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第4話 確かに感じた魔法の力(2)
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「実はね、昨日お家に帰ってから、アリスちゃんの似顔絵描いてたんだ。勝手にごめんね」
一時間目の後の休み時間、楓ちゃんが〈スケッチブック〉を開いた。そこには、「わたし」がいた。ブロンドの髪まで綺麗な色で塗ってくれてて……なんか、実物より美人じゃない?
「すごい……! どうしてそんなに上手に描けるの?」
「そんな、上手だなんて。でも、ありがとう。――次はアリスちゃんの番ね。好きな絵、ここに描いてみて」
スケッチブックのページをめくりながら楓ちゃんは言った。
「いいの? わたしの絵、本当に下手なのよ?」
楓ちゃんの素敵な絵たちの中に、わたしのひどい絵が混ざるなんて、申し訳なさすぎる……。
「気にしなくていいって、今朝も言ったでしょ。――わたしの鉛筆、使う? 描き心地が良くて、折れにくいんだよ」
楓ちゃんが貸してくれた鉛筆を握りながら、何を描こうかとあれこれ考える。
楓ちゃんはわたしの似顔絵を描いてくれたから、今度はわたしが楓ちゃんの似顔絵を――いやいやいや、わたしの力じゃ絶対かわいく描いてあげられないわ!
うーん、どうしよう。……そうだ! 小さい頃に描いたドラゴンの絵、リベンジしてみようかしら。きっと、前よりはマシに描けるはず……多分。
紙の上で鉛筆を走らせているうちに……。
――できた! ヘビにしか見えないドラゴンが。うん、前と全然変わってない。
「わぁ、竜だ! アリスちゃんの絵、かわ、いい、ね」
楓ちゃん、なんか笑いこらえてない? でも、〈竜〉って分かったのはすごい。東洋のドラゴンのことを、日本語では「竜」って言うの、前に聞いたことがある。
「ねぇねぇ、色塗ってもいい? アリスちゃんの竜、もっと素敵にできるかも」
「もちろん!」
こんなへんてこりんな絵に色を塗ってくれるなんて、楓ちゃんはなんて優しいのかしら……。
楓ちゃんは手際よくわたしの絵の上で色鉛筆を走らせて、あっという間に出来上がってしまった。なんか、速すぎてよく見えなかった……。それに、色を塗ってもらう前はどう見てもヘビだったのに、鮮やかで強そうで、でもどこか優しそうな赤竜に様変わりしてる。色が付いただけなのに、どうしてこんなに違うのかしら。楓ちゃん、すごい……。
「ありがとう、すっごくかっこよくなってる! ほんとに、すごい……」
「ほめすぎだって。そうだ、これ、良かったら持って帰って――あっ」
楓ちゃんが、赤竜の絵のページをちぎったとき、その勢いでスケッチブックが床に落ちてしまった。ページが何ページかめくれて……そこには、男の子が描かれていた。わたしたちより少し年上かしら――
「あああ、見ちゃだめ! こ、こここれはまだ途中だから! 容姿端麗で頭脳明晰で、それにとっても優しい生徒会長の城戸障魔先輩に似てるかもしれないけど、違うからね!」
楓ちゃんはすごい勢いでスケッチブックを拾い上げた。
「……あ、急に大きい声出してごめんね」
楓ちゃんはそう言いながら、赤竜の絵のページを手渡してくれた。
「ありがとう! わたしの方こそ、勝手に見ようとしてごめんね」
雪ちゃんにもう一度あの「力」について聞こうと思ったけど、なかなかタイミングがつかめなかった。だって、雪ちゃんは授業が終わると一目散に教室を出ていくから。そして、授業が始まるすぐ前に戻ってくるから。
結局、雪ちゃんとお話できないまま、一日が終わってしまった。
「ただいま~……」
「おかえり――そんなところに寝転んでないで、せめてソファに行きなさい」
色んなことが起こりすぎて、あまりにも疲れすぎて、わたしは靴も脱がずに玄関で仰向けに倒れこんでいた。
「は~い……」
靴を脱いで、ランドセルを右肩だけで背負って、のろのろとリビングに入る。
「〈紅茶〉いれるから、ちょっと休んでなさい」
ソファに横になってうとうとしていると、甘い香りで目が覚めた。
「そう、お友達ができたのね。アリスのような子と仲良くしてくれる子がいるなんて……」
わたしが楓ちゃんのことを話すと、ママが優しい声で言った。最近のママは怒ってばっかりだったから、ちょっと安心した。でも、「アリスのような子」って何よ! 自分の娘に対して、ひどいんじゃない?
