まちカドらぞく

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佐織。

佐織のその後

「いらっしゃいませーっ、て、あっ、オーナー。」店内にいた佐織が入口を振り返って明るい声を上げた。入口にいたのはKだった。グリーン色のカフェエプロンを腰に巻いた佐織は、乳房をバルンバルンと弾ませながらKのところに駆け寄ってきた。

佐織はカフェエプロンを巻いている以外は、全裸、マッパである。ここは最近また人気が戻ってきた、ノーパン喫茶なのだった。佐織は会社勤めのかたわら、休日はKがオーナーを務めるノーパン喫茶でウェイトレスをしているのである。危険な公園下着露出はもうとっくにやめている。

「どうだい、佐織ちゃん、バイトの方は?」
「ふふ。とても楽しいです。」佐織はトレーを後ろ手に回し、乳房を強調して立っている。
「お客さんにエッチな目で裸を見られるのがとても気持ちよくて、会社で溜まったストレスがいつも吹っ飛んじゃいます。」
「よかったね。」
「ここは風俗だから」佐織が声をひそめてKに言う。
「お客さんは皆んな、あたしがお金が必要でやむをえずこんなところでバイトしてると思ってるじゃないですか。」佐織の言うとおりである。
「だから、変態だと思われたり侮られたりせずに安心してハダカになれるんです。」
「よかったね。楽しくバイトしてね。」

「はいっ。店長も素敵な方で。」佐織が店の奥に目をやった。Kもそちらを見た。
「(にこっ)」奥でカウンターの向こう側でコーヒーを淹れていた店長が、Kに会釈をした。この店のスタッフは全員女性である。店長も20代半ばの女性で、佐織に負けず劣らず乳房が大きい。店長目当ての客が、カウンターには何人も座り、高いコーヒーを何倍でもおかわりしていた。

「ありがとうね。店長や佐織さんたちが素敵なおかげで、たくさんお客さんが来てくれるよ。」Kが感謝を言葉にした。
「そうなんです。今日は開店から本当にお客さんが多くて。」佐織が言う。
「疲れちゃった?」
「いえ…いっぱい見られすぎて…。」佐織がもじっと言う。
「もし視線がレーザービームだったら、もしユニフォームを着てたととしても、焦げて穴だらけのボロボロになってると思います。特にオッパイやお尻の周りとか…。」
「ハダカだもんね。もし視線がレーザービームだったら、日焼けみたいにカラダのあっちこっちが真っ赤になっちゃってるかもね。」とK。

「それでぇ…。」と佐織。
「なに?」
「お客さんに散々視姦されちゃったので…ちょっとその、興奮しすぎちゃいまして…。」
「うん。」
「お店上がった後、ひと遊びしていただきたいんですけど…。」
「いいよ。」
「ホントですか。ありがとうございますっ。」
佐織はKに後でヤッてもらう約束を取り付け、上機嫌で接客に戻って行った。

今も佐織は、ストレス解消のためKのノーパン喫茶で楽しくアルバイトを続けている。

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