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前編
しおりを挟む「お前ってさ、ほんと、女性としての魅力ほぼなしだよな」
婚約者ドルテンクは線の細い男性だ。
立派な筋肉を持ち長年『マッチョ』『肉女』などと呼ばれてきた私とは対照的な人間である。
いや、あだ名は多分嫌みの意味も含まれているのだと思うが……。
でも筋肉が大きく多いことは事実なので、その呼び名も特別嫌だとは思ってはいなかった。
「そうですか?」
他人に対していきなり「女性としての魅力ほぼなし」などと言うのはどうかと思う。
私はいつも己の道を行く派だから別に気にしないけれど。
異性からそんな風に言われたら気にする女性だって少なくはないだろう。
「ああそうだよ。って、なんだその反応? もしかして、少しでも魅力あると思ってたのか?」
「いえ、いきなりな問いだなと思いまして」
「俺はさ、もっと華奢で優しく淑やかな女性が好きなんだよ」
「そうなんですか。ではなぜ私と婚約を?」
「いっ、言うなっ! わざと恥をかかせるなっ!」
ドルテンクは顔をりんごのように染め上げていた。
「そんなつもりはありません」
本当に、恥をかかせようなんて考えてはいなかった。
それに、今は周りに誰もいないし。
二人きりなのに恥をかくなんてことはないだろう。
この場には彼以外だと私しかいないのだから。
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