihito
ファンタジー
正しいデータを揃えた。論理も完璧だった。
それでも、組織の理不尽には勝てなかった。
——そして、使い潰されて死んだ。
目を覚ますとそこは、十年後に魔王軍による滅亡が確定している異世界。
強国の第三王子として転生した彼に与えられたのは、
因果をねじ曲げる有限の力——「運命点」だけ。
武力と経済を握る兄たちの陰で、継承権最下位。後ろ盾も発言力もない。
だが、邪魔する上司も腐った組織もない。
今度こそ証明する。科学と運命点を武器に、俺のやり方が正しいことを。
石炭と化学による国力強化。
情報と大義名分を積み重ねた対外戦略。
準備を重ね、機が熟した瞬間に運命点で押し切る。
これは、理不尽に敗れた科学者が、選択と代償を重ねる中で、
「正しさ」だけでは国は守れないと知りながら、
滅びの未来を書き換えようとする建国譚。
勘当された少年と不思議な少女
レイシール
ファンタジー
15歳を迎えた日、ランティスは父親から勘当を言い渡された。
理由は外れスキルを持ってるから…
眼の色が違うだけで気味が悪いと周りから避けられてる少女。
そんな2人が出会って…
悪徳貴族の、イメージ改善、慈善事業
ウィリアム・ブロック
ファンタジー
現代日本から死亡したラスティは貴族に転生する。しかしその世界では貴族はあんまり良く思われていなかった。なのでノブリス・オブリージュを徹底させて、貴族のイメージ改善を目指すのだった。
田舎農家の俺、拾ったトカゲが『始祖竜』だった件〜女神がくれたスキル【絶対飼育】で育てたら、魔王がコスメ欲しさに竜王が胃薬借りに通い詰めだした
月神世一
ファンタジー
「くそっ、魔王はまたトカゲの抜け殻を美容液にしようとしてるし、女神は酒のつまみばかり要求してくる! 俺はただ静かに農業がしたいだけなのに!」
ブラック企業で過労死した日本人、カイト。
彼の願いはただ一つ、「誰にも邪魔されない静かな場所で農業をすること」。
女神ルチアナからチートスキル【絶対飼育】を貰い、異世界マンルシア大陸の辺境で念願の農場を開いたカイトだったが、ある日、庭から虹色の卵を発掘してしまう。
孵化したのは、可愛らしいトカゲ……ではなく、神話の時代に世界を滅亡させた『始祖竜』の幼体だった!
しかし、カイトはスキル【絶対飼育】のおかげで、その破壊神を「ポチ」と名付けたペットとして完璧に飼い慣らしてしまう。
ポチのくしゃみ一発で、敵の軍勢は老衰で塵に!?
ポチの抜け殻は、魔王が喉から手が出るほど欲しがる究極の美容成分に!?
世界を滅ぼすほどの力を持つポチと、その魔素を浴びて育った規格外の農作物を求め、理知的で美人の魔王、疲労困憊の竜王、いい加減な女神が次々にカイトの家に押しかけてくる!
「世界の管理者」すら手が出せない最強の農場主、カイト。
これは、世界の運命と、美味しい野菜と、ペットの散歩に追われる、史上最も騒がしいスローライフ物語である!
【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜
KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。
~あらすじ~
世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。
そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。
しかし、その恩恵は平等ではなかった。
富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。
そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。
彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。
あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。
妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。
希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。
英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。
これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる