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後編
しおりを挟む「貴女は要らないのよっ」
女性が突き飛ばしてくる。
私は咄嗟に避けた。
突き飛ばした勢いのまま、女性は池に転落。
「きゃあ!」
池に落ちた女性。ルリッシュが慌てて駆け寄る。が、助けようと手を伸ばしかけた瞬間、彼もバランスを崩してしまって。ルリッシュも女性と同じように池の中へ落ちてしまった。
「きゃあああ! 助けてぇぇぇぇぇ!」
「うわぉわわわわわ!」
結果、ルリッシュと女性は、ワニの餌となった。
そうね、もう、共には行けない――だって、婚約も結婚も、命あってこそのものだもの。
思いながら、私はその場から離れた。
◆
池の一件から数ヶ月、昔よく通っていた喫茶店に久々に通うようになった私は、そこで同じく常連客である男性と知り合う。
そして彼と結婚するに至った。
一人通っていた喫茶店にも、今では、二人で通う。もちろん、それぞれが行きたい時に行く、ということもあるのだけれど。それだけではなくて、二人で行くことも多い。
◆終わり◆
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