「うん、絵がすごく上手でね、それにすっごく優しいの!」
「まぁ、絵が上手くて優しいだなんて、アリスとは正反対ね」
もう……!
つい頭にきそうになったけど、紅茶の香りがそれを抑えてくれた。ママがいれてくれる飲み物はいつも美味しい。魔法界では、ママ特製の《目覚め水》(《目覚めの木》の葉っぱから作られてるんだって)が、宿題のお供だった。あれを飲むと、眠いのが嘘みたいになくなるの。紅茶にはそこまでの力はなさそうだけど、この甘い香り、なんだか落ち着く……。
「あとね、多分だけど……わたしのほかにも魔女の子がいたの、同じクラスに。北ノ原雪ちゃんっていうんだけど、ママ、知ってる?」
「北ノ原……いいえ、私は知らないわ。なんでその子を魔女だと思ったの? その子がそう言ったの?」
「そうじゃないけど……。ほんの少しだけ雪ちゃんから魔力を感じたときがあったの。雪ちゃんに聞いても、『馬鹿げたこと言わないで』って言われちゃったけどね……」
「魔力を感じたって、どんなときに?」
ぎくり。どうしよう……今朝の事件のことを話さないといけない流れになっちゃった。あんまりこのことはママに話したくないんだけどなぁ……。またわたしの周りで問題が起きたのを知られたら、「昨日、余計なことをみんなに話したからでしょ」って怒られるかも。
でも、このまま黙っているわけにもいかないから、思い切って話すことにした。一真君と順平君に生のカエルとトカゲを食べさせられそうになって、雪ちゃんがわたしから二人を引きはがしてくれたことをママに説明すると、
「もう、アリスが正直すぎる自己紹介なんかするから……」
ほら、やっぱり言った!
「もし雪さんが魔女なのだとしても、彼女は正体を明かさないよう努めているのよね。だったら、それを邪魔してはいけないわ」
確かに、ママの言う通りね……。わたしだって、秘密にしてることを知られるのは嫌だもの。
「紅茶飲み終わったら、夕飯までに宿題済ませちゃいなさい」
「は~い……」
ママは雪ちゃんのこと知らないって言ったけど、なんか怪しいのよね……。
わたしたちが人間界に来た理由も教えてくれないし、色んなことが分からなくてもどかしいわ。
一時間目の後の休み時間、楓ちゃんが〈スケッチブック〉を開いた。そこには、「わたし」がいた。ブロンドの髪まで綺麗な色で塗ってくれてて……なんか、実物より美人じゃない?
「すごい……! どうしてそんなに上手に描けるの?」
「そんな、上手だなんて。でも、ありがとう。――次はアリスちゃんの番ね。好きな絵、ここに描いてみて」
スケッチブックのページをめくりながら楓ちゃんは言った。
「いいの? わたしの絵、本当に下手なのよ?」
楓ちゃんの素敵な絵たちの中に、わたしのひどい絵が混ざるなんて、申し訳なさすぎる……。
「気にしなくていいって、今朝も言ったでしょ。――わたしの鉛筆、使う? 描き心地が良くて、折れにくいんだよ」
楓ちゃんが貸してくれた鉛筆を握りながら、何を描こうかとあれこれ考える。
楓ちゃんはわたしの似顔絵を描いてくれたから、今度はわたしが楓ちゃんの似顔絵を――いやいやいや、わたしの力じゃ絶対かわいく描いてあげられないわ!
うーん、どうしよう。……そうだ! 小さい頃に描いたドラゴンの絵、リベンジしてみようかしら。きっと、前よりはマシに描けるはず……多分。
紙の上で鉛筆を走らせているうちに……。
――できた! ヘビにしか見えないドラゴンが。うん、前と全然変わってない。
「わぁ、竜だ! アリスちゃんの絵、かわ、いい、ね」
楓ちゃん、なんか笑いこらえてない? でも、〈竜〉って分かったのはすごい。東洋のドラゴンのことを、日本語では「竜」って言うの、前に聞いたことがある。
「ねぇねぇ、色塗ってもいい? アリスちゃんの竜、もっと素敵にできるかも」
「もちろん!」
こんなへんてこりんな絵に色を塗ってくれるなんて、楓ちゃんはなんて優しいのかしら……。
楓ちゃんは手際よくわたしの絵の上で色鉛筆を走らせて、あっという間に出来上がってしまった。なんか、速すぎてよく見えなかった……。それに、色を塗ってもらう前はどう見てもヘビだったのに、鮮やかで強そうで、でもどこか優しそうな赤竜に様変わりしてる。色が付いただけなのに、どうしてこんなに違うのかしら。楓ちゃん、すごい……。
「ありがとう、すっごくかっこよくなってる! ほんとに、すごい……」
「ほめすぎだって。そうだ、これ、良かったら持って帰って――あっ」
楓ちゃんが、赤竜の絵のページをちぎったとき、その勢いでスケッチブックが床に落ちてしまった。ページが何ページかめくれて……そこには、男の子が描かれていた。わたしたちより少し年上かしら――
「あああ、見ちゃだめ! こ、こここれはまだ途中だから! 容姿端麗で頭脳明晰で、それにとっても優しい生徒会長の城戸障魔先輩に似てるかもしれないけど、違うからね!」
楓ちゃんはすごい勢いでスケッチブックを拾い上げた。
「……あ、急に大きい声出してごめんね」
楓ちゃんはそう言いながら、赤竜の絵のページを手渡してくれた。
「ありがとう! わたしの方こそ、勝手に見ようとしてごめんね」
雪ちゃんにもう一度あの「力」について聞こうと思ったけど、なかなかタイミングがつかめなかった。だって、雪ちゃんは授業が終わると一目散に教室を出ていくから。そして、授業が始まるすぐ前に戻ってくるから。
結局、雪ちゃんとお話できないまま、一日が終わってしまった。
「ただいま~……」
「おかえり――そんなところに寝転んでないで、せめてソファに行きなさい」
色んなことが起こりすぎて、あまりにも疲れすぎて、わたしは靴も脱がずに玄関で仰向けに倒れこんでいた。
「は~い……」
靴を脱いで、ランドセルを右肩だけで背負って、のろのろとリビングに入る。
「〈紅茶〉いれるから、ちょっと休んでなさい」
ソファに横になってうとうとしていると、甘い香りで目が覚めた。
「そう、お友達ができたのね。アリスのような子と仲良くしてくれる子がいるなんて……」
わたしが楓ちゃんのことを話すと、ママが優しい声で言った。最近のママは怒ってばっかりだったから、ちょっと安心した。でも、「アリスのような子」って何よ! 自分の娘に対して、ひどいんじゃない?
「うん、絵がすごく上手でね、それにすっごく優しいの!」
「まぁ、絵が上手くて優しいだなんて、アリスとは正反対ね」
もう……!
つい頭にきそうになったけど、紅茶の香りがそれを抑えてくれた。ママがいれてくれる飲み物はいつも美味しい。魔法界では、ママ特製の《目覚め水》(《目覚めの木》の葉っぱから作られてるんだって)が、宿題のお供だった。あれを飲むと、眠いのが嘘みたいになくなるの。紅茶にはそこまでの力はなさそうだけど、この甘い香り、なんだか落ち着く……。
「あとね、多分だけど……わたしのほかにも魔女の子がいたの、同じクラスに。北ノ原雪ちゃんっていうんだけど、ママ、知ってる?」
「北ノ原……いいえ、私は知らないわ。なんでその子を魔女だと思ったの? その子がそう言ったの?」
「そうじゃないけど……。ほんの少しだけ雪ちゃんから魔力を感じたときがあったの。雪ちゃんに聞いても、『馬鹿げたこと言わないで』って言われちゃったけどね……」
「魔力を感じたって、どんなときに?」
ぎくり。どうしよう……今朝の事件のことを話さないといけない流れになっちゃった。あんまりこのことはママに話したくないんだけどなぁ……。またわたしの周りで問題が起きたのを知られたら、「昨日、余計なことをみんなに話したからでしょ」って怒られるかも。
でも、このまま黙っているわけにもいかないから、思い切って話すことにした。一真君と順平君に生のカエルとトカゲを食べさせられそうになって、雪ちゃんがわたしから二人を引きはがしてくれたことをママに説明すると、
「もう、アリスが正直すぎる自己紹介なんかするから……」
ほら、やっぱり言った!
「もし雪さんが魔女なのだとしても、彼女は正体を明かさないよう努めているのよね。だったら、それを邪魔してはいけないわ」
確かに、ママの言う通りね……。わたしだって、秘密にしてることを知られるのは嫌だもの。
「紅茶飲み終わったら、夕飯までに宿題済ませちゃいなさい」
「は~い……」
ママは雪ちゃんのこと知らないって言ったけど、なんか怪しいのよね……。
わたしたちが人間界に来た理由も教えてくれないし、色んなことが分からなくてもどかしいわ。
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