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あなたともっと一緒にいたかったな
しおりを挟むあなたともっと一緒にいたかったな
春も 夏も 秋も 冬も
ずっとあなたと一緒に
歩んでいきたかった
いつも隣にいて手を繋いで
同じ未来を見ていたかった
でもそれはもう叶わない願いね
だってあなたは遠いところへ行ってしまった
死ではない
だからこの世のどこかには
一応生きている
でもだからこそ
もう二度と隣は歩けないの
死を望むわけではない
けれどこの世のどこかで
別々に生きてゆく
それゆえの悲しさ
そんなものだってあるのよ
婚約破棄
あれさえなければ
今こんな風に
ずっと苦しまなくて済んだのに
婚約破棄
あなたが言わなければ
今こんな風に
ずっと俯かなくて済んだのに
あなたともっと一緒にいたかった
春だって 夏だって そう 秋も 冬もね
まだ知らないものを
まだ知らない世界を
あなたと共に眺めてみたかった
あなたともっと一緒にいたかったな
春も 夏も 秋も 冬も
でももはや何を言っても無駄ね
あなたとの関係は
既に終わっているから
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