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2話
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「ただいま~」
「お帰りなさい」
夜遅く、ウィルクスはいつもと変わらない様子で二人の家へ帰ってきた。
「ウィルクス、ちょっといい?」
「ん? 何?」
「今日さ、帰り、女性と会っていたでしょう」
「え」
一瞬顔が強張った。
すぐに笑みを取り戻したけれど。
彼、どうやら、心当たりがあるらしい。
「あ、ああ、彼女は……勘違いしないで、ただの友人だよ。偶然出会ってさ、少しだけ喋ってたんだ」
「でも宿泊所に行ったのでしょう? それって友人と言えるのかしら」
「そんなことしてないよ!」
「私聞いたのよ、喋っているのを」
「そ、そうなの……? でも、勘違いだよ! そんな感じじゃなかったでしょ!?」
ウィルクスは慌てているようだ。
「残念ながら、そんな感じに見えたわ」
ここははっきり言わせてもらう。
「最近様子がおかしいと思っていたけれど……そういうことだったのね」
そこまで言うと。
「し、仕方ないだろ! 僕だってたまには癒やされたいんだから!」
急にキレ始めた。
「仕事に家庭にで疲れてるんだ! ちょっとくらいいいじゃないか、安らぎをよそで求めたって! べつに子ども作るわけじゃないし! ちょっと遊ぶだけだし!」
もはやこれまでか。
「いいわ、じゃあ、離婚としましょう」
「えっ」
「離婚する、と言っているの」
「な、何で!?」
「癒やしを求めたいくらい家庭が嫌なのでしょう? なら終わらせてあげる。貴方だってその方が良いのでしょう」
「ち、ちちち、違うよ! それは違う!」
「もう遅いわ」
「待って! 違うよ! 違うんだ! そういう意味じゃないっ」
急に慌て出すウィルクス。
どうやら離婚は嫌みたいだ。
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・執筆時間空けてしまった間に途中過程が気に食わなくなったので、設定などを少し変えて改稿しています。
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